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31話
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今日は大手クランとの交渉の日。
ボクは大手クランのブラックドラゴンのクランハウスに招待されて来ている。
ブラックドラゴンのリーダー、黒崎リュウイチ。
近距離、強身、盾、暗黒魔法、重装のスキル構成で暗黒騎士といわれるスキル構成。
情に厚く熱血漢タイプの人。
クランハウスの会議室に通されて、中に入るとホワイトタイガーのリーダーがすでに待っていた。
ホワイトタイガーのリーダー、白石コジロウ。
魔法、集中、神聖魔法、二刀流、魔装のスキル構成で神聖魔道士といわれるスキル構成だけど魔法使いで二刀流をスキルセットする人はほぼいない。
二刀流魔法はクールタイム無しで魔法を連続使用出来るので、かなり強いのだがMP回復が追いつかないのでポーションガブ飲みスタイルで戦う。なので資金力がなければ大変な職でもある。
コジロウさんは冷静沈着で頭が切れるタイプの人。
「は、はじめまして、三上ハヤトと申します。本日はよろしくお願いします」
「底辺プレイヤーが僕を呼び出すなんて、いい度胸してるね。まあ詳しい話はリュウイチが来てからするとしよう」
「す、すみません。でも損はさせませんのでよろしくお願いします」
ガチャ
コジロウさんとの挨拶が終わった時、亀梨マリナさんが入ってきた。
亀梨マリナさんは女性だけしかいないクラン、アマゾネスポワールのリーダー。
バーチャルリアルアイドル、バリドルで1番有名な人でもある。
「話聞こえてたけど、コジロウは相変わらず偉そうだね。今日その偉そうな態度がいつまでもつのか楽しみだわ」
ガチャ
最後に黒崎リュウイチさんが入ってきた。
「よーし、みんな揃ってるな。きみは三上ハヤトくんだな。俺は黒崎リュウイチだ。よろしく。早速だけど俺もいろいろ忙しくてさ、すぐに本題に入りたいんだけど、いいかい?」
「あっ、はい」
「ちょっと待ってくれ」
コジロウさんが話を止める。
「きみはカプセルホテル住み?」
カプセルホテル住みだとなんかダメなのかな。
「は、はい。カプセルホテル住みです」
「じゃあこの場所だとダメだね。クランハウスじゃなくてマイハウスに移って話をしよう」
マイハウスに移動するのはなんでだろ。
「カプセルホテル住みだとルナに全部筒抜けだもんな。じゃあ俺のマイハウスでいいか?」
「きみのマイハウスには行きたくない。しょうがないから僕のマイハウスに招待するよ」
なんか話がどんどん勝手に進んでいく。
気づくとボクはコジロウさんのマイハウスにいる。
「これからチョメチョメ使うけど、きみはチョメチョメ使っても大丈夫だよね?彼女いないと思うけど一応確認」
たしかに彼女はいないよ。っていうかチョメチョメって何?
「彼女はいませんけど、チョメチョメって何ですか?」
「チョメチョメはゲームのログが保存されなくなる課金アイテムだよ。普通の使い方としてはマイハウス内での性行為がログに保存されなくなる課金アイテムだけど、極秘の会議にも使われたりもする課金アイテムだ」
あっ、なんか聞いた事あるかも。
フルダイブ型のVR空間における性行為。感覚の全てを仮想空間に入れる事が出来るのでもちろん性行為も可能。
このゲームではマイハウス内でだけ性行為が可能になっている。
でもフルダイブ型のVRゲームの登場によって法律的には問題が出てきた事がある。
それは不倫問題。
現実世界で子どもができる性行為をしているわけじゃないから不貞行為には当たらないと主張する人もいれば、仮想空間上でも性行為出来るならそれは不貞行為だと主張する人もいる。
このゲームではその問題に対して対応の仕方がチョメチョメの導入である。
仮想空間で行われるゲームだから何かをすればログが残るため、現実世界で裁判になるような事があればゲームのログの取り寄せは出来る。
性行為をログに残しておきたくない人ももちろんいる。そんな人のためにログが残らないチョメチョメがある。
ログは残らないけどチョメチョメを使った場合はそれは不貞行為をしていると同等であるというのが現代の法律になっている。
厳密にいうと現実世界での超凶悪犯罪対策としてチョメチョメを使ってもログは残るが、そのログを取り寄せ出来るのは最高裁判所だけという制限もつけている。
「じゃあチョメチョメを使うよ」
「あっ、はい」
っていうかたしかチョメチョメは結構な値段する課金アイテムのはず。大手クランだと簡単に使うんだね。
って考えてたらコジロウさんがチョメチョメを使った。
「さて、これからの会話はログには残らない。きちんと説明するがカプセルホテル住みだとルナに全部ログが取得されている。ルナとはレッドタートルのリーダー、紅亀ナルミの事だ。このゲームが出来るカプセルホテルは紅亀グループが運営しているんだ。だからログが全部ルナに筒抜けになる」
そういう事だったんだ。ナルミだからちょっと変えてルナって感じなんだろうな。
「よし、じゃあそろそろ話し合いを始めようか」
リュウイチさんが取り仕切る。
「話し合いの前にまずはこちらをどうぞ」
ボクはデスオブシディアンソードと虹黒曜の杖をテーブルの上に出した。
「「こ、これは!!!」」
リュウイチさんとコジロウさん、2人は声を揃えて驚いていた。
掴みはオッケーってところかな。
これからが話し合いの本番だ。
ボクは大手クランのブラックドラゴンのクランハウスに招待されて来ている。
ブラックドラゴンのリーダー、黒崎リュウイチ。
近距離、強身、盾、暗黒魔法、重装のスキル構成で暗黒騎士といわれるスキル構成。
情に厚く熱血漢タイプの人。
クランハウスの会議室に通されて、中に入るとホワイトタイガーのリーダーがすでに待っていた。
ホワイトタイガーのリーダー、白石コジロウ。
魔法、集中、神聖魔法、二刀流、魔装のスキル構成で神聖魔道士といわれるスキル構成だけど魔法使いで二刀流をスキルセットする人はほぼいない。
二刀流魔法はクールタイム無しで魔法を連続使用出来るので、かなり強いのだがMP回復が追いつかないのでポーションガブ飲みスタイルで戦う。なので資金力がなければ大変な職でもある。
コジロウさんは冷静沈着で頭が切れるタイプの人。
「は、はじめまして、三上ハヤトと申します。本日はよろしくお願いします」
「底辺プレイヤーが僕を呼び出すなんて、いい度胸してるね。まあ詳しい話はリュウイチが来てからするとしよう」
「す、すみません。でも損はさせませんのでよろしくお願いします」
ガチャ
コジロウさんとの挨拶が終わった時、亀梨マリナさんが入ってきた。
亀梨マリナさんは女性だけしかいないクラン、アマゾネスポワールのリーダー。
バーチャルリアルアイドル、バリドルで1番有名な人でもある。
「話聞こえてたけど、コジロウは相変わらず偉そうだね。今日その偉そうな態度がいつまでもつのか楽しみだわ」
ガチャ
最後に黒崎リュウイチさんが入ってきた。
「よーし、みんな揃ってるな。きみは三上ハヤトくんだな。俺は黒崎リュウイチだ。よろしく。早速だけど俺もいろいろ忙しくてさ、すぐに本題に入りたいんだけど、いいかい?」
「あっ、はい」
「ちょっと待ってくれ」
コジロウさんが話を止める。
「きみはカプセルホテル住み?」
カプセルホテル住みだとなんかダメなのかな。
「は、はい。カプセルホテル住みです」
「じゃあこの場所だとダメだね。クランハウスじゃなくてマイハウスに移って話をしよう」
マイハウスに移動するのはなんでだろ。
「カプセルホテル住みだとルナに全部筒抜けだもんな。じゃあ俺のマイハウスでいいか?」
「きみのマイハウスには行きたくない。しょうがないから僕のマイハウスに招待するよ」
なんか話がどんどん勝手に進んでいく。
気づくとボクはコジロウさんのマイハウスにいる。
「これからチョメチョメ使うけど、きみはチョメチョメ使っても大丈夫だよね?彼女いないと思うけど一応確認」
たしかに彼女はいないよ。っていうかチョメチョメって何?
「彼女はいませんけど、チョメチョメって何ですか?」
「チョメチョメはゲームのログが保存されなくなる課金アイテムだよ。普通の使い方としてはマイハウス内での性行為がログに保存されなくなる課金アイテムだけど、極秘の会議にも使われたりもする課金アイテムだ」
あっ、なんか聞いた事あるかも。
フルダイブ型のVR空間における性行為。感覚の全てを仮想空間に入れる事が出来るのでもちろん性行為も可能。
このゲームではマイハウス内でだけ性行為が可能になっている。
でもフルダイブ型のVRゲームの登場によって法律的には問題が出てきた事がある。
それは不倫問題。
現実世界で子どもができる性行為をしているわけじゃないから不貞行為には当たらないと主張する人もいれば、仮想空間上でも性行為出来るならそれは不貞行為だと主張する人もいる。
このゲームではその問題に対して対応の仕方がチョメチョメの導入である。
仮想空間で行われるゲームだから何かをすればログが残るため、現実世界で裁判になるような事があればゲームのログの取り寄せは出来る。
性行為をログに残しておきたくない人ももちろんいる。そんな人のためにログが残らないチョメチョメがある。
ログは残らないけどチョメチョメを使った場合はそれは不貞行為をしていると同等であるというのが現代の法律になっている。
厳密にいうと現実世界での超凶悪犯罪対策としてチョメチョメを使ってもログは残るが、そのログを取り寄せ出来るのは最高裁判所だけという制限もつけている。
「じゃあチョメチョメを使うよ」
「あっ、はい」
っていうかたしかチョメチョメは結構な値段する課金アイテムのはず。大手クランだと簡単に使うんだね。
って考えてたらコジロウさんがチョメチョメを使った。
「さて、これからの会話はログには残らない。きちんと説明するがカプセルホテル住みだとルナに全部ログが取得されている。ルナとはレッドタートルのリーダー、紅亀ナルミの事だ。このゲームが出来るカプセルホテルは紅亀グループが運営しているんだ。だからログが全部ルナに筒抜けになる」
そういう事だったんだ。ナルミだからちょっと変えてルナって感じなんだろうな。
「よし、じゃあそろそろ話し合いを始めようか」
リュウイチさんが取り仕切る。
「話し合いの前にまずはこちらをどうぞ」
ボクはデスオブシディアンソードと虹黒曜の杖をテーブルの上に出した。
「「こ、これは!!!」」
リュウイチさんとコジロウさん、2人は声を揃えて驚いていた。
掴みはオッケーってところかな。
これからが話し合いの本番だ。
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