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第290話:ペルソナアップデート
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<ユーザー認証、マミヤ・レイトを確認。
前々回の使用履歴と現状態から、ユーザーの身体及び精神状態に異常の兆し有り。
『仮面遊戯』利用規約に従い、当該ユーザーのバイタルチェックを行います。
しばらくお待ちください>
『仮面遊戯』を起動させると、いつもよりセリフが多めだった。
バイタルチェック…?
へぇ、そんなこともできんのか。
本当に色んな機能付いてるなこの仮面。
「前に『炎獣』と闘った時に比べると、起動にずいぶん時間が掛かっているな。
零人のバイタルなど常に私が把握している。
わざわざ仮面が確かめるまでもないのだがな」
ルカは俺の内側で、少し面白くなさそうに嘆息を吐く。
彼女曰く〝契約者〟と合体してる時は、身体を保護してくれるだけでなく、見てる景色から踏みしめている大地まで、肌に触れるように感じられるそうだ。
逆に『癒着』の時はルカが動かす身体に俺が融合する形になるが、俺はそこまでの感覚の共有ができない。
たぶん、『宝石』だけの特殊な能力なんだろうな。
…と、そうだ。
ルカにもあのこと伝えないと。
「『前々回の』って言ってたし、多分『悪魔』を警戒してるんじゃないかな。
…実は出発前、モネから『緊急回線』で着信があったんだ」
「なに? 彼女の方から掛けてきたのか?
たしかそれは金が掛かる機能と言っていなかったか?」
「あ、いや…来たのは『留守電』…ええと、伝言サービスみたいなもんだ。
で、肝心の内容なんだけど、俺が暴れた時に使った『新機能』な…あれをモネの許可なしに起動させちまったのがまずかったらしいんだ」
☆☆☆
『悪魔』と化してしまい、山の展望台で暴れた俺が、重傷の身で宿に運び込まれてきたアリサと同じ部屋に詰め込まれて間もない頃。
デズモンドと闘うために使用した仮面遊戯は、目覚めた時には既に俺の懐へ戻されていた。
問題はそのあと。
己の犯した罪を猛反省してベットから天井を眺めていると、その懐に入っていた仮面が突然『振動』し始めたのだ。
ヴヴヴッ! ヴヴヴッ!
「ぬわっ!? な、なんだぁ…?」
肌身離さず付けていたことが災いになったのか、俺の腰も連動して震え出す。
おかげで変な悲鳴をあげてしまった。
…って、やべ。
すぐ隣でまだ寝てる怪我人さんもいるんだった。
静かにしないと。
「あれ、仮面遊戯が小刻みに動いてる?
え、バイブ機能? どうなってんだ?」
腰から仮面を切り離して両手で持ってみる。
うーん、もしかしてこれって…?
スマホを持つ現代っ子…つーか地球の出身ならこの現象が起こった原因にだいたい検討がつくだろう。
俺は寝っ転がったまま、仮面を裏返して顔へ装着した。
<ユーザー認証、マミヤ・レイトを確認。
通達。
メインID:201570より『緊急回線』経由にて〝着信〟あり。
発信者はメインユーザー、モネ・ラミレス。
受信メッセージを開封しますか?>
やっぱりか。
モネの方から掛けてきたってことは、何か俺に伝えたいことがあるんだろうか?
それに『開封』ってことは、モネと通話はできないのか。
「…うん。お願い」
<了解。メッセージを開封…再生します>
僅かな間のあと最初に再生された第一声は…『雄叫び』だった。
<ばかーーーーーー!!!!>
「うるさっ!?」
キーーーン…と、仮面越しに耳へ貫くモネのシャウト。
そして続けざまに、彼女は『説教』をマシンガンのように浴びせてきた。
<もうっ! マミヤ君のバカバカバカ!
どうしてキミが『仮面強化』を使っちゃってるの!?
そのシステムはボクしか…メインユーザーしか使用しちゃいけないの!>
「な、なんだよモネ。
そんなのっけからいきなり怒らなくても…」
…って、これは録音されたメッセージだった。
返事しても仕方ないんじゃないか?
案の定、モネは俺の返答に答えずに次の言葉を紡いだ。
<ハァ…いい?
最初に言っておくけど、このメッセージは一方通行だから返事は結構だよ。
今からキミが使ってしまった『仮面強化システム』について、それがどういうものか教えておくね>
「あ、はい…」
説明つってもな…。
仮面遊戯から大体は聞いてるんだけどな。
<まず、そのシステムは『副仮面』には搭載されていなかったんだ。
だけどキミと出会う少し前に、『仮面更新』が『副仮面』に施された。
その内容は本来『主仮面』にしか組み込まれていない『仮面強化システム』の追加だったんだよ…。
ボクがその更新内容を知ったのは、よりによってキミがシステムを使用したって利用通知が来てからなんだ>
ペルソナ…アップデートだと?
おいおい…。
いよいよ本格的に異世界ファンタジーに似合わねえ代物になってきたじゃねえか。
てかネットも通ってないのにいったいどっからパッチ落としてんだ?
<それも含めて、キミがこっちに戻ってきたあと『仮面遊戯』のことを少しずつ教えていくつもりだったんだけどね。
味しめてこれ以上使われるとすごく困るから、仕方なくボクの方から連絡した>
そうだったのか…。
いや、別にまたコレを使うつもりはないけど。
だって今の形ドラゴンだし。
<『仮面強化』の基本的な使い方はキミのことだからすぐ理解したと思うし、とりあえずそこの説明は省くよ。
そのシステムの長所と欠点だけ伝えておく>
「長所と欠点?」
<メモの準備はいいかい?
最初に長所は…>
「メモ!? ちょ…待っ!」
☆☆☆
「…ってことがあったんだ。
えっと、今の話で理解できた?」
「ああ、問題ない。
これで君が私と闘ったときのあの爆発的な力にも合点がいったよ。
一応概要は把握したが…、私から提案したとはいえ、ラミレスに悪いことをしてしまうな」
「へへ、まあな。
生きてマミヤ邸に戻って…一緒に怒られようぜ」
<……チェック終了、バイタルに異常なし。
『哀しき竜』モード起動>
「お、ちょうどバイタルチェックとやらも終わったな。
…おし、相棒。準備はいいか!?」
「ああ! 覚悟は決めた。
私たちなりの〝反撃の狼煙〟を焚いてやろう」
前々回の使用履歴と現状態から、ユーザーの身体及び精神状態に異常の兆し有り。
『仮面遊戯』利用規約に従い、当該ユーザーのバイタルチェックを行います。
しばらくお待ちください>
『仮面遊戯』を起動させると、いつもよりセリフが多めだった。
バイタルチェック…?
へぇ、そんなこともできんのか。
本当に色んな機能付いてるなこの仮面。
「前に『炎獣』と闘った時に比べると、起動にずいぶん時間が掛かっているな。
零人のバイタルなど常に私が把握している。
わざわざ仮面が確かめるまでもないのだがな」
ルカは俺の内側で、少し面白くなさそうに嘆息を吐く。
彼女曰く〝契約者〟と合体してる時は、身体を保護してくれるだけでなく、見てる景色から踏みしめている大地まで、肌に触れるように感じられるそうだ。
逆に『癒着』の時はルカが動かす身体に俺が融合する形になるが、俺はそこまでの感覚の共有ができない。
たぶん、『宝石』だけの特殊な能力なんだろうな。
…と、そうだ。
ルカにもあのこと伝えないと。
「『前々回の』って言ってたし、多分『悪魔』を警戒してるんじゃないかな。
…実は出発前、モネから『緊急回線』で着信があったんだ」
「なに? 彼女の方から掛けてきたのか?
たしかそれは金が掛かる機能と言っていなかったか?」
「あ、いや…来たのは『留守電』…ええと、伝言サービスみたいなもんだ。
で、肝心の内容なんだけど、俺が暴れた時に使った『新機能』な…あれをモネの許可なしに起動させちまったのがまずかったらしいんだ」
☆☆☆
『悪魔』と化してしまい、山の展望台で暴れた俺が、重傷の身で宿に運び込まれてきたアリサと同じ部屋に詰め込まれて間もない頃。
デズモンドと闘うために使用した仮面遊戯は、目覚めた時には既に俺の懐へ戻されていた。
問題はそのあと。
己の犯した罪を猛反省してベットから天井を眺めていると、その懐に入っていた仮面が突然『振動』し始めたのだ。
ヴヴヴッ! ヴヴヴッ!
「ぬわっ!? な、なんだぁ…?」
肌身離さず付けていたことが災いになったのか、俺の腰も連動して震え出す。
おかげで変な悲鳴をあげてしまった。
…って、やべ。
すぐ隣でまだ寝てる怪我人さんもいるんだった。
静かにしないと。
「あれ、仮面遊戯が小刻みに動いてる?
え、バイブ機能? どうなってんだ?」
腰から仮面を切り離して両手で持ってみる。
うーん、もしかしてこれって…?
スマホを持つ現代っ子…つーか地球の出身ならこの現象が起こった原因にだいたい検討がつくだろう。
俺は寝っ転がったまま、仮面を裏返して顔へ装着した。
<ユーザー認証、マミヤ・レイトを確認。
通達。
メインID:201570より『緊急回線』経由にて〝着信〟あり。
発信者はメインユーザー、モネ・ラミレス。
受信メッセージを開封しますか?>
やっぱりか。
モネの方から掛けてきたってことは、何か俺に伝えたいことがあるんだろうか?
それに『開封』ってことは、モネと通話はできないのか。
「…うん。お願い」
<了解。メッセージを開封…再生します>
僅かな間のあと最初に再生された第一声は…『雄叫び』だった。
<ばかーーーーーー!!!!>
「うるさっ!?」
キーーーン…と、仮面越しに耳へ貫くモネのシャウト。
そして続けざまに、彼女は『説教』をマシンガンのように浴びせてきた。
<もうっ! マミヤ君のバカバカバカ!
どうしてキミが『仮面強化』を使っちゃってるの!?
そのシステムはボクしか…メインユーザーしか使用しちゃいけないの!>
「な、なんだよモネ。
そんなのっけからいきなり怒らなくても…」
…って、これは録音されたメッセージだった。
返事しても仕方ないんじゃないか?
案の定、モネは俺の返答に答えずに次の言葉を紡いだ。
<ハァ…いい?
最初に言っておくけど、このメッセージは一方通行だから返事は結構だよ。
今からキミが使ってしまった『仮面強化システム』について、それがどういうものか教えておくね>
「あ、はい…」
説明つってもな…。
仮面遊戯から大体は聞いてるんだけどな。
<まず、そのシステムは『副仮面』には搭載されていなかったんだ。
だけどキミと出会う少し前に、『仮面更新』が『副仮面』に施された。
その内容は本来『主仮面』にしか組み込まれていない『仮面強化システム』の追加だったんだよ…。
ボクがその更新内容を知ったのは、よりによってキミがシステムを使用したって利用通知が来てからなんだ>
ペルソナ…アップデートだと?
おいおい…。
いよいよ本格的に異世界ファンタジーに似合わねえ代物になってきたじゃねえか。
てかネットも通ってないのにいったいどっからパッチ落としてんだ?
<それも含めて、キミがこっちに戻ってきたあと『仮面遊戯』のことを少しずつ教えていくつもりだったんだけどね。
味しめてこれ以上使われるとすごく困るから、仕方なくボクの方から連絡した>
そうだったのか…。
いや、別にまたコレを使うつもりはないけど。
だって今の形ドラゴンだし。
<『仮面強化』の基本的な使い方はキミのことだからすぐ理解したと思うし、とりあえずそこの説明は省くよ。
そのシステムの長所と欠点だけ伝えておく>
「長所と欠点?」
<メモの準備はいいかい?
最初に長所は…>
「メモ!? ちょ…待っ!」
☆☆☆
「…ってことがあったんだ。
えっと、今の話で理解できた?」
「ああ、問題ない。
これで君が私と闘ったときのあの爆発的な力にも合点がいったよ。
一応概要は把握したが…、私から提案したとはいえ、ラミレスに悪いことをしてしまうな」
「へへ、まあな。
生きてマミヤ邸に戻って…一緒に怒られようぜ」
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