19 / 23
19話
しおりを挟む
疾風の腕輪をゲットするためにやるおつかいクエスト。
このおつかいクエストは、とあるゲームのおつかいクエストを意識して作られていて、始めに水龍から会うイベントになっている。
水龍から依頼を受けて火龍に会いに行き、火龍から依頼を受けて土龍に会いに行く。
土龍から依頼を受けて風龍に会いに行き、風龍から依頼を受けてその報酬アイテムとして疾風の腕輪を手に入れる事が出来る。
「道中はダイヤモンドバリアがあるからモンスターから攻撃喰らっても大丈夫。だからモンスターは無視しておつかいクエストだけをこなすようにするか。でも念のためプラチナメタルスライムを倒して経験値を補充しておくか」
天使の翼を使いプラチナ山に移動。サクッとプラチナメタルスライムを倒して準備完了。
「よし、おつかいクエスト開始だ」
まずは水龍のいるアクアマリン湖の入り口まで天使の羽で移動。
アクアマリン湖は湖の底まで見えるほど透き通るほどの綺麗な湖。
湖の深さはそんなに深くないため、泳いでいる水龍の姿も確認出来る。
「これが伝説の水龍か」
遠くから見えるだけでもその大きさがわかるくらい大きな水龍。
水龍と話すためには湖の中央にある離れ小島まで行く必要がある。
湖のほとりには貸しボートがあり、ボクはお金を払い、貸しボートで離れ小島まで向かう。
途中雑魚モンスターからの攻撃もあったがダイヤモンドバリアのおかげでスルー出来た。
「本来ならこの雑魚モンスターを相手にしてるだけでも大変なんだよな」
これもチヅルさんのおかげだ。
「よし、小島に着いたぞ」
離れ小島の中央には鳥居があり、鳥居をくぐると水龍が姿を見せてくれる。
「これはゲームだという事はわかっている。わかっているけど、なんかドキドキするな。龍との対面は緊張する」
鳥居をくぐり抜けると水龍が姿を現した。巨人のサイクロプスを遥かに超える大きな体長。間近でみるその迫力にボクはただただ圧倒されるばかり。
「小僧よ、何用でここまで来た?」
あれ?クエストの始まりが攻略サイトの情報と違うような気がする。
あっ、このおつかいクエストは水龍に会う前に誘拐イベントをクリアする必要があったんだ。
「あ、えーとですね・・・」
「我を倒しに来たのか?お主にはその力があるように思えん。立ち去るがいい」
これってたしかここで立ち去るとおつかいクエストが消滅してしまい、疾風の腕輪をゲットするのが面倒になってしまうはず。
でもここで倒すを選択して、死んでしまえばおつかいクエストはやり直しがきくはずだ。
「倒しにきました」
「いい度胸をしておるな。よかろう来るがよい」
まさかの戦闘開始。だが水龍から攻撃を仕掛けてくる様子はない。
さすがにこの状況でショートソードで切りかかる勇気はボクにはない。
水龍はHPが????のため、倒せるモンスターかもわかっていないし、倒せた人もいないモンスター。
「エクスペリエンスダーツ発動」
経験値をフル消費にセットして水龍をロックオン。
「行けー」
1兆ダメージを与えるエクスペリエンスダーツは水龍に当たったが、消え去る様子は感じられない。
「我にここまでのダメージを与えるとはお見事だ。お主にはこの世界を救う力があるようだ。そんなお主には何か授けるとしよう。好きなモノを選べ」
スマホからシステムメッセージの音がなるのでスマホを確認。
[水龍からトレードがあります]
「マ、マジで・・・」
[どれか1つお選びください]
水龍剣
水龍の杖
雨雲の指輪
1000兆リン
「どれも聞いた事のないアイテムばかりだが剣と杖はボクには必要がなさそうだな。でも一応詳細は確認してみるか」
水龍剣
装備可能レベル160
物理攻撃力10000+水属性10000
水魔法スキル熟練度+160
火属性ダメージ半減
水龍の杖
装備可能レベル160
魔法攻撃力10000+水属性10000
水魔法スキル熟練度+160
火属性ダメージ半減
「これはかなり強力な武器だな。最後の雨雲の指輪はどんな効果があるんだろ」
雨雲の指輪の詳細を確認。
雨雲の指輪
アクセサリー
生産スキルの熟練度を上げる。
水属性の生産品は神品質のモノが出来るようになる。
「神品質ってなんだよ。これは考えなくてもヤバさがわかるヤツじゃん」
でも1000兆リンあればカジノでエクスペリエンススロット(クラブ)お試し品を交換出来るし、3級ダイヤの称号も取得できる。
「1000兆リンは頑張れば手に入れる事が出来るけど、雨雲の指輪は2度と手に入れる事は出来ないだろう」
ボクは雨雲の指輪を選択して、トレードを終了。
「いいモノを選んだな。さらばだ」
水龍はアクアマリン湖に戻っていってしまった。
「フッー、おつかいクエストが終わってしまったな。おつかいクエスト以外で手に入れようとすれば疾風の腕輪の入手ってかなり面倒くさいんだよな。ヘカトンケイルの討伐は後回しにして違う事を検証しようかな」
スマホからテロリンという音。スマホを取り出して確認。
[白鳥チヅルからメッセージが届いております]
ん?なんだろ
『今、大手クランの人と会っているんですけど、ハヤトさんに確認したい事があるそうです。今お時間ありますか?』
大手クランの人が確認したい事?ちょっと行ってみるか。
チヅルさんにメッセージを返信。
『大丈夫です。どちらに行けばいいですか?』
メッセージを送るとすぐに返信がくる。
『サウザンドスワンのクランハウスに来てもらえると助かります』
ボクは天使の羽を使い、サウザンドスワンのクランハウスを行き先に選択して移動した。
このおつかいクエストは、とあるゲームのおつかいクエストを意識して作られていて、始めに水龍から会うイベントになっている。
水龍から依頼を受けて火龍に会いに行き、火龍から依頼を受けて土龍に会いに行く。
土龍から依頼を受けて風龍に会いに行き、風龍から依頼を受けてその報酬アイテムとして疾風の腕輪を手に入れる事が出来る。
「道中はダイヤモンドバリアがあるからモンスターから攻撃喰らっても大丈夫。だからモンスターは無視しておつかいクエストだけをこなすようにするか。でも念のためプラチナメタルスライムを倒して経験値を補充しておくか」
天使の翼を使いプラチナ山に移動。サクッとプラチナメタルスライムを倒して準備完了。
「よし、おつかいクエスト開始だ」
まずは水龍のいるアクアマリン湖の入り口まで天使の羽で移動。
アクアマリン湖は湖の底まで見えるほど透き通るほどの綺麗な湖。
湖の深さはそんなに深くないため、泳いでいる水龍の姿も確認出来る。
「これが伝説の水龍か」
遠くから見えるだけでもその大きさがわかるくらい大きな水龍。
水龍と話すためには湖の中央にある離れ小島まで行く必要がある。
湖のほとりには貸しボートがあり、ボクはお金を払い、貸しボートで離れ小島まで向かう。
途中雑魚モンスターからの攻撃もあったがダイヤモンドバリアのおかげでスルー出来た。
「本来ならこの雑魚モンスターを相手にしてるだけでも大変なんだよな」
これもチヅルさんのおかげだ。
「よし、小島に着いたぞ」
離れ小島の中央には鳥居があり、鳥居をくぐると水龍が姿を見せてくれる。
「これはゲームだという事はわかっている。わかっているけど、なんかドキドキするな。龍との対面は緊張する」
鳥居をくぐり抜けると水龍が姿を現した。巨人のサイクロプスを遥かに超える大きな体長。間近でみるその迫力にボクはただただ圧倒されるばかり。
「小僧よ、何用でここまで来た?」
あれ?クエストの始まりが攻略サイトの情報と違うような気がする。
あっ、このおつかいクエストは水龍に会う前に誘拐イベントをクリアする必要があったんだ。
「あ、えーとですね・・・」
「我を倒しに来たのか?お主にはその力があるように思えん。立ち去るがいい」
これってたしかここで立ち去るとおつかいクエストが消滅してしまい、疾風の腕輪をゲットするのが面倒になってしまうはず。
でもここで倒すを選択して、死んでしまえばおつかいクエストはやり直しがきくはずだ。
「倒しにきました」
「いい度胸をしておるな。よかろう来るがよい」
まさかの戦闘開始。だが水龍から攻撃を仕掛けてくる様子はない。
さすがにこの状況でショートソードで切りかかる勇気はボクにはない。
水龍はHPが????のため、倒せるモンスターかもわかっていないし、倒せた人もいないモンスター。
「エクスペリエンスダーツ発動」
経験値をフル消費にセットして水龍をロックオン。
「行けー」
1兆ダメージを与えるエクスペリエンスダーツは水龍に当たったが、消え去る様子は感じられない。
「我にここまでのダメージを与えるとはお見事だ。お主にはこの世界を救う力があるようだ。そんなお主には何か授けるとしよう。好きなモノを選べ」
スマホからシステムメッセージの音がなるのでスマホを確認。
[水龍からトレードがあります]
「マ、マジで・・・」
[どれか1つお選びください]
水龍剣
水龍の杖
雨雲の指輪
1000兆リン
「どれも聞いた事のないアイテムばかりだが剣と杖はボクには必要がなさそうだな。でも一応詳細は確認してみるか」
水龍剣
装備可能レベル160
物理攻撃力10000+水属性10000
水魔法スキル熟練度+160
火属性ダメージ半減
水龍の杖
装備可能レベル160
魔法攻撃力10000+水属性10000
水魔法スキル熟練度+160
火属性ダメージ半減
「これはかなり強力な武器だな。最後の雨雲の指輪はどんな効果があるんだろ」
雨雲の指輪の詳細を確認。
雨雲の指輪
アクセサリー
生産スキルの熟練度を上げる。
水属性の生産品は神品質のモノが出来るようになる。
「神品質ってなんだよ。これは考えなくてもヤバさがわかるヤツじゃん」
でも1000兆リンあればカジノでエクスペリエンススロット(クラブ)お試し品を交換出来るし、3級ダイヤの称号も取得できる。
「1000兆リンは頑張れば手に入れる事が出来るけど、雨雲の指輪は2度と手に入れる事は出来ないだろう」
ボクは雨雲の指輪を選択して、トレードを終了。
「いいモノを選んだな。さらばだ」
水龍はアクアマリン湖に戻っていってしまった。
「フッー、おつかいクエストが終わってしまったな。おつかいクエスト以外で手に入れようとすれば疾風の腕輪の入手ってかなり面倒くさいんだよな。ヘカトンケイルの討伐は後回しにして違う事を検証しようかな」
スマホからテロリンという音。スマホを取り出して確認。
[白鳥チヅルからメッセージが届いております]
ん?なんだろ
『今、大手クランの人と会っているんですけど、ハヤトさんに確認したい事があるそうです。今お時間ありますか?』
大手クランの人が確認したい事?ちょっと行ってみるか。
チヅルさんにメッセージを返信。
『大丈夫です。どちらに行けばいいですか?』
メッセージを送るとすぐに返信がくる。
『サウザンドスワンのクランハウスに来てもらえると助かります』
ボクは天使の羽を使い、サウザンドスワンのクランハウスを行き先に選択して移動した。
0
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説
インフィニティ・オンライン~ネタ職「商人」を選んだもふもふワンコは金の力(銭投げ)で無双する~
黄舞
SF
無数にあるゲームの中でもβ版の完成度、自由度の高さから瞬く間に話題を総ナメにした「インフィニティ・オンライン」。
貧乏学生だった商山人志はゲームの中だけでも大金持ちになることを夢みてネタ職「商人」を選んでしまう。
攻撃スキルはゲーム内通貨を投げつける「銭投げ」だけ。
他の戦闘職のように強力なスキルや生産職のように戦闘に役立つアイテムや武具を作るスキルも無い。
見た目はせっかくゲームだからと選んだもふもふワンコの獣人姿。
これもモンスターと間違えられやすいため、PK回避で選ぶやつは少ない!
そんな中、人志は半ばやけくそ気味にこう言い放った。
「くそっ! 完全に騙された!! もういっその事お前らがバカにした『商人』で天下取ってやんよ!! 金の力を思い知れ!!」
一度完結させて頂きましたが、勝手ながら2章を始めさせていただきました
毎日更新は難しく、最長一週間に一回の更新頻度になると思います
また、1章でも試みた、読者参加型の物語としたいと思っています
具体的にはあとがき等で都度告知を行いますので奮ってご参加いただけたらと思います
イベントの有無によらず、ゲーム内(物語内)のシステムなどにご指摘を頂けましたら、運営チームの判断により緊急メンテナンスを実施させていただくことも考えています
皆様が楽しんで頂けるゲーム作りに邁進していきますので、変わらぬご愛顧をよろしくお願いしますm(*_ _)m
吉日
運営チーム
大変申し訳ありませんが、諸事情により、キリが一応いいということでここで再度完結にさせていただきます。
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
沢山寝たい少女のVRMMORPG〜武器と防具は枕とパジャマ?!〜
雪雪ノ雪
ファンタジー
世界初のフルダイブ型のVRゲーム『Second World Online』通称SWO。
剣と魔法の世界で冒険をするVRMMORPGだ。
このゲームの1番の特徴は『ゲーム内での3時間は現実世界の1時間である』というもの。
これを知った少女、明日香 睡月(あすか すいげつ)は
「このゲームをやれば沢山寝れる!!」
と言いこのゲームを始める。
ゲームを始めてすぐ、ある問題点に気づく。
「お金がないと、宿に泊まれない!!ベットで寝れない!!....敷布団でもいいけど」
何とかお金を稼ぐ方法を考えた明日香がとった行動は
「そうだ!!寝ながら戦えばお金も経験値も入って一石三鳥!!」
武器は枕で防具はパジャマ!!少女のVRMMORPGの旅が今始まる!!
..........寝ながら。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる