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一章 四人の勇者と血の魔王
第7話 久しぶりに会った奴が変貌してたって事あるよね。メデューサになってたりとか
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スプトを発って、数日が過ぎた。
「はぁ……」
飛び出してきた魔物の群れを俺達は倒し……自然とため息が零れた。
「なんか……旅ってこんな辛かったっけ」
聖剣を次元の穴にしまい、俺は言った。
およそ十匹の狼型の魔物程度、聖剣を抜くまでも無いはずだ。なのに、八つ当たりするかのように俺は聖剣を取り出し、魔物達を蹂躙した。
「うむ。ここ数日で思い出したが、我々三人の旅というのは元々このようなものだったはずだ」
「……言いたい事は分かりますよ、ロクト。アルマが入ってからこのパーティは雰囲気がかなり変わりました」
聖剣を掘り起こしてしまった俺。そして、俺に付いて行くよう命じられたサヴェルとゴルガス。望んで集まったメンバーじゃなかった。仲が悪いわけじゃなかったけど、各々が抱えた問題の事しか頭に無くて、空っぽな毎日を過ごしていた。
アルマはパーティに勧誘した俺達に感謝していると言っていたが、本当に感謝したいのは俺達の方だった。アルマの前ではかっこよくありたい……勇者らしくありたいって思うようになって。なんていうか、自信が付いたのかもしれない。
「……そうだ」
「む?」
「思いついたっ!」
俺は急いで地図を取り出し、二人に見えるように印を付けておいた所を指さした。この先にある少し小さめの街、ミネスだ。
「ミネスですか。それがどうしたのです?」
「求めるんだよ、出会いを」
ミネスは小さめとはいえ冒険者ギルドは普通にある。
「具体的には、女の子を─────!!」
「「!!!」」
俺達に必要なのは『癒し』だ。
色っぽくなってた元同級生に殺されそうになった俺なんかはもう今すぐ癒しがないと死んでしまう。そこでだ。冒険者ギルドで可愛い女性冒険者を勧誘する……っ!
「なるほど……確かに、勇者パーティともあろうものが男三人組など悲しすぎる。華が!華がなければな!」
「フッ……この賢者サヴェルをも唸らせる妙案。気に入りましたよ!早速ミネスに行くとしましょうか」
「あぁ!」
さっきまでのどんよりとした雰囲気は切り払った。
今の俺達を待っているのはそう、明るい未来しかあり得ない。
「さて……と。ゴルガス、身体強化魔法をかけておきましたので、頼みますよ」
「おぉ!望むところだ」
ゴルガスは俺とサヴェルを両肩に担ぎ、膝を折り曲げる。向かうはミネス一直線。
本当に急ぐ時にしかしない荒業だ。
次の瞬間、景色が切り替わる。木々、鳥、魔物、土……物凄いスピードで風を感じながら、俺とサヴェルは目を瞑る。
「ぶつけないでくださいよぉ!また私の眼鏡を弁償したくはないでしょう!」
「分かっている!」
面白いのが、時々魔物の断末魔とかが聞こえるんだ。これを初めてやった時は俺とサヴェルの悲鳴で他の音なんて全然聞こえなかったけど今は大分慣れた。
「ふんっ!」
ゴルガスが土煙を起こしながら地面を削り、減速していく。段々と視界がはっきりしてきた。
「あれ?ミネスじゃないじゃん」
地面を踏みしめながら周りを見渡すと、そこは森林の中だった。……いや、少し遠くだけど門っぽいのが見えた。なんだ、少し遠いけどミネス辺りじゃんか。
「おや、らしくないですね。止まり際を間違えましたか?」
「いや……あそこだ。何かが見える」
ゴルガスが指さした先は……空。一見何の変哲もないように見えたが───────
「なっ……あれは……!」
「ワイバーンじゃねえか!?」
この先にあるだろうミネスの上空。それを埋め尽くす飛竜の群れ。
「十匹は超えていますね……十七、十八匹です」
ワイバーン種といったら一流の冒険者が二人いてようやく安定して倒せるレベルだ。そんな奴らの群れが襲ってくるなんて、規模が小さいミネスからしたら危機でしかない。
「急ぐぞ!サヴェル!!」
「もう準備しています!」
サヴェルの周囲にいくつもの魔力で出来た円盤が展開される。円盤はどんどん形を大きくしていき、やがて先が丸い筒のような形へと変化した。
上空にいたり遠くにいる魔物を倒すときにサヴェルが良く使う禁忌とやらの一つだ。
「まとめて打ち落とします。【追尾───────」
まさに、サヴェルの魔法が発射される直前の事だった。
新たに、もう一つの魔物が上空に現れ、ワイバーン達を焼き尽くしたのは。
「なっ────!?」
燃え盛り落下していく飛竜。代わって空中に佇むのは……巨大な、真っ赤な鳥だった。翼は炎に覆われ、羽一枚一枚が輝いて見えるような……幻のような存在。
「あれは……まるで──────」
俺達三人が、いっせいに同じ言葉を言いかけただろう。
『フェニックス』、と。
実際の写真や映像は残っていない。見た事があるという人もいない。投影魔法はかなり昔から存在しているはずなのに。ただ、言い伝えや絵画だけの情報が、俺達が生きる今まで浸透している。
そんで、あの鳥がその絵画そっくりだったんだ。
しかし、空を飛んでいたはずの鳥は陽炎のように姿を消してしまった。
「……あ、あれ?どっか行きやがったぞ」
「……急ぎますよ。アレが伝説上の生物かはどうでもいいのです。問題はワイバーンを倒しただけで味方とは限らない点です」
「っ!そうだな……」
あんなデカくてヤバそうなやつが牙をむいたら今度こそミネスは終わりだ。
「よし。じゃあゴルガス、もう一度───────」
「お疲れ様、よく頑張ったね」
──────声が、聞こえた。
耳によく馴染む声。
俺も、サヴェルも、ゴルガスも、石化したかのように動きを止めた。
「偉いね、ひーちゃん」
段々と声の方向へと視線を持っていく。
真っ先に視界を支配したのは、赤。
さっき空中を舞っていた赤い鳥が、いつの間にかこの森の地面に足を付けていた。
そして、それを宥める一人の少年。
巨大な生物に狼狽えもせず、笑顔で撫で続けていた。
「─────アルマ」
「……え?」
アルマの顔が、俺達を向く。
こっちに気付いてほしかったような、気付かずに去ってほしかったような。
まとまらない感情を現実は待ってくれやしない。
「……ロクトさん?」
「アル──────」
手を伸ばそうとした。足を踏み出そうとした。
だけど、また石になった。
俺を、俺達を拒絶するような眼差しを受けて。
ー ー ー ー ー ー ー
……ナルベウスに亡命中の雷の勇者ことあたしリェフルはとんでもないものを見てしまった。
「な、なんだったのあのでっかい鳥~!」
ポチさんが来たことがあるという、走って走ってようやくたどり着いた街。ミネスという名前らしいけどワイバーンが襲撃してくるなんて聞いてない!もっともっと驚いたのはそいつらを一瞬でやっつけちゃう赤い鳥!勇者の出番かなって思ったけど先を越されちゃった。
「まるでフェニックスみたい……あんなのが街中に現れるなんて、ナルベウスってやっぱ怖いとこだったんだぁ……」
ツーキバルに戻りたい……って一瞬思ったけど、その方が怖い。
聖剣を壊しちゃった事、お父様すっごい怒ってるだろうし。
「……寒気してきた……ん?」
「……あれは」
いつもの調子なら「勇者たるもの常に堂々と」的な事を言ってくるだろうポチさんが……呆然と空を、あの鳥がいた場所を見つめていた。
嬉しそうでいて、悲しそうな?気のせいかな。
「─────蘇っていたのか」
「どうしたの?……うんちしたいの?」
「な訳があるか!!」
毛を逆立ててポチさんが吠える。相変わらず眼差しはあたしじゃない何かを想い続けてる。
「……行くぞ」
「へ?まだミネス来たばかりだよ?」
「行かねばならない。行かねばならないのだ。悪いが付き合ってもらうぞ」
「うぇっ!?ちょ、ちょっとぉ!?」
そう言ったポチさんは……あたしのフードを噛んで─────首を大きく振った。
「うわえぇ!?」
ポチさんは大変器用なようで。
世界がぐるんと回ったと思ったらあたしはポチさんの背中に跨がっていました。
「落ちるなよ」
それを言う頃にはもうポチさんは走り出していた。
─────伝わってくる、軽快なリズム。ゴワゴワの毛並みを堪能しながら、股でそれを感じた。
やっぱり、喜んでるのかな?…
「はぁ……」
飛び出してきた魔物の群れを俺達は倒し……自然とため息が零れた。
「なんか……旅ってこんな辛かったっけ」
聖剣を次元の穴にしまい、俺は言った。
およそ十匹の狼型の魔物程度、聖剣を抜くまでも無いはずだ。なのに、八つ当たりするかのように俺は聖剣を取り出し、魔物達を蹂躙した。
「うむ。ここ数日で思い出したが、我々三人の旅というのは元々このようなものだったはずだ」
「……言いたい事は分かりますよ、ロクト。アルマが入ってからこのパーティは雰囲気がかなり変わりました」
聖剣を掘り起こしてしまった俺。そして、俺に付いて行くよう命じられたサヴェルとゴルガス。望んで集まったメンバーじゃなかった。仲が悪いわけじゃなかったけど、各々が抱えた問題の事しか頭に無くて、空っぽな毎日を過ごしていた。
アルマはパーティに勧誘した俺達に感謝していると言っていたが、本当に感謝したいのは俺達の方だった。アルマの前ではかっこよくありたい……勇者らしくありたいって思うようになって。なんていうか、自信が付いたのかもしれない。
「……そうだ」
「む?」
「思いついたっ!」
俺は急いで地図を取り出し、二人に見えるように印を付けておいた所を指さした。この先にある少し小さめの街、ミネスだ。
「ミネスですか。それがどうしたのです?」
「求めるんだよ、出会いを」
ミネスは小さめとはいえ冒険者ギルドは普通にある。
「具体的には、女の子を─────!!」
「「!!!」」
俺達に必要なのは『癒し』だ。
色っぽくなってた元同級生に殺されそうになった俺なんかはもう今すぐ癒しがないと死んでしまう。そこでだ。冒険者ギルドで可愛い女性冒険者を勧誘する……っ!
「なるほど……確かに、勇者パーティともあろうものが男三人組など悲しすぎる。華が!華がなければな!」
「フッ……この賢者サヴェルをも唸らせる妙案。気に入りましたよ!早速ミネスに行くとしましょうか」
「あぁ!」
さっきまでのどんよりとした雰囲気は切り払った。
今の俺達を待っているのはそう、明るい未来しかあり得ない。
「さて……と。ゴルガス、身体強化魔法をかけておきましたので、頼みますよ」
「おぉ!望むところだ」
ゴルガスは俺とサヴェルを両肩に担ぎ、膝を折り曲げる。向かうはミネス一直線。
本当に急ぐ時にしかしない荒業だ。
次の瞬間、景色が切り替わる。木々、鳥、魔物、土……物凄いスピードで風を感じながら、俺とサヴェルは目を瞑る。
「ぶつけないでくださいよぉ!また私の眼鏡を弁償したくはないでしょう!」
「分かっている!」
面白いのが、時々魔物の断末魔とかが聞こえるんだ。これを初めてやった時は俺とサヴェルの悲鳴で他の音なんて全然聞こえなかったけど今は大分慣れた。
「ふんっ!」
ゴルガスが土煙を起こしながら地面を削り、減速していく。段々と視界がはっきりしてきた。
「あれ?ミネスじゃないじゃん」
地面を踏みしめながら周りを見渡すと、そこは森林の中だった。……いや、少し遠くだけど門っぽいのが見えた。なんだ、少し遠いけどミネス辺りじゃんか。
「おや、らしくないですね。止まり際を間違えましたか?」
「いや……あそこだ。何かが見える」
ゴルガスが指さした先は……空。一見何の変哲もないように見えたが───────
「なっ……あれは……!」
「ワイバーンじゃねえか!?」
この先にあるだろうミネスの上空。それを埋め尽くす飛竜の群れ。
「十匹は超えていますね……十七、十八匹です」
ワイバーン種といったら一流の冒険者が二人いてようやく安定して倒せるレベルだ。そんな奴らの群れが襲ってくるなんて、規模が小さいミネスからしたら危機でしかない。
「急ぐぞ!サヴェル!!」
「もう準備しています!」
サヴェルの周囲にいくつもの魔力で出来た円盤が展開される。円盤はどんどん形を大きくしていき、やがて先が丸い筒のような形へと変化した。
上空にいたり遠くにいる魔物を倒すときにサヴェルが良く使う禁忌とやらの一つだ。
「まとめて打ち落とします。【追尾───────」
まさに、サヴェルの魔法が発射される直前の事だった。
新たに、もう一つの魔物が上空に現れ、ワイバーン達を焼き尽くしたのは。
「なっ────!?」
燃え盛り落下していく飛竜。代わって空中に佇むのは……巨大な、真っ赤な鳥だった。翼は炎に覆われ、羽一枚一枚が輝いて見えるような……幻のような存在。
「あれは……まるで──────」
俺達三人が、いっせいに同じ言葉を言いかけただろう。
『フェニックス』、と。
実際の写真や映像は残っていない。見た事があるという人もいない。投影魔法はかなり昔から存在しているはずなのに。ただ、言い伝えや絵画だけの情報が、俺達が生きる今まで浸透している。
そんで、あの鳥がその絵画そっくりだったんだ。
しかし、空を飛んでいたはずの鳥は陽炎のように姿を消してしまった。
「……あ、あれ?どっか行きやがったぞ」
「……急ぎますよ。アレが伝説上の生物かはどうでもいいのです。問題はワイバーンを倒しただけで味方とは限らない点です」
「っ!そうだな……」
あんなデカくてヤバそうなやつが牙をむいたら今度こそミネスは終わりだ。
「よし。じゃあゴルガス、もう一度───────」
「お疲れ様、よく頑張ったね」
──────声が、聞こえた。
耳によく馴染む声。
俺も、サヴェルも、ゴルガスも、石化したかのように動きを止めた。
「偉いね、ひーちゃん」
段々と声の方向へと視線を持っていく。
真っ先に視界を支配したのは、赤。
さっき空中を舞っていた赤い鳥が、いつの間にかこの森の地面に足を付けていた。
そして、それを宥める一人の少年。
巨大な生物に狼狽えもせず、笑顔で撫で続けていた。
「─────アルマ」
「……え?」
アルマの顔が、俺達を向く。
こっちに気付いてほしかったような、気付かずに去ってほしかったような。
まとまらない感情を現実は待ってくれやしない。
「……ロクトさん?」
「アル──────」
手を伸ばそうとした。足を踏み出そうとした。
だけど、また石になった。
俺を、俺達を拒絶するような眼差しを受けて。
ー ー ー ー ー ー ー
……ナルベウスに亡命中の雷の勇者ことあたしリェフルはとんでもないものを見てしまった。
「な、なんだったのあのでっかい鳥~!」
ポチさんが来たことがあるという、走って走ってようやくたどり着いた街。ミネスという名前らしいけどワイバーンが襲撃してくるなんて聞いてない!もっともっと驚いたのはそいつらを一瞬でやっつけちゃう赤い鳥!勇者の出番かなって思ったけど先を越されちゃった。
「まるでフェニックスみたい……あんなのが街中に現れるなんて、ナルベウスってやっぱ怖いとこだったんだぁ……」
ツーキバルに戻りたい……って一瞬思ったけど、その方が怖い。
聖剣を壊しちゃった事、お父様すっごい怒ってるだろうし。
「……寒気してきた……ん?」
「……あれは」
いつもの調子なら「勇者たるもの常に堂々と」的な事を言ってくるだろうポチさんが……呆然と空を、あの鳥がいた場所を見つめていた。
嬉しそうでいて、悲しそうな?気のせいかな。
「─────蘇っていたのか」
「どうしたの?……うんちしたいの?」
「な訳があるか!!」
毛を逆立ててポチさんが吠える。相変わらず眼差しはあたしじゃない何かを想い続けてる。
「……行くぞ」
「へ?まだミネス来たばかりだよ?」
「行かねばならない。行かねばならないのだ。悪いが付き合ってもらうぞ」
「うぇっ!?ちょ、ちょっとぉ!?」
そう言ったポチさんは……あたしのフードを噛んで─────首を大きく振った。
「うわえぇ!?」
ポチさんは大変器用なようで。
世界がぐるんと回ったと思ったらあたしはポチさんの背中に跨がっていました。
「落ちるなよ」
それを言う頃にはもうポチさんは走り出していた。
─────伝わってくる、軽快なリズム。ゴワゴワの毛並みを堪能しながら、股でそれを感じた。
やっぱり、喜んでるのかな?…
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