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第19話 イリオスと新王妃
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ようやく落ち着いたらしいグレイスは、目元を赤くして小さく息を吐いた。
「……ごめんなさい、イリオス。わたくし、動揺してしまって、あなたにひどい言葉を言ってしまったわ」
「気にしてない」
「でも、」
「本当にごめんなさい」と気落ちするグレイスの目尻を親指で拭ってやる。泣き腫らした垂れ目がちの目元は熱を持っており、放っておけば腫れてしまうだろうと思った。
「グレイス。目元を冷やした方が良い。……父上が見たら、不審に思われる」
そう言って目元から手を放すと、グレイスの肩がびくりと跳ねた。
グレイスはイリオスから離れ、「……そうね」とだけ囁くように言って、痛みを堪えるように胸元を押さえた。
重苦しい沈黙が落ちる中、口火を切ったのはグレイスだった。
「……あの、イリオス……ごめんなさい」
「…………」
グレイスの言わんとする事を察して、話題を避けるように扉の鍵を開けた。それでも猶も追い縋ろうとするグレイスに、
「エフィーリアを迎えた以上、彼女との婚姻は避けられないだろう」
そう言って、半身だけ振り向き、強張った表情を浮かべたグレイスに残酷な真実を告げる。
「心ではお前のことを想っていても、俺はエフィーリアと初夜を迎えるし口づけも交わすだろう」
「そんな……っ」
「それが俺のため、そしてエクリオの安寧のためだと……お前も分かっているだろう」
何も言えず言葉を詰まらせるグレイスに、諦めにも似た感情を覚えた。
ミレイと出会う前は、エフィーリアなど浄化の道具にしか過ぎないと思っていた。利用するだけ利用して、いずれは捨てる事になるだろうとも。それがエフィーリアの運命だと、避けられない定めなのだと自分に言い聞かせてきた。
――ゼスフォティーウは人間の娘に心を奪われ、ヴァートゥルナを捨てる。
歴史上のエフィーリアが、寸分の狂いなく辿った道。そしてその運命から、先代のエフィーリア――母ですら逃れることが出来なかった。
イリオスは俯いたまま押し黙るグレイスを見下ろした。
――グレイス。
恥じらうように咲く、野花のように可憐な女性。
彼女は、イリオス幼馴染であり、初恋の相手であり。父の妻となった今でも、イリオスが心から愛する女性であり、……母上を自害に追いやった人物でもある。
ゼスフォティーウ――父王は、娘ほど年の離れたグレイスに心を奪われた。それはグレイスのせいではないと分かっている。……分かってはいるが、納得は出来なかった。
しかしイリオスは、変わらずグレイスを愛している。
だからこそ、ミレイに口づけたイリオスは思ってしまった。
――ああ。結局は自分も、エフィーリアを捨てるクソ野郎に成り下がるのか、と。
イリオスは正面を向いて、扉の取手に手を掛けた。そして「グレイス」と、愛し、憎んでもいる女性の名を呼ぶ。
「俺はお前を愛している。だが、エフィーリアを蔑ろにする気はない」
「……っ、イリオス……」
「だから距離を置こう。エフィーリア……ミレイ殿を傷つけたくはない。心から愛することはできなくても、形だけでも仲睦まじい夫婦になりたいと思っている」
「そんな……待って、イリオス」
震える声で自分の名を呼ぶグレイスに振り向くことなく扉を開ける。
「俺は父上に、先程の件について報告しに行く。……じき日が暮れる。お前は部屋に戻れ、グレイス」
「待って! イリオ――」
縋るグレイスの手を払い、イリオスは、廊下へと足を踏み出した。
扉を閉めてふーっと息を吐いたところに、グレイスの専属侍女が早足でやってきた。逼迫した顔で頭を下げた侍女に、
「……王妃殿下はお疲れのご様子。エフィーリア様も臥せっておられる。おそらく、晩餐会は見送ることになるだろう。王妃殿下には、明日の式に備えて早く休まれるように、と伝えおいてくれ」
「かしこまりました」
言って膝を曲げた侍女と入れ違うように廊下を歩き出す。
夕暮れの迫りくる闇を背にしながら辿り着いた謁見の間。その大きな真鍮製の戸を護る騎士たちに、
「王太子イリオス。国王陛下にお目通り願いたい」
と言うと、左手に立っていた騎士が「王太子イリオス殿下ご入室!」と声を上げ、右手の騎士が扉を開けた。
イリオスは姿勢を正すと、玉座まで続く真紅のカーペットの上を大股で歩き、玉座を見上げることが出来る位置で止まった。片膝をつき、頭を垂れる。
「エクリオの朱雀、国王陛下に拝謁いたします」
「――楽にせよ」
「はっ! ありがたく存じます」
言って立ち上がった先には、椅子に座り、忙しそうに執務をこなす父王――ディセオ・ド・エクリオの姿があった。
暫しの沈黙の後、羽根ペンを置いたディセオが咳払いをし、側に仕えていた侍従長が紅茶を差し出した。それを受け取ってひと口飲むと、ようやくイリオスを見下ろした。
「……一騒動あったらしいな」
威厳を感じさせる重厚な声で問われ、言外に責められているのだと察したイリオスは、その場で膝をつき、「全ては私の不徳の致すところでございます」と頭を下げた。
ディセオは疲労を滲ませた息を吐いて、侍従を下がらせた。
「イリオス。……ここには父と息子のそなただけしかおらぬ。堅苦しいのはよせ。余計に疲れが溜まる」
言って目頭を揉むようにつまんだディセオに、
「父上。大分お疲れのようですね。お顔の色が優れません」
と言った。ふん、と鼻を鳴らしたディセオは、一枚の書類を投げて寄越した。床に落ちた書類を拾い上げたイリオスは、文書に目を通して眉根を寄せた。
「父上。これは一体……」
「元老院の狸爺共が、グレイスを廃位させるつもりがないなら、儂も一緒に王位を退けなどと言ってきた」
言って紅茶を飲み干したディセオは、ティーカップを投げ捨てた。広い空間に、パリーン! と陶器が割れる音が響き渡る。控えの間から急いでやってきた侍従見習いが、割れたカップを回収し、侍従長は新しく入れた紅茶を置いて下がっていった。
「……ごめんなさい、イリオス。わたくし、動揺してしまって、あなたにひどい言葉を言ってしまったわ」
「気にしてない」
「でも、」
「本当にごめんなさい」と気落ちするグレイスの目尻を親指で拭ってやる。泣き腫らした垂れ目がちの目元は熱を持っており、放っておけば腫れてしまうだろうと思った。
「グレイス。目元を冷やした方が良い。……父上が見たら、不審に思われる」
そう言って目元から手を放すと、グレイスの肩がびくりと跳ねた。
グレイスはイリオスから離れ、「……そうね」とだけ囁くように言って、痛みを堪えるように胸元を押さえた。
重苦しい沈黙が落ちる中、口火を切ったのはグレイスだった。
「……あの、イリオス……ごめんなさい」
「…………」
グレイスの言わんとする事を察して、話題を避けるように扉の鍵を開けた。それでも猶も追い縋ろうとするグレイスに、
「エフィーリアを迎えた以上、彼女との婚姻は避けられないだろう」
そう言って、半身だけ振り向き、強張った表情を浮かべたグレイスに残酷な真実を告げる。
「心ではお前のことを想っていても、俺はエフィーリアと初夜を迎えるし口づけも交わすだろう」
「そんな……っ」
「それが俺のため、そしてエクリオの安寧のためだと……お前も分かっているだろう」
何も言えず言葉を詰まらせるグレイスに、諦めにも似た感情を覚えた。
ミレイと出会う前は、エフィーリアなど浄化の道具にしか過ぎないと思っていた。利用するだけ利用して、いずれは捨てる事になるだろうとも。それがエフィーリアの運命だと、避けられない定めなのだと自分に言い聞かせてきた。
――ゼスフォティーウは人間の娘に心を奪われ、ヴァートゥルナを捨てる。
歴史上のエフィーリアが、寸分の狂いなく辿った道。そしてその運命から、先代のエフィーリア――母ですら逃れることが出来なかった。
イリオスは俯いたまま押し黙るグレイスを見下ろした。
――グレイス。
恥じらうように咲く、野花のように可憐な女性。
彼女は、イリオス幼馴染であり、初恋の相手であり。父の妻となった今でも、イリオスが心から愛する女性であり、……母上を自害に追いやった人物でもある。
ゼスフォティーウ――父王は、娘ほど年の離れたグレイスに心を奪われた。それはグレイスのせいではないと分かっている。……分かってはいるが、納得は出来なかった。
しかしイリオスは、変わらずグレイスを愛している。
だからこそ、ミレイに口づけたイリオスは思ってしまった。
――ああ。結局は自分も、エフィーリアを捨てるクソ野郎に成り下がるのか、と。
イリオスは正面を向いて、扉の取手に手を掛けた。そして「グレイス」と、愛し、憎んでもいる女性の名を呼ぶ。
「俺はお前を愛している。だが、エフィーリアを蔑ろにする気はない」
「……っ、イリオス……」
「だから距離を置こう。エフィーリア……ミレイ殿を傷つけたくはない。心から愛することはできなくても、形だけでも仲睦まじい夫婦になりたいと思っている」
「そんな……待って、イリオス」
震える声で自分の名を呼ぶグレイスに振り向くことなく扉を開ける。
「俺は父上に、先程の件について報告しに行く。……じき日が暮れる。お前は部屋に戻れ、グレイス」
「待って! イリオ――」
縋るグレイスの手を払い、イリオスは、廊下へと足を踏み出した。
扉を閉めてふーっと息を吐いたところに、グレイスの専属侍女が早足でやってきた。逼迫した顔で頭を下げた侍女に、
「……王妃殿下はお疲れのご様子。エフィーリア様も臥せっておられる。おそらく、晩餐会は見送ることになるだろう。王妃殿下には、明日の式に備えて早く休まれるように、と伝えおいてくれ」
「かしこまりました」
言って膝を曲げた侍女と入れ違うように廊下を歩き出す。
夕暮れの迫りくる闇を背にしながら辿り着いた謁見の間。その大きな真鍮製の戸を護る騎士たちに、
「王太子イリオス。国王陛下にお目通り願いたい」
と言うと、左手に立っていた騎士が「王太子イリオス殿下ご入室!」と声を上げ、右手の騎士が扉を開けた。
イリオスは姿勢を正すと、玉座まで続く真紅のカーペットの上を大股で歩き、玉座を見上げることが出来る位置で止まった。片膝をつき、頭を垂れる。
「エクリオの朱雀、国王陛下に拝謁いたします」
「――楽にせよ」
「はっ! ありがたく存じます」
言って立ち上がった先には、椅子に座り、忙しそうに執務をこなす父王――ディセオ・ド・エクリオの姿があった。
暫しの沈黙の後、羽根ペンを置いたディセオが咳払いをし、側に仕えていた侍従長が紅茶を差し出した。それを受け取ってひと口飲むと、ようやくイリオスを見下ろした。
「……一騒動あったらしいな」
威厳を感じさせる重厚な声で問われ、言外に責められているのだと察したイリオスは、その場で膝をつき、「全ては私の不徳の致すところでございます」と頭を下げた。
ディセオは疲労を滲ませた息を吐いて、侍従を下がらせた。
「イリオス。……ここには父と息子のそなただけしかおらぬ。堅苦しいのはよせ。余計に疲れが溜まる」
言って目頭を揉むようにつまんだディセオに、
「父上。大分お疲れのようですね。お顔の色が優れません」
と言った。ふん、と鼻を鳴らしたディセオは、一枚の書類を投げて寄越した。床に落ちた書類を拾い上げたイリオスは、文書に目を通して眉根を寄せた。
「父上。これは一体……」
「元老院の狸爺共が、グレイスを廃位させるつもりがないなら、儂も一緒に王位を退けなどと言ってきた」
言って紅茶を飲み干したディセオは、ティーカップを投げ捨てた。広い空間に、パリーン! と陶器が割れる音が響き渡る。控えの間から急いでやってきた侍従見習いが、割れたカップを回収し、侍従長は新しく入れた紅茶を置いて下がっていった。
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