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第4章 死獣の力
58話 北の大地エリアへ
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クランハウスに到着したボク。ボクを出迎えてくれたのはメリーさん。
「お待ちしておりました。応接室では狭いので本日は皆様を会議室にお通ししております」
会議室は12畳もあって、ボク達のクラン人数だと広すぎて使っていなかったが、ようやく会議室の出番が来たようだ。
「お待たせしました」
会議室の扉を開けると、大手クランのリーダーや幹部が勢揃い。
近距離攻撃の大手クラン、スペードのマークのブラックドラゴンのリーダー、黒崎リュウイチと幹部の葛西ケンタロウと葛西ホクト。ここにボクのクランメンバーでもある幹部候補生のメリーさんも同席する。
魔法攻撃の大手クラン、ハートのマークのレッドタイガーのリーダー、赤井コジロウと幹部候補生の山下アイナ。アイナさんはボクのクランメンバーでもある。
遠距離攻撃の大手クラン、ダイヤのマークのホワイトタートルのリーダー、亀白ナルミと幹部の亀白シロウ。シロウさんはクラブのマークの純生産職でナルミさんを支えてる。
魔法攻撃の2番手クラン、ハートのマークのアマゾネスポワールのリーダー、亀梨マリナ。マリナさんもボクのクランメンバー。
遠距離攻撃の2番手クラン、ダイヤのマークのシャドータイガーのリーダー、黒崎カゲトラと幹部候補生の亀梨カリナ。
「これで全員集合って事でいいかな?」
仕切り始めたのはリュウイチさん。ボクのクランの会議室だけどボクが仕切るよりリュウイチさんに任せた方が話はスムーズだ。
「おい、レミには声をかけていないのか?」
「今はやりたい事があるからパスって言ってた」
「そうか……アイツ最近、ってやっぱりなんでもないや」
レミさんは大手生産クラン、クラブのマークのホワイトスネークのリーダー、蛇白レミの事だ。コジロウさんはレミさんの事を気にかけてるみたいだな。
「お前の方こそ、アオイは来ないのか?」
アオイというのはレッドタイガーの幹部の島袋アオイさん。クラブのマークの純生産職でコジロウさんを支えている人。
「アイツは人見知りだからこんなところには来ねえよ」
「わかった。じゃあこれで全員集合って事で北の大地エリアに行くとしよう」
ボク達はクランハウスを出て、北の王国の海エリアに到着。
ボクはアイテム袋からボトルシップを取り出した。アルゴー船はこのボトルシップの中に入っている。
そういえば船のシップと羊のシープは……って今はこんな事考える場合じゃない。
ビンのフタを外すと海の上に大きな船が姿を現した。みんな船に乗り込み出発準備完了。
船が動き出すとボク達の船出を祝うように虹が見えてきた。どうやらこれは船に乗っている七福の虹鼠のおかげみたい。
ボク達はトラブルもなく海を渡りきり、北の大地エリアに到着。
「よし、ここからは一気に行くぞ」
ボクはリュウイチさんとメリーさん、タンカー役の葛西ホクトさんとパーティーを組んで移動。
残りの人達は各々別行動。シャドータイガーのカゲトラさんはカリナさんと葛西ケンタロウさんと亀白シロウさんを連れてアラスカサーベルウルフの牙の採取に向かう。
マリナさんとアイナさんは北の大地エリアの探索をしながら配信も行う。これもアイドル活動の一環らしい。
亀白ナルミさんは1人でやりたい事があるからと言って単独行動。きっとここでも荒稼ぎするんだろうな。
第5章の太陽の塔の攻略のための下見をするためにみんな集まった。だから第4章が終わるまではみんな自由行動。
そんな中ボク達は一直線に黄金の羊がいるエリアを目指して突き進む。
北の大地エリアには12死獣エリアにはいないモンスター達がいる。
熊のモンスター、北極ムーンベア。白い身体の胸には月のマーク。
熊のモンスターは他にもいる。ストロベリームーンベアやベリーブルームーンベアというモンスターもいるし、マサカリカツイダベアという熊のモンスターもいる。
他には狐のモンスター、一尾の狐というのもいる。それ普通の狐じゃんって思った方は正解だ。もちろん上位モンスターとして九尾の狐も存在している。
他にもゾウやシカなどのモンスターもいる。それらのモンスターはまるでいなかったのようにすぐに倒していくリュウイチさん。
リュウイチさんの戦い方は素材の採取は一切考えていない戦い方。その剣捌きは無駄なく流れる龍の剣。だからボクは素材採取をしているヒマもなければ、素材採取出来る部分もない。というかボクはみんなに付いていくだけで精一杯。
ようやくたどり着いたのは黄金の羊がいるエリア。ここはボスエリアでもあり、4大死獣の黒蛇亀の玄武がいる。
「よくぞここまで来たな。ここまで来る事が出来た君達の力を認め、君達に力を与えよう」
[クラブの5級になったため、防具生産が出来るようになりました。防具生産のレシピが追加されました]
「もうすぐ悪魔達は目覚める。その前に悪魔達に対抗するだけの力をつけろ。まずは太陽と月の力を身につけるがいい。この奥には黄金の羊がいる。黄金の羊毛を船に使えば空を飛ぶ事が出来て、太陽の塔の頂上まで行く事が出来るようになる」
「わかりました」
やっぱり予想通りの展開だな。
「俺、スペードの2級になったわ」
「私もスペードの2級になりました」
葛西ホクトさんとメリーさんは見習い級を超えて2級になったみたいだ。
「俺はスペードの3級になったわ。これって死獣に認められた数みたいだな」
「リュウイチ、ネズミと馬以外の死獣は何を倒したんだ?」
「羊の死獣だよ。まぁ倒してはいないんだけどな」
リュウイチさんと一緒にいったあの時に羊の死獣に認められていたんだ。リュウイチさんマジで何者って感じだよ。
「羊かぁ。俺も挑戦してみるか」
「その前に太陽の塔の攻略だからな」
「わかってるよ」
「あっ、ハヤトくん。雑談で時間をとらせて悪かったね。みんな、黄金の羊のところに行くぞ」
黒蛇亀の玄武の横を通り過ぎて、奥の黄金の羊がいるエリアに到着。
「さぁ、やるとするか。でも素材採取はやっぱり面倒くさいな。俺は攻撃しないからホクトとメリーさん、頑張ってくれ」
「おい、俺もタンカーだぞ」
「お前なら大丈夫だ。頑張れ」
「あー、わかったよ。メリーさん行くぞ」
「かしこまりました」
黄金の羊との戦いが始まった。
「お待ちしておりました。応接室では狭いので本日は皆様を会議室にお通ししております」
会議室は12畳もあって、ボク達のクラン人数だと広すぎて使っていなかったが、ようやく会議室の出番が来たようだ。
「お待たせしました」
会議室の扉を開けると、大手クランのリーダーや幹部が勢揃い。
近距離攻撃の大手クラン、スペードのマークのブラックドラゴンのリーダー、黒崎リュウイチと幹部の葛西ケンタロウと葛西ホクト。ここにボクのクランメンバーでもある幹部候補生のメリーさんも同席する。
魔法攻撃の大手クラン、ハートのマークのレッドタイガーのリーダー、赤井コジロウと幹部候補生の山下アイナ。アイナさんはボクのクランメンバーでもある。
遠距離攻撃の大手クラン、ダイヤのマークのホワイトタートルのリーダー、亀白ナルミと幹部の亀白シロウ。シロウさんはクラブのマークの純生産職でナルミさんを支えてる。
魔法攻撃の2番手クラン、ハートのマークのアマゾネスポワールのリーダー、亀梨マリナ。マリナさんもボクのクランメンバー。
遠距離攻撃の2番手クラン、ダイヤのマークのシャドータイガーのリーダー、黒崎カゲトラと幹部候補生の亀梨カリナ。
「これで全員集合って事でいいかな?」
仕切り始めたのはリュウイチさん。ボクのクランの会議室だけどボクが仕切るよりリュウイチさんに任せた方が話はスムーズだ。
「おい、レミには声をかけていないのか?」
「今はやりたい事があるからパスって言ってた」
「そうか……アイツ最近、ってやっぱりなんでもないや」
レミさんは大手生産クラン、クラブのマークのホワイトスネークのリーダー、蛇白レミの事だ。コジロウさんはレミさんの事を気にかけてるみたいだな。
「お前の方こそ、アオイは来ないのか?」
アオイというのはレッドタイガーの幹部の島袋アオイさん。クラブのマークの純生産職でコジロウさんを支えている人。
「アイツは人見知りだからこんなところには来ねえよ」
「わかった。じゃあこれで全員集合って事で北の大地エリアに行くとしよう」
ボク達はクランハウスを出て、北の王国の海エリアに到着。
ボクはアイテム袋からボトルシップを取り出した。アルゴー船はこのボトルシップの中に入っている。
そういえば船のシップと羊のシープは……って今はこんな事考える場合じゃない。
ビンのフタを外すと海の上に大きな船が姿を現した。みんな船に乗り込み出発準備完了。
船が動き出すとボク達の船出を祝うように虹が見えてきた。どうやらこれは船に乗っている七福の虹鼠のおかげみたい。
ボク達はトラブルもなく海を渡りきり、北の大地エリアに到着。
「よし、ここからは一気に行くぞ」
ボクはリュウイチさんとメリーさん、タンカー役の葛西ホクトさんとパーティーを組んで移動。
残りの人達は各々別行動。シャドータイガーのカゲトラさんはカリナさんと葛西ケンタロウさんと亀白シロウさんを連れてアラスカサーベルウルフの牙の採取に向かう。
マリナさんとアイナさんは北の大地エリアの探索をしながら配信も行う。これもアイドル活動の一環らしい。
亀白ナルミさんは1人でやりたい事があるからと言って単独行動。きっとここでも荒稼ぎするんだろうな。
第5章の太陽の塔の攻略のための下見をするためにみんな集まった。だから第4章が終わるまではみんな自由行動。
そんな中ボク達は一直線に黄金の羊がいるエリアを目指して突き進む。
北の大地エリアには12死獣エリアにはいないモンスター達がいる。
熊のモンスター、北極ムーンベア。白い身体の胸には月のマーク。
熊のモンスターは他にもいる。ストロベリームーンベアやベリーブルームーンベアというモンスターもいるし、マサカリカツイダベアという熊のモンスターもいる。
他には狐のモンスター、一尾の狐というのもいる。それ普通の狐じゃんって思った方は正解だ。もちろん上位モンスターとして九尾の狐も存在している。
他にもゾウやシカなどのモンスターもいる。それらのモンスターはまるでいなかったのようにすぐに倒していくリュウイチさん。
リュウイチさんの戦い方は素材の採取は一切考えていない戦い方。その剣捌きは無駄なく流れる龍の剣。だからボクは素材採取をしているヒマもなければ、素材採取出来る部分もない。というかボクはみんなに付いていくだけで精一杯。
ようやくたどり着いたのは黄金の羊がいるエリア。ここはボスエリアでもあり、4大死獣の黒蛇亀の玄武がいる。
「よくぞここまで来たな。ここまで来る事が出来た君達の力を認め、君達に力を与えよう」
[クラブの5級になったため、防具生産が出来るようになりました。防具生産のレシピが追加されました]
「もうすぐ悪魔達は目覚める。その前に悪魔達に対抗するだけの力をつけろ。まずは太陽と月の力を身につけるがいい。この奥には黄金の羊がいる。黄金の羊毛を船に使えば空を飛ぶ事が出来て、太陽の塔の頂上まで行く事が出来るようになる」
「わかりました」
やっぱり予想通りの展開だな。
「俺、スペードの2級になったわ」
「私もスペードの2級になりました」
葛西ホクトさんとメリーさんは見習い級を超えて2級になったみたいだ。
「俺はスペードの3級になったわ。これって死獣に認められた数みたいだな」
「リュウイチ、ネズミと馬以外の死獣は何を倒したんだ?」
「羊の死獣だよ。まぁ倒してはいないんだけどな」
リュウイチさんと一緒にいったあの時に羊の死獣に認められていたんだ。リュウイチさんマジで何者って感じだよ。
「羊かぁ。俺も挑戦してみるか」
「その前に太陽の塔の攻略だからな」
「わかってるよ」
「あっ、ハヤトくん。雑談で時間をとらせて悪かったね。みんな、黄金の羊のところに行くぞ」
黒蛇亀の玄武の横を通り過ぎて、奥の黄金の羊がいるエリアに到着。
「さぁ、やるとするか。でも素材採取はやっぱり面倒くさいな。俺は攻撃しないからホクトとメリーさん、頑張ってくれ」
「おい、俺もタンカーだぞ」
「お前なら大丈夫だ。頑張れ」
「あー、わかったよ。メリーさん行くぞ」
「かしこまりました」
黄金の羊との戦いが始まった。
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