100 / 319
第96話:〝裏〟カジノ
しおりを挟む
アシュリーは咳払いを一つ打つと、上目遣いでこんなことを言ってきた
「それでは情報をお伝えするにあたって、私の身の上話を少し混ぜることになりますが、できる限り手短にまとめますので、また飛びかからないでくださいねー?」
「…ゔっ…、わ…分かってるよ。
アシュリーはイジワルっていうか、Sなんだな」
「いえ、どちらかといえば、私は攻めるより攻められる方がゾクゾクして…」
「ああもう!
そんなのいいから早くしなさい!
時間が無いって言ってるでしょうが!」
フレイはプンスコ怒りながらアシュリーを急かした
そうだ、次のラウンドまで時間が惜しいんだ
ふざけてる場合じゃない
「まず、『裏賭博場』についてですが、そもそも本来の支配人はジョナサンではありません」
「え!?
でも、あいつ自己紹介した時は支配人って…」
「近年、支配人の座を降ろされてしまった哀れな亜人がいるのです。
名前は『グエル・ノーストン』。
〝裏〟カジノと呼ばれる前の支配人です」
裏と呼ばれる前…ということは、元々あのカジノは合法な賭博場だったのだろうか?
「支配人が代わる前のカジノはそれはもう、一攫千金を夢見た者たちで賑わっており、活気に満ちた素晴らしい遊び場だったのです。
あの頃の私もまた、ディーラーとしてお客様とのカードを介した交流を心から楽しんでいました」
そう語るアシュリーの目は輝きながらも、どこか切なく、遠くを見ているようだった
…まさか、ザベっさんとの勝負はワザと負けたのではなく、本気で挑んでいた…?
「しかしある日、当時新興貴族だったジョナサンがカジノを買収し、あろうことか経営権までグエル様から奪い取ったのです」
アシュリーは拳を握った
その拳に怒りを孕んでいることは、一目瞭然だ
「そこから彼は私たちのカジノをやりたい放題に改造してしまいました…
誰でも楽しく遊べる低レートのテーブルを撤廃し、あくまでカジノに利益がいくようにイカサマを行うことを全ディーラーに命じたのです」
なんだと!?
そんなのぼったくりと変わらないじゃないか!
「いつしかカジノは『裏賭博場』と呼ばれ始め、客層も裏社会で生きる者たちだけになっていきました…」
彼女の声のトーンが徐々に落ちていく
「そして彼は更なる収益を求めて、王都の地下に『裏武闘会』を設立したのです。
攫った人間と魔物による殺し合いのショー…
開催してまもなく、クラブは瞬く間に莫大な金を生み出す、新たな娯楽へと昇華しました」
「それで、カモにされた私たちはまんまと連れ去られたってわけね」
フレイが呆れたように言うと、アシュリーは申し訳なさそうに縮こまった
フレイたちに関しては別にアシュリーのせいじゃない
「…ちなみにそのグエルさんとやらは、どこに?」
「あなたのお仲間と同じですよ。
ジョナサンの秘密部屋に監禁されているのです。
私は…彼を助け出し、陽の光に恥じない本来あるべきカジノの姿へ戻したいのです」
「アシュリー…
アンタ、もしかしてそれが目的でレイトをここへ?」
フレイが問いかけると、アシュリーは苦笑いで頷いた
…そういう事情か
「私はジョナサンへ従順に従うフリを続け、ついに『秘密部屋』の場所を突き止めました。
ただ、その場所は『裏武闘会』の人間でなければ辿り着けない…
ディーラーのキャリアだけを積み続けた私にはクラブへ転属することが不可能だったのです。
そこへ『闇医者』を必要とするあなたたちが現れた…」
「なるほどね…利害の一致ってわけだ。
でもそれなら、あんたはどうやってここまで来たんだ?」
「この『裏武闘会』は、王都にいくつかある裏カジノの会場と道が繋がっているんですよ。
レイト君たちがVIPルームが入るのを確認した後、私は『貴族街』とは別の使われていないカジノからこちらへ侵入しました。
上手く合流できて良かったです♡」
テヘッ、と可愛く舌を出すアシュリー
ム、ムチャしやがる…
もしバレたらタダじゃおかなかったろうに
「そして現着後、レイト君とセンチュリー様の居場所を探っているうちにそこの彼と出会いましてね」
「う、うっす…
俺からしたらあんたは救いの女神ですよ…
あやうく何も手がかりを得られずに殺されるとこでしたぜ…」
その『彼』はビクビクしながら俺を見てくる
よっぽど俺が怖いみたい
「レイト君って大人しそうな見た目なのに、結構ワイルドなことしてますね。
彼、あなたがいかに恐ろしいか熱弁してましたよ?」
「あっ!?ちょっと!!
ち、違うんすよ、アニキ!
ちょいと口が滑っただけで…」
「誰がアニキだコラ!
テメェみたいな薄汚ぇチンピラを舎弟にした覚えなんざねぇ!」
「ヒィィ!!」
少し凄むと彼はしゃがんで怯えてしまった
これじゃあ、俺がチンピラみたいだ…
「そうだわ、ついでに聞くけど、アンタ私たちの他の仲間の居場所は分かるの?
私と同じエルフの男とか人狼とかなんだけど」
「え…?は、はい!
えっと、最近入ってきた闘技者のことっすよね…」
男はポケットから汚い手帳を取り出した
あれはもしかして闘技者のリストか?
「4-703ペア、
ジオン・オットー及びシルヴィア・ゴードン。
控え室は東エリア。
4-704ペア、
テオ・マスカット及びナディア・ウォルト。
控え室は西エリア。
4-705ペア、
リック・ランボルト及びエリザベス・センチュリー。
控え室は南エリア。
そして、俺らのいる控え室が北エリアです」
キレイに四等分してくれちゃって…
こりゃあ合流するのは難しそうだな
あ、そういえば…
「あいつらはもう試合終わったのか?」
「は、はい。
全ペア無事に3回目の最終ラウンドまで勝ち残りました。
アニキ達のペアで第6試合は終了です」
「そっか!さすがだな。
…あともう1回『アニキ』つったらぶん殴る」
とりあえず無事みたいだし一安心だ
それにあのデカい門番も居るし、大した怪我もしてないだろう
「改めてあなたにお願いしたいと思います。
どうかグエル様を救い出していただけませんか?
その見返りに『闇医者』の協力を必ず取り付けて見せます」
アシュリーは俺の手を握り、真剣な眼差しで依頼をしてきた
正直まだ巻き込まれた感は否めないが、これ以上ゴネても仕方がない
俺は頷いて、手を離した
「その人って武器庫にいる門番のことだよな?
なんかすごい口下手だったけど…」
「おや、もう気付いていましたか。
彼女と会話を交わせたのですか?」
「ストレートに『闇医者?』って聞いたら、はぐらかされた」
「うふふっ、やはりそうでしたか。
彼女はその名を嫌っていますからねー」
おかしそうに笑うアシュリー
まさかあの人と友達なんだろうか?
ま、それはとりあえず置いといて、まずは目先の仲間の奪還からだ
「アシュリー、俺たちは魔物とも協力してここから脱出する計画を立ててんだ。
秘密部屋はどこにある?」
「まっ、魔物と!?
え…どうやって協力したんですか?」
「第1ラウンドでたまたま知り合いが対戦相手だったんだ。
んで、聞けばあいつらも俺たちと似た状況だったもんだから、そのまま取引してね。
今ごろ向こうも有志を募ってるはずだよ」
「す…すごい…!
あ、秘密部屋でしたねっ。
その場所はですね…」
アシュリーは持参した『裏武闘会』の見取り図を見せてくれた
えーと…ここが北エリアだから…
なるほど、結構入り組んでいる所なんだな
マップを目でなぞっていくと、一つだけ赤くマーキングされた場所が記されていた
そうか、秘密部屋はあそこだったのか…!
俺は見取り図を受け取り、構造を必死に頭に叩き込んだ
今回、武器も含めた数々の持ち物は全てジオンの『仕立て屋』に預かってもらったのだ
テオから裏カジノで抜き打ちで持ち物検査をされてしまう場合があると聞いていたからね
貴重品のスマホも預けたので、今のうちにこのマップを頭に焼き付けるしかない
「なるほどな…
『裏武闘会』の人間しか辿り着けないって言った意味が分かったぜ。
あんなとこに部屋があったのか…」
「あ、これレイトの世界だと『灯台もと暗し』って言うんじゃない?」
おお!フレイ、良く分かったな
まさにそれだ
よし、仲間の無事と人質の場所も分かった
あとは魔物どもの件だな
「アシュリー、俺たちは秘密部屋に何とか辿り着いてみせる。
その間、他の仲間にもこの見取り図と情報を伝えてもらえるか?」
「ええ、もちろんですよ!
センチュリー様にも謝罪をしなくてはなりませんからね」
「そんでお前にもひとつ『お願い』をしたいんだけど…
もちろん聞いてくれるよな?」
「え…っ!?ま、またすか!?」
『彼』はビクッと身体を震わせた
猫の手も借りたいほどだからな、まだまだ協力してもらうぞ
「魔物たちに付けられているあの『首輪』。
あれを外す方法を調べて欲しいんだ。
もし、しくじったら…」
「こ、殺すんスよね!?
もちろん、や、やりますよ!!」
「おいおい、俺だって鬼じゃない。
何度もそんな酷いことするわけないだろ」
「へ…?」
ポン
俺は爽やかな笑顔を作りつつ、彼の肩に手を置いた
「失敗したら、最終ラウンドの時に友達の蛇女へお前を差し出すだけだぜ!」
「やっぱり殺す気じゃないですかぁぁ!!」
「それでは情報をお伝えするにあたって、私の身の上話を少し混ぜることになりますが、できる限り手短にまとめますので、また飛びかからないでくださいねー?」
「…ゔっ…、わ…分かってるよ。
アシュリーはイジワルっていうか、Sなんだな」
「いえ、どちらかといえば、私は攻めるより攻められる方がゾクゾクして…」
「ああもう!
そんなのいいから早くしなさい!
時間が無いって言ってるでしょうが!」
フレイはプンスコ怒りながらアシュリーを急かした
そうだ、次のラウンドまで時間が惜しいんだ
ふざけてる場合じゃない
「まず、『裏賭博場』についてですが、そもそも本来の支配人はジョナサンではありません」
「え!?
でも、あいつ自己紹介した時は支配人って…」
「近年、支配人の座を降ろされてしまった哀れな亜人がいるのです。
名前は『グエル・ノーストン』。
〝裏〟カジノと呼ばれる前の支配人です」
裏と呼ばれる前…ということは、元々あのカジノは合法な賭博場だったのだろうか?
「支配人が代わる前のカジノはそれはもう、一攫千金を夢見た者たちで賑わっており、活気に満ちた素晴らしい遊び場だったのです。
あの頃の私もまた、ディーラーとしてお客様とのカードを介した交流を心から楽しんでいました」
そう語るアシュリーの目は輝きながらも、どこか切なく、遠くを見ているようだった
…まさか、ザベっさんとの勝負はワザと負けたのではなく、本気で挑んでいた…?
「しかしある日、当時新興貴族だったジョナサンがカジノを買収し、あろうことか経営権までグエル様から奪い取ったのです」
アシュリーは拳を握った
その拳に怒りを孕んでいることは、一目瞭然だ
「そこから彼は私たちのカジノをやりたい放題に改造してしまいました…
誰でも楽しく遊べる低レートのテーブルを撤廃し、あくまでカジノに利益がいくようにイカサマを行うことを全ディーラーに命じたのです」
なんだと!?
そんなのぼったくりと変わらないじゃないか!
「いつしかカジノは『裏賭博場』と呼ばれ始め、客層も裏社会で生きる者たちだけになっていきました…」
彼女の声のトーンが徐々に落ちていく
「そして彼は更なる収益を求めて、王都の地下に『裏武闘会』を設立したのです。
攫った人間と魔物による殺し合いのショー…
開催してまもなく、クラブは瞬く間に莫大な金を生み出す、新たな娯楽へと昇華しました」
「それで、カモにされた私たちはまんまと連れ去られたってわけね」
フレイが呆れたように言うと、アシュリーは申し訳なさそうに縮こまった
フレイたちに関しては別にアシュリーのせいじゃない
「…ちなみにそのグエルさんとやらは、どこに?」
「あなたのお仲間と同じですよ。
ジョナサンの秘密部屋に監禁されているのです。
私は…彼を助け出し、陽の光に恥じない本来あるべきカジノの姿へ戻したいのです」
「アシュリー…
アンタ、もしかしてそれが目的でレイトをここへ?」
フレイが問いかけると、アシュリーは苦笑いで頷いた
…そういう事情か
「私はジョナサンへ従順に従うフリを続け、ついに『秘密部屋』の場所を突き止めました。
ただ、その場所は『裏武闘会』の人間でなければ辿り着けない…
ディーラーのキャリアだけを積み続けた私にはクラブへ転属することが不可能だったのです。
そこへ『闇医者』を必要とするあなたたちが現れた…」
「なるほどね…利害の一致ってわけだ。
でもそれなら、あんたはどうやってここまで来たんだ?」
「この『裏武闘会』は、王都にいくつかある裏カジノの会場と道が繋がっているんですよ。
レイト君たちがVIPルームが入るのを確認した後、私は『貴族街』とは別の使われていないカジノからこちらへ侵入しました。
上手く合流できて良かったです♡」
テヘッ、と可愛く舌を出すアシュリー
ム、ムチャしやがる…
もしバレたらタダじゃおかなかったろうに
「そして現着後、レイト君とセンチュリー様の居場所を探っているうちにそこの彼と出会いましてね」
「う、うっす…
俺からしたらあんたは救いの女神ですよ…
あやうく何も手がかりを得られずに殺されるとこでしたぜ…」
その『彼』はビクビクしながら俺を見てくる
よっぽど俺が怖いみたい
「レイト君って大人しそうな見た目なのに、結構ワイルドなことしてますね。
彼、あなたがいかに恐ろしいか熱弁してましたよ?」
「あっ!?ちょっと!!
ち、違うんすよ、アニキ!
ちょいと口が滑っただけで…」
「誰がアニキだコラ!
テメェみたいな薄汚ぇチンピラを舎弟にした覚えなんざねぇ!」
「ヒィィ!!」
少し凄むと彼はしゃがんで怯えてしまった
これじゃあ、俺がチンピラみたいだ…
「そうだわ、ついでに聞くけど、アンタ私たちの他の仲間の居場所は分かるの?
私と同じエルフの男とか人狼とかなんだけど」
「え…?は、はい!
えっと、最近入ってきた闘技者のことっすよね…」
男はポケットから汚い手帳を取り出した
あれはもしかして闘技者のリストか?
「4-703ペア、
ジオン・オットー及びシルヴィア・ゴードン。
控え室は東エリア。
4-704ペア、
テオ・マスカット及びナディア・ウォルト。
控え室は西エリア。
4-705ペア、
リック・ランボルト及びエリザベス・センチュリー。
控え室は南エリア。
そして、俺らのいる控え室が北エリアです」
キレイに四等分してくれちゃって…
こりゃあ合流するのは難しそうだな
あ、そういえば…
「あいつらはもう試合終わったのか?」
「は、はい。
全ペア無事に3回目の最終ラウンドまで勝ち残りました。
アニキ達のペアで第6試合は終了です」
「そっか!さすがだな。
…あともう1回『アニキ』つったらぶん殴る」
とりあえず無事みたいだし一安心だ
それにあのデカい門番も居るし、大した怪我もしてないだろう
「改めてあなたにお願いしたいと思います。
どうかグエル様を救い出していただけませんか?
その見返りに『闇医者』の協力を必ず取り付けて見せます」
アシュリーは俺の手を握り、真剣な眼差しで依頼をしてきた
正直まだ巻き込まれた感は否めないが、これ以上ゴネても仕方がない
俺は頷いて、手を離した
「その人って武器庫にいる門番のことだよな?
なんかすごい口下手だったけど…」
「おや、もう気付いていましたか。
彼女と会話を交わせたのですか?」
「ストレートに『闇医者?』って聞いたら、はぐらかされた」
「うふふっ、やはりそうでしたか。
彼女はその名を嫌っていますからねー」
おかしそうに笑うアシュリー
まさかあの人と友達なんだろうか?
ま、それはとりあえず置いといて、まずは目先の仲間の奪還からだ
「アシュリー、俺たちは魔物とも協力してここから脱出する計画を立ててんだ。
秘密部屋はどこにある?」
「まっ、魔物と!?
え…どうやって協力したんですか?」
「第1ラウンドでたまたま知り合いが対戦相手だったんだ。
んで、聞けばあいつらも俺たちと似た状況だったもんだから、そのまま取引してね。
今ごろ向こうも有志を募ってるはずだよ」
「す…すごい…!
あ、秘密部屋でしたねっ。
その場所はですね…」
アシュリーは持参した『裏武闘会』の見取り図を見せてくれた
えーと…ここが北エリアだから…
なるほど、結構入り組んでいる所なんだな
マップを目でなぞっていくと、一つだけ赤くマーキングされた場所が記されていた
そうか、秘密部屋はあそこだったのか…!
俺は見取り図を受け取り、構造を必死に頭に叩き込んだ
今回、武器も含めた数々の持ち物は全てジオンの『仕立て屋』に預かってもらったのだ
テオから裏カジノで抜き打ちで持ち物検査をされてしまう場合があると聞いていたからね
貴重品のスマホも預けたので、今のうちにこのマップを頭に焼き付けるしかない
「なるほどな…
『裏武闘会』の人間しか辿り着けないって言った意味が分かったぜ。
あんなとこに部屋があったのか…」
「あ、これレイトの世界だと『灯台もと暗し』って言うんじゃない?」
おお!フレイ、良く分かったな
まさにそれだ
よし、仲間の無事と人質の場所も分かった
あとは魔物どもの件だな
「アシュリー、俺たちは秘密部屋に何とか辿り着いてみせる。
その間、他の仲間にもこの見取り図と情報を伝えてもらえるか?」
「ええ、もちろんですよ!
センチュリー様にも謝罪をしなくてはなりませんからね」
「そんでお前にもひとつ『お願い』をしたいんだけど…
もちろん聞いてくれるよな?」
「え…っ!?ま、またすか!?」
『彼』はビクッと身体を震わせた
猫の手も借りたいほどだからな、まだまだ協力してもらうぞ
「魔物たちに付けられているあの『首輪』。
あれを外す方法を調べて欲しいんだ。
もし、しくじったら…」
「こ、殺すんスよね!?
もちろん、や、やりますよ!!」
「おいおい、俺だって鬼じゃない。
何度もそんな酷いことするわけないだろ」
「へ…?」
ポン
俺は爽やかな笑顔を作りつつ、彼の肩に手を置いた
「失敗したら、最終ラウンドの時に友達の蛇女へお前を差し出すだけだぜ!」
「やっぱり殺す気じゃないですかぁぁ!!」
1
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる