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剣客
2 (28p)
しおりを挟む試合の内容は
竹刀を用いて一本とるか、先に参ったと言わせれば勝ち
勝った者と、負けたものでも腕の立ちそうな者は残すこととなった。
人数が多いため、何組かに別れて試合が行われた
楓は後半の方での試合になったのだが、前半に試合を終えた浪士たちの一部は野次馬のように他の浪士の試合を観戦していた。
「おい、あれ大丈夫か?」
「あんな華奢なのに相手があれじゃぁなぁ…」
野次馬共が口々にそのような言葉を発していた
その視線の先にあったのは、楓と対戦相手だ。
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