249 / 327
第245話:母親譲り
しおりを挟む
☆フレデリカ・シュバルツァーsides☆
完全に敵に取り囲まれてしまった私とアリサ。
姿を隠していたのになぜ見つかってしまったのか、答えは簡単だった。
敵の中に、目に頼らず熱源で獲物を見つけて捕食する魔物『魔蛇獣』が居たんだ。
くう、完全に油断しちゃってたわ…。
互いに背中を合わせて武器を構えているけど、アリサの得物は私がぶっ飛ばしちゃったから素手なのよね…。
オマケに近距離で多数を相手取らないといけない状況では弓は使いづらい。
一応、こういう時のため白兵戦用のナイフも装備してるけど、残念ながら私はテオほどの戦闘技術を持っていない。
さて、どうしようかしらね…。
「う~ん、それにしても…お友達の方はアリサみたいな薄汚い闇森人と違って、なかなかの美人さんだねぇ。
金髪の尖耳…本場の『森人』かあ。
ねえ、キミ。名前は?」
『犬妖精』である敵将ラドンが舌なめずりをしながらにじり寄る。
まったく…魔族ってやつは、どいつもこいつも当たり前のように人語を習得してやがるのね。
「自己紹介をしたいならまずは自分から名乗るのが筋なんじゃないかしら?」
「あははっ! それもそうだね!
改めまして、僕はラドン・イシュタル。
偉大なる魔王サマの直系師団、『ラドン師団』を率いてる魔族でーす!」
ピースサインを片目に当て、実に薄っぺらい名乗りをかましてきたラドン。
ずいぶん舐め腐った態度ね、このチビ。
「フレデリカ・シュ…シュライドよ。
全員、今すぐここから立ち退きなさい。
さもないと私の仲間…傭兵団がアンタ達を粉々にしてやるわよ?」
「はあ? よーへーだん?
ハッ、それならなんでキミはそこの『魔族』と一緒に行動してるんだよ?
ニンゲンの傭兵は『魔族』を退治するのが仕事だろ。
てかそれよりさ! キミ今カレシっている!?」
ダメ元でハッタリを仕掛けてみるが、ラドンは鼻で笑い飛ばし即ウソを見抜いた。
むう、さすがにこの状況じゃ通用しないわね。
元々私は口八丁が得意じゃないのよ!
内心歯ぎしりをしていると、アリサが不敵に笑いながらラドンへ語りかけた。
「ねえラドン。
今回お前が連れて来た部下って、ここにいる奴で全部?」
「なに?
いま僕フレデリカさんとお話中なんだけど?
〝裏切り者〟はちょっと黙っててくれる?」
「そっちこそすぐ女に涎垂らすクセやめたら?
それ、昔からマジでキモかったよラドン」
「…あ? なにお前? もう死にたくなった?」
アリサの挑発的な言動に、ラドンは少し声音を低くした。
いったい何を考えてるのこの女!?
「ちょ、ちょっとアリサ!
なにアイツを挑発してくれちゃってんのよ!」
「あ! やっとウチを名前で呼んでくれたね!
うんうん、やっぱ『トモダチ』ならこうでなくちゃ」
「誰がいつアンタの友達になったのよ!?
それよりこの包囲網を…」
ジャキンッ!
金属の擦れる音が一斉に轟いた。
周りには人型の魔物達が得物を差し向け、獣型の魔物が唸りながら牙を剥いている。
どうやら今の発言でラドンに火を点けてしまったようだ。
「あーホラ、思い通りにならないとすぐ部下を使って無理やりでも従わせる。
下町に住んでる女の子の中でお前の評判ホント最悪だったから」
「…え、そんなことしてたの?
確かにそれは…キモいわね」
あ。思わず同意しちゃった。
「アリサ・エボニィィィィ!!!!!」
☆セリーヌ・モービルsides☆
「ニャハハハッ! うわぁ、たかーい!
すごく気持ちいいニャ!」
「コラ、アマリハシャグナ。
身ヲ乗リ出スト落チテシマウゾ」
二手に分かれて、フレイちゃん救出大作戦を開始したあたしたち。
ドラゴンの形態に変身したオズおじさんに跨って、あたしはこれで二度…空を〝飛んだ〟。
カーティスちゃんの時は低空飛行で村に向かったから景色が見えなかったけど、今回は上空。
太陽の日差しが暑い分、風がいっぱい当たって気持ちいい!
レガリアで暮らす前は、お兄ちゃんとよく通りすがりのドラゴンや鳥型の魔物を下から眺めていたけど、実際に空を飛んでみるとこんなに爽快だったなんて!
お兄ちゃんにも乗せてあげたかったニャ~!
「マッタク…フレデリカトナディアハ嫌ガッテイタノダガ、貴殿ハ中々肝ガ座ッテイルナ」
「こんなに楽しいならもっと早く乗せて欲しかったくらいニャ!
うーん、あたしも翼が欲しいニャア」
「アッタトシテモ、重イノデ意外ト疲レルゾ。
我輩ハ翼ノ揚力ヲ得ズニ飛行ガ可能ナ、レイトトルカガ羨マシク感ジルガナ。
…ソレヨリドウダ。彼女ラハ居ルカ?」
敵の本陣の上空を旋回しつつ、フレイちゃん達を探す。
もちろんあたしとおじさんは『擬態』でばっちり隠れんぼ状態ニャ!
上から眺めて見ると敵軍は数にして、だいたい二百くらいの規模というのが分かった。
もちろん場所が場所なだけに木に隠れて見えない所もあるけど、おおよそは合っているはず。
「うーん…、ここからじゃ小さくてよく見えないニャ。
もっと下に…近くに寄れないの?」
「敵ノ中ニハ視力ヤ魔力ニ頼ラズ、熱源モシクハ音ナドデ索敵スル者モ存在スル。
迂闊ニ近付クト撃チ落トサレテシマウ」
「ニャア…」
あたしの『擬態』は姿と魔力は隠せても、発する音や身体の熱までは隠せない。
…まさかフレイちゃん、そうとは知らずに飛び込んで行ったんじゃ…?
「…あたしのせいかもニャ。
フレイちゃんに『擬態』を教えてた時、ちゃんと弱点まで伝えてなかったニャ」
「セリーヌ、気ニスルナ。
新シク覚エタ魔法ヲスグ試シタガル性分ハ母親譲リトイウダケダ。
レティモ失敗ヲ繰リ返シテハ、数々ノ魔法ヲ習得シテイッタ」
「フレイちゃんのお母さんニャ?
たしか紅の魔王を封印したって…」
「ソウダ。
デキルコトナラ代ワリニ我輩ノ寿命ヲ彼女ニクレテヤリタカッタ…」
「おじさん…」
彼の悲壮感漂うその言葉に、思わずあたしまで涙ぐんでしまった。
そっか…フレイちゃんもあたしと同じで家族を亡くしたのニャ。
おじさんが娘であるフレイちゃんに目を掛けるのは当然かもしれない。
「…ダガ、モウ二度トアノヨウナ魔法ハ誰一人使ワセン。
今度コソ確実ニ魔王ヲ滅スル為、我輩ハ貴殿ラヲ鍛エ上ゲル労力ヲ惜シマナイ」
「ニャッ!
あたしもお兄ちゃんの仇をとるためにもっと頑張るニャ!
理の国に帰ったらまた…んん?」
ふと下から妙な『匂い』の渦を嗅ぎとった。
身体の臭いではなく、殺意にまみれた負の感情の匂い…。
これって…!
「ドウシタ?」
「ああっ! 居たああ!
おじさん! 早く下降りて降りて!
フレイちゃん達が囲まれてるニャ!!」
完全に敵に取り囲まれてしまった私とアリサ。
姿を隠していたのになぜ見つかってしまったのか、答えは簡単だった。
敵の中に、目に頼らず熱源で獲物を見つけて捕食する魔物『魔蛇獣』が居たんだ。
くう、完全に油断しちゃってたわ…。
互いに背中を合わせて武器を構えているけど、アリサの得物は私がぶっ飛ばしちゃったから素手なのよね…。
オマケに近距離で多数を相手取らないといけない状況では弓は使いづらい。
一応、こういう時のため白兵戦用のナイフも装備してるけど、残念ながら私はテオほどの戦闘技術を持っていない。
さて、どうしようかしらね…。
「う~ん、それにしても…お友達の方はアリサみたいな薄汚い闇森人と違って、なかなかの美人さんだねぇ。
金髪の尖耳…本場の『森人』かあ。
ねえ、キミ。名前は?」
『犬妖精』である敵将ラドンが舌なめずりをしながらにじり寄る。
まったく…魔族ってやつは、どいつもこいつも当たり前のように人語を習得してやがるのね。
「自己紹介をしたいならまずは自分から名乗るのが筋なんじゃないかしら?」
「あははっ! それもそうだね!
改めまして、僕はラドン・イシュタル。
偉大なる魔王サマの直系師団、『ラドン師団』を率いてる魔族でーす!」
ピースサインを片目に当て、実に薄っぺらい名乗りをかましてきたラドン。
ずいぶん舐め腐った態度ね、このチビ。
「フレデリカ・シュ…シュライドよ。
全員、今すぐここから立ち退きなさい。
さもないと私の仲間…傭兵団がアンタ達を粉々にしてやるわよ?」
「はあ? よーへーだん?
ハッ、それならなんでキミはそこの『魔族』と一緒に行動してるんだよ?
ニンゲンの傭兵は『魔族』を退治するのが仕事だろ。
てかそれよりさ! キミ今カレシっている!?」
ダメ元でハッタリを仕掛けてみるが、ラドンは鼻で笑い飛ばし即ウソを見抜いた。
むう、さすがにこの状況じゃ通用しないわね。
元々私は口八丁が得意じゃないのよ!
内心歯ぎしりをしていると、アリサが不敵に笑いながらラドンへ語りかけた。
「ねえラドン。
今回お前が連れて来た部下って、ここにいる奴で全部?」
「なに?
いま僕フレデリカさんとお話中なんだけど?
〝裏切り者〟はちょっと黙っててくれる?」
「そっちこそすぐ女に涎垂らすクセやめたら?
それ、昔からマジでキモかったよラドン」
「…あ? なにお前? もう死にたくなった?」
アリサの挑発的な言動に、ラドンは少し声音を低くした。
いったい何を考えてるのこの女!?
「ちょ、ちょっとアリサ!
なにアイツを挑発してくれちゃってんのよ!」
「あ! やっとウチを名前で呼んでくれたね!
うんうん、やっぱ『トモダチ』ならこうでなくちゃ」
「誰がいつアンタの友達になったのよ!?
それよりこの包囲網を…」
ジャキンッ!
金属の擦れる音が一斉に轟いた。
周りには人型の魔物達が得物を差し向け、獣型の魔物が唸りながら牙を剥いている。
どうやら今の発言でラドンに火を点けてしまったようだ。
「あーホラ、思い通りにならないとすぐ部下を使って無理やりでも従わせる。
下町に住んでる女の子の中でお前の評判ホント最悪だったから」
「…え、そんなことしてたの?
確かにそれは…キモいわね」
あ。思わず同意しちゃった。
「アリサ・エボニィィィィ!!!!!」
☆セリーヌ・モービルsides☆
「ニャハハハッ! うわぁ、たかーい!
すごく気持ちいいニャ!」
「コラ、アマリハシャグナ。
身ヲ乗リ出スト落チテシマウゾ」
二手に分かれて、フレイちゃん救出大作戦を開始したあたしたち。
ドラゴンの形態に変身したオズおじさんに跨って、あたしはこれで二度…空を〝飛んだ〟。
カーティスちゃんの時は低空飛行で村に向かったから景色が見えなかったけど、今回は上空。
太陽の日差しが暑い分、風がいっぱい当たって気持ちいい!
レガリアで暮らす前は、お兄ちゃんとよく通りすがりのドラゴンや鳥型の魔物を下から眺めていたけど、実際に空を飛んでみるとこんなに爽快だったなんて!
お兄ちゃんにも乗せてあげたかったニャ~!
「マッタク…フレデリカトナディアハ嫌ガッテイタノダガ、貴殿ハ中々肝ガ座ッテイルナ」
「こんなに楽しいならもっと早く乗せて欲しかったくらいニャ!
うーん、あたしも翼が欲しいニャア」
「アッタトシテモ、重イノデ意外ト疲レルゾ。
我輩ハ翼ノ揚力ヲ得ズニ飛行ガ可能ナ、レイトトルカガ羨マシク感ジルガナ。
…ソレヨリドウダ。彼女ラハ居ルカ?」
敵の本陣の上空を旋回しつつ、フレイちゃん達を探す。
もちろんあたしとおじさんは『擬態』でばっちり隠れんぼ状態ニャ!
上から眺めて見ると敵軍は数にして、だいたい二百くらいの規模というのが分かった。
もちろん場所が場所なだけに木に隠れて見えない所もあるけど、おおよそは合っているはず。
「うーん…、ここからじゃ小さくてよく見えないニャ。
もっと下に…近くに寄れないの?」
「敵ノ中ニハ視力ヤ魔力ニ頼ラズ、熱源モシクハ音ナドデ索敵スル者モ存在スル。
迂闊ニ近付クト撃チ落トサレテシマウ」
「ニャア…」
あたしの『擬態』は姿と魔力は隠せても、発する音や身体の熱までは隠せない。
…まさかフレイちゃん、そうとは知らずに飛び込んで行ったんじゃ…?
「…あたしのせいかもニャ。
フレイちゃんに『擬態』を教えてた時、ちゃんと弱点まで伝えてなかったニャ」
「セリーヌ、気ニスルナ。
新シク覚エタ魔法ヲスグ試シタガル性分ハ母親譲リトイウダケダ。
レティモ失敗ヲ繰リ返シテハ、数々ノ魔法ヲ習得シテイッタ」
「フレイちゃんのお母さんニャ?
たしか紅の魔王を封印したって…」
「ソウダ。
デキルコトナラ代ワリニ我輩ノ寿命ヲ彼女ニクレテヤリタカッタ…」
「おじさん…」
彼の悲壮感漂うその言葉に、思わずあたしまで涙ぐんでしまった。
そっか…フレイちゃんもあたしと同じで家族を亡くしたのニャ。
おじさんが娘であるフレイちゃんに目を掛けるのは当然かもしれない。
「…ダガ、モウ二度トアノヨウナ魔法ハ誰一人使ワセン。
今度コソ確実ニ魔王ヲ滅スル為、我輩ハ貴殿ラヲ鍛エ上ゲル労力ヲ惜シマナイ」
「ニャッ!
あたしもお兄ちゃんの仇をとるためにもっと頑張るニャ!
理の国に帰ったらまた…んん?」
ふと下から妙な『匂い』の渦を嗅ぎとった。
身体の臭いではなく、殺意にまみれた負の感情の匂い…。
これって…!
「ドウシタ?」
「ああっ! 居たああ!
おじさん! 早く下降りて降りて!
フレイちゃん達が囲まれてるニャ!!」
1
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる