236 / 327
第232話:エルフの絆
しおりを挟む
「「……!!」」
マキオンさんから、レイト達がドノヴァン村に来てからの経緯を聞いた。
ま、まさかエリザベスのお兄さんとケンカしちゃってたなんて…!
しかもそのせいでドノヴァン村の習わしに巻き込まれている…。
アイツの不幸ぶりには脱帽するしかないわ。
「そんなわけで今エドは部屋で落ち込んで…ってエリー!?
ちょっと待ちなさい! どこ行くの!?」
マキオンさんの話を聞くなり、エリザベスは立ち上がりその場を離れようとした。
その表情はまるで親の仇を前にしたように目が血走り、唇をかみ締めている…かつて見たことがないほど怒りに満ちているものだった。
「…あの男はもはや私の兄なとではありません。
レ…レイト様に手を出すなど…!
彼に金輪際関われないよう、エドウィンを粉砕しておきます」
「「エリー!?」」
「ちょ、ちょっとアンタ落ち着きなさいよ!
今はそんなことしてる場合じゃないでしょ!?」
慌てて出ていこうとするエリザベスを羽交い締めにしたけど、ジタバタと暴れて言うこと聞かない!
…って、意外とこの子チカラ強いわね!?
「エリー聞いて! エドなら充分反省してるわ!
それにお母さんからもレイト君に謝ったわ!
お願いだからこれ以上お兄ちゃんを虐めないであげて…」
「……………」
マキオンさんの哀しみに暮れたその言葉に、エリザベスは少しだけ大人しくなった。
ふう…、なんで私が他人様の家族ケンカに巻き込まれなきゃいけないのよ…。
とんだとばっちりだわ。
「…ゴッ、ゴホン。
すまない、重ね重ね見苦しいところを…。
フレデリカさんだったか…良ければ今度はそちらの報せを聞かせてくれないか?
なんでも緊急の要件だそうじゃないか」
大きく咳払いをして、セルゲイさんが改めて私に訊ねてきた。
そ、そうだ!
親子でケンカなんてしてる暇はないのよ!
☆☆☆
「……これが今、山の下で起きていることです!
今からでも近くの傭兵団か、王国騎士団に応援を求めた方がいいわ!」
「「……………!」」
私の報告が終わると、二人は驚愕の表情を浮かべた。
そしてセルゲイさんの顔つきが凛としたものへすぐに切り替わる。
「マキオン。すぐに皆の衆を中央広場に集めろ。
畑仕事をしてる者も族員も戦士たちも全員だ!
急ぎ、戦の支度を行なうぞ!」
「ええ、分かったわ! 『幻霊共鳴』!」
コォォォン…
マキオンさんは脚先に魔力…いえ霊力を集中させ、つま先で床を軽くノックした。
湖に石を投げ入れると生まれる波紋のように、霊力は家の壁を突き抜けて渡っていく。
…すごい、なんて綺麗な魔法なのかしら…。
「よし、村全体に〝共鳴〟させたわ。
フレデリカさん、教えて頂きありがとう…。
あとは私たちに任せて、貴女たちはひとまず休んでいらっしゃいな」
「いえ、そうもいかないわ。
さっきも言ったけど、まだオズベルクが麓に居るの。
準備が終わったら私たちも彼と合流するわ!」
オズベルクのことだから大丈夫だとは思うけど、紅の騎士が近くにいる以上もし闘いにでもなってしまったら危険だ。
あの人、自分以外の存在を殺せないって言ってたからね…。
「族長、母様。先の件については後ほど詳しく伺います。
私はシュバルツァー様方々と目下の問題へ集中します故、村の方をよろしくお願いいたします」
「……分かったわ。気を付けてね、エリー。
ふぅ、シチューどころではなくなってしまったわね」
「シチュー?」
「うふふ、こちらの話よ。
フレデリカさんもエリーをよろしくお願いしますわ」
「はい!」
☆☆☆
「何事だ!? 今のはマキオンの〝共鳴〟だ!」
「中央の広場にみんな集まってるみたいだ。
ガキどもは嫁さんに預けてとりあえず俺たちも向かおう!」
「おいおいマジかよ…まだ野菜の収穫が終わってないってのに」
報告を終えた私たちは、家をあとにしてミアの民宿へと向かう。
外の様子は先ほどよりも忙しなく、元気な子供たちよりも、主に大人たちがてんやわんやと村中を走り回っていた。
「ねえ、エリザベス。
さっきあなたのママが使った魔法って何なの?」
そんな中、私はエリザベスにこんな事を聞いていた。
見たことがない魔法…というか闘いに役立ちそうな魔法なら、私はなんでも知りたい。
「あれは『幻霊共鳴』と呼んでいるドノヴァンから生まれた魔法です。
私たち霊森人は、希少な魔力を持っている故か魔物に襲われやすく、村の外では単独行動をしません。
やむを得ず離れる場合は先の魔法を使い、自身と仲間との位置関係を共有しているのでございます」
そういえば、こっちに戻る前にもイザークの霊力がどうのって言っていた気がする。
なるほど、あの魔法はそういう役目があったのね。
「へぇ~。あれ?
でもアンタ、ここまでの旅で何回も魔物と遭遇したけど狙いあまり付けられてなくない?」
そもそも近付かれる前にエリザベスがボウガンで敵を倒しちゃうというのもあるけど。
すると彼女は少し口を閉じ、物憂れげに山の方を見つめながら答えた。
「…何故か私よりレイト様の方が襲われる確率が高いので。
どうやら彼は敵味方問わず、様々な種族を惹き付ける性質を持っているようですね」
「あー…」
なんだろう、すごく納得しちゃった。
だってレイトは出会ってからずっと闘ってたり絡まれてるイメージがあるし…。
でも、そんな彼の一面も…
「好きなんでしょ? そういうところも」
「………(コクリ)」
ちょっと意地悪っぽく言ってみると、エリザベスは無表情の頬を仄かに紅色に染めて頷いた。
…ったくもう、その顔はズルいわよ。
同じ〝共同戦線〟のエルフとして、怒る気にもなれないわ。
「ふん…、ならさっさと騎士と魔族なんか片付けて、アイツにいっぱい構ってもらいましょう。
でも、覚えておきなさい?
私だって…たまにはあなたとゆっくり遊びたい」
パパとママからいつもよく言われていた。
一流の傭兵になりたければ、とにかく闘い、とにかく学んで、とにかく遊べって。
エリザベスの肩に手を置くと、彼女はそっとそれを握ってきた。
「シュバルツァー様…。
このエリザベス、あなた様の如何なる指示をも完遂してみせましょう。
今回限り、あなた様は私の〝主〟です」
「いいえ〝仲間〟よ?
ガルドの傭兵に小難しい上下関係なんていちいち不要よ」
「……フフ、そうでしたね」
少し小っ恥ずかしいこと言っちゃったかしら?
心の絆を構築した私たちはその後、宿まで仲良く手を繋いだまま歩いて向かった。
マキオンさんから、レイト達がドノヴァン村に来てからの経緯を聞いた。
ま、まさかエリザベスのお兄さんとケンカしちゃってたなんて…!
しかもそのせいでドノヴァン村の習わしに巻き込まれている…。
アイツの不幸ぶりには脱帽するしかないわ。
「そんなわけで今エドは部屋で落ち込んで…ってエリー!?
ちょっと待ちなさい! どこ行くの!?」
マキオンさんの話を聞くなり、エリザベスは立ち上がりその場を離れようとした。
その表情はまるで親の仇を前にしたように目が血走り、唇をかみ締めている…かつて見たことがないほど怒りに満ちているものだった。
「…あの男はもはや私の兄なとではありません。
レ…レイト様に手を出すなど…!
彼に金輪際関われないよう、エドウィンを粉砕しておきます」
「「エリー!?」」
「ちょ、ちょっとアンタ落ち着きなさいよ!
今はそんなことしてる場合じゃないでしょ!?」
慌てて出ていこうとするエリザベスを羽交い締めにしたけど、ジタバタと暴れて言うこと聞かない!
…って、意外とこの子チカラ強いわね!?
「エリー聞いて! エドなら充分反省してるわ!
それにお母さんからもレイト君に謝ったわ!
お願いだからこれ以上お兄ちゃんを虐めないであげて…」
「……………」
マキオンさんの哀しみに暮れたその言葉に、エリザベスは少しだけ大人しくなった。
ふう…、なんで私が他人様の家族ケンカに巻き込まれなきゃいけないのよ…。
とんだとばっちりだわ。
「…ゴッ、ゴホン。
すまない、重ね重ね見苦しいところを…。
フレデリカさんだったか…良ければ今度はそちらの報せを聞かせてくれないか?
なんでも緊急の要件だそうじゃないか」
大きく咳払いをして、セルゲイさんが改めて私に訊ねてきた。
そ、そうだ!
親子でケンカなんてしてる暇はないのよ!
☆☆☆
「……これが今、山の下で起きていることです!
今からでも近くの傭兵団か、王国騎士団に応援を求めた方がいいわ!」
「「……………!」」
私の報告が終わると、二人は驚愕の表情を浮かべた。
そしてセルゲイさんの顔つきが凛としたものへすぐに切り替わる。
「マキオン。すぐに皆の衆を中央広場に集めろ。
畑仕事をしてる者も族員も戦士たちも全員だ!
急ぎ、戦の支度を行なうぞ!」
「ええ、分かったわ! 『幻霊共鳴』!」
コォォォン…
マキオンさんは脚先に魔力…いえ霊力を集中させ、つま先で床を軽くノックした。
湖に石を投げ入れると生まれる波紋のように、霊力は家の壁を突き抜けて渡っていく。
…すごい、なんて綺麗な魔法なのかしら…。
「よし、村全体に〝共鳴〟させたわ。
フレデリカさん、教えて頂きありがとう…。
あとは私たちに任せて、貴女たちはひとまず休んでいらっしゃいな」
「いえ、そうもいかないわ。
さっきも言ったけど、まだオズベルクが麓に居るの。
準備が終わったら私たちも彼と合流するわ!」
オズベルクのことだから大丈夫だとは思うけど、紅の騎士が近くにいる以上もし闘いにでもなってしまったら危険だ。
あの人、自分以外の存在を殺せないって言ってたからね…。
「族長、母様。先の件については後ほど詳しく伺います。
私はシュバルツァー様方々と目下の問題へ集中します故、村の方をよろしくお願いいたします」
「……分かったわ。気を付けてね、エリー。
ふぅ、シチューどころではなくなってしまったわね」
「シチュー?」
「うふふ、こちらの話よ。
フレデリカさんもエリーをよろしくお願いしますわ」
「はい!」
☆☆☆
「何事だ!? 今のはマキオンの〝共鳴〟だ!」
「中央の広場にみんな集まってるみたいだ。
ガキどもは嫁さんに預けてとりあえず俺たちも向かおう!」
「おいおいマジかよ…まだ野菜の収穫が終わってないってのに」
報告を終えた私たちは、家をあとにしてミアの民宿へと向かう。
外の様子は先ほどよりも忙しなく、元気な子供たちよりも、主に大人たちがてんやわんやと村中を走り回っていた。
「ねえ、エリザベス。
さっきあなたのママが使った魔法って何なの?」
そんな中、私はエリザベスにこんな事を聞いていた。
見たことがない魔法…というか闘いに役立ちそうな魔法なら、私はなんでも知りたい。
「あれは『幻霊共鳴』と呼んでいるドノヴァンから生まれた魔法です。
私たち霊森人は、希少な魔力を持っている故か魔物に襲われやすく、村の外では単独行動をしません。
やむを得ず離れる場合は先の魔法を使い、自身と仲間との位置関係を共有しているのでございます」
そういえば、こっちに戻る前にもイザークの霊力がどうのって言っていた気がする。
なるほど、あの魔法はそういう役目があったのね。
「へぇ~。あれ?
でもアンタ、ここまでの旅で何回も魔物と遭遇したけど狙いあまり付けられてなくない?」
そもそも近付かれる前にエリザベスがボウガンで敵を倒しちゃうというのもあるけど。
すると彼女は少し口を閉じ、物憂れげに山の方を見つめながら答えた。
「…何故か私よりレイト様の方が襲われる確率が高いので。
どうやら彼は敵味方問わず、様々な種族を惹き付ける性質を持っているようですね」
「あー…」
なんだろう、すごく納得しちゃった。
だってレイトは出会ってからずっと闘ってたり絡まれてるイメージがあるし…。
でも、そんな彼の一面も…
「好きなんでしょ? そういうところも」
「………(コクリ)」
ちょっと意地悪っぽく言ってみると、エリザベスは無表情の頬を仄かに紅色に染めて頷いた。
…ったくもう、その顔はズルいわよ。
同じ〝共同戦線〟のエルフとして、怒る気にもなれないわ。
「ふん…、ならさっさと騎士と魔族なんか片付けて、アイツにいっぱい構ってもらいましょう。
でも、覚えておきなさい?
私だって…たまにはあなたとゆっくり遊びたい」
パパとママからいつもよく言われていた。
一流の傭兵になりたければ、とにかく闘い、とにかく学んで、とにかく遊べって。
エリザベスの肩に手を置くと、彼女はそっとそれを握ってきた。
「シュバルツァー様…。
このエリザベス、あなた様の如何なる指示をも完遂してみせましょう。
今回限り、あなた様は私の〝主〟です」
「いいえ〝仲間〟よ?
ガルドの傭兵に小難しい上下関係なんていちいち不要よ」
「……フフ、そうでしたね」
少し小っ恥ずかしいこと言っちゃったかしら?
心の絆を構築した私たちはその後、宿まで仲良く手を繋いだまま歩いて向かった。
1
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる