蝶の如く

きなこ

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旅に危険はつきものだ

4 (46p)

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「総司っ!てめぇ!!」

そう言い沖田を追いかけ回す土方
それを楽しそうに笑いながら逃げ回る沖田


「あははははっ
やっぱり土方さんは面白いですねー」


「待やがれ!この野郎!」


「そういえば、桜蘭さんにちゃんとお礼言ったんですか?」


突然沖田が立ち止まりそう言うと、土方も立ち止まり楓の方へと目をやる

楓も土方達を見ていたため、自然と目が合ってしまう。



「えー…っと。」


「助かった…」

どうしていいかわからず迷っていると、聞こえるか聞こえないかの声でそう言われた。



「どういたしまして。」
(悪い人ではないんだな…)

控えめにそう言う楓に視線が集まる

近藤達だ。


近藤、沖田、土方の他にも何名か居て
まだ挨拶をしていない事に気付き、とっさに挨拶をする。


「あ、すみません。
挨拶が遅れました!桜蘭 楓です。
京までよろしくお願いします!」

その言葉にそこに居た男達も挨拶をしてくれた。


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