3 / 58
プロローグ
訳あり
しおりを挟む
彼の意識が再び浮上した時、頭の周りを柔らかく暖かい毛並みに包まれていた。
揺らめくオレンジ色の光に照らされる低い岩肌。木霊する風や焚き火の音。ぼんやりとした頭で、ここが洞窟の中だろうと予想する。
しかし体の下は冷たくも固くもなく、ふかふかの毛皮が敷かれていた。
「ようやく起きたのか?」
不意に聞こえた他人の声に、一気に覚醒し、がばりと勢いよく飛び起きた。ずきりと痛む頭に、強烈な眩暈。倒れたくなる衝動をなんとかやり過ごして、声の主を睨む。
灰色の髪を肩口で雑に切って、深緑のローブに身を包んだ影の薄い人物。不思議と空間に溶け込んでしまうその人物は、物音ひとつたでずに近づいてくる。
「誰だ」
「……薬売りと呼ばれている。まだ安静にしていろ」
エルフの男は伸ばされた腕を咄嗟に払い除ける。
「……別に何もしない。言っておくがわたしはお前の命の恩人だ。助けて置いてわざわざ危害など加えない」
ため息混じりにそう言うと、薬売りは興味を失ったように顔を背け、本を開いて読み始める。
薬売りからは確かに害意は感じられない。エルフはまず現状を確認しようと重い頭を働かせた。
エルフの男は奴隷の暗殺者。任務に失敗し、用無しとなったため廃棄されることになった。廃棄とはつまり殺されるということ。
しかし現在エルフは生きている。追手を巻くことが出来たのか。それならばすぐに別の刺客が来るはずだ。のんびり寝てはいられない。
そこまで考えて、生きているということに違和感を覚えた。
思い出したのだ。狙撃地点を探していた時、深緑のローブに頭まで覆った小柄な人物と鉢合わせた。今騒がれては不味いと、咄嗟に殺そうとした。しかし攻撃はひらりと躱され、揺らぐ長い前髪の隙間から金色に輝く美しい瞳が覗いた。エルフは、この緊急時に、一瞬その輝きに見蕩れてしまった。しかし目の前の人物はその隙を見逃すほど甘くない。胸に突き刺される衝撃が走って、数瞬後意識を失ったのだ。あの時本能が告げていた。死ぬ、と。
エルフはハッとして自分の胸元をまさぐったが、刃物で刺されたような真新しい傷は無かった。
ではあれは幻覚?夢?なんとなしに首元を触ったことで、その可能性は否定される。首に嵌っていたはずの”隷属の首輪”がなくなっていたのだ。
”隷属の首輪”は主人の許しがあるか、奴隷が死ぬかした時しか外すことはできない。しかし廃棄が決まったあの状況で主人の許しが出るはずもなく、そのうえで外れているとなれば、もうひとつの条件を満たしたとしか考えられない。
(つまりあの時、俺は本当に死んだということか……)
でもそれなら、なぜ今生きているのか。疑問は尽きないが、とにかく今目の前にいるのは、自分を躊躇なく殺した相手だ。どんな理由であれ警戒を解くことはできない。隙をついてここから脱出したほうがいいだろう。
「ここは魔物が巣食う森だ。死にたくなければその身体で無茶はするな。まだ毒が完全に抜けきった訳ではない」
まるで思考を見透かされたようなタイミングで、静かな忠告の声が洞窟に木霊する。
「面倒だが、一度説明してやる。おとなしく聞け」
薬売りはエルフの方を見向きもせず、抑揚のない声で淡々と語りだした。
薬売り曰はく、薬草を採取している途中で偶然エルフと鉢合わせ、咄嗟にナイフで応戦したらしい。ナイフには猛毒が塗ってあり、少しかするだけでも数十秒で死に至る。そのナイフを心臓すれすれに突き刺し、死因を偽装した。
「なぜ死因を偽装する必要がある」
「……この毒があまり世に出したくない厄介な代物だからだ」
この毒こそ、今エルフが生きている理由。仮初の死をもたらす猛毒。
「仮死毒だと……?そんなもので首輪が外れるとは思えない」
仮死毒。それは非常に希少なものではあるが、裏社会では少量、流通している。とても奴隷が手にできる物ではないが、死を偽装するため主人や敵の内通者から与えられる可能性もある。そういった裏切りを防ぐため、”隷属の首輪”は仮死毒では外れないようになっている。
「今、社会に出回っている仮死毒ならばそうだろう。だが、わたしの作った毒は、服用者を仮死状態にするものではない。一度本当に殺したうえで、蘇らせる。完全な死を偽装できる毒だ」
完全なる死の偽装。死者の蘇生とという禁忌に片足を突っ込んだ毒薬なのだ。この薬が世に出回ったとして、世の理から外れているとか、人道に反しているとか批判されるのは構わない。それよりも、様々な悪用方があるのが問題なのだ。
「と、魔女が言っていた。正直わたしには、どんな悪用方があるか全く思いつかないが、この薬のレシピは世に出してはいけないと魔女に忠告された。だから、秘密にしている」
「魔女とはなんだ。お前の主人か?」
「主人?わたしに主などいない。わたしは自由だから」
淡々と、しかし堂々と自分が自由だと言い張る薬売りに、エルフは羨望や憧憬に似た感情を抱いた。奴隷として主人に言われるがままに生きてきた自分には、一生分かり得ないだろうその言葉。それは何とも眩しく畏れ多い響きだった。
「でも魔女はこの森で一番長生きで、物知り。魔女が禁じることは禁じるべきこと。だから従う」
この森を訪れる者は誰も知らない、しかしこの森に住む者は誰もが知っている。それが魔女。千年を生きる古き魔物よりも、彼女ははるか昔からこの森に住んでいるらしい。森に住む者はみんな魔女を畏れ、敬い、森の女王と呼んでいる。
「お前は女王と呼ばないのか」
「魔女はそう呼ばれることを望んでいない。でも本当の名を呼んではいけない。だから魔女と呼んでいる」
強い力を持つ者は、その名を呼ばれるだけでも相手を消耗させてしまう。その名を呼ぶことができるのは同格の相手のみ。だから強き者は弱き者を護るため、名を隠し、相手に呼び名を決めさせる。相手が決めた呼び名を変更することはできないが、気に入らなければそのものを殺してなかったことにもできる。ゆえに弱者は下手な呼び名はつけられない。命がけだからだ。
「それほどの存在がこの森にいるのか。今まで聞いたこともないが」
「魔女は騒がれるのを好まない。だからこの森の住人以外は会うことはできないし、住人はその存在を口外しない。だから噂にもならない」
魔女に逆らってこの森では生きていけない。また、魔女はこの森の強力な守護者でもある。それが解っているため、この森の住人は決して魔女の意にそぐわないことはしない。
「ならばお前は、なぜ住人ではない俺に魔女のことを教えた?」
薬売りは少しの間沈黙して、ハッとしたようにエルフを見た。どうやら読書の片手間に説明していたせいで、うっかり口を滑らせたようだ。エルフはその様子から、なんとなく事情を察して、肩の力が抜けるのを感じた。
「うっかりか」
「……いや。確かにうっかりはしていたが問題ない。お前は訳ありだからな」
「訳あり……?」
「この森には様々な事情で人間社会で生きていけない人間が住んでいる。暗殺者として生きてきて捨てられたお前みたいに」
薬売りは何の感傷も遠慮もなしに、エルフに事実だけを突き付けた。
「お前の元仲間は、お前が死んだと思っているからここにいるうちは安心だ。でものこのこ出て行って見つかれば、また追われることになる。だからお前はこの森で生きるしかない」
エルフはそれを聞いても特に何の感慨も湧かなかった。ただ、まだ不自由な人生が続くのかと思っただけだった。
「では俺は、今度は恩人のお前か、それとも魔女とやらに仕えればいいのか」
見返りのない施しを一度も受けたことがないエルフは、自然とそう口にした。しかし薬売りは、その言葉にぽかんと口を開けて固まり、何を言っているんだとばかりに首を傾げた。
「わたしも魔女も隷属者は必要ない。自分の世話は自分でできるし、協力者が必要なら利害の一致するものを探す。お前に仕えられる筋合いはないぞ」
これを聞いて、今度はエルフがぽかんとした。限られた世界で言われるがまま生きてきたエルフは、そのようなことをいう人間に今まで出会ったことがなかった。驚き、そして途方に暮れた。
「では俺は……」
「毒が抜けるまでは面倒みてやる。その後は自由にすればいい」
「自由……?」
今までどんなに望んでも手に入ることのなかったもの。長い不自由の中で、いつの間にか求めることをやめてしまったもの。それが突然、手の中に転がり込んできた。
「自由……とは、何をすればいいんだ……?」
自分を捨て、思考を放棄してきたエルフには、それは手に余るしろものだった。ゆえに、目の前の得体のしれない人間に、つい、その答えを求めたのだ。
「ふむ。お前は自由を知らないのか……」
「ああ…奴隷だったからな」
ずい、と顔を近づけてきた薬売りは、そこで初めて、相好を崩した。
「ならば、わたしがお前に自由のなんたるかを教えてやろう!」
今までの抑揚のない声が嘘のように生き生きと宣言し、薬売りは不敵に笑う。
薬売りは、あの惨劇を生き残り、自由をこれでもかと謳歌する金色の瞳の少女は、気の赴くまま、やりたいことをとことんやって生きる。
この日少女は、自由を前に足踏みするエルフを見て、先輩風を吹かせてみたくなったのだ。
揺らめくオレンジ色の光に照らされる低い岩肌。木霊する風や焚き火の音。ぼんやりとした頭で、ここが洞窟の中だろうと予想する。
しかし体の下は冷たくも固くもなく、ふかふかの毛皮が敷かれていた。
「ようやく起きたのか?」
不意に聞こえた他人の声に、一気に覚醒し、がばりと勢いよく飛び起きた。ずきりと痛む頭に、強烈な眩暈。倒れたくなる衝動をなんとかやり過ごして、声の主を睨む。
灰色の髪を肩口で雑に切って、深緑のローブに身を包んだ影の薄い人物。不思議と空間に溶け込んでしまうその人物は、物音ひとつたでずに近づいてくる。
「誰だ」
「……薬売りと呼ばれている。まだ安静にしていろ」
エルフの男は伸ばされた腕を咄嗟に払い除ける。
「……別に何もしない。言っておくがわたしはお前の命の恩人だ。助けて置いてわざわざ危害など加えない」
ため息混じりにそう言うと、薬売りは興味を失ったように顔を背け、本を開いて読み始める。
薬売りからは確かに害意は感じられない。エルフはまず現状を確認しようと重い頭を働かせた。
エルフの男は奴隷の暗殺者。任務に失敗し、用無しとなったため廃棄されることになった。廃棄とはつまり殺されるということ。
しかし現在エルフは生きている。追手を巻くことが出来たのか。それならばすぐに別の刺客が来るはずだ。のんびり寝てはいられない。
そこまで考えて、生きているということに違和感を覚えた。
思い出したのだ。狙撃地点を探していた時、深緑のローブに頭まで覆った小柄な人物と鉢合わせた。今騒がれては不味いと、咄嗟に殺そうとした。しかし攻撃はひらりと躱され、揺らぐ長い前髪の隙間から金色に輝く美しい瞳が覗いた。エルフは、この緊急時に、一瞬その輝きに見蕩れてしまった。しかし目の前の人物はその隙を見逃すほど甘くない。胸に突き刺される衝撃が走って、数瞬後意識を失ったのだ。あの時本能が告げていた。死ぬ、と。
エルフはハッとして自分の胸元をまさぐったが、刃物で刺されたような真新しい傷は無かった。
ではあれは幻覚?夢?なんとなしに首元を触ったことで、その可能性は否定される。首に嵌っていたはずの”隷属の首輪”がなくなっていたのだ。
”隷属の首輪”は主人の許しがあるか、奴隷が死ぬかした時しか外すことはできない。しかし廃棄が決まったあの状況で主人の許しが出るはずもなく、そのうえで外れているとなれば、もうひとつの条件を満たしたとしか考えられない。
(つまりあの時、俺は本当に死んだということか……)
でもそれなら、なぜ今生きているのか。疑問は尽きないが、とにかく今目の前にいるのは、自分を躊躇なく殺した相手だ。どんな理由であれ警戒を解くことはできない。隙をついてここから脱出したほうがいいだろう。
「ここは魔物が巣食う森だ。死にたくなければその身体で無茶はするな。まだ毒が完全に抜けきった訳ではない」
まるで思考を見透かされたようなタイミングで、静かな忠告の声が洞窟に木霊する。
「面倒だが、一度説明してやる。おとなしく聞け」
薬売りはエルフの方を見向きもせず、抑揚のない声で淡々と語りだした。
薬売り曰はく、薬草を採取している途中で偶然エルフと鉢合わせ、咄嗟にナイフで応戦したらしい。ナイフには猛毒が塗ってあり、少しかするだけでも数十秒で死に至る。そのナイフを心臓すれすれに突き刺し、死因を偽装した。
「なぜ死因を偽装する必要がある」
「……この毒があまり世に出したくない厄介な代物だからだ」
この毒こそ、今エルフが生きている理由。仮初の死をもたらす猛毒。
「仮死毒だと……?そんなもので首輪が外れるとは思えない」
仮死毒。それは非常に希少なものではあるが、裏社会では少量、流通している。とても奴隷が手にできる物ではないが、死を偽装するため主人や敵の内通者から与えられる可能性もある。そういった裏切りを防ぐため、”隷属の首輪”は仮死毒では外れないようになっている。
「今、社会に出回っている仮死毒ならばそうだろう。だが、わたしの作った毒は、服用者を仮死状態にするものではない。一度本当に殺したうえで、蘇らせる。完全な死を偽装できる毒だ」
完全なる死の偽装。死者の蘇生とという禁忌に片足を突っ込んだ毒薬なのだ。この薬が世に出回ったとして、世の理から外れているとか、人道に反しているとか批判されるのは構わない。それよりも、様々な悪用方があるのが問題なのだ。
「と、魔女が言っていた。正直わたしには、どんな悪用方があるか全く思いつかないが、この薬のレシピは世に出してはいけないと魔女に忠告された。だから、秘密にしている」
「魔女とはなんだ。お前の主人か?」
「主人?わたしに主などいない。わたしは自由だから」
淡々と、しかし堂々と自分が自由だと言い張る薬売りに、エルフは羨望や憧憬に似た感情を抱いた。奴隷として主人に言われるがままに生きてきた自分には、一生分かり得ないだろうその言葉。それは何とも眩しく畏れ多い響きだった。
「でも魔女はこの森で一番長生きで、物知り。魔女が禁じることは禁じるべきこと。だから従う」
この森を訪れる者は誰も知らない、しかしこの森に住む者は誰もが知っている。それが魔女。千年を生きる古き魔物よりも、彼女ははるか昔からこの森に住んでいるらしい。森に住む者はみんな魔女を畏れ、敬い、森の女王と呼んでいる。
「お前は女王と呼ばないのか」
「魔女はそう呼ばれることを望んでいない。でも本当の名を呼んではいけない。だから魔女と呼んでいる」
強い力を持つ者は、その名を呼ばれるだけでも相手を消耗させてしまう。その名を呼ぶことができるのは同格の相手のみ。だから強き者は弱き者を護るため、名を隠し、相手に呼び名を決めさせる。相手が決めた呼び名を変更することはできないが、気に入らなければそのものを殺してなかったことにもできる。ゆえに弱者は下手な呼び名はつけられない。命がけだからだ。
「それほどの存在がこの森にいるのか。今まで聞いたこともないが」
「魔女は騒がれるのを好まない。だからこの森の住人以外は会うことはできないし、住人はその存在を口外しない。だから噂にもならない」
魔女に逆らってこの森では生きていけない。また、魔女はこの森の強力な守護者でもある。それが解っているため、この森の住人は決して魔女の意にそぐわないことはしない。
「ならばお前は、なぜ住人ではない俺に魔女のことを教えた?」
薬売りは少しの間沈黙して、ハッとしたようにエルフを見た。どうやら読書の片手間に説明していたせいで、うっかり口を滑らせたようだ。エルフはその様子から、なんとなく事情を察して、肩の力が抜けるのを感じた。
「うっかりか」
「……いや。確かにうっかりはしていたが問題ない。お前は訳ありだからな」
「訳あり……?」
「この森には様々な事情で人間社会で生きていけない人間が住んでいる。暗殺者として生きてきて捨てられたお前みたいに」
薬売りは何の感傷も遠慮もなしに、エルフに事実だけを突き付けた。
「お前の元仲間は、お前が死んだと思っているからここにいるうちは安心だ。でものこのこ出て行って見つかれば、また追われることになる。だからお前はこの森で生きるしかない」
エルフはそれを聞いても特に何の感慨も湧かなかった。ただ、まだ不自由な人生が続くのかと思っただけだった。
「では俺は、今度は恩人のお前か、それとも魔女とやらに仕えればいいのか」
見返りのない施しを一度も受けたことがないエルフは、自然とそう口にした。しかし薬売りは、その言葉にぽかんと口を開けて固まり、何を言っているんだとばかりに首を傾げた。
「わたしも魔女も隷属者は必要ない。自分の世話は自分でできるし、協力者が必要なら利害の一致するものを探す。お前に仕えられる筋合いはないぞ」
これを聞いて、今度はエルフがぽかんとした。限られた世界で言われるがまま生きてきたエルフは、そのようなことをいう人間に今まで出会ったことがなかった。驚き、そして途方に暮れた。
「では俺は……」
「毒が抜けるまでは面倒みてやる。その後は自由にすればいい」
「自由……?」
今までどんなに望んでも手に入ることのなかったもの。長い不自由の中で、いつの間にか求めることをやめてしまったもの。それが突然、手の中に転がり込んできた。
「自由……とは、何をすればいいんだ……?」
自分を捨て、思考を放棄してきたエルフには、それは手に余るしろものだった。ゆえに、目の前の得体のしれない人間に、つい、その答えを求めたのだ。
「ふむ。お前は自由を知らないのか……」
「ああ…奴隷だったからな」
ずい、と顔を近づけてきた薬売りは、そこで初めて、相好を崩した。
「ならば、わたしがお前に自由のなんたるかを教えてやろう!」
今までの抑揚のない声が嘘のように生き生きと宣言し、薬売りは不敵に笑う。
薬売りは、あの惨劇を生き残り、自由をこれでもかと謳歌する金色の瞳の少女は、気の赴くまま、やりたいことをとことんやって生きる。
この日少女は、自由を前に足踏みするエルフを見て、先輩風を吹かせてみたくなったのだ。
7
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
知らない異世界を生き抜く方法
明日葉
ファンタジー
異世界転生、とか、異世界召喚、とか。そんなジャンルの小説や漫画は好きで読んでいたけれど。よく元ネタになるようなゲームはやったことがない。
なんの情報もない異世界で、当然自分の立ち位置もわからなければ立ち回りもわからない。
そんな状況で生き抜く方法は?
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
愛しのお姉様(悪役令嬢)を守る為、ぽっちゃり双子は暗躍する
清澄 セイ
ファンタジー
エトワナ公爵家に生を受けたぽっちゃり双子のケイティベルとルシフォードは、八つ歳の離れた姉・リリアンナのことが大嫌い、というよりも怖くて仕方がなかった。悪役令嬢と言われ、両親からも周囲からも愛情をもらえず、彼女は常にひとりぼっち。溢れんばかりの愛情に包まれて育った双子とは、天と地の差があった。
たった十歳でその生を終えることとなった二人は、死の直前リリアンナが自分達を助けようと命を投げ出した瞬間を目にする。
神の気まぐれにより時を逆行した二人は、今度は姉を好きになり協力して三人で生き残ろうと決意する。
悪役令嬢で嫌われ者のリリアンナを人気者にすべく、愛らしいぽっちゃりボディを武器に、二人で力を合わせて暗躍するのだった。
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
ちょっと神様!私もうステータス調整されてるんですが!!
べちてん
ファンタジー
アニメ、マンガ、ラノベに小説好きの典型的な陰キャ高校生の西園千成はある日河川敷に花見に来ていた。人混みに酔い、体調が悪くなったので少し離れた路地で休憩していたらいつの間にか神域に迷い込んでしまっていた!!もう元居た世界には戻れないとのことなので魔法の世界へ転移することに。申し訳ないとか何とかでステータスを古龍の半分にしてもらったのだが、別の神様がそれを知らずに私のステータスをそこからさらに2倍にしてしまった!ちょっと神様!もうステータス調整されてるんですが!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる