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プロローグ
自由
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生まれた時から、少女は異質な存在だった。一目見て分かる不思議な輝きを持つ金色の瞳。一目見て全てが解るその瞳。世にも珍しい”見抜く眼”を持って生まれた少女。その珍しい瞳を隠すため、少女は一歩も外に出ることは許されなかった。
少女が生まれついたのは、没落寸前の子爵家。兄と姉が一人ずついる第三子としてこの世に生を受ける。没落寸前の貴族としては珍しいほど家族関係は良好。家族以外は誰とも会うことを許されない少女を寂しくさせまいと、両親も兄姉も精一杯少女を愛そうとした。
しかし少女が言葉を話すようになってからは、どうしても少女を愛し続けることができなかった。言葉を覚えたばかりで話したがりの少女は、見えたことを全て口に出してしまうのだ。些細な嘘から暴かれたくない秘密まで、少女は何でも見抜いてしまう。少女を前にしては、何も隠すことなどできなかった。
少女に見られることを恐れている心もーー。
いつしか家族全員が少女を遠ざけるようになり、少女自身もまた家族と会わないように、自室に閉じこもった。
それから五つになるまで、少女は物語を読んだり、魔術書を参考に簡単な魔術を練習したりして、ほとんどを自室で過ごした。
少女が五つになった頃、転機は訪れる。
きっかけは、いよいよ家計が苦しくなっていた折、どこでかぎつけたのか、奴隷商の男が珍しい瞳の少女を求めて子爵家を訪ねてきたことだった。その値段は破格で、少女を売ればかなり家計は楽になる。
子爵夫妻は、激しく迷った。
少女のことを恐れていても、嫌ったり心底憎んでいる訳では無い。愛情はなくとも、人間としての情まで消え去った訳では無なかった。金は欲しい、しかし元々善良な人間の子爵夫妻には、自分たちのために実の娘を犠牲することをなかなか決断出来なかった。
少女は両親の葛藤を正確に見抜いていた。
だからしばらくぶりに、自ら扉を開いたのだ。
「わたしをその値段で買ってください」
家族を苦しめ続けた金の瞳がようやく役に立つ。そう考えて、少女は奴隷となることを決め、生まれてはじめて屋敷を出た。
奴隷商の馬車は荷台が檻になっていて、多種多様の人種や年齢の奴隷達が窮屈に詰められている。反抗する者、逃げる機会を伺う者、絶望する者、無気力な者。檻の中には色んな感情が渦巻いていた。
みんな服装は着の身着のままで、逃げられないように手足を拘束されていた。
これから店に運ばれ、奴隷用の服装に着替えさせられるのだ。
道中は一日一回最低限の休憩と食事が与えられるが、それ以外はずっと狭い檻の中に押し込まれ、悪路を揺られ続けた。
馬車は途中危険な森の近くを通るらしく、いかにも腕が立ちそうな屈強な男達が数人護衛として同行していた。
彼らは冒険者というらしい。魔物を討伐したり、今回のように隊商の護衛をしたりして生計を立てるのだそうだ。
売られた中でも特に幼い少女を気の毒に思ったらしい、十代後半くらいの女性がそう教えてくれた。
奴隷商とは言っても、合法と非合法のものがあり、この商会は奴隷商としては、かなり真っ当な商売をしているため、堂々と冒険者ギルドに護衛依頼を出せるという。
「とは言っても奴隷は奴隷。商品としては丁寧に扱われても、人間扱いはされないわ。……いい?何事もなく生きたければ、とにかく従順にすることよ?辛くても、その辛抱があなたを守るの……わかった?」
女性の家族も既に奴隷になっているらしく、真剣な顔で少女に忠告した。
彼女の心にあるのは少女を案ずる気持ちと、これからの人生対する覚悟、そして諦めだった。少女に言い聞かせるとともに、自分自身にそう言い聞かせていたのだ。
その女性も、少女も、生きるために自由を謳歌することを諦めなければならないのだ。
悲しみを見せまいとする彼女の真剣な目に、少女がこくりと頷きかけたその時。
大きな衝撃が走って、馬車が横転した。
鉄格子に背中が叩きつけられ、向かい側に座っていた奴隷達が重力にしたがって押し寄せ、少女の小さな身体が押しつぶされそうになる。
「ぎゃあああああ!」
上に乗っていた男の悲鳴とともに、急に身体が軽くなった。変わりに温かく鉄臭い液体が服を濡らした。
「いやあああああ!」
隣から聞こえた女性の悲鳴に目を開けると、壊れた檻と、上半身の無くなった血まみれの人間。そしてそして純白の毛並みを真っ赤な血で汚した、巨大な狼が佇んでいた。
「魔物だ!!魔物が出たぞ!!」
「全員でかかれ!!」
怒号とともに剣で切りかかる男たち、少し遠くから弓の弦音。魔術を早口に詠唱する声と、その後の爆発音と土煙。
それでも飛び交うのは人間の死体と赤い血潮。攻撃音が静かになるに連れ、響き渡るのは悲鳴や断末魔。
たった一匹の魔物に、数十人の人間が一方的に狩られていく。
少女はその阿鼻叫喚の中、一歩も動くことができなかった。檻の中から奴隷達が全員逃げ出しても、目の前で親切にしてくれた女性が喰われても。少女はただ震え、その場でじっと狼の魔物を見ていた。
否、観ていたのだ。
死を前にした恐怖よりも、初めて見る人間以外の生き物に、あまりにも強く美しいその白い狼に見蕩れ、その全てが知りたいと思ったのだ。
その瞳で見抜いた情報を脳裏に焼き付ける。
「きれい……」
ふと、青く透き通る瞳と視線が絡む。
気づけば、狼と少女以外、誰も生きているものはいなかった。
そこかしこに散乱する手足と、赤い大きな水たまり、むせ返るような血の臭い。
このまま自分も食べられるのだろうかと、少女の胸に少しだけ恐怖が湧く。
しかし狼は、しばらく少女を見つめると、興味を無くしたように、白く輝く尻尾を翻し、鬱蒼とした森へと消えていった。
腹が満ちたのか、それとも弱者に対する情けか。なんにせよ、この惨劇の中ただひとり少女は生き残り、自由を手に入れたのだ。
馬車の残骸や死体のポケットを漁り、手足の枷の鍵と抱えられるだけの食料を集めると、練習していた魔術を使い、死体をまとめて火葬した。
「ごめん。これくらいしかできない」
ひとり生き残ったことに、言いようのない感情で胸が詰まった。
それでも、一緒に死ねばよかったとは思わなかった。
「わたしは生きるよ。みんなが諦めてきた分まで、自由に」
食料と小さなナイフだけが入った包みを掴むと、少女は、もう振り返ることなく、白い狼が消えた森へと駆け出した。
なぜそんな無謀な選択をしたのか、少女もよく分からなかった。
けれど自分に向けられる奇異の目や忌避の感情よりは、暗く危険な魔物の巣食う森の方が静かで魅力的に映ったのだ。
森の中は生きるも死ぬも自分の力次第。
なんて自然で、なんて自由。
何不自由なく育った、たった五歳の少女がこの危険な森で生き抜くことなどほぼ不可能。それでも少女は生きてきた中で最も希望に満ちていた。
自分の足でどこへでも行ける。見たこともない動物や植物がそこら中に溢れている。
目の前に、広く、自由な世界がどこまでも広がっていた。
「とりあえず、この森の植物、制覇したいな」
この日、奇しくも手にした自由から、少女のコレクター人生が始まったのだ。
少女が生まれついたのは、没落寸前の子爵家。兄と姉が一人ずついる第三子としてこの世に生を受ける。没落寸前の貴族としては珍しいほど家族関係は良好。家族以外は誰とも会うことを許されない少女を寂しくさせまいと、両親も兄姉も精一杯少女を愛そうとした。
しかし少女が言葉を話すようになってからは、どうしても少女を愛し続けることができなかった。言葉を覚えたばかりで話したがりの少女は、見えたことを全て口に出してしまうのだ。些細な嘘から暴かれたくない秘密まで、少女は何でも見抜いてしまう。少女を前にしては、何も隠すことなどできなかった。
少女に見られることを恐れている心もーー。
いつしか家族全員が少女を遠ざけるようになり、少女自身もまた家族と会わないように、自室に閉じこもった。
それから五つになるまで、少女は物語を読んだり、魔術書を参考に簡単な魔術を練習したりして、ほとんどを自室で過ごした。
少女が五つになった頃、転機は訪れる。
きっかけは、いよいよ家計が苦しくなっていた折、どこでかぎつけたのか、奴隷商の男が珍しい瞳の少女を求めて子爵家を訪ねてきたことだった。その値段は破格で、少女を売ればかなり家計は楽になる。
子爵夫妻は、激しく迷った。
少女のことを恐れていても、嫌ったり心底憎んでいる訳では無い。愛情はなくとも、人間としての情まで消え去った訳では無なかった。金は欲しい、しかし元々善良な人間の子爵夫妻には、自分たちのために実の娘を犠牲することをなかなか決断出来なかった。
少女は両親の葛藤を正確に見抜いていた。
だからしばらくぶりに、自ら扉を開いたのだ。
「わたしをその値段で買ってください」
家族を苦しめ続けた金の瞳がようやく役に立つ。そう考えて、少女は奴隷となることを決め、生まれてはじめて屋敷を出た。
奴隷商の馬車は荷台が檻になっていて、多種多様の人種や年齢の奴隷達が窮屈に詰められている。反抗する者、逃げる機会を伺う者、絶望する者、無気力な者。檻の中には色んな感情が渦巻いていた。
みんな服装は着の身着のままで、逃げられないように手足を拘束されていた。
これから店に運ばれ、奴隷用の服装に着替えさせられるのだ。
道中は一日一回最低限の休憩と食事が与えられるが、それ以外はずっと狭い檻の中に押し込まれ、悪路を揺られ続けた。
馬車は途中危険な森の近くを通るらしく、いかにも腕が立ちそうな屈強な男達が数人護衛として同行していた。
彼らは冒険者というらしい。魔物を討伐したり、今回のように隊商の護衛をしたりして生計を立てるのだそうだ。
売られた中でも特に幼い少女を気の毒に思ったらしい、十代後半くらいの女性がそう教えてくれた。
奴隷商とは言っても、合法と非合法のものがあり、この商会は奴隷商としては、かなり真っ当な商売をしているため、堂々と冒険者ギルドに護衛依頼を出せるという。
「とは言っても奴隷は奴隷。商品としては丁寧に扱われても、人間扱いはされないわ。……いい?何事もなく生きたければ、とにかく従順にすることよ?辛くても、その辛抱があなたを守るの……わかった?」
女性の家族も既に奴隷になっているらしく、真剣な顔で少女に忠告した。
彼女の心にあるのは少女を案ずる気持ちと、これからの人生対する覚悟、そして諦めだった。少女に言い聞かせるとともに、自分自身にそう言い聞かせていたのだ。
その女性も、少女も、生きるために自由を謳歌することを諦めなければならないのだ。
悲しみを見せまいとする彼女の真剣な目に、少女がこくりと頷きかけたその時。
大きな衝撃が走って、馬車が横転した。
鉄格子に背中が叩きつけられ、向かい側に座っていた奴隷達が重力にしたがって押し寄せ、少女の小さな身体が押しつぶされそうになる。
「ぎゃあああああ!」
上に乗っていた男の悲鳴とともに、急に身体が軽くなった。変わりに温かく鉄臭い液体が服を濡らした。
「いやあああああ!」
隣から聞こえた女性の悲鳴に目を開けると、壊れた檻と、上半身の無くなった血まみれの人間。そしてそして純白の毛並みを真っ赤な血で汚した、巨大な狼が佇んでいた。
「魔物だ!!魔物が出たぞ!!」
「全員でかかれ!!」
怒号とともに剣で切りかかる男たち、少し遠くから弓の弦音。魔術を早口に詠唱する声と、その後の爆発音と土煙。
それでも飛び交うのは人間の死体と赤い血潮。攻撃音が静かになるに連れ、響き渡るのは悲鳴や断末魔。
たった一匹の魔物に、数十人の人間が一方的に狩られていく。
少女はその阿鼻叫喚の中、一歩も動くことができなかった。檻の中から奴隷達が全員逃げ出しても、目の前で親切にしてくれた女性が喰われても。少女はただ震え、その場でじっと狼の魔物を見ていた。
否、観ていたのだ。
死を前にした恐怖よりも、初めて見る人間以外の生き物に、あまりにも強く美しいその白い狼に見蕩れ、その全てが知りたいと思ったのだ。
その瞳で見抜いた情報を脳裏に焼き付ける。
「きれい……」
ふと、青く透き通る瞳と視線が絡む。
気づけば、狼と少女以外、誰も生きているものはいなかった。
そこかしこに散乱する手足と、赤い大きな水たまり、むせ返るような血の臭い。
このまま自分も食べられるのだろうかと、少女の胸に少しだけ恐怖が湧く。
しかし狼は、しばらく少女を見つめると、興味を無くしたように、白く輝く尻尾を翻し、鬱蒼とした森へと消えていった。
腹が満ちたのか、それとも弱者に対する情けか。なんにせよ、この惨劇の中ただひとり少女は生き残り、自由を手に入れたのだ。
馬車の残骸や死体のポケットを漁り、手足の枷の鍵と抱えられるだけの食料を集めると、練習していた魔術を使い、死体をまとめて火葬した。
「ごめん。これくらいしかできない」
ひとり生き残ったことに、言いようのない感情で胸が詰まった。
それでも、一緒に死ねばよかったとは思わなかった。
「わたしは生きるよ。みんなが諦めてきた分まで、自由に」
食料と小さなナイフだけが入った包みを掴むと、少女は、もう振り返ることなく、白い狼が消えた森へと駆け出した。
なぜそんな無謀な選択をしたのか、少女もよく分からなかった。
けれど自分に向けられる奇異の目や忌避の感情よりは、暗く危険な魔物の巣食う森の方が静かで魅力的に映ったのだ。
森の中は生きるも死ぬも自分の力次第。
なんて自然で、なんて自由。
何不自由なく育った、たった五歳の少女がこの危険な森で生き抜くことなどほぼ不可能。それでも少女は生きてきた中で最も希望に満ちていた。
自分の足でどこへでも行ける。見たこともない動物や植物がそこら中に溢れている。
目の前に、広く、自由な世界がどこまでも広がっていた。
「とりあえず、この森の植物、制覇したいな」
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