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一章 四人の勇者と血の魔王
第14話 フラグでしかない
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『災害』の名を冠する魔物は全部で7体。
『統率者』は魔王と呼ばれる魔物を統べる存在。今代は陛下で、代々襲名していく唯一の『災害』だ。
『捕食者』は白き雲。これは比喩ではなく、本当に白い雲の形をしているのだ。巨大かつ意思を持つ純白の捕食者は、世界各地を通りすがると同時に生物上の『メス』を跡形もなく消し去って……いや、捕食していると言われている。
『宣告者』は滅多に姿を現さない。存在が確認されたのなら、それは世界が終わる『宣告』の時。人間も我々魔族も奴が現れれば即座に部隊を派遣し、彼の『要求』を飲むことで世界の滅びを回避する。
『来訪者』は正体不明。『扉をノックする音と共に名乗りが無ければ、それは来訪者だ』という言い伝えは人魔問わずこの世界に知れ渡っている。ただノックするだけの客人に扉を開けてしまえば、その瞬間にその家の住人は風に斬られたような死体となる。
『反逆者』は言い伝えのみ残っており、誰もその姿を見た事はない。情報も少ないが……『世界を守っている』という伝承のみが強く残されている。
『流浪者』は最悪の災害。若い人間の男の姿をしているとされ、『口にした言葉全てを信じさせる』力を持っている。神出鬼没で、何事もなし得るであろうその能力を無碍に扱う事はない。ちょっとしたイタズラから国一つの壊滅、多岐にわたる犯行が確認されている。
そして『傍観者』は─────ただ『見る』、『見せる』だけの存在。いくつもの瞳が出現する現象そのもの。
だが、『見られた』者が『見て』しまった場合。傍観者と目を合わせてしまった場合。……想像できない深淵が、その者の精神を蝕むと言う。
「はっ……!」
風を纏わせた剣を巨大な目に向かって放つ。あっけなくそれは霧散するが……足りない。
圧倒的に傍観者の数が多い。この町を狂気から解放するにはあまりにも敵の数が多すぎる。
(……そもそもここは人間の町。救う必要は無い、が──────)
本音を言えば、私の我儘だ。種族が違えど、トップが争っていようと同じ生命。手を取り合いたい。
……だから私は、あくまで任務の続行と魔族に害をなす可能性のある災害の討伐という言い訳を自分で作り、剣を振るう。
「とは言っても、時間がかかる……!」
周囲一帯を巻き込む大旋風を起こし、傍観者を一掃する事も出来るかもしれないが……それで町が滅んでしまえば元も子もない。もっと素早く、一体一体を的確に倒すことが出来れば──────
「ッ!?」
突如、周囲の巨大眼球がほとんど消滅……否、攻撃を受けたかのように破壊された。
……風の動きを無理矢理突破するような動き。小さな粒のようなものが複数発射された……のか?
「空中にいると流れ弾が当たってしまいそうなので。ここは背中を合わせて共闘しませんか」
─────『銃』、だ。喧騒に包まれる町の中心に立つ黒髪、黒衣の少年の両手にそれぞれ収まっている物体には見覚えがあった。鉛の玉を発射する装置。魔道具の物も魔力が関わっていない物もあるが、そもそも魔法を使った方が速いと多くの者が鍛錬から目を背ける武器。
それを正確に打ち込んだその少年。帝国の軍服だろうか、近寄れば生地が高級で厚いものを着ていると分かる。
「助かる。共に戦おう」
……え、怪しいって?なんで共闘を軽々と飲むのかって?人命優先だからと言えばそうだが、帝国の人間という東の勇者と条件が合致している者は警戒すべきではないか、と。
分かってはいるが……だって、銃使いだぞ?
腰に帯刀しているとは言え聖剣を使っていない。まさか勇者ではないだろう。
ー ー ー ー ー ー ー
状況を整理すると、場所は勇者の爪痕の地下に隠された墓。そして登場人物は……。
勇者(他国の)
魔王(引退済み)
犬 (でかい)
勇者の恋人(嘘)
(もっとマシな嘘つけばよかった……ッ!)
言った直後に、ルリマは唇を噛んで後悔した。
嘘をついた理由は『北の勇者への牽制』のため。女に弱いロクトだ。北の勇者が何を求めてツーキバルからナルベウスにやってきたかはルリマは知らないが、仮にロクトの抹殺だった場合のために彼女は『ロクトに近い存在』であることをアピールしたかった。リェフルに向かって敵意を出来るだけ込め、自分が強者である事をアピールすべく。
「まぁ、剣聖の娘という二つ名もありますが」
「どう考えてもそっち先に言うべきだよね!?恋人とかいう情報どうでも良いよ!ってかいたんだ、ふーん……」
「おい、くだらん内容で敗北感を噛み締めるな」
「で、なんのご用ですか?」
魔王、レナの冷たい眼差しが笑顔と共に飛んでくる。
「単純にスプトの平和が脅かされないか心配だったから来たまでです。勇者に魔王が来れば……ここが高濃度の瘴気に包まれていようと、魔力の乱れは感知できます」
淡白かつわかりやすい返答に、レナは満足げに頷いた。
「と言っても私、引退済みですから。そうですねぇ、一緒にこの犬っころ討伐でもいかが?」
「おい剣聖、こいつを殺すなら手を組んでやる」
「あ、あはは……ごめんなさいね、この人達仲良すぎて仲悪いみたーい」
「意味不明ですしフォローになってませんが」
引き攣った笑みを浮かべる獣耳の少女。本来相手を翻弄するような性格であるはずの彼女がフォローに回るのは、その女性と獣が圧倒的強者かつ一触即発の雰囲気を常に漂わせているから。
「……とりあえず、レナ陛下が現魔王では無いことを確認したかっただけならせめて魔力を抑えて頂けませんか?喧嘩なら他国で。ツーキバルなどいかがでしょうか」
「ナチュラルに押し付けんな?母国だからぁ!」
「ふん……用ならあと一つ。癪だが頼みがあるのだ」
白い狼は角の生えた青髪の女のニヤけ顔を直視しないように言う。
「あれあれぇ?おやおやぁ?あんなに反抗的な態度だったのに頼み事とか肝座りすぎでは?私だったら恥ずかしすぎてツーキバル滅ぼしてますよ」
「だからそこ母国ゥ!」
「ええい、黙れ!おい小娘、これは我というより貴様から頼むべき事だぞ!?」
「あへ……あたしが?」
喉を唸らせ、不機嫌そうに狼は小汚い袋を逆さに、中身を露わにした。
「ちょっ!?ポチさんそれ見せちゃダメなやつでしょ!?」
「むむむ。これは……」
「破片、ですか」
ルリマからは鉄のような素材で出来た荒っぽい破片の集まりでしかなかった。が……魔王は興味深そうに目を光らせる。
「バラバラですが─────はい、『雷の聖剣』ですね」
「ッ、これが……!?」
「あ、あはははははは……終わった。バレた。ごめんなさい母国のみんな……ツーキバル滅亡まっしぐらぁ」
ルリマはただの破片にしか見えない物が各国の最高戦力となり得る『聖剣』だというレナの言葉に疑いを隠せなかったが、持ち主……つまり勇者であるリェフルの絶望した態度で真贋を理解した。
レナは破片一つ一つを手に取り、穏やかな笑顔を北の勇者に見せる。
「なるほど。犬っころの頼みは私にこれを『直せ』って事ですよね?」
「「!!??」」
リェフルとルリマには理解ができなかった。魔王を倒すための武器、聖剣を他でも無い魔王が直す。
「出来るのは『主』が聖剣を作っている時までも付きっきりだったレナと……聖剣狂いの『大賢者』、ルタインしかおらぬ。ルタインの奴はただ直すだけでなく機能を付け足したり研究のために返却しない事も考えられる故……魔王に頼むしかないと言うわけだ」
「いいですよ。なんてったってリェフルさんは勇者ですし、ね!好きですよー勇者、魔王ですけど。必要な素材とかは取ってきてもらいますが……いいです?」
「え、あ、え……」
ポカンとした表情で聖剣のカケラを見つめていたリェフルは……やがてレナと目を合わせ、涙ぐみながら頭を下げた。
「はい!よろしくお願いしますッ!」
壊してしまった聖剣。魔王によって修繕されるとは言え、再び握れるかもしれないと思うと……救われたという気持ちで胸がいっぱいになった。
(───さて、この状況)
腕を組み、黙って様子を見ていたルリマは俯きながら思考する。
(私。剣聖の娘ことルリマ・グリードアは聖剣の修理を『邪魔』すべきか、『協力』すべきか──────)
『統率者』は魔王と呼ばれる魔物を統べる存在。今代は陛下で、代々襲名していく唯一の『災害』だ。
『捕食者』は白き雲。これは比喩ではなく、本当に白い雲の形をしているのだ。巨大かつ意思を持つ純白の捕食者は、世界各地を通りすがると同時に生物上の『メス』を跡形もなく消し去って……いや、捕食していると言われている。
『宣告者』は滅多に姿を現さない。存在が確認されたのなら、それは世界が終わる『宣告』の時。人間も我々魔族も奴が現れれば即座に部隊を派遣し、彼の『要求』を飲むことで世界の滅びを回避する。
『来訪者』は正体不明。『扉をノックする音と共に名乗りが無ければ、それは来訪者だ』という言い伝えは人魔問わずこの世界に知れ渡っている。ただノックするだけの客人に扉を開けてしまえば、その瞬間にその家の住人は風に斬られたような死体となる。
『反逆者』は言い伝えのみ残っており、誰もその姿を見た事はない。情報も少ないが……『世界を守っている』という伝承のみが強く残されている。
『流浪者』は最悪の災害。若い人間の男の姿をしているとされ、『口にした言葉全てを信じさせる』力を持っている。神出鬼没で、何事もなし得るであろうその能力を無碍に扱う事はない。ちょっとしたイタズラから国一つの壊滅、多岐にわたる犯行が確認されている。
そして『傍観者』は─────ただ『見る』、『見せる』だけの存在。いくつもの瞳が出現する現象そのもの。
だが、『見られた』者が『見て』しまった場合。傍観者と目を合わせてしまった場合。……想像できない深淵が、その者の精神を蝕むと言う。
「はっ……!」
風を纏わせた剣を巨大な目に向かって放つ。あっけなくそれは霧散するが……足りない。
圧倒的に傍観者の数が多い。この町を狂気から解放するにはあまりにも敵の数が多すぎる。
(……そもそもここは人間の町。救う必要は無い、が──────)
本音を言えば、私の我儘だ。種族が違えど、トップが争っていようと同じ生命。手を取り合いたい。
……だから私は、あくまで任務の続行と魔族に害をなす可能性のある災害の討伐という言い訳を自分で作り、剣を振るう。
「とは言っても、時間がかかる……!」
周囲一帯を巻き込む大旋風を起こし、傍観者を一掃する事も出来るかもしれないが……それで町が滅んでしまえば元も子もない。もっと素早く、一体一体を的確に倒すことが出来れば──────
「ッ!?」
突如、周囲の巨大眼球がほとんど消滅……否、攻撃を受けたかのように破壊された。
……風の動きを無理矢理突破するような動き。小さな粒のようなものが複数発射された……のか?
「空中にいると流れ弾が当たってしまいそうなので。ここは背中を合わせて共闘しませんか」
─────『銃』、だ。喧騒に包まれる町の中心に立つ黒髪、黒衣の少年の両手にそれぞれ収まっている物体には見覚えがあった。鉛の玉を発射する装置。魔道具の物も魔力が関わっていない物もあるが、そもそも魔法を使った方が速いと多くの者が鍛錬から目を背ける武器。
それを正確に打ち込んだその少年。帝国の軍服だろうか、近寄れば生地が高級で厚いものを着ていると分かる。
「助かる。共に戦おう」
……え、怪しいって?なんで共闘を軽々と飲むのかって?人命優先だからと言えばそうだが、帝国の人間という東の勇者と条件が合致している者は警戒すべきではないか、と。
分かってはいるが……だって、銃使いだぞ?
腰に帯刀しているとは言え聖剣を使っていない。まさか勇者ではないだろう。
ー ー ー ー ー ー ー
状況を整理すると、場所は勇者の爪痕の地下に隠された墓。そして登場人物は……。
勇者(他国の)
魔王(引退済み)
犬 (でかい)
勇者の恋人(嘘)
(もっとマシな嘘つけばよかった……ッ!)
言った直後に、ルリマは唇を噛んで後悔した。
嘘をついた理由は『北の勇者への牽制』のため。女に弱いロクトだ。北の勇者が何を求めてツーキバルからナルベウスにやってきたかはルリマは知らないが、仮にロクトの抹殺だった場合のために彼女は『ロクトに近い存在』であることをアピールしたかった。リェフルに向かって敵意を出来るだけ込め、自分が強者である事をアピールすべく。
「まぁ、剣聖の娘という二つ名もありますが」
「どう考えてもそっち先に言うべきだよね!?恋人とかいう情報どうでも良いよ!ってかいたんだ、ふーん……」
「おい、くだらん内容で敗北感を噛み締めるな」
「で、なんのご用ですか?」
魔王、レナの冷たい眼差しが笑顔と共に飛んでくる。
「単純にスプトの平和が脅かされないか心配だったから来たまでです。勇者に魔王が来れば……ここが高濃度の瘴気に包まれていようと、魔力の乱れは感知できます」
淡白かつわかりやすい返答に、レナは満足げに頷いた。
「と言っても私、引退済みですから。そうですねぇ、一緒にこの犬っころ討伐でもいかが?」
「おい剣聖、こいつを殺すなら手を組んでやる」
「あ、あはは……ごめんなさいね、この人達仲良すぎて仲悪いみたーい」
「意味不明ですしフォローになってませんが」
引き攣った笑みを浮かべる獣耳の少女。本来相手を翻弄するような性格であるはずの彼女がフォローに回るのは、その女性と獣が圧倒的強者かつ一触即発の雰囲気を常に漂わせているから。
「……とりあえず、レナ陛下が現魔王では無いことを確認したかっただけならせめて魔力を抑えて頂けませんか?喧嘩なら他国で。ツーキバルなどいかがでしょうか」
「ナチュラルに押し付けんな?母国だからぁ!」
「ふん……用ならあと一つ。癪だが頼みがあるのだ」
白い狼は角の生えた青髪の女のニヤけ顔を直視しないように言う。
「あれあれぇ?おやおやぁ?あんなに反抗的な態度だったのに頼み事とか肝座りすぎでは?私だったら恥ずかしすぎてツーキバル滅ぼしてますよ」
「だからそこ母国ゥ!」
「ええい、黙れ!おい小娘、これは我というより貴様から頼むべき事だぞ!?」
「あへ……あたしが?」
喉を唸らせ、不機嫌そうに狼は小汚い袋を逆さに、中身を露わにした。
「ちょっ!?ポチさんそれ見せちゃダメなやつでしょ!?」
「むむむ。これは……」
「破片、ですか」
ルリマからは鉄のような素材で出来た荒っぽい破片の集まりでしかなかった。が……魔王は興味深そうに目を光らせる。
「バラバラですが─────はい、『雷の聖剣』ですね」
「ッ、これが……!?」
「あ、あはははははは……終わった。バレた。ごめんなさい母国のみんな……ツーキバル滅亡まっしぐらぁ」
ルリマはただの破片にしか見えない物が各国の最高戦力となり得る『聖剣』だというレナの言葉に疑いを隠せなかったが、持ち主……つまり勇者であるリェフルの絶望した態度で真贋を理解した。
レナは破片一つ一つを手に取り、穏やかな笑顔を北の勇者に見せる。
「なるほど。犬っころの頼みは私にこれを『直せ』って事ですよね?」
「「!!??」」
リェフルとルリマには理解ができなかった。魔王を倒すための武器、聖剣を他でも無い魔王が直す。
「出来るのは『主』が聖剣を作っている時までも付きっきりだったレナと……聖剣狂いの『大賢者』、ルタインしかおらぬ。ルタインの奴はただ直すだけでなく機能を付け足したり研究のために返却しない事も考えられる故……魔王に頼むしかないと言うわけだ」
「いいですよ。なんてったってリェフルさんは勇者ですし、ね!好きですよー勇者、魔王ですけど。必要な素材とかは取ってきてもらいますが……いいです?」
「え、あ、え……」
ポカンとした表情で聖剣のカケラを見つめていたリェフルは……やがてレナと目を合わせ、涙ぐみながら頭を下げた。
「はい!よろしくお願いしますッ!」
壊してしまった聖剣。魔王によって修繕されるとは言え、再び握れるかもしれないと思うと……救われたという気持ちで胸がいっぱいになった。
(───さて、この状況)
腕を組み、黙って様子を見ていたルリマは俯きながら思考する。
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