54 / 87
第四章 難攻不落! 絶対無敵の魔神
第8話 蛇の祭典
しおりを挟む
「ゴアアアアアッ!」
ポイント・フォーに現れたアニヒレートは大きく吠えた。
その声はこの世界の果てまで届いているのではないかと思うほど空気を震わせ、僕はオナカに力を入れてそれに耐える。
カメラ越しではなく実際にこの目で見るアニヒレートの姿はあまりにも巨大だった。
アニヒレートから見れば人なんてアリも同然だろう。
僕とノアは月光に照らされた空を舞いながら、アニヒレートと一定の距離を保つ。
その距離わずか200メートルといったところか。
僕らは空間歪曲システムを使うことは出来ないので、もしアニヒレートが光弾を吐き出してくるなら、事前にいち早く察知して回避行動に入るしかない。
集中しないと。
僕らの周囲には獣人燕族で構成された第二飛行部隊も飛んでいる。
彼らは僕らをサポートするべく、アニヒレートの注意を引く役目についてくれているんだ。
さらに彼らとは別に獣人隼族の第一飛行部隊がひときわ高い上空で旋回している。
そんな彼らの中心には一頭の大きな飛竜が飛んでいた。
僕や神様を王都からシェラングーンまで運んでくれたあの飛竜だ。
飛竜はその脚にワイヤーを巻かれていて、そのワイヤーで大きな網を吊り下げていた。
その網の中には大小さまざまな蛇たちが無数にウネウネと蠢いている。
とても気持ち悪い光景だ。
そして今から起きる出来事を考えるとさらに気味が悪くなる。
飛竜がちょうどアニヒレートの頭上に差し掛かったその時、空中で第一飛行部隊の兵士がワイヤーを刃物で切ったんだ。
すると網がアニヒレートの頭の上に落ち、中に入っていた蛇たちが一斉にアニヒレートの体にまとわりつく。
ひぃぃぃっ!
もし僕がアニヒレートだったらそんな悲鳴を上げていただろう。
見ているだけで悪寒が走り、鳥肌が立つ。
「ギアアアアッ!」
どうやらアニヒレートも僕と同じように感じているらしい。
明らかにそれまでとは違う甲高い声を出して、体にまとわりつく蛇たちを振り払い始めた。
やっぱりそうだ。
確かにアニヒレートは蛇を嫌がっている。
自分の体が傷付くのも構わずに前脚の爪で蛇たちを攻撃していることからも、それは明らかだった。
そしてそれによってアニヒレートのライフは100、200と大きく減っていく。
地上ではここがチャンスとばかりに精霊魔術師たちが大蛇の精霊を召喚し、魔獣使いたちが各々自慢の蛇の魔物をけしかける。
そうした蛇たちはアニヒレートの後ろ脚にまとわりついて、その毛並みの中を上へ上へと這い上がっていく。
「ゴアアアアッ!」
アニヒレートは半狂乱となり、四つん這いになる。
そのアニヒレートの背中を狙ってノアが口から得意のブレスを吐いた。
「聖邪の炎!」
白と黒の混ざり合った炎がアニヒレートの背中を焼く。
もちろんその毛並みは強く、簡単に燃えたりしない。
だけどノアに続いて第二飛行部隊がアニヒレートの背中に次々と炸裂弾を投げ落とした。
それらはノアのブレスに巻き込まれてアニヒレートの背中の上で激しく爆発した。
「グガァァァァァッ!」
アニヒレートのライフが着実に減っていく。
それも先ほどまでの火矢や魔法攻撃よりも効果的にアニヒレートのライフを50、60と減らしてくれる。
「やった!」
僕は歓声を上げ、ブレスを吐き終えたノアは傲然と胸を張った。
神様がホンハイで行った実験によって分かったのは、アニヒレートが蛇を嫌うということばかりではなかった。
蛇の攻撃を受けている間、アニヒレートは防御力や動きの速さが25%ほど低下してしまうんだ。
だからその間はこちらの攻撃も効きやすい。
要するに蛇を嫌がっている今が攻撃のチャンスってことだ。
ノアは再びブレスを吐き始め、第二飛行部隊に続いて第一飛行部隊も爆弾攻撃を背中に集中させる。
当のアニヒレートは背中を焼かれながらも、自分の前後の脚に絡み付く蛇たちを排除するのに躍起になっていた。
蛇たちのうち、大きな個体はアニヒレートの爪に引き裂かれて息絶えたり、小さな個体は遠くへ弾き飛ばされたりしている。
だけど蛇の数は多く、数百匹にも上るため、アニヒレートもすぐに全てを排除することは出来ずにいた。
よくこれだけ多くの蛇の魔物を集められたものだ。
作戦名通り、まさしく蛇の祭典だった。
「アルフリーダ。そろそろそなたの出番だぞ」
ひと通りブレスでの攻撃を終えたノアのその言葉に、僕は銀の蛇剣を銃形態であるEライフルへと変化させた。
緊張で心臓が早鐘を打っているのが分かる。
僕は口を真一文字に引き結んでノアに頷くと、Eライフルを手に宙を翔けた。
そして四つん這いになって蛇を払い落とそうと体を震わせるアニヒレートの顔の真正面に陣取った。
アニヒレートにここまで接近すると、その高い体温のせいでかなりの熱さを感じる。
そしてその口から漏れる吐息はとても焦げ臭かった。
何度も光弾を吐き出してきたその口には鋭い牙が並んでいて、見るだけで恐ろしい。
万が一この至近距離で光弾を浴びせられたら、僕の体なんか一瞬で消滅してしまうだろう。
僕は死の淵に立っているようで怖気づきそうになる自分の心を必死に奮い立たせ、Eライフルを構えた。
そんな僕を援護すべくノアがアニヒレートの顔にブレスを吹きかける。
「聖邪の炎!」
「ゴフッ!」
白と黒の炎を眉間に浴びて、たまらずにアニヒレートが口を開けた。
僕はその瞬間を狙ってEライフルを放ったんだ。
「いけえっ!」
銃口から放たれた銀色の光の蛇がアニヒレートの口の中に飛び込んだ。
そのまま銀色の蛇はアニヒレートの喉の奥へと滑り込んでいく。
その途端、アニヒレートが目を白黒させ始めた。
そして苦しげに口を開くと、飲み込んだ蛇を吐き出そうとする。
「ゴフッ! ガッ……」
僕はそこにさらに追い打ちをかけるようにEライフルを放つ。
連射は出来ない設計だけど、二射目の蛇はアニヒレートの口に入り込むとその舌に牙を立てて喰らいついた。
「ウゴォッ!」
とうとうアニヒレートは地面に顔を打ち付けるようにして倒れ込み、まるで駄々っ子のようにその場でゴロゴロと転がって暴れ出したんだ。
その巨体にまとわりついていた蛇たちは次々と振り落とされてしまう。
中には無残にも押し潰されてしまった蛇もいた。
「退避! 待避せよ!」
兵士たちが口々にそう叫び、転げ回るアニヒレートから距離を取る。
僕とノアもすぐにその場から離脱した。
あれだけの巨体に巻き込まれて下敷きにでもなったりしたら、一巻の終わりだ。
だけど、そうして転げ回るアニヒレートは上空からは格好の的となり、第一および第二飛行部隊からの爆撃が雨あられと降り注ぐ。
防御が弱まった状態のアニヒレートのライフは、いよいよ80000を切ろうとしていた。
まだまだ先は長いけれど、それでもあの強大なアニヒレートをここまで痛めつけたんだ。
僕らは無力なんかじゃない。
「グオオオオッ!」
暴れ回るアニヒレートの動きが徐々に落ち着きを取り戻し始め、巨大な熊の魔物は再び起き上がろうとしていた。
僕の放った銀の蛇はアニヒレートの口の中から体内に入り込んで、あちこちに噛みついて攻撃してくれたんだろう。
だけど銀の蛇は数分と持たずに消えてしまう。
だからこの攻撃は何度も続けなければならない。
そうなるとアニヒレートが次に出る行動は今分かっている限りでも2パターン。
ひとつは全身を赤く高熱化させて巨大な爆発火球を吐き出す。
もうひとつは……。
【高熱の霧が来る! 精霊魔術師は風向きの変化に努めよ!】
ブレイディーからの通達が全軍に届く。
そう。
先ほどポイント・スリーでも見せたように、アニヒレートはその尻から赤い高熱の霧を放出し始めたんだ。
高熱の赤い霧が広がり、アニヒレートの体に今もまとわりついている蛇たちは熱にやられて次々と命を落としていく。
一方、精霊魔術師たちが召喚した蛇の精霊たちは実体を持っているけれど、生き物の蛇よりは熱に強いらしく、霧の中でも動いていた。
だけど霧で視界が悪い中、その蛇の精霊たちも動き出したアニヒレートに次々と引き裂かれて消えていく。
こ、これは良くない流れだ。
精霊魔術師たちは風の精霊を呼び出して向かってくる赤い霧を風で吹き飛ばすのに精一杯で、蛇の制御にまで手が回らない。
せっかく蛇でアニヒレートにひと泡吹かせたのに、ここで流れを止めちゃダメだ。
僕がそう思ったその時だった。
「だっせえなオイ。三下どもの蛇はもう役立たずか?」
響き渡ったのはキーラの声だ。
空中を飛べないはずの彼女は、僕の数十メートル先、空中に浮かんでいる僕と同じくらいの目線の高さに立っていた。
それもそのはずだ。
驚くべきことに彼女は、アニヒレートに負けないくらい巨大な蛇の頭の上に立っていたんだ。
ポイント・フォーに現れたアニヒレートは大きく吠えた。
その声はこの世界の果てまで届いているのではないかと思うほど空気を震わせ、僕はオナカに力を入れてそれに耐える。
カメラ越しではなく実際にこの目で見るアニヒレートの姿はあまりにも巨大だった。
アニヒレートから見れば人なんてアリも同然だろう。
僕とノアは月光に照らされた空を舞いながら、アニヒレートと一定の距離を保つ。
その距離わずか200メートルといったところか。
僕らは空間歪曲システムを使うことは出来ないので、もしアニヒレートが光弾を吐き出してくるなら、事前にいち早く察知して回避行動に入るしかない。
集中しないと。
僕らの周囲には獣人燕族で構成された第二飛行部隊も飛んでいる。
彼らは僕らをサポートするべく、アニヒレートの注意を引く役目についてくれているんだ。
さらに彼らとは別に獣人隼族の第一飛行部隊がひときわ高い上空で旋回している。
そんな彼らの中心には一頭の大きな飛竜が飛んでいた。
僕や神様を王都からシェラングーンまで運んでくれたあの飛竜だ。
飛竜はその脚にワイヤーを巻かれていて、そのワイヤーで大きな網を吊り下げていた。
その網の中には大小さまざまな蛇たちが無数にウネウネと蠢いている。
とても気持ち悪い光景だ。
そして今から起きる出来事を考えるとさらに気味が悪くなる。
飛竜がちょうどアニヒレートの頭上に差し掛かったその時、空中で第一飛行部隊の兵士がワイヤーを刃物で切ったんだ。
すると網がアニヒレートの頭の上に落ち、中に入っていた蛇たちが一斉にアニヒレートの体にまとわりつく。
ひぃぃぃっ!
もし僕がアニヒレートだったらそんな悲鳴を上げていただろう。
見ているだけで悪寒が走り、鳥肌が立つ。
「ギアアアアッ!」
どうやらアニヒレートも僕と同じように感じているらしい。
明らかにそれまでとは違う甲高い声を出して、体にまとわりつく蛇たちを振り払い始めた。
やっぱりそうだ。
確かにアニヒレートは蛇を嫌がっている。
自分の体が傷付くのも構わずに前脚の爪で蛇たちを攻撃していることからも、それは明らかだった。
そしてそれによってアニヒレートのライフは100、200と大きく減っていく。
地上ではここがチャンスとばかりに精霊魔術師たちが大蛇の精霊を召喚し、魔獣使いたちが各々自慢の蛇の魔物をけしかける。
そうした蛇たちはアニヒレートの後ろ脚にまとわりついて、その毛並みの中を上へ上へと這い上がっていく。
「ゴアアアアッ!」
アニヒレートは半狂乱となり、四つん這いになる。
そのアニヒレートの背中を狙ってノアが口から得意のブレスを吐いた。
「聖邪の炎!」
白と黒の混ざり合った炎がアニヒレートの背中を焼く。
もちろんその毛並みは強く、簡単に燃えたりしない。
だけどノアに続いて第二飛行部隊がアニヒレートの背中に次々と炸裂弾を投げ落とした。
それらはノアのブレスに巻き込まれてアニヒレートの背中の上で激しく爆発した。
「グガァァァァァッ!」
アニヒレートのライフが着実に減っていく。
それも先ほどまでの火矢や魔法攻撃よりも効果的にアニヒレートのライフを50、60と減らしてくれる。
「やった!」
僕は歓声を上げ、ブレスを吐き終えたノアは傲然と胸を張った。
神様がホンハイで行った実験によって分かったのは、アニヒレートが蛇を嫌うということばかりではなかった。
蛇の攻撃を受けている間、アニヒレートは防御力や動きの速さが25%ほど低下してしまうんだ。
だからその間はこちらの攻撃も効きやすい。
要するに蛇を嫌がっている今が攻撃のチャンスってことだ。
ノアは再びブレスを吐き始め、第二飛行部隊に続いて第一飛行部隊も爆弾攻撃を背中に集中させる。
当のアニヒレートは背中を焼かれながらも、自分の前後の脚に絡み付く蛇たちを排除するのに躍起になっていた。
蛇たちのうち、大きな個体はアニヒレートの爪に引き裂かれて息絶えたり、小さな個体は遠くへ弾き飛ばされたりしている。
だけど蛇の数は多く、数百匹にも上るため、アニヒレートもすぐに全てを排除することは出来ずにいた。
よくこれだけ多くの蛇の魔物を集められたものだ。
作戦名通り、まさしく蛇の祭典だった。
「アルフリーダ。そろそろそなたの出番だぞ」
ひと通りブレスでの攻撃を終えたノアのその言葉に、僕は銀の蛇剣を銃形態であるEライフルへと変化させた。
緊張で心臓が早鐘を打っているのが分かる。
僕は口を真一文字に引き結んでノアに頷くと、Eライフルを手に宙を翔けた。
そして四つん這いになって蛇を払い落とそうと体を震わせるアニヒレートの顔の真正面に陣取った。
アニヒレートにここまで接近すると、その高い体温のせいでかなりの熱さを感じる。
そしてその口から漏れる吐息はとても焦げ臭かった。
何度も光弾を吐き出してきたその口には鋭い牙が並んでいて、見るだけで恐ろしい。
万が一この至近距離で光弾を浴びせられたら、僕の体なんか一瞬で消滅してしまうだろう。
僕は死の淵に立っているようで怖気づきそうになる自分の心を必死に奮い立たせ、Eライフルを構えた。
そんな僕を援護すべくノアがアニヒレートの顔にブレスを吹きかける。
「聖邪の炎!」
「ゴフッ!」
白と黒の炎を眉間に浴びて、たまらずにアニヒレートが口を開けた。
僕はその瞬間を狙ってEライフルを放ったんだ。
「いけえっ!」
銃口から放たれた銀色の光の蛇がアニヒレートの口の中に飛び込んだ。
そのまま銀色の蛇はアニヒレートの喉の奥へと滑り込んでいく。
その途端、アニヒレートが目を白黒させ始めた。
そして苦しげに口を開くと、飲み込んだ蛇を吐き出そうとする。
「ゴフッ! ガッ……」
僕はそこにさらに追い打ちをかけるようにEライフルを放つ。
連射は出来ない設計だけど、二射目の蛇はアニヒレートの口に入り込むとその舌に牙を立てて喰らいついた。
「ウゴォッ!」
とうとうアニヒレートは地面に顔を打ち付けるようにして倒れ込み、まるで駄々っ子のようにその場でゴロゴロと転がって暴れ出したんだ。
その巨体にまとわりついていた蛇たちは次々と振り落とされてしまう。
中には無残にも押し潰されてしまった蛇もいた。
「退避! 待避せよ!」
兵士たちが口々にそう叫び、転げ回るアニヒレートから距離を取る。
僕とノアもすぐにその場から離脱した。
あれだけの巨体に巻き込まれて下敷きにでもなったりしたら、一巻の終わりだ。
だけど、そうして転げ回るアニヒレートは上空からは格好の的となり、第一および第二飛行部隊からの爆撃が雨あられと降り注ぐ。
防御が弱まった状態のアニヒレートのライフは、いよいよ80000を切ろうとしていた。
まだまだ先は長いけれど、それでもあの強大なアニヒレートをここまで痛めつけたんだ。
僕らは無力なんかじゃない。
「グオオオオッ!」
暴れ回るアニヒレートの動きが徐々に落ち着きを取り戻し始め、巨大な熊の魔物は再び起き上がろうとしていた。
僕の放った銀の蛇はアニヒレートの口の中から体内に入り込んで、あちこちに噛みついて攻撃してくれたんだろう。
だけど銀の蛇は数分と持たずに消えてしまう。
だからこの攻撃は何度も続けなければならない。
そうなるとアニヒレートが次に出る行動は今分かっている限りでも2パターン。
ひとつは全身を赤く高熱化させて巨大な爆発火球を吐き出す。
もうひとつは……。
【高熱の霧が来る! 精霊魔術師は風向きの変化に努めよ!】
ブレイディーからの通達が全軍に届く。
そう。
先ほどポイント・スリーでも見せたように、アニヒレートはその尻から赤い高熱の霧を放出し始めたんだ。
高熱の赤い霧が広がり、アニヒレートの体に今もまとわりついている蛇たちは熱にやられて次々と命を落としていく。
一方、精霊魔術師たちが召喚した蛇の精霊たちは実体を持っているけれど、生き物の蛇よりは熱に強いらしく、霧の中でも動いていた。
だけど霧で視界が悪い中、その蛇の精霊たちも動き出したアニヒレートに次々と引き裂かれて消えていく。
こ、これは良くない流れだ。
精霊魔術師たちは風の精霊を呼び出して向かってくる赤い霧を風で吹き飛ばすのに精一杯で、蛇の制御にまで手が回らない。
せっかく蛇でアニヒレートにひと泡吹かせたのに、ここで流れを止めちゃダメだ。
僕がそう思ったその時だった。
「だっせえなオイ。三下どもの蛇はもう役立たずか?」
響き渡ったのはキーラの声だ。
空中を飛べないはずの彼女は、僕の数十メートル先、空中に浮かんでいる僕と同じくらいの目線の高さに立っていた。
それもそのはずだ。
驚くべきことに彼女は、アニヒレートに負けないくらい巨大な蛇の頭の上に立っていたんだ。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
ねこみみ サムライ 銀河さん
にゃっつ
ファンタジー
猫耳族の少年『銀河』は、数年前ナンチャテードの国を魔物から救った英雄。頼れるサムライだ。
ところが「勝手気まま」が彼の生き方。殿の依頼も、御前試合も平気ですっぽかそうとする。
それでも銀河の周りでは様々な事が起こる。見知らぬ老婆や忍者娘を助けたり、魔物や盗っ人などと対峙したり……。
関わるつもりは無かった事も何やかんや結局、問題解決に辿り着く銀河。その活躍や如何に。
気まぐれ銀河のファンタジー&コメディ。
------------------------------
●男女関係なく読めます。
●スマホ、文字サイズ『中』、行間『標準』、文字の向き『横』の表示を想定して投稿してます。
●細かい加筆・修正をする場合が有ります。
こうして少女は最強となった
松本鈴歌
ファンタジー
何やかんやあって母親に家を追い出されたマリア。そんな彼女があてもなく歩いているところに声をかけたのは冒険者の男、ウーノだった。
マリアを放っておけなかったウーノは一晩の宿と食事を与える。
翌日、ウーノはマリアを連れてマリアの母親のもとを訪れるが、返ってきた言葉は拒絶。行き場を失くしたマリアは昨夜のうちに約束を取り付けていた魔術師、ローザに住み込みで約1年、魔術の基礎と礼儀作法を習うこととなる。
そして10歳を迎えた年、貴族だらけの王立魔術学園(通称学園)に(授業料、その他免除で)入学することとなる。
※落ちしか決まっていない、半分行き当たりばったりの話です。所々矛盾が出ているかもしれませんが、気づき次第修正を入れます。
※一話1000字程度と短いのでお気軽にお読み下さい。
※小説家になろうの方でも掲載しています。そちらはこちらの数話を1話に纏めています。
※しばらくは不定期更新にはなりますが、更新再開しました(2019.3.18)。
精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
ギフトが無くて放逐されました
ブラックベリィ
ファンタジー
異世界召喚されたけど。俺にはギフトが無かった。どうやら、盗られてしまったらしい。
犯人は判っても、取り返す術がわからない。そんな状況で、異世界召喚した王国側は、ギフトを持たない俺を予定外の異分子と判断したらしい。何の義理もない王国の為に尽くす気なんかありません、放逐、望むところです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる