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第301話:幼なじみの出馬
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「『出馬』って…何言ってるのよイザーク!?
そんなのダメに決まってるでしょ!」
イザークの参戦表明に、ミアが声を荒らげた。
彼女はツカツカとイザークの元へ歩いて行く。
お、おいおい…?
「エドウィンとはレイト君が闘うのよ!
なんであなたが参戦する必要があるのよ!?」
「ミ、ミア…」
彼女の激しい剣幕に、イザークは一瞬たじろぐ…が、すぐに表情を戻した。
「僕だって…この村を変えたい気持ちはあるんだ。
だからずっと今まで戦士長と闘ってきたんじゃないか」
「でも…あなたはその度に負け続けて、ひどい怪我もしてきたじゃない!
ぜったいにダメよ!
今回はレイト君に任せるのよ!」
「さっきから『レイト君』『レイト君』って…!
僕は…確かに彼に比べて力が弱いよ。
でもだからって…今までやってきたことを放り出すことなんてできない!」
「あなたの看病をしてきたのも私よ!
毎月傷だらけの幼なじみの姿を見せられる私の気持ちが分からないの!?」
ちょっと…、ヤバいヤバい!!
ヒートアップしてきやがった!
まさか俺とエドウィンのリベンジ戦…、イザークはよく思ってなかったのか!?
「落ち着きなさい、二人とも。
そもそも前提条件が一対一の勝負です。
二人がかりでエドウィンと対戦するのは…。
残念ながらイザークの主張は認められないかと」
間に割って止めたのはザベっさん。
冷静にイザークの提案を考えてくれたようだ。
うーん、そうか…。
俺がエドウィンと闘うということは、イザークの役目を奪っちまうことになるのか。
そこまで考え至らなかったな…。
…よし。
「待てよザベっさん。
とりあえず親父さんに話だけしてみようぜ。
そもそも俺はルカと『合体』して闘うつもりだから、こっちは元々二人みたいなもんだし」
霊森人三人の所へ近づいて、そんな提案をしてみた。
ちなみに俺とルカの合体の件は先方さんも了承済みだ。
「しかし…」
「ちょっとレイト君まで何言ってるの!?
とにかくダメったらダメ!
私はイザークにこれ以上…」
ポン
さらにもう一人、こちらにやって来る。
その人物はミアの背中に手を置いて、優しく諭し始めた。
「あっ…テオ君?」
「コイツを行かせてやってくれミア嬢。
男ってのは何ごとも中途半端は好かないんだ。
レイトだけに美味しいところを持ってかせるわけにはいかねえ…。
だろ? イザーク」
ニカッと、笑いかけるテオ。
…? ずいぶん物分りいいって言うか、なんだか事情を既に知ってたみたいな雰囲気だな。
「はい…! ミア、お願いだ。
どうしても僕は〝対立試合〟で勝ちたいんだ!
…そしたら、堂々と君を…」
「な、なによ?」
「…あっ!? えと…その、なんでもない!
とっ、とにかく!
誰が何と言おうと、僕はレイトと一緒に闘うって決めたから!」
再びイザークは拳を握り締め、ミアに訴えかけた。
あれ? テオがなぜか後ろで肩竦めてる…。
決意表明としては充分伝わった気がするけどな。
すると、ミアは大きくため息をついてクルッと俺の方に身体を向けた。
「レイト君…。私の幼なじみ、守ってくれる?
約束しないとここから帰してあげないわよ」
「なんだその脅迫じみたセリフは…。
普通に『イザークを頼む』って言えばいいだろ」
「う、うるさいわね! ちょっと気恥ずかしいの!
それでどうなの? 約束してくれるの?」
「前向きに善処する」
「微妙な返事ね…。まあ、いいわ。
イザーク!
あなたもやるからには必ず勝ちなさいよ!」
「うん! 分かった!」
☆☆☆
ミアの説得が無事に終わったので、次はセンチュリー親子だ。
俺とルカ、ザベっさんとイザークは宿を出て、彼らの家へ向かっていた。
村の様子を見てみると、皆さんお元気なようで
闘いの影響はほぼ見当たらなかった。
一部包帯を体に巻いている人もチラホラいたが、どうやら大事ないようで、笑顔でいつもの仕事をしている。
ちなみに物資を持ってきてくれた王国騎士団の方々は、人数的に宿へ入りきらないため、村の近くにキャンプを設置したらしく、全員そこで寝泊まりしている。
もしかしてカンバクとアリサもそっちに行ったのかな?
「あ! レイト君たちニャ!
今からお出かけするのニャ?」
すると、村の子どもに交じって遊んでいたセリーヌがトタトタとこちらへ駆け寄ってきた。
ガキンチョどもにセリーヌは人気らしく、たびたび姿を消してはその辺を走り回っていた。
…こいつ歳けっこういってるんだけどな。
「これからセンチュリー夫妻の家へ行き、魔族の報告と例の件について話し合いを行なう。
君は先ほどから呑気に遊んでいるが、荷物はもうまとめ終わったのか?」
人間形態に変身したルカがやれやれといったご様子で訊くと、セリーヌの耳と尻尾がピコンと天を仰いだ。
「ニャッ! そういえばまだだったニャ!
急いで片付けてくるニャ!」
回れ右して駆け出そうとした瞬間、グイッと誰かに引っ張られた。
一緒にいたチビたちだ。
「えー、セリーヌおねーちゃんもう帰るの?」
「もっと遊びたーい!」
「〝しーふ〟ごっこ楽しいの!」
「ニャア…ゴメンね。
あたしもまだ帰りたくないけど、残念ながらそう決まっちゃったのニャ。
…お荷物の片付けが終わったら、もう一回遊ぶニャ!」
「「「ハーイ!」」」
おお…セリーヌ隊長、えらい慕われようだな。
すっかり大スターじゃないか。
彼女は子どもたちと俺らに手を振って、宿へ戻って行った。
「…モービル様にはドノヴァン村出身として感謝をしなければなりません。
この村では、子どもたちの遊び相手をしてくれる大人がなかなかいませんので…」
「うん…みんな畑仕事や、村の防衛とか訓練で忙しいからね。
僕からセリーヌさんにお礼を言っておくよ」
「何気にアイツ、老若男女面倒見はいいしな。
どれ、じゃあ気を取り直してザベ家に……」
その時、俺は発見してしまった。
キャッキャっと楽しそうな子どもたちを、物陰からヨダレまみれで『観察』しているメガネ女を…
(ああ…霊森人の子どもたち…。
なんて可愛いのでしょう…!
こんな閉鎖的空間にあの天使たちを閉じ込めるなんて、〝族員〟とやら…許しておけま)
「………………」
「どうした零人?」
「いや…なんでもない。早く行こうぜ」
俺はなるべく早足でその場を去った。
そんなのダメに決まってるでしょ!」
イザークの参戦表明に、ミアが声を荒らげた。
彼女はツカツカとイザークの元へ歩いて行く。
お、おいおい…?
「エドウィンとはレイト君が闘うのよ!
なんであなたが参戦する必要があるのよ!?」
「ミ、ミア…」
彼女の激しい剣幕に、イザークは一瞬たじろぐ…が、すぐに表情を戻した。
「僕だって…この村を変えたい気持ちはあるんだ。
だからずっと今まで戦士長と闘ってきたんじゃないか」
「でも…あなたはその度に負け続けて、ひどい怪我もしてきたじゃない!
ぜったいにダメよ!
今回はレイト君に任せるのよ!」
「さっきから『レイト君』『レイト君』って…!
僕は…確かに彼に比べて力が弱いよ。
でもだからって…今までやってきたことを放り出すことなんてできない!」
「あなたの看病をしてきたのも私よ!
毎月傷だらけの幼なじみの姿を見せられる私の気持ちが分からないの!?」
ちょっと…、ヤバいヤバい!!
ヒートアップしてきやがった!
まさか俺とエドウィンのリベンジ戦…、イザークはよく思ってなかったのか!?
「落ち着きなさい、二人とも。
そもそも前提条件が一対一の勝負です。
二人がかりでエドウィンと対戦するのは…。
残念ながらイザークの主張は認められないかと」
間に割って止めたのはザベっさん。
冷静にイザークの提案を考えてくれたようだ。
うーん、そうか…。
俺がエドウィンと闘うということは、イザークの役目を奪っちまうことになるのか。
そこまで考え至らなかったな…。
…よし。
「待てよザベっさん。
とりあえず親父さんに話だけしてみようぜ。
そもそも俺はルカと『合体』して闘うつもりだから、こっちは元々二人みたいなもんだし」
霊森人三人の所へ近づいて、そんな提案をしてみた。
ちなみに俺とルカの合体の件は先方さんも了承済みだ。
「しかし…」
「ちょっとレイト君まで何言ってるの!?
とにかくダメったらダメ!
私はイザークにこれ以上…」
ポン
さらにもう一人、こちらにやって来る。
その人物はミアの背中に手を置いて、優しく諭し始めた。
「あっ…テオ君?」
「コイツを行かせてやってくれミア嬢。
男ってのは何ごとも中途半端は好かないんだ。
レイトだけに美味しいところを持ってかせるわけにはいかねえ…。
だろ? イザーク」
ニカッと、笑いかけるテオ。
…? ずいぶん物分りいいって言うか、なんだか事情を既に知ってたみたいな雰囲気だな。
「はい…! ミア、お願いだ。
どうしても僕は〝対立試合〟で勝ちたいんだ!
…そしたら、堂々と君を…」
「な、なによ?」
「…あっ!? えと…その、なんでもない!
とっ、とにかく!
誰が何と言おうと、僕はレイトと一緒に闘うって決めたから!」
再びイザークは拳を握り締め、ミアに訴えかけた。
あれ? テオがなぜか後ろで肩竦めてる…。
決意表明としては充分伝わった気がするけどな。
すると、ミアは大きくため息をついてクルッと俺の方に身体を向けた。
「レイト君…。私の幼なじみ、守ってくれる?
約束しないとここから帰してあげないわよ」
「なんだその脅迫じみたセリフは…。
普通に『イザークを頼む』って言えばいいだろ」
「う、うるさいわね! ちょっと気恥ずかしいの!
それでどうなの? 約束してくれるの?」
「前向きに善処する」
「微妙な返事ね…。まあ、いいわ。
イザーク!
あなたもやるからには必ず勝ちなさいよ!」
「うん! 分かった!」
☆☆☆
ミアの説得が無事に終わったので、次はセンチュリー親子だ。
俺とルカ、ザベっさんとイザークは宿を出て、彼らの家へ向かっていた。
村の様子を見てみると、皆さんお元気なようで
闘いの影響はほぼ見当たらなかった。
一部包帯を体に巻いている人もチラホラいたが、どうやら大事ないようで、笑顔でいつもの仕事をしている。
ちなみに物資を持ってきてくれた王国騎士団の方々は、人数的に宿へ入りきらないため、村の近くにキャンプを設置したらしく、全員そこで寝泊まりしている。
もしかしてカンバクとアリサもそっちに行ったのかな?
「あ! レイト君たちニャ!
今からお出かけするのニャ?」
すると、村の子どもに交じって遊んでいたセリーヌがトタトタとこちらへ駆け寄ってきた。
ガキンチョどもにセリーヌは人気らしく、たびたび姿を消してはその辺を走り回っていた。
…こいつ歳けっこういってるんだけどな。
「これからセンチュリー夫妻の家へ行き、魔族の報告と例の件について話し合いを行なう。
君は先ほどから呑気に遊んでいるが、荷物はもうまとめ終わったのか?」
人間形態に変身したルカがやれやれといったご様子で訊くと、セリーヌの耳と尻尾がピコンと天を仰いだ。
「ニャッ! そういえばまだだったニャ!
急いで片付けてくるニャ!」
回れ右して駆け出そうとした瞬間、グイッと誰かに引っ張られた。
一緒にいたチビたちだ。
「えー、セリーヌおねーちゃんもう帰るの?」
「もっと遊びたーい!」
「〝しーふ〟ごっこ楽しいの!」
「ニャア…ゴメンね。
あたしもまだ帰りたくないけど、残念ながらそう決まっちゃったのニャ。
…お荷物の片付けが終わったら、もう一回遊ぶニャ!」
「「「ハーイ!」」」
おお…セリーヌ隊長、えらい慕われようだな。
すっかり大スターじゃないか。
彼女は子どもたちと俺らに手を振って、宿へ戻って行った。
「…モービル様にはドノヴァン村出身として感謝をしなければなりません。
この村では、子どもたちの遊び相手をしてくれる大人がなかなかいませんので…」
「うん…みんな畑仕事や、村の防衛とか訓練で忙しいからね。
僕からセリーヌさんにお礼を言っておくよ」
「何気にアイツ、老若男女面倒見はいいしな。
どれ、じゃあ気を取り直してザベ家に……」
その時、俺は発見してしまった。
キャッキャっと楽しそうな子どもたちを、物陰からヨダレまみれで『観察』しているメガネ女を…
(ああ…霊森人の子どもたち…。
なんて可愛いのでしょう…!
こんな閉鎖的空間にあの天使たちを閉じ込めるなんて、〝族員〟とやら…許しておけま)
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