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第7章 4人の悪魔
88話
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マイハウスに戻ってきたボク。リュウイチさんとの勝負は4日後。リュウイチさん相手に段取りの悪い事をしてしまえば、勝負に負ける事は目に見えてわかっている。だからこの3日間の段取りで勝負が決まると言ってもおかしくないだろう。
「段取りの事を考える前に新しくわかった情報について調べるとするか」
新しくわかった情報は2つ。1つは13番目の死獣の事。もう1つは神器と呼ばれた4秘宝の事。
「まずは13番目の死獣から調べるとするか」
情報屋に質問する時、曖昧な質問だと答えてもらえない事が多い。だけどピンポイントな質問だときちんと答えてもらえる。
「たしかベトナムの十二支は発音が似てるからという理由でウサギのところが猫だったはず」
ボクはスマホを取り出して情報屋から猫の死獣について質問をしてみた。
『猫の死獣は星影の黒猫と呼ばれる存在だがどこにいるのかはわからない』
「猫の死獣の情報はこれだけか……次は4秘宝について調べてみるか」
トランプの元になったとも言われるエリンの4秘宝。今回ボクが手に入れたエレメンタルゴッドギアはダイヤを表す運命の石のはず。タロットの運命の輪を意識しているし、このアイテムは上手く活用出来れば金の卵を産むアイテムになる。
「残りの3つの秘宝は剣と槍と大釜。この大釜は聖杯の元になっているんだよな。まずは剣の情報から聞いてみるか」
『剣の秘宝はトリトニス湖にある』
「剣の秘宝の情報はこれだけか。たしかトリトニス湖は女神アテナが生まれた湖のはず。次は槍について聞いてみるか」
『槍の秘宝はブリューナクの槍とも呼ばれる魔王の槍。一度放たれると自動追尾で敵を死に追いやる必殺必中の魔槍。この槍はMPを全消費する事で使用可能だが、この槍で使われたMPは一定時間自動回復せずMPポーションも受け付けない。この槍の作り方はわからない』
「MPを全消費するっていうのは使い所の難しい槍だな。槍の作り方という言い方をしたって事はこの槍は生産で作れるって事を意味するんだよな。4秘宝は隠し要素でもあるから普通にストーリーを進めても作れるようにはならないはずだ。一体どうやって………これはひとまずおいて次は聖杯について調べてみるか」
『聖杯の在処は誰もわからない』
「えっ……聖杯の情報はこれだけなのか?」
…………
「聖杯や大釜について色々な事を聞いてみたがこの情報はどうやってもわからないみたいだな」
リュウイチさんとの勝負の事を考えると、在る場所がわかっている剣の秘宝だけを取りに行ったところで勝負の行方は目に見えてわかっている。
「聖杯の情報はどうやっても出てこなかったからきっとまだフラグが立っていないんだろう。となると槍の秘宝を手に入れるしかないな……もう一度槍の秘宝の情報を精査してみるとするか」
…………
「槍の秘宝はブリューナクの槍と呼ばれる魔王の槍か………ペルシア王ピサールの毒槍とも言われている槍だが魔王という表現はないはずだ。ここに何かヒントがありそうだな」
魔王か……そういえば中国のウサギの発音がベトナムで猫を表すメオに似ているからベトナムでは十二支が猫になったはずだ。中国でのウサギの発音はマオ。こんな要素もあったらそりゃあ月影の白兎が隠しボスの魔王になるわけだな。
「次の段取りはこれで決まったな。槍の秘宝の作り方を知っているのは星影の黒猫だ。生産は時間がかかるかもしれないから、まずは星影の黒猫を探し出す事から始めるとするか」
星影の黒猫の居場所はわからないが、同じく星の名前が付いている馬の死獣・星天の天馬のところにいけば何かわかるはずだ。
ボクは移動アイテムを使い、馬エリアに移動。そこからさらに移動し、死獣・星天の天馬の最上位クラスの麒麟がいるエリアにやってきた。
「すみません。星影の黒猫の情報をお聞きしたいのですが」
「星影の黒猫の情報を聞きたいのであれば、汝の力を我に示せ」
「わかりました」
ボクは銃を構えて戦闘を開始するも秒で死亡。
「少しでも麒麟の強さを分析したかったけどボク1人だと全然ダメだな。一瞬で死ぬほどの強さじゃないけど、これだけ強いとみんなの実力でも苦戦しそうだな。でも段取りをちゃんとすればなんとかなる感じかな」
馬のモンスターでもある麒麟は素早く動き回り、突進力もあるので魔法剣士のウサギさんには牽制しながらの足止めをメインに立ち回りしてもらい、4秘宝の神器も持つスズメさんの属性弓はメイン火力で、魔法使いのツバメさんはサポートに回ってもらい、ボクは銃でサブ攻撃。
みんなの連携プレイは独特のクセがあるため、ボクは邪魔にならないように戦闘になるべく参加しなかったが、今回ばかりはそうもいかない。
「みんなの動き方はきちんと分析して把握してるから、みんなの邪魔にならないような立ち回りはちゃんと出来るはずだ。素材を集めてくれば新しい装備も作れるが、そんな事をしていれば明日の戦闘に支障がでる。だから今日はこのくらいにして早く寝るとするか」
ボクは移動アイテムを使い、マイハウスへ移動。
「寝る前にみんなに連絡しておくとするか」
『明日は死獣・星天の天馬の最上位クラスの麒麟と戦いますので、朝10時に馬エリアに集合お願いします』
「これでよし」
ボクはメッセージを送信し、超フカフカのベッドに横になり眠りについた。
「段取りの事を考える前に新しくわかった情報について調べるとするか」
新しくわかった情報は2つ。1つは13番目の死獣の事。もう1つは神器と呼ばれた4秘宝の事。
「まずは13番目の死獣から調べるとするか」
情報屋に質問する時、曖昧な質問だと答えてもらえない事が多い。だけどピンポイントな質問だときちんと答えてもらえる。
「たしかベトナムの十二支は発音が似てるからという理由でウサギのところが猫だったはず」
ボクはスマホを取り出して情報屋から猫の死獣について質問をしてみた。
『猫の死獣は星影の黒猫と呼ばれる存在だがどこにいるのかはわからない』
「猫の死獣の情報はこれだけか……次は4秘宝について調べてみるか」
トランプの元になったとも言われるエリンの4秘宝。今回ボクが手に入れたエレメンタルゴッドギアはダイヤを表す運命の石のはず。タロットの運命の輪を意識しているし、このアイテムは上手く活用出来れば金の卵を産むアイテムになる。
「残りの3つの秘宝は剣と槍と大釜。この大釜は聖杯の元になっているんだよな。まずは剣の情報から聞いてみるか」
『剣の秘宝はトリトニス湖にある』
「剣の秘宝の情報はこれだけか。たしかトリトニス湖は女神アテナが生まれた湖のはず。次は槍について聞いてみるか」
『槍の秘宝はブリューナクの槍とも呼ばれる魔王の槍。一度放たれると自動追尾で敵を死に追いやる必殺必中の魔槍。この槍はMPを全消費する事で使用可能だが、この槍で使われたMPは一定時間自動回復せずMPポーションも受け付けない。この槍の作り方はわからない』
「MPを全消費するっていうのは使い所の難しい槍だな。槍の作り方という言い方をしたって事はこの槍は生産で作れるって事を意味するんだよな。4秘宝は隠し要素でもあるから普通にストーリーを進めても作れるようにはならないはずだ。一体どうやって………これはひとまずおいて次は聖杯について調べてみるか」
『聖杯の在処は誰もわからない』
「えっ……聖杯の情報はこれだけなのか?」
…………
「聖杯や大釜について色々な事を聞いてみたがこの情報はどうやってもわからないみたいだな」
リュウイチさんとの勝負の事を考えると、在る場所がわかっている剣の秘宝だけを取りに行ったところで勝負の行方は目に見えてわかっている。
「聖杯の情報はどうやっても出てこなかったからきっとまだフラグが立っていないんだろう。となると槍の秘宝を手に入れるしかないな……もう一度槍の秘宝の情報を精査してみるとするか」
…………
「槍の秘宝はブリューナクの槍と呼ばれる魔王の槍か………ペルシア王ピサールの毒槍とも言われている槍だが魔王という表現はないはずだ。ここに何かヒントがありそうだな」
魔王か……そういえば中国のウサギの発音がベトナムで猫を表すメオに似ているからベトナムでは十二支が猫になったはずだ。中国でのウサギの発音はマオ。こんな要素もあったらそりゃあ月影の白兎が隠しボスの魔王になるわけだな。
「次の段取りはこれで決まったな。槍の秘宝の作り方を知っているのは星影の黒猫だ。生産は時間がかかるかもしれないから、まずは星影の黒猫を探し出す事から始めるとするか」
星影の黒猫の居場所はわからないが、同じく星の名前が付いている馬の死獣・星天の天馬のところにいけば何かわかるはずだ。
ボクは移動アイテムを使い、馬エリアに移動。そこからさらに移動し、死獣・星天の天馬の最上位クラスの麒麟がいるエリアにやってきた。
「すみません。星影の黒猫の情報をお聞きしたいのですが」
「星影の黒猫の情報を聞きたいのであれば、汝の力を我に示せ」
「わかりました」
ボクは銃を構えて戦闘を開始するも秒で死亡。
「少しでも麒麟の強さを分析したかったけどボク1人だと全然ダメだな。一瞬で死ぬほどの強さじゃないけど、これだけ強いとみんなの実力でも苦戦しそうだな。でも段取りをちゃんとすればなんとかなる感じかな」
馬のモンスターでもある麒麟は素早く動き回り、突進力もあるので魔法剣士のウサギさんには牽制しながらの足止めをメインに立ち回りしてもらい、4秘宝の神器も持つスズメさんの属性弓はメイン火力で、魔法使いのツバメさんはサポートに回ってもらい、ボクは銃でサブ攻撃。
みんなの連携プレイは独特のクセがあるため、ボクは邪魔にならないように戦闘になるべく参加しなかったが、今回ばかりはそうもいかない。
「みんなの動き方はきちんと分析して把握してるから、みんなの邪魔にならないような立ち回りはちゃんと出来るはずだ。素材を集めてくれば新しい装備も作れるが、そんな事をしていれば明日の戦闘に支障がでる。だから今日はこのくらいにして早く寝るとするか」
ボクは移動アイテムを使い、マイハウスへ移動。
「寝る前にみんなに連絡しておくとするか」
『明日は死獣・星天の天馬の最上位クラスの麒麟と戦いますので、朝10時に馬エリアに集合お願いします』
「これでよし」
ボクはメッセージを送信し、超フカフカのベッドに横になり眠りについた。
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