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第35夜 いやそれガンキャノンじゃなくてガンタンクの構えぇ!
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皆さん、こんばんは。
枕崎純之助です。
寒くなってまいりましたね。
朝晩は特に冷えます。
つい二ヶ月前まで暑くて冷房つけてたのに、最近じゃ寒くて暖房つけるようになりましたよ。
エアコン使わなくていい期間が短すぎる!
今の日本でエコな暮らしは無理だぜベイビー。
我が家ではついにテーブルをしまってコタツを出す様になりました。
冬支度です。
先日、「♪冬が始まるよ~(by 槇原敬之)」と口ずさみながら僕はテーブルの脚を外してテーブルを片づけておりました。
分解したテーブルを2階の収納にしまい、逆に収納からコタツを引っ張り出してリビングにセッティングするのが毎年のルーティーンです。(春になるとこれの逆をします)
そして僕がテーブルの重い天板を2階の収納にしまっていると、1階から奇妙な声が聞こえてきました。
「ドゥーン! ドゥーン!」
あれ?
村上ショージさん遊びに来てる?
そう思った僕が眉を潜めていると、脇の下に2本のテーブルの脚を抱えた女性が登場しました。
妻です。
妻が2本のテーブル脚を大砲に見立てて、射撃のマネごとをしているのです。
「ドゥーン! ドゥーン!」
「……何してるの?」
「ガンキャノン」
妻よ。
君はすでに女性の平均寿命の半分を超えて人生の後半に差しかかっているわけだが一体何をやっているのかね?
というか……。
「いやそれガンキャノンじゃなくてガンタンクの構えぇ!」
ガンキャノンとかガンタンクとか知らない人には何のこっちゃって感じですよね。
あの不朽の名作『機動戦士ガンダム』に出てくるモビルスーツというロボットの名前です。
まあ分かりやすく言えば主人公のガンダム(注:主人公はアムロ)の子分たちです。(語弊)
いや子分と言ってもガンダムから「おいガンキャノン。パン買ってこいよ。ガンダンクは俺の肩を揉め」とか言われているわけじゃありませんよ。(何の話だ)
ガンキャノンは赤いペイントのボディーを持つ機体で、両肩の上にゴッツイ大砲を備えたイカした野郎です。
子供の頃、僕が好きなモビルスーツでした。
一方のガンタンクは両腕そのものが大砲になっていて、脚がキャタピラーと化した戦車のような機体です。
気になる人は画像検索してみて下さい。
妻が真似していたのはガンキャノンじゃなくてガンタンクだったのです。
僕の指摘を受けた妻はスゴスゴと1階に戻っていきました。
まったく。
君の夫は今、テーブルの重い天板をソ~ッと収納の中にしまっているところですよ!
壁や床を傷つけないように細心の注意を払っているんです!
気を散らすようなことはやめていただきたい!
そう思いながら僕は一生懸命に天板をしまう作業を続けます。
すると……。
「ドゥーン! ドゥーン!」
1階からまた村上ショージ、じゃなくて妻の声が近付いて来ます。
そうだった……テーブルの脚は全部で4本。
まだ2本の脚が1階に残っていたんだった。
階段を上って、妻が二度目の登場を果たしました。
今度はちゃんと両肩の上にテーブルの脚を乗せています。
「ガンキャノン!」
分かった分かった。
僕は静かに妻からテーブルの脚を受け取り、収納にしまいました。
まさかコレ毎年やらないだろうな。
我が家はこんな感じです。
ちなみに妻は初代ガンダムのエンディング曲である「永遠にアムロ」という曲が嫌いです。
「アムロ~アムロ~振り向かないで~♪」という名曲なのですが、曲の終わり方が微妙なのです。
「永遠に~い~♪」という曲の締めくくりの音程が、何とも言えず中途半端に感じられてしまうのですね。
「あの終わり方は納得いかない」
まあ、いいじゃないかマイワイフ。
もう40年以上前の曲に噛みつかなくても。
さあ、放送中の「機動戦士ガンダム水星の魔女」を一緒に見よう。
以上、本日は妻のおフザケの話でした。
え?
架空の妻の話をするなよって?
枕崎に妻なんかいるわけないだろって?
どうせTシャツにプリントされた二次元の妻だろって?
そんなわけあるか!
いや、妄想で「ウチの妻がお馬鹿なことやってるんですよ~」って悲し過ぎるわ!
この『Pillow Talk』が妄想癖のある孤独な男が書く悲しい日記帳になるだろうが!
「○○は俺の嫁《よめ》!」とかじゃねえから!
(この話は本人から『Pillow Talk』に書いたら? ってプッシュされたので書きました)
さて、そろそろ夜も更けてまいりましたね。
夜は冷えますので、皆様しっかり防寒対策をしてお休み下さい。
またいつかの夜にお会いしましょう。
おやすみなさい。
今宵もいい夢を。
枕崎純之助です。
寒くなってまいりましたね。
朝晩は特に冷えます。
つい二ヶ月前まで暑くて冷房つけてたのに、最近じゃ寒くて暖房つけるようになりましたよ。
エアコン使わなくていい期間が短すぎる!
今の日本でエコな暮らしは無理だぜベイビー。
我が家ではついにテーブルをしまってコタツを出す様になりました。
冬支度です。
先日、「♪冬が始まるよ~(by 槇原敬之)」と口ずさみながら僕はテーブルの脚を外してテーブルを片づけておりました。
分解したテーブルを2階の収納にしまい、逆に収納からコタツを引っ張り出してリビングにセッティングするのが毎年のルーティーンです。(春になるとこれの逆をします)
そして僕がテーブルの重い天板を2階の収納にしまっていると、1階から奇妙な声が聞こえてきました。
「ドゥーン! ドゥーン!」
あれ?
村上ショージさん遊びに来てる?
そう思った僕が眉を潜めていると、脇の下に2本のテーブルの脚を抱えた女性が登場しました。
妻です。
妻が2本のテーブル脚を大砲に見立てて、射撃のマネごとをしているのです。
「ドゥーン! ドゥーン!」
「……何してるの?」
「ガンキャノン」
妻よ。
君はすでに女性の平均寿命の半分を超えて人生の後半に差しかかっているわけだが一体何をやっているのかね?
というか……。
「いやそれガンキャノンじゃなくてガンタンクの構えぇ!」
ガンキャノンとかガンタンクとか知らない人には何のこっちゃって感じですよね。
あの不朽の名作『機動戦士ガンダム』に出てくるモビルスーツというロボットの名前です。
まあ分かりやすく言えば主人公のガンダム(注:主人公はアムロ)の子分たちです。(語弊)
いや子分と言ってもガンダムから「おいガンキャノン。パン買ってこいよ。ガンダンクは俺の肩を揉め」とか言われているわけじゃありませんよ。(何の話だ)
ガンキャノンは赤いペイントのボディーを持つ機体で、両肩の上にゴッツイ大砲を備えたイカした野郎です。
子供の頃、僕が好きなモビルスーツでした。
一方のガンタンクは両腕そのものが大砲になっていて、脚がキャタピラーと化した戦車のような機体です。
気になる人は画像検索してみて下さい。
妻が真似していたのはガンキャノンじゃなくてガンタンクだったのです。
僕の指摘を受けた妻はスゴスゴと1階に戻っていきました。
まったく。
君の夫は今、テーブルの重い天板をソ~ッと収納の中にしまっているところですよ!
壁や床を傷つけないように細心の注意を払っているんです!
気を散らすようなことはやめていただきたい!
そう思いながら僕は一生懸命に天板をしまう作業を続けます。
すると……。
「ドゥーン! ドゥーン!」
1階からまた村上ショージ、じゃなくて妻の声が近付いて来ます。
そうだった……テーブルの脚は全部で4本。
まだ2本の脚が1階に残っていたんだった。
階段を上って、妻が二度目の登場を果たしました。
今度はちゃんと両肩の上にテーブルの脚を乗せています。
「ガンキャノン!」
分かった分かった。
僕は静かに妻からテーブルの脚を受け取り、収納にしまいました。
まさかコレ毎年やらないだろうな。
我が家はこんな感じです。
ちなみに妻は初代ガンダムのエンディング曲である「永遠にアムロ」という曲が嫌いです。
「アムロ~アムロ~振り向かないで~♪」という名曲なのですが、曲の終わり方が微妙なのです。
「永遠に~い~♪」という曲の締めくくりの音程が、何とも言えず中途半端に感じられてしまうのですね。
「あの終わり方は納得いかない」
まあ、いいじゃないかマイワイフ。
もう40年以上前の曲に噛みつかなくても。
さあ、放送中の「機動戦士ガンダム水星の魔女」を一緒に見よう。
以上、本日は妻のおフザケの話でした。
え?
架空の妻の話をするなよって?
枕崎に妻なんかいるわけないだろって?
どうせTシャツにプリントされた二次元の妻だろって?
そんなわけあるか!
いや、妄想で「ウチの妻がお馬鹿なことやってるんですよ~」って悲し過ぎるわ!
この『Pillow Talk』が妄想癖のある孤独な男が書く悲しい日記帳になるだろうが!
「○○は俺の嫁《よめ》!」とかじゃねえから!
(この話は本人から『Pillow Talk』に書いたら? ってプッシュされたので書きました)
さて、そろそろ夜も更けてまいりましたね。
夜は冷えますので、皆様しっかり防寒対策をしてお休み下さい。
またいつかの夜にお会いしましょう。
おやすみなさい。
今宵もいい夢を。
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