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第161話:3つの意見
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「まさか、オマエラもサイファーを知ってたんなんて…」
「まだ会ったことはないけどね」
赤竜に俺らのことを説明すると、彼女は目が点になった。
その中でとりわけ驚いていたことは、やはり『紅の魔王』の復活だ。
こんな僻地で暮らしているんじゃ、そりゃ分からないわな。
「それで、ワタシをボコボコにした海竜と、魔王と思しき人物がこの先の地域にいると…。
…運命ってこういう事を言うのかもしれないね」
「あん? 何のことだ?
…つーかルカ! お前まだ食ってんのか!?
人様のご飯なんだから少しは遠慮しろよ!」
「…モゴゴ(もうちょっと)」
地面に干し肉の骨を積み重ねていくルカは、まさに食欲旺盛で動いた箸が止まらない様子だ。
魔物とはいえ、人ん家のご飯をご馳走になってるんだからちょっとはさ…。
呆れていると、ナディアさんが神妙な面持ちで顎に手をやっていた。
「しかし、マミヤ殿。
先ほど得た情報はどうしようか?
他のメンバーに伝えるべきだろうか?」
「……悩ましいですけど、伝えましょう。
あとで俺らだけ知っていることがバレたら、パーティー内がギスギスしちゃいそうですし」
「…ん、そうだな。承知した。
ではルカ殿が食べ終わり次第、皆のところへ戻るとしよう」
でもリックがショックを受けないか心配だな…。
アイツがいちばんおっさんに懐いているし。
『竜の国』の国民性が強い男だ。
「…待って。
ワタシも連れて行ってくれない?」
「「!?」」
……い、今なんと…?
とんでもない事言わなかったかこのドラゴン…?
俺とナディアさんは耳を疑った。
「ゴクン…。ふう、馳走になった。
で、それはどういう意味だ?
なぜ君を連れて行かなければならない?」
「簡単さ、その二人に借りがあるからだよ」
『借り』…。
おっさんにボコされ、魔王にダンジョンをめちゃくちゃにされたことか。
…いや、連れてくわけねぇだろ!
「言っておくが、魔王のことならばまだ確定しているわけじゃないぞ?
あくまで『らしき』だ。
それにダアトも君にとって憎き敵だろう。
そんな奴を彼の元へむざむざ連れていくメリットがどこにある?」
いいぞいいぞ! 言ったれルカ!
なんだったら転移でどっか飛ばしたれ!
しかし、俺の内心で発足していたアンチドラゴン応援団は、次の会話で解散することになった。
「ワタシ、別に海竜のことは憎んでいない」
「…なに?」
「それどころか逆だよ。
たしかに彼からはたくさん魔法を食らったけど、黒竜が襲撃してきた時…彼は身を呈してワタシを逃がしてくれたんだ」
「「「………」」」
そ、そうだったのか…。
てっきり三つ巴戦の末にコイツだけ逃げたのかと思ってたけど…。
「…ダアトに会って何をするつもりだ?」
「だから借りを返すだけだって。
オマエラの話じゃ、その海竜は何か目的があるんでしょ?
少しだけ彼を手伝ってやろうと思ったんだ。
…ドラゴンは借りが大嫌いだからね」
「ふむ…」
え。ちょっとルカさん!?
なんで検討中の顔つきになってるんですか!?
「それにワタシを連れて行けば、道中の魔物に襲われることはほとんどないよ?
竜の魔力は魔除けにもなるからね」
「「おおっ!」」
「お二人さん!?」
マ、マズイ!
このままじゃ野生のドラゴンと寝食を共にする羽目になる!!
い、いやだ! そんな地獄味わいたくないぞ!
「まっ、待て!
この話はフレイ達にも通すべきだと思う!
俺たちの一存で決めちゃダメだって!」
「「むっ…」」
慌てて取ってつけたように言うと、なんとか踏みとどまってくれた!
よしよし…、じゃあさっさとこっからおさらばして…。
「まあ別にオマエラが連れて行かなくても、勝手に尾行するつもりだけど。
ワタシ、上空から見張っているからね?」
「なっ、なんだと!?」
常に竜の視線に晒されながら旅をする…?
ざっけんなよ! んなの拷問と同じだろうが!
「どちらにせよ、まずは君のことを他の者に紹介する必要がある。
入り口に戻るぞ、全員私の近くに来てくれ」
「承知した。
ほらマミヤ殿、そんなに不貞腐らないで。
あと、貴公もこっちに来るんだ」
「いやだぁぁぁ!!!」
「…? そこに何かあるのかい?」
ナディアさんがズルズルと俺の襟首を掴んで引っ張っていく。
それに続くように赤竜もくっついてきた。
ああ…神さま、俺の不幸ってなんでいつもドラゴンが関わる内容なんですか…?
名もしれぬ神を呪っていると、視界が蒼く歪んだ。
ブン!
☆☆☆
「……というわけで、このドラゴンが我々に加わりたいということだが、誰か反対する者はいるか?」
「「「…………」」」
ルカの転移で洞窟の入り口に戻った。
最初はフレイが『また新しい女を連れてきた!』とか意味わからんこと言って、なぜか俺が責められたのだが、ルカが事情を説明してくれた。
そして寝ているリックをたたき起こして、件の旨を伝えると、みんなの反応はまちまちだった。
「オズベルクに恩返しをしたいねぇ…。
それ本当に信用できるの?」
「んーでもあの子から『嘘』のニオイはしないニャ。
あたしは別に良いと思うニャ」
「でも彼女は、あの赤竜なんですよね?
レイトさんじゃありませんが、ドラゴンと旅をするなんて少し危険じゃないですか?」
「私も同意いたします。
ドラゴンとは本来、孤高の存在である魔物。
団体で行動する活動能力を有しているとは思えません」
「おいおい人形女!
ドラゴンが人間に手を貸すなんて滅多にねェんだぞ!?
ありがたく提案受けようぜ!」
「俺はどちらでも構わない。
ただ、上からずっと監視されるというのは少し面白くないがな…」
賛成→ルカ、ナディアさん、セリーヌ、リック
反対→俺、フレイ、シルヴィア、ザベっさん
中立→テオ
…ざっとこんな感じで、綺麗に意見が分かれてしまった。
そして、当の彼女はというと…
「ねえ! さっきのアレなに!?
あんな魔法見たことないよ!
それによく見たらオマエも彼女と同じ魔力を宿しているよね!?
オマエラって本当にニンゲンなの!?」
「だから違うつってんだろ!
なんべん言や分かんだ!
俺は人間! ルカは『宝石』なの!」
先ほどの転移を体験して興奮状態になった赤竜から押し問答を受けている…。
ただでさえその縦長の瞳に見つめられるだけでブルっちまうんだから目合わせようとすな!
「…ちょっとあなた! 少し離れなさいよ!
レイトはドラゴン恐怖症なんだから!」
グイッと、さっきナディアさんにやられたように、再び襟首をフレイ引っ張られる俺。
…だんだんみんなの俺に対する扱いが雑になってきている気がするのは気のせい?
「うん、さっき軽くは聞いたよ。
でもワタシ、そんなの知ったこっちゃないし?
久しぶりにニンゲンに興味出てきたんだから、邪魔しないでくれるかな大きなエルフさん」
「キー!!! なによこのドラゴン!
めちゃくちゃ生意気なんですけど!」
しかし、赤竜は気ままな性格のようだ。
さっきはニンゲンが嫌いなんて言ってたくせに、ルカの能力を見た途端えらい手のひら返しだ。
「シュバルツァー様、どうか落ち着いてください」
「ちょ、ちょっと!?
エリザベスだって良くないでしょ!?
こんな得体の知れない雌ドラゴンをあなたの村に連れてくなんて!」
後ろから羽交い締めにしたザベっさんにフレイは同意を求めようとする。
ザベっさんも高身長とはいえ、フレイの身長差には負けるからか動きは完全に封じ切れないみたいだ。
「もちろん私も彼女を信用はしていませんが、この先どんな敵が待ち受けているか分からないことも事実です。
ここは『捨て駒』として迎え入れるというのはいかがでしょう?」
「えっ…? う、うーん…」
「なるほど…。
エリザベスさんの言うとおりかも…?」
会話だけ聞いたらとんでもない外道だな。
…ていうか、ヤバい!
いつの間にザベっさんとシルヴィアは賛成側に鞍替えしてんだ!
この裏切り者!
「あ、そうだ。
ワタシまだ傷が癒えてないから、しばらく闘えないからね?
魔物を追い払うくらいならできるけど」
「ええ!? 何よそれ!
ぜんぜん役に立たないじゃない!」
「…魔除けなら充分かと思いますが」
そういやグロック岩場で受けた傷のせいで、こんな所でぐーすか寝ていたんだったな。
戦闘を行なえないぐらいボコされたってことは、よっぽどオズおじさんを怒らせたのだろうか?
ちなみにリックにおっさんが襲撃を予想してグロックに留まっていたことを伝えると、鼻で笑い飛ばしながら『オレはヤツを信じる』と、ただ一言だけ言ってあとは気にしなかった。
…これに関しては俺の杞憂だったようだ。
そしてまだ悩むフレイに追い打ちをかけるが如く、ルカがとどめの一言を放った。
「安心しろシュバルツァー。
このドラゴンはただの〝非常食〟だ」
「まだ会ったことはないけどね」
赤竜に俺らのことを説明すると、彼女は目が点になった。
その中でとりわけ驚いていたことは、やはり『紅の魔王』の復活だ。
こんな僻地で暮らしているんじゃ、そりゃ分からないわな。
「それで、ワタシをボコボコにした海竜と、魔王と思しき人物がこの先の地域にいると…。
…運命ってこういう事を言うのかもしれないね」
「あん? 何のことだ?
…つーかルカ! お前まだ食ってんのか!?
人様のご飯なんだから少しは遠慮しろよ!」
「…モゴゴ(もうちょっと)」
地面に干し肉の骨を積み重ねていくルカは、まさに食欲旺盛で動いた箸が止まらない様子だ。
魔物とはいえ、人ん家のご飯をご馳走になってるんだからちょっとはさ…。
呆れていると、ナディアさんが神妙な面持ちで顎に手をやっていた。
「しかし、マミヤ殿。
先ほど得た情報はどうしようか?
他のメンバーに伝えるべきだろうか?」
「……悩ましいですけど、伝えましょう。
あとで俺らだけ知っていることがバレたら、パーティー内がギスギスしちゃいそうですし」
「…ん、そうだな。承知した。
ではルカ殿が食べ終わり次第、皆のところへ戻るとしよう」
でもリックがショックを受けないか心配だな…。
アイツがいちばんおっさんに懐いているし。
『竜の国』の国民性が強い男だ。
「…待って。
ワタシも連れて行ってくれない?」
「「!?」」
……い、今なんと…?
とんでもない事言わなかったかこのドラゴン…?
俺とナディアさんは耳を疑った。
「ゴクン…。ふう、馳走になった。
で、それはどういう意味だ?
なぜ君を連れて行かなければならない?」
「簡単さ、その二人に借りがあるからだよ」
『借り』…。
おっさんにボコされ、魔王にダンジョンをめちゃくちゃにされたことか。
…いや、連れてくわけねぇだろ!
「言っておくが、魔王のことならばまだ確定しているわけじゃないぞ?
あくまで『らしき』だ。
それにダアトも君にとって憎き敵だろう。
そんな奴を彼の元へむざむざ連れていくメリットがどこにある?」
いいぞいいぞ! 言ったれルカ!
なんだったら転移でどっか飛ばしたれ!
しかし、俺の内心で発足していたアンチドラゴン応援団は、次の会話で解散することになった。
「ワタシ、別に海竜のことは憎んでいない」
「…なに?」
「それどころか逆だよ。
たしかに彼からはたくさん魔法を食らったけど、黒竜が襲撃してきた時…彼は身を呈してワタシを逃がしてくれたんだ」
「「「………」」」
そ、そうだったのか…。
てっきり三つ巴戦の末にコイツだけ逃げたのかと思ってたけど…。
「…ダアトに会って何をするつもりだ?」
「だから借りを返すだけだって。
オマエラの話じゃ、その海竜は何か目的があるんでしょ?
少しだけ彼を手伝ってやろうと思ったんだ。
…ドラゴンは借りが大嫌いだからね」
「ふむ…」
え。ちょっとルカさん!?
なんで検討中の顔つきになってるんですか!?
「それにワタシを連れて行けば、道中の魔物に襲われることはほとんどないよ?
竜の魔力は魔除けにもなるからね」
「「おおっ!」」
「お二人さん!?」
マ、マズイ!
このままじゃ野生のドラゴンと寝食を共にする羽目になる!!
い、いやだ! そんな地獄味わいたくないぞ!
「まっ、待て!
この話はフレイ達にも通すべきだと思う!
俺たちの一存で決めちゃダメだって!」
「「むっ…」」
慌てて取ってつけたように言うと、なんとか踏みとどまってくれた!
よしよし…、じゃあさっさとこっからおさらばして…。
「まあ別にオマエラが連れて行かなくても、勝手に尾行するつもりだけど。
ワタシ、上空から見張っているからね?」
「なっ、なんだと!?」
常に竜の視線に晒されながら旅をする…?
ざっけんなよ! んなの拷問と同じだろうが!
「どちらにせよ、まずは君のことを他の者に紹介する必要がある。
入り口に戻るぞ、全員私の近くに来てくれ」
「承知した。
ほらマミヤ殿、そんなに不貞腐らないで。
あと、貴公もこっちに来るんだ」
「いやだぁぁぁ!!!」
「…? そこに何かあるのかい?」
ナディアさんがズルズルと俺の襟首を掴んで引っ張っていく。
それに続くように赤竜もくっついてきた。
ああ…神さま、俺の不幸ってなんでいつもドラゴンが関わる内容なんですか…?
名もしれぬ神を呪っていると、視界が蒼く歪んだ。
ブン!
☆☆☆
「……というわけで、このドラゴンが我々に加わりたいということだが、誰か反対する者はいるか?」
「「「…………」」」
ルカの転移で洞窟の入り口に戻った。
最初はフレイが『また新しい女を連れてきた!』とか意味わからんこと言って、なぜか俺が責められたのだが、ルカが事情を説明してくれた。
そして寝ているリックをたたき起こして、件の旨を伝えると、みんなの反応はまちまちだった。
「オズベルクに恩返しをしたいねぇ…。
それ本当に信用できるの?」
「んーでもあの子から『嘘』のニオイはしないニャ。
あたしは別に良いと思うニャ」
「でも彼女は、あの赤竜なんですよね?
レイトさんじゃありませんが、ドラゴンと旅をするなんて少し危険じゃないですか?」
「私も同意いたします。
ドラゴンとは本来、孤高の存在である魔物。
団体で行動する活動能力を有しているとは思えません」
「おいおい人形女!
ドラゴンが人間に手を貸すなんて滅多にねェんだぞ!?
ありがたく提案受けようぜ!」
「俺はどちらでも構わない。
ただ、上からずっと監視されるというのは少し面白くないがな…」
賛成→ルカ、ナディアさん、セリーヌ、リック
反対→俺、フレイ、シルヴィア、ザベっさん
中立→テオ
…ざっとこんな感じで、綺麗に意見が分かれてしまった。
そして、当の彼女はというと…
「ねえ! さっきのアレなに!?
あんな魔法見たことないよ!
それによく見たらオマエも彼女と同じ魔力を宿しているよね!?
オマエラって本当にニンゲンなの!?」
「だから違うつってんだろ!
なんべん言や分かんだ!
俺は人間! ルカは『宝石』なの!」
先ほどの転移を体験して興奮状態になった赤竜から押し問答を受けている…。
ただでさえその縦長の瞳に見つめられるだけでブルっちまうんだから目合わせようとすな!
「…ちょっとあなた! 少し離れなさいよ!
レイトはドラゴン恐怖症なんだから!」
グイッと、さっきナディアさんにやられたように、再び襟首をフレイ引っ張られる俺。
…だんだんみんなの俺に対する扱いが雑になってきている気がするのは気のせい?
「うん、さっき軽くは聞いたよ。
でもワタシ、そんなの知ったこっちゃないし?
久しぶりにニンゲンに興味出てきたんだから、邪魔しないでくれるかな大きなエルフさん」
「キー!!! なによこのドラゴン!
めちゃくちゃ生意気なんですけど!」
しかし、赤竜は気ままな性格のようだ。
さっきはニンゲンが嫌いなんて言ってたくせに、ルカの能力を見た途端えらい手のひら返しだ。
「シュバルツァー様、どうか落ち着いてください」
「ちょ、ちょっと!?
エリザベスだって良くないでしょ!?
こんな得体の知れない雌ドラゴンをあなたの村に連れてくなんて!」
後ろから羽交い締めにしたザベっさんにフレイは同意を求めようとする。
ザベっさんも高身長とはいえ、フレイの身長差には負けるからか動きは完全に封じ切れないみたいだ。
「もちろん私も彼女を信用はしていませんが、この先どんな敵が待ち受けているか分からないことも事実です。
ここは『捨て駒』として迎え入れるというのはいかがでしょう?」
「えっ…? う、うーん…」
「なるほど…。
エリザベスさんの言うとおりかも…?」
会話だけ聞いたらとんでもない外道だな。
…ていうか、ヤバい!
いつの間にザベっさんとシルヴィアは賛成側に鞍替えしてんだ!
この裏切り者!
「あ、そうだ。
ワタシまだ傷が癒えてないから、しばらく闘えないからね?
魔物を追い払うくらいならできるけど」
「ええ!? 何よそれ!
ぜんぜん役に立たないじゃない!」
「…魔除けなら充分かと思いますが」
そういやグロック岩場で受けた傷のせいで、こんな所でぐーすか寝ていたんだったな。
戦闘を行なえないぐらいボコされたってことは、よっぽどオズおじさんを怒らせたのだろうか?
ちなみにリックにおっさんが襲撃を予想してグロックに留まっていたことを伝えると、鼻で笑い飛ばしながら『オレはヤツを信じる』と、ただ一言だけ言ってあとは気にしなかった。
…これに関しては俺の杞憂だったようだ。
そしてまだ悩むフレイに追い打ちをかけるが如く、ルカがとどめの一言を放った。
「安心しろシュバルツァー。
このドラゴンはただの〝非常食〟だ」
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