29 / 40
作戦決行
2
しおりを挟む
ミヤ姫のお見合いはニリオン国でおこなわれ、フシェン王子は二日前より入国するとの情報でした。
滞在中は迎賓館に宿泊するらしく、ロラン王子たちは来訪初日の夜、作戦を決行することに。
当日、宵の口。準備完了のロラン王子たちは、みくも屋の座敷でチヨのしたくがすむのを待っていました。
ロラン王子は少しでも敵を知っておこうと、入手した王室ジャーナルの旧号、フシェン王子の記事に目をとおします。
が、いつも読んでいるゴシップロイヤルに比べて難しい言いまわしが多いだけでなく、がっつり特集されていやがるわ表紙も飾っていやがるわで、てんでおもしろくありません。
「なにさ、顔もよくて仕事もできてモテまくるとか」
ぶちぶちと悪態をついていると、にわかに足音。厨から待ち人の声が聞こえます。
「喉がかわいちまった。モモ、茶でもいれとくれ」
そう言いつけ、家主がひょいと座敷を覗きます。
「あ、チヨちゃん。おつかれさま。用意できた?」
「あらかたね。ところで、なんだいありゃ」
彼女の目にとまったのは、部屋のすみで丸まるコルトです。
「うまくいく。ちゃんとうまくいく。絶対うまくいく……」
まるで呪文のように呟くのが、かれこれ数十分も続いています。
「よくわかんないけど、ハクレンちゃんに認めてもらえるかもしれないチャンスだから緊張してるんじゃないの」
「あの子も難儀な性分だね」
磊落に笑い、円卓につきます。ロラン王子の興味は退屈な雑誌から、たやすく彼女に移りました。
「わあ、すごい綺麗だよチヨちゃん!」
まとめ髪のおくれ毛が、生白いうなじに金の筋をつくります。化粧も衣装も踊り子時代ほど派手さや露出はありませんが、そのぶん奥ゆかしい艶美が匂いたっています。
「これならどんな相手も秒殺だね」
「だったら、あんたもかい」
「ちょ、ま、いやいや、俺はチヨちゃんをそういうふうには……」
冷やかしだとわかっていても、いざしなをつくって肩を寄せられると、その気のないロラン王子ですらヘドモドする完成度の高さです。
と、お盆を抱えたモモが血相を変え、ものすごい早さで二人のあいだを陣どりました。
「女将さん、お茶おまたせしました!」
「ああ、ありがとよ」
チヨが意味ありげに笑うのでモモは不体裁でしたが、しりぞくことはせずロラン王子に向きなおします。
「私にもお手伝いできることありませんか」
「ありがと。モモちゃんはお留守番よろしくね」
「それもですけど、今すぐなにかあれば」
ふと、王室ジャーナルの表紙が彼女の目にとまりました。今度はロラン王子が血相を変える番です。
「この方がフシェン様ですよね」
「ああうん、そうだね。あれだよね。評判どおりのイケメンだよね」
ひきつりながらも精一杯の見栄で余裕ぶってみせますが、モモは首をかしげます。
「ふぅん、そうなんですね」
「あれ、なんか反応薄いね。女の子ってこういう爽やかタイプが好きなんじゃないの」
「どうでしょう。モモの趣味じゃありませんから」
「……へえ、そっかそっか。なるほどね」
頬杖をつくふりでニヤつきをごまかすロラン王子。それを見たアルマンがチヨを手まねき、そっと耳打ちします。
「少し見ないうちに二人とも随分仲良くなったようですが」
「お目付役がいなかったから女好きが騒ぎだしたのかもしれないね」
「なにしてくれてんですか。ここを出るときに言いましたよね、ロラン様をお願いしますって」
「なんだい、そういう意味だったのかい」
いたずらっぽく笑った彼女をアルマンが睥睨。
「いつも思うんですが、チヨさんの行動原理って謎ですよね」
「単純さ。うちは恋愛至上主義なだけだよ」
「なら、ミヤ姫とうまくいく方向で力添えしてください」
「それと、おもしろいかどうかも重要だね」
「……どうも後者の比重が大きいみたいですね。さておき、ロラン様にはそろそろ気をひきしめていただかないと。計画に支障がでては困りますので」
「じゃあ、うちも最後のしあげといこうかね」
退散をきめこむチヨのかげ、ロラン王子を正気づけるべく、アルマンの右手は握り拳となっておりました。
迎賓館へはコルトの魔術で移動しました。
侵入経路はロラン王子が買ってでます。毎度ながらの的確な読みに、アルマンはえも言われぬ顔です。
「よもや、この才能に頼る日がこようとは」
「使えるものはなんだって使やいいよ。さ、この先はうちの番だ。コルト、やっとくれ」
窓の鍵を魔術ではずし、建物内に入りこみます。迎賓館の間取りはチヨが把握していました。以前に何度か、来賓たちの接遇に加わったことがあるのです。
「ほんとチヨちゃんにはお世話になるよね」
「あとでたっぷり恩返ししてもらおうか」
などと言いあい先陣きって警備の目をかいくぐる二人の足が、通路を曲がったとたんピタリととまりました。行く手には、仁王立ちのハクレンです。
「おまえら、どういうつもりよ。騒ぎをおこすから、わたし寝られないよ」
彼女の声に「ここは私が」とコルトが最前に出ます。
「なによ、ひよっ子が珍しく生意気よ」
「どうしても諦めきれません。もし、いっときでもハクレン様を足どめできましたら、どうか弟子入りを認めてください」
「やれるもんならやってみるよ。おまえらのせいで、わたし夜ふかしよ」
ご立腹のハクレンは全員ネズミにする気まんまんですが、それよりも早くコルトが杖をふり、両者のあいだに大きな塊が出現しました。
「こ、これは……!」
よろめいたハクレンが、まるで吸いよせられるように塊の上に倒れこみます。コルトの唇がしてやったりの形になりました。
「ご愛用の、ふかふか本舗のふっかり布団・特上品です」
「なんで……それを知ってるよ……」
「ハクレン様に関する私のリサーチ力、侮らないでください」
「くっ、不覚……。おまえ、やっぱり、そういうとこ気持ち悪い、よ……」
すやぁと眠りについたハクレン。かけ布団をかぶせるコルトがロラン王子に告げます。
「みなさん、どうぞお先へ」
「しばらく起きそうもないから、コルトも一緒に行こうよ」
「いいえ、私は残ります」
「でも……」
「ハクレン様がお休みのあいだ、なにかあったらどうするんですかっ!」
こうなってしまったコルトに理屈はつうじないのでお望みどおり先へ進むことにしましたが、後方から聞こえてくる奇妙な音がロラン王子の注意をひきます。
「なにしてんだろ」
「どうやら魔術画をこしらえようとしているみたいですね」
「じゃあ、さっきあんなに『うまくいく』って自分に言いきかせてたのって……」
「ハクレンさんの寝顔をうまく納められるか、ってことだったのかもしれませんね」
「……俺、あの子の将来が不安になってきた」
「手遅れですから、気にするまでもありませんよ」
一刀両断したところでアルマンが足をとめ、隣のロラン王子を制します。後ろのチヨも立ちどまり、わずかに身構えます。
滞在中は迎賓館に宿泊するらしく、ロラン王子たちは来訪初日の夜、作戦を決行することに。
当日、宵の口。準備完了のロラン王子たちは、みくも屋の座敷でチヨのしたくがすむのを待っていました。
ロラン王子は少しでも敵を知っておこうと、入手した王室ジャーナルの旧号、フシェン王子の記事に目をとおします。
が、いつも読んでいるゴシップロイヤルに比べて難しい言いまわしが多いだけでなく、がっつり特集されていやがるわ表紙も飾っていやがるわで、てんでおもしろくありません。
「なにさ、顔もよくて仕事もできてモテまくるとか」
ぶちぶちと悪態をついていると、にわかに足音。厨から待ち人の声が聞こえます。
「喉がかわいちまった。モモ、茶でもいれとくれ」
そう言いつけ、家主がひょいと座敷を覗きます。
「あ、チヨちゃん。おつかれさま。用意できた?」
「あらかたね。ところで、なんだいありゃ」
彼女の目にとまったのは、部屋のすみで丸まるコルトです。
「うまくいく。ちゃんとうまくいく。絶対うまくいく……」
まるで呪文のように呟くのが、かれこれ数十分も続いています。
「よくわかんないけど、ハクレンちゃんに認めてもらえるかもしれないチャンスだから緊張してるんじゃないの」
「あの子も難儀な性分だね」
磊落に笑い、円卓につきます。ロラン王子の興味は退屈な雑誌から、たやすく彼女に移りました。
「わあ、すごい綺麗だよチヨちゃん!」
まとめ髪のおくれ毛が、生白いうなじに金の筋をつくります。化粧も衣装も踊り子時代ほど派手さや露出はありませんが、そのぶん奥ゆかしい艶美が匂いたっています。
「これならどんな相手も秒殺だね」
「だったら、あんたもかい」
「ちょ、ま、いやいや、俺はチヨちゃんをそういうふうには……」
冷やかしだとわかっていても、いざしなをつくって肩を寄せられると、その気のないロラン王子ですらヘドモドする完成度の高さです。
と、お盆を抱えたモモが血相を変え、ものすごい早さで二人のあいだを陣どりました。
「女将さん、お茶おまたせしました!」
「ああ、ありがとよ」
チヨが意味ありげに笑うのでモモは不体裁でしたが、しりぞくことはせずロラン王子に向きなおします。
「私にもお手伝いできることありませんか」
「ありがと。モモちゃんはお留守番よろしくね」
「それもですけど、今すぐなにかあれば」
ふと、王室ジャーナルの表紙が彼女の目にとまりました。今度はロラン王子が血相を変える番です。
「この方がフシェン様ですよね」
「ああうん、そうだね。あれだよね。評判どおりのイケメンだよね」
ひきつりながらも精一杯の見栄で余裕ぶってみせますが、モモは首をかしげます。
「ふぅん、そうなんですね」
「あれ、なんか反応薄いね。女の子ってこういう爽やかタイプが好きなんじゃないの」
「どうでしょう。モモの趣味じゃありませんから」
「……へえ、そっかそっか。なるほどね」
頬杖をつくふりでニヤつきをごまかすロラン王子。それを見たアルマンがチヨを手まねき、そっと耳打ちします。
「少し見ないうちに二人とも随分仲良くなったようですが」
「お目付役がいなかったから女好きが騒ぎだしたのかもしれないね」
「なにしてくれてんですか。ここを出るときに言いましたよね、ロラン様をお願いしますって」
「なんだい、そういう意味だったのかい」
いたずらっぽく笑った彼女をアルマンが睥睨。
「いつも思うんですが、チヨさんの行動原理って謎ですよね」
「単純さ。うちは恋愛至上主義なだけだよ」
「なら、ミヤ姫とうまくいく方向で力添えしてください」
「それと、おもしろいかどうかも重要だね」
「……どうも後者の比重が大きいみたいですね。さておき、ロラン様にはそろそろ気をひきしめていただかないと。計画に支障がでては困りますので」
「じゃあ、うちも最後のしあげといこうかね」
退散をきめこむチヨのかげ、ロラン王子を正気づけるべく、アルマンの右手は握り拳となっておりました。
迎賓館へはコルトの魔術で移動しました。
侵入経路はロラン王子が買ってでます。毎度ながらの的確な読みに、アルマンはえも言われぬ顔です。
「よもや、この才能に頼る日がこようとは」
「使えるものはなんだって使やいいよ。さ、この先はうちの番だ。コルト、やっとくれ」
窓の鍵を魔術ではずし、建物内に入りこみます。迎賓館の間取りはチヨが把握していました。以前に何度か、来賓たちの接遇に加わったことがあるのです。
「ほんとチヨちゃんにはお世話になるよね」
「あとでたっぷり恩返ししてもらおうか」
などと言いあい先陣きって警備の目をかいくぐる二人の足が、通路を曲がったとたんピタリととまりました。行く手には、仁王立ちのハクレンです。
「おまえら、どういうつもりよ。騒ぎをおこすから、わたし寝られないよ」
彼女の声に「ここは私が」とコルトが最前に出ます。
「なによ、ひよっ子が珍しく生意気よ」
「どうしても諦めきれません。もし、いっときでもハクレン様を足どめできましたら、どうか弟子入りを認めてください」
「やれるもんならやってみるよ。おまえらのせいで、わたし夜ふかしよ」
ご立腹のハクレンは全員ネズミにする気まんまんですが、それよりも早くコルトが杖をふり、両者のあいだに大きな塊が出現しました。
「こ、これは……!」
よろめいたハクレンが、まるで吸いよせられるように塊の上に倒れこみます。コルトの唇がしてやったりの形になりました。
「ご愛用の、ふかふか本舗のふっかり布団・特上品です」
「なんで……それを知ってるよ……」
「ハクレン様に関する私のリサーチ力、侮らないでください」
「くっ、不覚……。おまえ、やっぱり、そういうとこ気持ち悪い、よ……」
すやぁと眠りについたハクレン。かけ布団をかぶせるコルトがロラン王子に告げます。
「みなさん、どうぞお先へ」
「しばらく起きそうもないから、コルトも一緒に行こうよ」
「いいえ、私は残ります」
「でも……」
「ハクレン様がお休みのあいだ、なにかあったらどうするんですかっ!」
こうなってしまったコルトに理屈はつうじないのでお望みどおり先へ進むことにしましたが、後方から聞こえてくる奇妙な音がロラン王子の注意をひきます。
「なにしてんだろ」
「どうやら魔術画をこしらえようとしているみたいですね」
「じゃあ、さっきあんなに『うまくいく』って自分に言いきかせてたのって……」
「ハクレンさんの寝顔をうまく納められるか、ってことだったのかもしれませんね」
「……俺、あの子の将来が不安になってきた」
「手遅れですから、気にするまでもありませんよ」
一刀両断したところでアルマンが足をとめ、隣のロラン王子を制します。後ろのチヨも立ちどまり、わずかに身構えます。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。

どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
王太子妃は離婚したい
凛江
恋愛
アルゴン国の第二王女フレイアは、婚約者であり、幼い頃より想いを寄せていた隣国テルルの王太子セレンに嫁ぐ。
だが、期待を胸に臨んだ婚姻の日、待っていたのは夫セレンの冷たい瞳だった。
※この作品は、読んでいただいた皆さまのおかげで書籍化することができました。
綺麗なイラストまでつけていただき感無量です。
これまで応援いただき、本当にありがとうございました。
レジーナのサイトで番外編が読めますので、そちらものぞいていただけると嬉しいです。
https://www.regina-books.com/extra/login
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる