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第118話:ガサツ女
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「♪♪♪~、♪♪♪~」
「この歌は…、まさか…っ!?」
絶対絶命のピンチに、突如アリーナ内へ澄み渡る歌声。
天使の詩と言ってもいいくらいの美声だ…。
ジョナサンはこれが何か知ってる…?
「かふっ……!フェ、フェザリィ様…!」
全身傷だらけのザベっさんが、よろよろと立ち上がる。
フェザリィ…?あっ!まさか!?
鷲獅子が首を向けている先に、その人は居た。
破壊された観客席の上に…
まるでミュージカルで熱演する〝歌姫〟。
透き通った声でアリーナ内を支配する1人の女性が、両手を広げて歌っていた。
「『従属の歌』。
さあ、その子たちを離してちょうだい」
「グア……?」
「はっ、何をしているのです!?」
鷲獅子は首を傾げながら、俺と蛇女を解放した!
身体は…動く!!
「零人、奴のバリアが消えた!
攻撃用の座標を作ったぞ!
今度こそ確実に仕留めるんだ!」
「サンキュ!!」
ブン!
「グアアッ!!」
「さっきは好き勝手に暴れやがって…!
借りは倍にして返してやるよ!!」
ドゴッ!!!
頭部のクチバシに下から掌底で上へカチあげる。
仰け反った体勢から、仰向けに…。
ジョナサンを潰す形で地面へ沈み込む。
「ぐわぁぁぁぁ!!!!
や、やめろ!!早くどけぇぇ!!!」
ジョナサンの悲鳴を聴くのは心地良いが、その前にこいつを仕留めなければ!
だが、傷付けるわけには…!
「レイト様!私をそちらに!」
「…!!ああ、頼むザベっさん!」
遠くから手を伸ばすザベっさん。
俺は彼女と鷲獅子を繋いだ。
ブン!
鷲獅子よりやや上方、ちょうど落下地点が胸部になるよう彼女を飛ばす。
「『幻霊解放』!」
ズボッ!!
「ギャウ!?」
ザベっさんの右腕が鷲獅子の胸に突き刺さる…って、おい!?
あ……血が出ていない?
どうなってる?
「零人。
君の視界を私が以前調整したエネルギー配列に合わせる。
面白いものが見れるぞ」
「は?面白いものって…なっ!?」
ズロロロッ!!
奴の胸から何か引きずり出した!?
おおよそ人間サイズのブニョブニョ動いた変なナニカ…。
ま、まさかあれが霊体?
キモ…。
掴んだソレを上に放り投げると、ザベっさんは呟くように最後の言葉を伝えた。
「さようなら」
パァン!!
跳び上がって決めたサマーソルトキックはルカの真似だろうか?
霊体はバラバラに砕け散る。
肉体の方は既に…動いていない。
「バカな…バカな…バカなあぁぁぁぁぁ!!」
かくして、鷲獅子との死闘は俺たちの勝利で幕を閉じた。
☆☆☆
闘いの後。
他のみんなの様子は怪我はしているものの、命に別状はなかった。
けど、この中でいちばん酷いダメージを負ったのはザベっさんで、俺の肩を借りて歩いている状態だ。
そしてジョナサンは鷲獅子に潰されたまま気絶している。
この後が非常に楽しみだ…。
「レイト殿!鷲獅子を倒したのか!」
「あっ!お前ら…」
「マミヤ殿!!無事だったか!」
「レイトくん!蛇女さん!」
避難組が帰ってきた。
その中には魔物と…さっき俺らを助けてくれたお姉さん(?)、『アンナ・フェザリィ』ギルド長も居た。
そうだ、まずはお礼を言わないと。
「アン…いえ、ギルド長。
先ほどはありがとうございます。
おかげで命拾いしました」
「うふふ、どういたしまして。
あと、べつに『アンナ』で構わないわよ?
それにしても…話には聞いていたけど、不思議な子ね。
今はルカちゃんと合体しているのでしょう?」
「ええまぁ…」
どうやらアンナさんは俺らの能力に興味を持ったようだ。
今の俺達は『融解』を保っている。
さっきまでぶっ飛ばされたみんなを運んでいたからね。
ムニュ、ムニュ、ムニュ
「あらヤダ!
男の子にしてはスベスベしてるのねぇ!
あ、でもルカちゃんと合体してるから今は女の子なのかしら?」
「あ、あの…?」
アンナさんは俺の頬をペタペタと触り始めて、グニグニ押し込んだりして遊び始めた。
そういやリックにもやってた…あ、アイツまた青くなって震えてやがるな。
「えっ、それどんな感触…じゃないっ!!
マミヤレイトから離れなさいよ!」
「フェザリィ様…。
お助力には感謝しますが、お戯れはこの辺で」
蛇女《ラミア》は露骨にアンナさんを睨みつけた。
助けてもらったんだからそんな顔しない。
あとザベっさんに身体を強く引っ張られた。
弱ってるんだから無理すんなよな。
…あれ?少しムスッとしてる…?
「ところで、君はなぜここへ?
暴動の騒ぎを聞きつけたのか?」
俺の身体越しにルカが質問をする。
突然のルカの声に、アンナさんはちょっとだけビクンと身体を震わせた。
「ひゃっ!もう、驚かさないでよね~。
てっきりレイト君だけかと思ってたじゃない」
「すまない。
あとでこちらの能力を教えよう。
先に君のことを聞かせてくれ」
「ええ、分かってるわ。
ちょっとだけ長くなるけどね」
☆アンナ・フェザリィsides☆
『全員〝飛び級〟扱いにせよ』
「……はぁ」
私は1枚の通知書を呆然と眺めていた。
何度も確認したが、間違いない。
世界機関からの通達だ。
偽装や冗談では決してないだろう。
かつて、ここまでのスピード出世を果たした冒険者なんていたかしら?
少し前に、『理の国』である1人の貴族くずれの女性冒険者が、異例のスピードで『堅・冒険者』まで繰り上がった子が居るという情報は入ってきてたけど…。
今回の子たち…特にこの2人。
『剣士』
マミヤ・レイト
『弓士』
フレデリカ・シュバルツァー
貴族の子が1年かけたのに対して、この2人はデビューしてまだ半年足らず…。
しかも2人揃って20歳という若さだ。
『昇級』する条件を満たした以上、ギルドに勤める者として上の決定に従うつもりだけれど…。
これは面談を設ける必要があるわね…。
既にギルド内は『蒼の旅団』で話題がもちきりだ。
きっと彼らの真似をして、冒険者の子たちが身の丈に合わない無茶なクエストに挑むだろう。
それほど冒険者にとって昇級の意味合いは大きい。
無用な死者を出すわけにはいかないわ。
しっかりと、『蒼の旅団』の子たちへお話してあげないとね!
☆☆☆
面談が終わった。
少し生意気な子もいたけれど、みんな良い子で良かった。
…まさかウィルムとレティの子供が今回の昇級に入っていたとはね。
フレデリカちゃんか…。
今度ガルド村に手紙でも出してみようかしら?
いや、どうせなら遊びに行くのも良いわね。
もちろん、休暇が取れればの話だけど。
そして、もう1人。
パーティーリーダーのマミヤ・レイト。
黒い頭髪に加えて、性名がファーストなんて珍しい人族だとは思ったけど、理由を聞いてみて合点した。
『異世界』…。
この世界とは別の『星』からやって来た人間。
しかし話してみると、仲間からも慕われているようで素直な可愛い男の子だった。
私たちとそこまで変わりはない。
…『紅の魔王』に挑もうとしている点を除いて。
ここ数年のうちに魔王が復活するかもしれないことは、世界機関より知らされている。
もちろん、諸外国の王族を中心としたお偉いさん方もだ。
ただし、これは極秘事項。
全大陸に向けた正式な発表は世界機関と各国の王が直々に行なう。
国民たちが混乱を起こさないように慎重を期す必要がある。
なぜあのパーティーがその事を知っているのか、レイト君がフレデリカちゃんと一緒にガルド村から来たと聞いて納得した。
まさかウィルムの奴が彼に『要請』したとは…。
あの男…あんなか弱い男の子になんて重責を押し付けてんのよ。
昇級の件が無ければ、私が直々に説教しに行ってたわ!
…でも、ちゃんと彼は彼なりの考えがあって、娘とレイト君を送り出したのだろう。
それなら私はかつての友として、あの子達の面倒を見なくちゃね。
きっと、あのガサツ女もここに居たなら『死んでも娘どもを守れ』と言うに違いない。
出産どころか結婚の報告もロクにしてきてないなんて…この借りは高くつくわよレティ。
あと、フレデリカちゃん、あなたと旦那…2人に本当そっくりよ。
だから、あなたは安心して見守ってなさい。
あの子たちの未来は、私が守り抜いてみせる。
「この歌は…、まさか…っ!?」
絶対絶命のピンチに、突如アリーナ内へ澄み渡る歌声。
天使の詩と言ってもいいくらいの美声だ…。
ジョナサンはこれが何か知ってる…?
「かふっ……!フェ、フェザリィ様…!」
全身傷だらけのザベっさんが、よろよろと立ち上がる。
フェザリィ…?あっ!まさか!?
鷲獅子が首を向けている先に、その人は居た。
破壊された観客席の上に…
まるでミュージカルで熱演する〝歌姫〟。
透き通った声でアリーナ内を支配する1人の女性が、両手を広げて歌っていた。
「『従属の歌』。
さあ、その子たちを離してちょうだい」
「グア……?」
「はっ、何をしているのです!?」
鷲獅子は首を傾げながら、俺と蛇女を解放した!
身体は…動く!!
「零人、奴のバリアが消えた!
攻撃用の座標を作ったぞ!
今度こそ確実に仕留めるんだ!」
「サンキュ!!」
ブン!
「グアアッ!!」
「さっきは好き勝手に暴れやがって…!
借りは倍にして返してやるよ!!」
ドゴッ!!!
頭部のクチバシに下から掌底で上へカチあげる。
仰け反った体勢から、仰向けに…。
ジョナサンを潰す形で地面へ沈み込む。
「ぐわぁぁぁぁ!!!!
や、やめろ!!早くどけぇぇ!!!」
ジョナサンの悲鳴を聴くのは心地良いが、その前にこいつを仕留めなければ!
だが、傷付けるわけには…!
「レイト様!私をそちらに!」
「…!!ああ、頼むザベっさん!」
遠くから手を伸ばすザベっさん。
俺は彼女と鷲獅子を繋いだ。
ブン!
鷲獅子よりやや上方、ちょうど落下地点が胸部になるよう彼女を飛ばす。
「『幻霊解放』!」
ズボッ!!
「ギャウ!?」
ザベっさんの右腕が鷲獅子の胸に突き刺さる…って、おい!?
あ……血が出ていない?
どうなってる?
「零人。
君の視界を私が以前調整したエネルギー配列に合わせる。
面白いものが見れるぞ」
「は?面白いものって…なっ!?」
ズロロロッ!!
奴の胸から何か引きずり出した!?
おおよそ人間サイズのブニョブニョ動いた変なナニカ…。
ま、まさかあれが霊体?
キモ…。
掴んだソレを上に放り投げると、ザベっさんは呟くように最後の言葉を伝えた。
「さようなら」
パァン!!
跳び上がって決めたサマーソルトキックはルカの真似だろうか?
霊体はバラバラに砕け散る。
肉体の方は既に…動いていない。
「バカな…バカな…バカなあぁぁぁぁぁ!!」
かくして、鷲獅子との死闘は俺たちの勝利で幕を閉じた。
☆☆☆
闘いの後。
他のみんなの様子は怪我はしているものの、命に別状はなかった。
けど、この中でいちばん酷いダメージを負ったのはザベっさんで、俺の肩を借りて歩いている状態だ。
そしてジョナサンは鷲獅子に潰されたまま気絶している。
この後が非常に楽しみだ…。
「レイト殿!鷲獅子を倒したのか!」
「あっ!お前ら…」
「マミヤ殿!!無事だったか!」
「レイトくん!蛇女さん!」
避難組が帰ってきた。
その中には魔物と…さっき俺らを助けてくれたお姉さん(?)、『アンナ・フェザリィ』ギルド長も居た。
そうだ、まずはお礼を言わないと。
「アン…いえ、ギルド長。
先ほどはありがとうございます。
おかげで命拾いしました」
「うふふ、どういたしまして。
あと、べつに『アンナ』で構わないわよ?
それにしても…話には聞いていたけど、不思議な子ね。
今はルカちゃんと合体しているのでしょう?」
「ええまぁ…」
どうやらアンナさんは俺らの能力に興味を持ったようだ。
今の俺達は『融解』を保っている。
さっきまでぶっ飛ばされたみんなを運んでいたからね。
ムニュ、ムニュ、ムニュ
「あらヤダ!
男の子にしてはスベスベしてるのねぇ!
あ、でもルカちゃんと合体してるから今は女の子なのかしら?」
「あ、あの…?」
アンナさんは俺の頬をペタペタと触り始めて、グニグニ押し込んだりして遊び始めた。
そういやリックにもやってた…あ、アイツまた青くなって震えてやがるな。
「えっ、それどんな感触…じゃないっ!!
マミヤレイトから離れなさいよ!」
「フェザリィ様…。
お助力には感謝しますが、お戯れはこの辺で」
蛇女《ラミア》は露骨にアンナさんを睨みつけた。
助けてもらったんだからそんな顔しない。
あとザベっさんに身体を強く引っ張られた。
弱ってるんだから無理すんなよな。
…あれ?少しムスッとしてる…?
「ところで、君はなぜここへ?
暴動の騒ぎを聞きつけたのか?」
俺の身体越しにルカが質問をする。
突然のルカの声に、アンナさんはちょっとだけビクンと身体を震わせた。
「ひゃっ!もう、驚かさないでよね~。
てっきりレイト君だけかと思ってたじゃない」
「すまない。
あとでこちらの能力を教えよう。
先に君のことを聞かせてくれ」
「ええ、分かってるわ。
ちょっとだけ長くなるけどね」
☆アンナ・フェザリィsides☆
『全員〝飛び級〟扱いにせよ』
「……はぁ」
私は1枚の通知書を呆然と眺めていた。
何度も確認したが、間違いない。
世界機関からの通達だ。
偽装や冗談では決してないだろう。
かつて、ここまでのスピード出世を果たした冒険者なんていたかしら?
少し前に、『理の国』である1人の貴族くずれの女性冒険者が、異例のスピードで『堅・冒険者』まで繰り上がった子が居るという情報は入ってきてたけど…。
今回の子たち…特にこの2人。
『剣士』
マミヤ・レイト
『弓士』
フレデリカ・シュバルツァー
貴族の子が1年かけたのに対して、この2人はデビューしてまだ半年足らず…。
しかも2人揃って20歳という若さだ。
『昇級』する条件を満たした以上、ギルドに勤める者として上の決定に従うつもりだけれど…。
これは面談を設ける必要があるわね…。
既にギルド内は『蒼の旅団』で話題がもちきりだ。
きっと彼らの真似をして、冒険者の子たちが身の丈に合わない無茶なクエストに挑むだろう。
それほど冒険者にとって昇級の意味合いは大きい。
無用な死者を出すわけにはいかないわ。
しっかりと、『蒼の旅団』の子たちへお話してあげないとね!
☆☆☆
面談が終わった。
少し生意気な子もいたけれど、みんな良い子で良かった。
…まさかウィルムとレティの子供が今回の昇級に入っていたとはね。
フレデリカちゃんか…。
今度ガルド村に手紙でも出してみようかしら?
いや、どうせなら遊びに行くのも良いわね。
もちろん、休暇が取れればの話だけど。
そして、もう1人。
パーティーリーダーのマミヤ・レイト。
黒い頭髪に加えて、性名がファーストなんて珍しい人族だとは思ったけど、理由を聞いてみて合点した。
『異世界』…。
この世界とは別の『星』からやって来た人間。
しかし話してみると、仲間からも慕われているようで素直な可愛い男の子だった。
私たちとそこまで変わりはない。
…『紅の魔王』に挑もうとしている点を除いて。
ここ数年のうちに魔王が復活するかもしれないことは、世界機関より知らされている。
もちろん、諸外国の王族を中心としたお偉いさん方もだ。
ただし、これは極秘事項。
全大陸に向けた正式な発表は世界機関と各国の王が直々に行なう。
国民たちが混乱を起こさないように慎重を期す必要がある。
なぜあのパーティーがその事を知っているのか、レイト君がフレデリカちゃんと一緒にガルド村から来たと聞いて納得した。
まさかウィルムの奴が彼に『要請』したとは…。
あの男…あんなか弱い男の子になんて重責を押し付けてんのよ。
昇級の件が無ければ、私が直々に説教しに行ってたわ!
…でも、ちゃんと彼は彼なりの考えがあって、娘とレイト君を送り出したのだろう。
それなら私はかつての友として、あの子達の面倒を見なくちゃね。
きっと、あのガサツ女もここに居たなら『死んでも娘どもを守れ』と言うに違いない。
出産どころか結婚の報告もロクにしてきてないなんて…この借りは高くつくわよレティ。
あと、フレデリカちゃん、あなたと旦那…2人に本当そっくりよ。
だから、あなたは安心して見守ってなさい。
あの子たちの未来は、私が守り抜いてみせる。
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