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第一章 闇の魔女
第10話 爆誕! お下劣変態ドエロNPC!
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「も、もう怒ってないの?」
恐る恐る僕がそう言うとミランダは肩をすくめてタメ息まじりに言った。
「呆れて怒る気も失せたわよ」
良かった。
これ以上は怒られなさそうだ。
呆れられているにもかかわらず僕が内心でホッと胸を撫で下ろしていると、ミランダは気を取り直して再び僕の隣に身を寄せてくる。
「それよりほら。さっさと写真撮るわよ。動いたらブン殴るから」
そう言ってミランダは、今度は僕の肩に触れないギリギリのところに立ち、頭上に向かってポーズをとる。
彼女が指先をパチンと鳴らすと、僕らの目の前で一瞬の眩い閃光が瞬いた。
シャッター音の後、頭上から一枚の写真が舞い降りてくる。
ミランダはそれを手に取って覗き込むと、しかめっ面をした。
「何よこの顔。ぎこちないったらないわね」
そう言って写真を見せられた僕は、緊張を隠すために上ずった声で反論する。
「し、仕方ないだろ。っていうか君だってずいぶん怖い顔してるじゃないか。あ、怖い顔はもともとか」
「お黙り!」
そう言うと彼女はポカリと僕の頭をゲンコツで叩いて背を向けた。
そしてもう一度パチリと指を鳴らす。
すると頭上からもう一枚の写真が舞い降りてきて、僕は自分の目の前に落ちてきたそれを手に取った。
それはミランダが持っている写真と同じものだった。
「焼き増しよ。そっちはあんたの分ね。大切にしなさいよ」
「う、うん……」
彼女と撮ったその写真は二人ともぎこちない態度と堅い表情をしていて、お世辞にもいい写真とは言い難かったけど、僕はこの日からこの写真を片時も手放さなかった。
そしてミランダに見つからないように時々懐から取り出すと、コッソリそれを見ながらニヤニヤしていた。
え?
キモイって?
うん。僕もそう思う。
でも僕はそんな自分のことも嫌いじゃないんだ。
ミランダとこんなに仲良くなれた自分のことをね。
「ねぇ、ミランダ。またこんな風に写真を……」
そう言って振り返り彼女に写真を差し出す僕の手が何かに阻まれた。
思ったよりもミランダがすぐ傍にいたため、写真を持つ僕の人差し指は彼女の胸元に当たり、ほど良い弾力のそれに押し返されたのだ。
僕もミランダも何が起こったのか理解できずに互いの顔を見やったまま立ち尽くした。
やがて呆然とした表情で彼女はポツリとつぶやきを漏らした。
「……今、私の胸、触ったわよね?」
「いいえ」
そんなことするはずないでしょ。
何を言ってるんだ君はアハハッ。
「指でつついたでしょ?」
「つついていません」
だからするわけないって。
僕はセクハラNPCじゃないぞワハハッ。
「ウソつくなっ!」
ひええええっ!
まるで雷鳴のようなミランダの怒鳴り声に僕は震え上がって身をすくませ、反射的に彼女の足元にひざまずいた。
もうそれこそジャンピング土下座ですよ。
ジャンピング土下座からのフルスロットル謝罪ですよ。
「ご、ごめんなさぁぁぁぁい! もうしませぇぇぇぇぇぇん! 許してぇぇぇぇぇ!」
してましたぁ!
思いっきり指でミランダの胸をつついてましたぁ!
僕は完全にセクハラNPCです!
ミランダは若干涙目になりながら自分の胸を両手で押さえて言う。
「あ、あんたって奴は……この魔女の胸を指でつつくなんて前代未聞よ! だ、誰にも触らせたことなんてなかったのに」
ミランダはこれ以上ないくらいに顔を紅潮させて怒りに燃える目を僕に向けてきた。
さ、殺意が体に突き刺さるっ!
「わざとでしょ? 絶対わざとでしょ!」
「わ、わざとじゃないんだ! 不可抗力だ! 事故なんだこれは!」
「ウソつきなさい! 事故を装って私の胸をつつくチャンスをうかがってたわね!」
とんだ言いがかりだ!
確かにミランダはスタイルも良くて胸だって立派なもんだけど、魔女にセクハラするような命知らずなマネを僕がするわけがない。
「き、君にそんなことをすればどれだけ怒られるか僕だって分かるよ。こ、このヘタレの僕にそんな度胸があるわけないって君だって分かってるだろ?」
必死に自分のヘタレさをアピールする情けない僕の言葉なんて、今のミランダは聞く耳持たない。
怒りと、それと恐らく羞恥とで目を白黒させながら彼女は僕を問い詰める。
「ま、満足かしら? 欲望のままに私の胸を指でつついて満足かって聞いてんのよ!」
「ご、誤解だってば。信じてよミランダ。僕、女の子が嫌がるようなことはしない程度の良心は持ち合わせてるつもりだよ?」
だが、すっかり興奮して激情爆発寸前のミランダに僕のそんな言い訳は届かなかった。
彼女は活火山が噴火するかのように金切り声を上げる。
「問答無用! こ、こ、このオゲレツ変態ドエロNPCがぁぁぁぁぁぁ!」
まるで天から落とされる稲妻のようなミランダの怒声が、絶賛土下座中の僕の頭上に叩きつけられるのだった。
これで僕もオゲレツ変態ドエロNPCとしてキャラが立ったぞ。
よし死のう(涙)。
恐る恐る僕がそう言うとミランダは肩をすくめてタメ息まじりに言った。
「呆れて怒る気も失せたわよ」
良かった。
これ以上は怒られなさそうだ。
呆れられているにもかかわらず僕が内心でホッと胸を撫で下ろしていると、ミランダは気を取り直して再び僕の隣に身を寄せてくる。
「それよりほら。さっさと写真撮るわよ。動いたらブン殴るから」
そう言ってミランダは、今度は僕の肩に触れないギリギリのところに立ち、頭上に向かってポーズをとる。
彼女が指先をパチンと鳴らすと、僕らの目の前で一瞬の眩い閃光が瞬いた。
シャッター音の後、頭上から一枚の写真が舞い降りてくる。
ミランダはそれを手に取って覗き込むと、しかめっ面をした。
「何よこの顔。ぎこちないったらないわね」
そう言って写真を見せられた僕は、緊張を隠すために上ずった声で反論する。
「し、仕方ないだろ。っていうか君だってずいぶん怖い顔してるじゃないか。あ、怖い顔はもともとか」
「お黙り!」
そう言うと彼女はポカリと僕の頭をゲンコツで叩いて背を向けた。
そしてもう一度パチリと指を鳴らす。
すると頭上からもう一枚の写真が舞い降りてきて、僕は自分の目の前に落ちてきたそれを手に取った。
それはミランダが持っている写真と同じものだった。
「焼き増しよ。そっちはあんたの分ね。大切にしなさいよ」
「う、うん……」
彼女と撮ったその写真は二人ともぎこちない態度と堅い表情をしていて、お世辞にもいい写真とは言い難かったけど、僕はこの日からこの写真を片時も手放さなかった。
そしてミランダに見つからないように時々懐から取り出すと、コッソリそれを見ながらニヤニヤしていた。
え?
キモイって?
うん。僕もそう思う。
でも僕はそんな自分のことも嫌いじゃないんだ。
ミランダとこんなに仲良くなれた自分のことをね。
「ねぇ、ミランダ。またこんな風に写真を……」
そう言って振り返り彼女に写真を差し出す僕の手が何かに阻まれた。
思ったよりもミランダがすぐ傍にいたため、写真を持つ僕の人差し指は彼女の胸元に当たり、ほど良い弾力のそれに押し返されたのだ。
僕もミランダも何が起こったのか理解できずに互いの顔を見やったまま立ち尽くした。
やがて呆然とした表情で彼女はポツリとつぶやきを漏らした。
「……今、私の胸、触ったわよね?」
「いいえ」
そんなことするはずないでしょ。
何を言ってるんだ君はアハハッ。
「指でつついたでしょ?」
「つついていません」
だからするわけないって。
僕はセクハラNPCじゃないぞワハハッ。
「ウソつくなっ!」
ひええええっ!
まるで雷鳴のようなミランダの怒鳴り声に僕は震え上がって身をすくませ、反射的に彼女の足元にひざまずいた。
もうそれこそジャンピング土下座ですよ。
ジャンピング土下座からのフルスロットル謝罪ですよ。
「ご、ごめんなさぁぁぁぁい! もうしませぇぇぇぇぇぇん! 許してぇぇぇぇぇ!」
してましたぁ!
思いっきり指でミランダの胸をつついてましたぁ!
僕は完全にセクハラNPCです!
ミランダは若干涙目になりながら自分の胸を両手で押さえて言う。
「あ、あんたって奴は……この魔女の胸を指でつつくなんて前代未聞よ! だ、誰にも触らせたことなんてなかったのに」
ミランダはこれ以上ないくらいに顔を紅潮させて怒りに燃える目を僕に向けてきた。
さ、殺意が体に突き刺さるっ!
「わざとでしょ? 絶対わざとでしょ!」
「わ、わざとじゃないんだ! 不可抗力だ! 事故なんだこれは!」
「ウソつきなさい! 事故を装って私の胸をつつくチャンスをうかがってたわね!」
とんだ言いがかりだ!
確かにミランダはスタイルも良くて胸だって立派なもんだけど、魔女にセクハラするような命知らずなマネを僕がするわけがない。
「き、君にそんなことをすればどれだけ怒られるか僕だって分かるよ。こ、このヘタレの僕にそんな度胸があるわけないって君だって分かってるだろ?」
必死に自分のヘタレさをアピールする情けない僕の言葉なんて、今のミランダは聞く耳持たない。
怒りと、それと恐らく羞恥とで目を白黒させながら彼女は僕を問い詰める。
「ま、満足かしら? 欲望のままに私の胸を指でつついて満足かって聞いてんのよ!」
「ご、誤解だってば。信じてよミランダ。僕、女の子が嫌がるようなことはしない程度の良心は持ち合わせてるつもりだよ?」
だが、すっかり興奮して激情爆発寸前のミランダに僕のそんな言い訳は届かなかった。
彼女は活火山が噴火するかのように金切り声を上げる。
「問答無用! こ、こ、このオゲレツ変態ドエロNPCがぁぁぁぁぁぁ!」
まるで天から落とされる稲妻のようなミランダの怒声が、絶賛土下座中の僕の頭上に叩きつけられるのだった。
これで僕もオゲレツ変態ドエロNPCとしてキャラが立ったぞ。
よし死のう(涙)。
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