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第六話 突然ですがクエストクリアしました

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 『どうした? ご主人。』

「いやぁ、ブレイクってスキルを取得したんだけど、そのスキルが、触れているものを30%の確率で破壊するっていう能力なんだけど、どう思う?」

『強すぎない?』

 そうか、ブルさんもそう思ったか。
 やっぱりこのスキルは強すぎるよなぁ。
 30%とはいえ触れているものを破壊だもんな。

『まぁ、使わなくてもいいんじゃないか?』

「そうだな」
 いざとなった時に使うことにしよう。

「よし、またスライムジェルが出るまで頑張りますか。」

『へいよ。』




 1時間後

 ポンッという音と同時にスライムジェルが入った袋がドロップした。

「やったぁ~、やっと3つ集まったぁ。」

『ご主人、早くギルドに届けて飯屋に行こう!』

「そうだな。」

【楠木 創士】Lv7
 HP110/110 MP90/90
 
 スキル テイム 神眼 ブレイク 言語理解

 気づかないうちにレベルが7になってる。
 スライムだったし経験値はまぁまぁだな。
 ブルさんはどうなんだろ

【ブルさん】 Lv10
 HP55/55 MP30/30

 スキル ウォーター
 
 ステータスの名前がブルースライムからブルさんになってる。

 俺が名前つけたからかな?

 てか、ブルさんのレベル高くない?見てただけなのになんでだろ?

 「ブルさん、何でレベル10になってんの?」

『わかんね、見てただけなのにな。』

  ブルさんも分かんないのか、まぁ、いつか分かるだろ。

 『ご主人。ギルドが見えてきたぜ』

 「ほんとだ。」

   とりあえずお金を貰ったらすぐに飯を食べにいこ。
   ちょうどギルドの前にあるじゃん。

 《なんでも食堂》

   なんでも食堂ってなんだ?
   なんでもっていうぐらいだから好きなものを頼めるのかな?

『ご主人、着いたよ。』

  ホントだ。

≪ギルド本部≫

 ガチャッ
 
 受付の女性に話しかける
「すみません、クエスト報告をしに来たんですが。」

「クエスト報告ですか、クエスト用紙と収集品があればご提出お願いします。」

「はい。」

 俺はバックからクエスト用紙とスライムジェルが3つ入った袋を取り出した。

「どうぞ。」

「確かに。これが報酬の1500Gです。」

「ありがとうございます!」

 よしっ!これでやっと飯が食える!
    腹が減ってやばかったからな。
    人生で一番お金のありがたみがわかった気がするよ。

「飯食いに行くぞブルさん!」

『おうよ!』

 すぐさまギルドを出る

「あそこだ、あの店に入るぞ。」

《なんでも食堂》

 ガチャ

「いらっしゃい、何名?」

「2名で。」

「2名? あとは誰だい?」

 ブルさん頭と一体化してるの?

「頭の上にいるスライムです。」

「あぁ、一体化してて気づかなかったよ、スライムと君で2名だね。一番奥のあの席を使ってね。」

「分かりました。」

 優しそうなおばちゃんだったな。

「注文が決まったら呼んでね。」

「はい。」

 なに食べよ。
  
「すみません! 冒険者の方はいますか?」

 
 ん?





                           
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