蝶の如く

旅に危険はつきものだ

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そんな土方の態度に近藤が間に入る


「まぁまぁ、そう邪険にするなよ
これから旅路を共にする仲だ。

桜蘭さん、歳はこう見えても根はいい奴だからあまり嫌わないでやってくれ」


「近藤さん…！」

そんな近藤に土方の顔が曇るが、きっとこんな近藤の優しさが心配なだけだろうと楓は思っていた。


「近藤さん、ありがとうございます
でも、大丈夫ですよ？
土方さんに嫌われてるのは分かっていますから…
それでも、皆さんいい人だって分かってますから波を立てる様なことはしないので安心してください。」

ニッコリと笑い、そう言うと
頭にぽんっと優しく手が置かれた。


「え？」

永倉だ。



「桜蘭はまだガキなのに中身は大人なんだな！」

「ガキ？」


"ガキ"という言葉に疑問が浮かび、もしかしてと思い聞いてみる…

「あの、永倉さん」

「ん？どうしたー？」

「私っていくつだと思ってます？」