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第3章 時は金なり
41話 第3章始まり
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第2章を終えたボク達はクランハウスへ戻ってきた。
「お疲れ様でした。第2章もファーストクリア者になる事が出来ましたね。おめでとうございます」
出迎えてくれるメリーさん。こういう時の一言は本当に疲れた時にはグッとくる。
「これからの事を話したいと思うから30分後に応接室集合でいいかな?」
「30分後だと私とアイナはマズイかな。事務所から連絡来てて打ち合わせしないといけないんだ」
第3章開幕のオープニングムービーに2人が出たから、事務所の方は大変な事になってるんだな。
「それじゃあ今から会議始めましょう」
応接室に集まった4人。マリナさんとアイナさんのスマホはピコンピコンと鳴り止む事はなかったので、通知オフに設定。
「第3章が始まりましたが、ボク達のクランにはダイヤのマークはいないので第4章を見据えた行動をこれからして行きたいと思っています」
「「「うん」」」
「クラブのマークのボクは第3章でも何かアイテムを作らないといけないと思っています。これに関しては情報収集がまだなのでこれ以上は特に言う事はないです」
「「「うん」」」
「第4章はスペードが活躍する章になります。リュウイチさんはネズミと馬の死獣を倒したと言っていたので、メリーさんは第4章が始まるまでにネズミと馬の死獣討伐を目指してください。明日の朝までにはメリーさんの新しい武器を準備いたします」
「かしこまりました」
「マリナさんとアイナさんにはメリーさんの補助に入ってもらいたいと思っているんですが大丈夫そうですかね?」
「んー、どうだろ。今はまだ何も言えない感じかな」
「事務所との打ち合わせ次第かな。なるべくクラン活動にも顔出せるようには日程調整するから、こまめな状況報告をお願いしたいな」
「わかりました。ボクの方もこれから情報収集に入りますので、状況が変わる事もあると思います。その時は臨機応変によろしくお願いします」
「「わかったわ」」
「かしこまりました」
「それでは今日はお疲れ様でした」
この会議が終わったのは夕方。ボクはマイハウスに戻り、情報収集。みんなはマイハウスには仕事を持ち込まないタイプだけど、ボクはマイハウスの方が集中出来るタイプ。
スマホを取り出し情報屋から情報収集。
『どんな情報をお求めでございますか?』
『金色に輝く青い目についてお願いします』
『(1万リンの情報)ゴールドブルーアイズは女神アテナの持つ目でもあるが、死獣、金白虎の持つ目でもある』
『(10万リンの情報)ゴールドブルーアイズはブルーアイズホワイトタイガーの目とゴールドアイズホワイトキャットの目の両方の特性を合わせ持つ目』
この情報でわかる事はアイテム合成で作れって事だな。
『ゴールドアイズホワイトキャットの目についてお願いします』
『(1万リンの情報)ゴールドアイズホワイトキャットの目は時を操る目』
『(10万リンの情報)ゴールドアイズホワイトキャットは討伐対象モンスターとして存在しない』
えっ、じゃあどうしたらいいのかな?
『ゴールドアイズホワイトキャットの目の入手方法についてお願いします』
『(1万リンの情報)ブルーアイズホワイトタイガーの目と金の歯車をアイテム合成すると出来上がる』
次の質問だ。
『金の歯車についてお願いします』
『(1万リンの情報)金の歯車は何かの部品。時を操る力を持つ』
『(10万リンの情報)金の歯車はゴールドプラチナメタルを加工すれば出来上がるが、製作出来るのはゴールドアイズアクシデントキャットだけ』
次の質問だ。
『ゴールドアイズアクシデントキャットについてお願いします』
『(1万リンの情報)通称、金眼の現場猫。鍛冶作業や錬金作業も出来る猫』
『(10万リンの情報)金眼の現場猫はモンスター育成で育てる事が出来る。猫にゴールドプラチナメタルを与えるとゴールドアイズホワイトキャットになる。その後にミスリルのハンマーとポンチを与えるとゴールドアイズアクシデントキャットになる』
とうとうモンスター育成をやる時が来たのか。モンスター育成はオープンベータ版の時、やりたくてもやれなかった事の1つでもある。
このゲームにおいてモンスター育成は2種類。モンスターをテイム(捕獲)して育成するタイプと進化育成していくタイプ。
モンスターのテイムは庭付きのマイハウスを購入すると出来るようになる。
テイムの仕方はモンスターをある程度弱らせてから、テイム用のエサを与えて食べてもらえたらテイム成功。
テイムしたモンスターは共に行動する事で強化されてはいくが進化はしない。
進化育成していくタイプの場合は原種とされる動物、鶏や豚、牛を育てていき進化させていく。例えば進化育成で犬を育てた場合、サーベルウルフにも進化出来るしフェンリルにも進化出来る。
進化させるためには農業生産のように条件を満たす必要がある。朝の3時までにキーアイテムを与えると朝の4時に進化する。
「ゴールドプラチナメタルとミスリルは共に最後の1個。これで金眼の現場猫に進化する事は可能だな。でも金の歯車を作る分のモノはない。進化育成は時間がかかるから先にモンスター育成して、ゴールドプラチナメタルの採取は明日以降にしよう」
スマホからモンスター育成の部分をタップ。ボクは今何も飼っていないため、猫のモンスターの原種を購入。
マイハウスの庭に猫のスペースが出来たので、マイハウスの庭に出て猫にゴールドプラチナメタルを与えた。
「よし、これで明日の朝には進化してるな」
情報収集とストーリー第3章を進めるためのモンスター育成。最低限の事は終わったが、今日中にやる事はまだある。
南の王国エリアの豚エリア。不死の猪豚に会いに行ってアイテム合成のレシピを手に入れる。
移動アイテムの白ワシの羽毛を使い、豚エリアに移動。それから不死の猪豚エリアへ向かう。
不死の猪豚は平屋の一軒家くらいの大きさで、岩イノシシとも呼ばれているボスモンスター。ここのエリアには雑魚モンスターの大石豚もいる。
不死の猪豚のところまで行くと、不死の猪豚が話しかけてきた。
「クラブのマークの者よ、何か用かい?」
「不死のリンゴを納めに来ました」
「おぉ、そうかい。ありがとう、それは私の大好物だ。お主には私の持つ力を授けるとしよう。そして不死のリンゴを作れるお主の力を認め、クラブの2級を認定しよう」
[クラブの2級になったため、生産スキル・アイテム合成が使えるようになりました。アイテム合成のレシピが追加されました。新たなアイテムが追加されたため、アイテム変化のレシピも追加されました]
「ありがとうございます。それでは失礼いたします」
ボクは豚エリアから出て、再びマイハウスへ。
「メリーさんやアイナさんの武器を作る前にアイテム合成のレシピや追加されたアイテム変化のレシピを確認して、いくらでも上のランクを武器を作りたいな」
現在時刻は夜の8時。それから3時間、ボクはアイテム合成、アイテム変化のレシピの情報整理。
アイナさんの武器、黒死の杖はワンランク上に出来そうなので後回し。メリーさんの武器、アダマンナイトソードのワンランク上の武器は見当たらなかったため、今日中に作る事にしよう。
チタン鉱石(イルメナイト)をアイテム変化したイルミナイトとアダマンタイトを合わせて作る雷属性のアダマンナイトソード。
「一点集中スキル・オン」
「成形作業・開始」
イルミナイトのインゴットとアダマンタイトのインゴットを作業台の上へ。イルミナイトのインゴットの上にアダマンタイトのインゴットを置いて、魔力を通してコネコネしてよく混ぜ合わせる。
「よし、出来たぞ」
よく混ぜ合わせたインゴットに魔力を通して剣の型に流し込む。
「成形作業・終了」
アダマンナイトソード、100%の神品質。
「次はサンダームートンの雷角を使った錬金作業だ」
「錬金作業・開始」
カンッ、カンッ、カンッ
ミスリルのハンマーを持ち、サンダームートンの雷角を砕いていく。
カンッ、カンッ、カンッ
~~~
ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ
「そろそろいいかな」
サンダームートンの雷角の微粉末、99%の最高品質。
「よし、次の工程だ」
神の錬金鍋にミスリルのインゴットを入れて、神品質の魔力水を製作。その魔力水をボールに移しサンダームートンの雷角の微粉末を入れてよくかき混ぜる。
出来上がった液体を剣の型に入れて、そこにアダマンナイトソードを入れて1時間ほど浸けておく。
「錬金作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」
「さて、どんな能力が付いたかな」
液体の入った剣の型からアダマンナイトソードを取り出し、詳細確認。
アダマンナイトソード
近距離攻撃力4000
MP+2500
雷属性攻撃500
状態異常・麻痺(中)
神品質、攻撃力アップ2倍
錬金効果
雷属性攻撃1000
状態異常・麻痺(中)
状態異常・オールアップ(小)
「ファッ!!このタイミングでまさかの状態異常・オールアップが付くなんてご都合主義もいいところだろ」
状態異常・オールアップが付かなくても状態異常になりやすいから、錬金付与で付いても付かなくてもどっちでもいいと思ってたけど、この展開は理想的な展開だ。
「よし、今日はこのくらいにしてもう寝よう。って思ったけど、夢幻水晶のかけらのアイテム変化忘れてた」
「一点集中スキル・オン」
「アイテム変化・錬金作業・開始」
アイテム変化のレシピにもない夢幻水晶のかけらを変化させたら一体どうなるんだろう。
「アイテム変化・錬金作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」
「どうなったんだ?」
『夢幻水晶のかけら(変化)を手に入れました』
[夢幻水晶のかけら(変化)は特殊変化アイテムです。採取した事のある鉱石に変化する事が出来ます。1日3個まで採取出来ます。朝3時までに採取したい鉱石を設定すれば、朝4時に変化します]
「このアイテムがあれば、鉱石採取の大行列に並ばなくてもいいって事か。っていうかこのアイテムはえげつないな」
クラブのマークの人は別に夢幻の館まで行かなくてもストーリーは進める事が出来る。ボクは夢幻水晶を採取出来るという情報があったから館の中まで入っただけ。
これから先の事を考えれば、無料で見る事が出来るネットにはこの夢幻水晶の情報が出される事はないだろう。
これから先、無料で見れる情報というのは誰かが誘導したい情報が垂れ流される。テレビのニュースでも同じ事が言えるだろう。茶番のような情報でもニュースで流されれば、みんなはそのニュースを信じてしまう。
信じるか信じないかはあなた次第。右でも左でもなく、真ん中の目でしっかりと物事を捉えていかないとこの先やっていく事は出来ないだろう。
「なんだかんだで今日も遅くなってしまったな。あまり寝れないけど、少しでも寝て身体を休めるとするか」
夢幻水晶のかけら(変化)をゴールドプラチナメタルに設定して、ボクは眠りについた。
「お疲れ様でした。第2章もファーストクリア者になる事が出来ましたね。おめでとうございます」
出迎えてくれるメリーさん。こういう時の一言は本当に疲れた時にはグッとくる。
「これからの事を話したいと思うから30分後に応接室集合でいいかな?」
「30分後だと私とアイナはマズイかな。事務所から連絡来てて打ち合わせしないといけないんだ」
第3章開幕のオープニングムービーに2人が出たから、事務所の方は大変な事になってるんだな。
「それじゃあ今から会議始めましょう」
応接室に集まった4人。マリナさんとアイナさんのスマホはピコンピコンと鳴り止む事はなかったので、通知オフに設定。
「第3章が始まりましたが、ボク達のクランにはダイヤのマークはいないので第4章を見据えた行動をこれからして行きたいと思っています」
「「「うん」」」
「クラブのマークのボクは第3章でも何かアイテムを作らないといけないと思っています。これに関しては情報収集がまだなのでこれ以上は特に言う事はないです」
「「「うん」」」
「第4章はスペードが活躍する章になります。リュウイチさんはネズミと馬の死獣を倒したと言っていたので、メリーさんは第4章が始まるまでにネズミと馬の死獣討伐を目指してください。明日の朝までにはメリーさんの新しい武器を準備いたします」
「かしこまりました」
「マリナさんとアイナさんにはメリーさんの補助に入ってもらいたいと思っているんですが大丈夫そうですかね?」
「んー、どうだろ。今はまだ何も言えない感じかな」
「事務所との打ち合わせ次第かな。なるべくクラン活動にも顔出せるようには日程調整するから、こまめな状況報告をお願いしたいな」
「わかりました。ボクの方もこれから情報収集に入りますので、状況が変わる事もあると思います。その時は臨機応変によろしくお願いします」
「「わかったわ」」
「かしこまりました」
「それでは今日はお疲れ様でした」
この会議が終わったのは夕方。ボクはマイハウスに戻り、情報収集。みんなはマイハウスには仕事を持ち込まないタイプだけど、ボクはマイハウスの方が集中出来るタイプ。
スマホを取り出し情報屋から情報収集。
『どんな情報をお求めでございますか?』
『金色に輝く青い目についてお願いします』
『(1万リンの情報)ゴールドブルーアイズは女神アテナの持つ目でもあるが、死獣、金白虎の持つ目でもある』
『(10万リンの情報)ゴールドブルーアイズはブルーアイズホワイトタイガーの目とゴールドアイズホワイトキャットの目の両方の特性を合わせ持つ目』
この情報でわかる事はアイテム合成で作れって事だな。
『ゴールドアイズホワイトキャットの目についてお願いします』
『(1万リンの情報)ゴールドアイズホワイトキャットの目は時を操る目』
『(10万リンの情報)ゴールドアイズホワイトキャットは討伐対象モンスターとして存在しない』
えっ、じゃあどうしたらいいのかな?
『ゴールドアイズホワイトキャットの目の入手方法についてお願いします』
『(1万リンの情報)ブルーアイズホワイトタイガーの目と金の歯車をアイテム合成すると出来上がる』
次の質問だ。
『金の歯車についてお願いします』
『(1万リンの情報)金の歯車は何かの部品。時を操る力を持つ』
『(10万リンの情報)金の歯車はゴールドプラチナメタルを加工すれば出来上がるが、製作出来るのはゴールドアイズアクシデントキャットだけ』
次の質問だ。
『ゴールドアイズアクシデントキャットについてお願いします』
『(1万リンの情報)通称、金眼の現場猫。鍛冶作業や錬金作業も出来る猫』
『(10万リンの情報)金眼の現場猫はモンスター育成で育てる事が出来る。猫にゴールドプラチナメタルを与えるとゴールドアイズホワイトキャットになる。その後にミスリルのハンマーとポンチを与えるとゴールドアイズアクシデントキャットになる』
とうとうモンスター育成をやる時が来たのか。モンスター育成はオープンベータ版の時、やりたくてもやれなかった事の1つでもある。
このゲームにおいてモンスター育成は2種類。モンスターをテイム(捕獲)して育成するタイプと進化育成していくタイプ。
モンスターのテイムは庭付きのマイハウスを購入すると出来るようになる。
テイムの仕方はモンスターをある程度弱らせてから、テイム用のエサを与えて食べてもらえたらテイム成功。
テイムしたモンスターは共に行動する事で強化されてはいくが進化はしない。
進化育成していくタイプの場合は原種とされる動物、鶏や豚、牛を育てていき進化させていく。例えば進化育成で犬を育てた場合、サーベルウルフにも進化出来るしフェンリルにも進化出来る。
進化させるためには農業生産のように条件を満たす必要がある。朝の3時までにキーアイテムを与えると朝の4時に進化する。
「ゴールドプラチナメタルとミスリルは共に最後の1個。これで金眼の現場猫に進化する事は可能だな。でも金の歯車を作る分のモノはない。進化育成は時間がかかるから先にモンスター育成して、ゴールドプラチナメタルの採取は明日以降にしよう」
スマホからモンスター育成の部分をタップ。ボクは今何も飼っていないため、猫のモンスターの原種を購入。
マイハウスの庭に猫のスペースが出来たので、マイハウスの庭に出て猫にゴールドプラチナメタルを与えた。
「よし、これで明日の朝には進化してるな」
情報収集とストーリー第3章を進めるためのモンスター育成。最低限の事は終わったが、今日中にやる事はまだある。
南の王国エリアの豚エリア。不死の猪豚に会いに行ってアイテム合成のレシピを手に入れる。
移動アイテムの白ワシの羽毛を使い、豚エリアに移動。それから不死の猪豚エリアへ向かう。
不死の猪豚は平屋の一軒家くらいの大きさで、岩イノシシとも呼ばれているボスモンスター。ここのエリアには雑魚モンスターの大石豚もいる。
不死の猪豚のところまで行くと、不死の猪豚が話しかけてきた。
「クラブのマークの者よ、何か用かい?」
「不死のリンゴを納めに来ました」
「おぉ、そうかい。ありがとう、それは私の大好物だ。お主には私の持つ力を授けるとしよう。そして不死のリンゴを作れるお主の力を認め、クラブの2級を認定しよう」
[クラブの2級になったため、生産スキル・アイテム合成が使えるようになりました。アイテム合成のレシピが追加されました。新たなアイテムが追加されたため、アイテム変化のレシピも追加されました]
「ありがとうございます。それでは失礼いたします」
ボクは豚エリアから出て、再びマイハウスへ。
「メリーさんやアイナさんの武器を作る前にアイテム合成のレシピや追加されたアイテム変化のレシピを確認して、いくらでも上のランクを武器を作りたいな」
現在時刻は夜の8時。それから3時間、ボクはアイテム合成、アイテム変化のレシピの情報整理。
アイナさんの武器、黒死の杖はワンランク上に出来そうなので後回し。メリーさんの武器、アダマンナイトソードのワンランク上の武器は見当たらなかったため、今日中に作る事にしよう。
チタン鉱石(イルメナイト)をアイテム変化したイルミナイトとアダマンタイトを合わせて作る雷属性のアダマンナイトソード。
「一点集中スキル・オン」
「成形作業・開始」
イルミナイトのインゴットとアダマンタイトのインゴットを作業台の上へ。イルミナイトのインゴットの上にアダマンタイトのインゴットを置いて、魔力を通してコネコネしてよく混ぜ合わせる。
「よし、出来たぞ」
よく混ぜ合わせたインゴットに魔力を通して剣の型に流し込む。
「成形作業・終了」
アダマンナイトソード、100%の神品質。
「次はサンダームートンの雷角を使った錬金作業だ」
「錬金作業・開始」
カンッ、カンッ、カンッ
ミスリルのハンマーを持ち、サンダームートンの雷角を砕いていく。
カンッ、カンッ、カンッ
~~~
ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ
「そろそろいいかな」
サンダームートンの雷角の微粉末、99%の最高品質。
「よし、次の工程だ」
神の錬金鍋にミスリルのインゴットを入れて、神品質の魔力水を製作。その魔力水をボールに移しサンダームートンの雷角の微粉末を入れてよくかき混ぜる。
出来上がった液体を剣の型に入れて、そこにアダマンナイトソードを入れて1時間ほど浸けておく。
「錬金作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」
「さて、どんな能力が付いたかな」
液体の入った剣の型からアダマンナイトソードを取り出し、詳細確認。
アダマンナイトソード
近距離攻撃力4000
MP+2500
雷属性攻撃500
状態異常・麻痺(中)
神品質、攻撃力アップ2倍
錬金効果
雷属性攻撃1000
状態異常・麻痺(中)
状態異常・オールアップ(小)
「ファッ!!このタイミングでまさかの状態異常・オールアップが付くなんてご都合主義もいいところだろ」
状態異常・オールアップが付かなくても状態異常になりやすいから、錬金付与で付いても付かなくてもどっちでもいいと思ってたけど、この展開は理想的な展開だ。
「よし、今日はこのくらいにしてもう寝よう。って思ったけど、夢幻水晶のかけらのアイテム変化忘れてた」
「一点集中スキル・オン」
「アイテム変化・錬金作業・開始」
アイテム変化のレシピにもない夢幻水晶のかけらを変化させたら一体どうなるんだろう。
「アイテム変化・錬金作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」
「どうなったんだ?」
『夢幻水晶のかけら(変化)を手に入れました』
[夢幻水晶のかけら(変化)は特殊変化アイテムです。採取した事のある鉱石に変化する事が出来ます。1日3個まで採取出来ます。朝3時までに採取したい鉱石を設定すれば、朝4時に変化します]
「このアイテムがあれば、鉱石採取の大行列に並ばなくてもいいって事か。っていうかこのアイテムはえげつないな」
クラブのマークの人は別に夢幻の館まで行かなくてもストーリーは進める事が出来る。ボクは夢幻水晶を採取出来るという情報があったから館の中まで入っただけ。
これから先の事を考えれば、無料で見る事が出来るネットにはこの夢幻水晶の情報が出される事はないだろう。
これから先、無料で見れる情報というのは誰かが誘導したい情報が垂れ流される。テレビのニュースでも同じ事が言えるだろう。茶番のような情報でもニュースで流されれば、みんなはそのニュースを信じてしまう。
信じるか信じないかはあなた次第。右でも左でもなく、真ん中の目でしっかりと物事を捉えていかないとこの先やっていく事は出来ないだろう。
「なんだかんだで今日も遅くなってしまったな。あまり寝れないけど、少しでも寝て身体を休めるとするか」
夢幻水晶のかけら(変化)をゴールドプラチナメタルに設定して、ボクは眠りについた。
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