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運命の突然確変
③
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「……り、麻百合?」
麻百合は、柳の声で覚醒へと向かう。
「起こして悪い。もう少し寝てても大丈夫だけど、声だけかけとくな。これから浅田の家に行くから」
浅田の家という言葉で、ぼんやりとしていた思考がクリアになった。勢いよく起き上がったが、案の定というべきか目が回った。
「起きなくていいって、無茶すんな」
そう言うと、柳は布団をどけて麻百合を抱き上げる。
「じ、自分で歩けるから!?」
至近距離で柳と目が合ってしまい、麻百合は目を反らした。
「この方が早いだろ。悪いけど、俺がいいっていうまで、目を閉じててくれねえか?」
最後の言葉に反応して柳を見れば、彼は切なそうな表情をしていた。
「目隠しとかは、したくねえからさ」
場所は明かせないといったレイの言葉を思い出す。柳の気遣いを感じ取り、麻百合は目を閉じた。
「ありがとな」
礼を言ったときの柳の声色が、甘く感じられたのは気のせいであろうか。
考えてみれば、麻百合は浅田家で倒れた状態のままである。服も着替えていないし、頭はぐしゃぐしゃで、化粧だって落ちているはず。そんな姿を柳に見られて、平気でいられる麻百合ではない。柳が言うように目を閉じている方が気分的にも楽だ。
悶々と考えているうちに、扉の開閉の音に続いて、廊下らしき場所を歩く靴音がした。そういえば、柳は麻百合の靴を持ってきてくれているだろうか。
声をかけるべきだと思ったが、麻百合はそうしなかった。柳と初めて会ったときのことを思い出していたから。
(あんた、金田麻百合だろ?)
深夜、柳に叩き起こされ、荷物みたいに担がれて、浅田家に連れて行かれた。強引で乱暴で口が悪いのに、ふとしたときに見せる表情が可愛らしくてドキリとさせられた。
(あんた、笑えるじゃん。そうしてる方がよっぽどいいぜ)
思えば、あのときから惹かれていたのかもしれない。花梨の大切な人だと知りながら。
感傷に浸っているうちに、ひんやりとした空気が頬に触れた。外に出たのだと感じ取ってすぐ、車の扉が開かれ、シートに寝かされた。
「着いたら起こすから、もう少し休んどけよ」
柳の声と共に、ブランケットのようなものを頭からかけられる。扉が閉まると、すぐに前方の扉が立て続けに開き、ふたりの人間が乗り込んできた。
「起きてんのか?」
「ああ」
素っ気ないやり取りであるが、レイと柳から強い決意のようなものが感じ取れた。
「麻百合さん、目は開けないでそのままで聞いてください。先程連絡が入り、お嬢様が危篤だそうです」
レイが声をかけてきた。決定的な画像を見せられても、麻百合は花梨が死んだとは思えなかった。やはりあのときの言葉は嘘だったのだ。
「騙していて申し訳ありません。まだ行かせるわけにはいかなかったもので。少々乱暴な運転になりますが、しばらくご辛抱ください」
言い終わるや否や、車は急発進する。麻百合は咄嗟にシートを掴み、その場に踏みとどまることが出来た。
「おい、なんて運転しやがる!? 麻百合が落ちるじゃねえか」
「後部座席のシートベルト着用義務を忘れたのか、柳」
「今の麻百合の状態なら免除されるから問題ねえ。それより、スピード違反で警察に捕まる方が先だろ」
「細工はしてあるから、警察に追いかけられることはねえ。柳、玄関開けとけって言っとけ」
「これ、おまえのスマホだろ。つーか、誰の番号だよ」
「いいからかけろ!」
こんなときではあるが、柳とレイのやり取りはどこか微笑ましい。
「あー、もしもし。その声、高橋だな? そう、俺、柳だよ。心配かけて悪かった、ああ、麻百合も一緒。今、車でそっちに向かってるところで……え? あ、でも今運転中でさ」
電話の相手は高橋のようだが、柳は徐々に歯切れが悪くなっていった。
「あー、わかった、わかった、今代わるから。高橋がおまえに話があるって。すげえ怒ってんぞ」
すかさずレイは舌打ちをした。少し間があった後、こんな言葉を吐き出した。
「面倒くせえ奴だな。てめえが無能だから手助けしてやったんだ、感謝しろ」
レイと高橋は知り合いのようだ。何を話しているのかはわからないが、レイの口調が砕け、横暴になっていることだけは確かだった。
「無能な人間にかしこまる必要などない。それよか、ネズミがうろうろしてることを忘れるな、しっかり張りついとけ」
電話はそこで強制終了になったようだ。柳が小さく息をつき、笑った。
「あんたのそういう顔、初めてみた」
「どういう顔だよ、変なこと言うんじゃねえ」
レイは機嫌を害したのか、アクセルをよりいっそう踏み込むと、車は更にスピードを上げた。
ふわりと抱き上げられ、麻百合はまた寝てしまっていたことに気づいた。柳とレイの軽妙なやり取りは途切れることはなかったし、決して心地良い運転ではなかったのだが、横になると睡魔が襲ってくるのだ。
「あんなにうるさくしてたのに、寝るなんてな」
「薬がまだ効いてんだろ。向こうで相次郎にみてもらえ」
「わかった。じゃ、行ってくるから」
車の扉が閉まり、ひんやりとした空気がまとわりつく。外気の冷たさに触れ、思わず寒さに震えた。
「寒いよな、少しだけ我慢しろよ」
優しい柳の声を聞いて、麻百合はゆっくりと目を開け放つ。辺りの静けさと闇の深さが、深夜に近い時間帯であることを示していた。
「ごめん、また寝ちゃってて」
「気にすんな。麻百合の靴持ってくるの忘れたから、中に入るまでは、このままな」
「うん。でも、中に入っちゃって大丈夫なの?」
自分達は浅田の家には入れないと柳は言っていた。車中のレイとのやり取りで、高橋がなんとかしてくれたようだったが。
「麻百合は問題ないよ。俺は無理だけど」
暗い中でも柳の顔が寂しそうなことだけはわかる。
「花梨の最期、俺の分まで見届けてやってくれよな」
「でも!?」
花梨が柳に会いたくないはずはない。短い期間であったが、ふたりの姿を見てきた麻百合にはわかる。
そうこうするうちに、浅田家の玄関が開き、高橋が辺りを窺いながら顔を覗かせた。柳と目が合ったらしく、高橋は玄関を開け放った。
「麻百合様、大丈夫ですか? 顔色がよくありませんよ」
事情を聞いているらしく、高橋は心配そうだった。
「こんな恰好ですみません。ひとりじゃ歩けないので、このまま花梨のところに行ってもいいですか?」
麻百合の申し出に一番驚いたのは柳だった。
「けど、俺は……」
「それなら仕方ありませんね。さあどうぞ」
高橋は察したようで、用意したスリッパを片づけると、麻百合を抱えた柳を室内へと招き入れる。
「柳君、早く花梨様のところへ」
一瞬の躊躇いの後、柳は浅田家へと足を踏み入れた。
麻百合は、柳の声で覚醒へと向かう。
「起こして悪い。もう少し寝てても大丈夫だけど、声だけかけとくな。これから浅田の家に行くから」
浅田の家という言葉で、ぼんやりとしていた思考がクリアになった。勢いよく起き上がったが、案の定というべきか目が回った。
「起きなくていいって、無茶すんな」
そう言うと、柳は布団をどけて麻百合を抱き上げる。
「じ、自分で歩けるから!?」
至近距離で柳と目が合ってしまい、麻百合は目を反らした。
「この方が早いだろ。悪いけど、俺がいいっていうまで、目を閉じててくれねえか?」
最後の言葉に反応して柳を見れば、彼は切なそうな表情をしていた。
「目隠しとかは、したくねえからさ」
場所は明かせないといったレイの言葉を思い出す。柳の気遣いを感じ取り、麻百合は目を閉じた。
「ありがとな」
礼を言ったときの柳の声色が、甘く感じられたのは気のせいであろうか。
考えてみれば、麻百合は浅田家で倒れた状態のままである。服も着替えていないし、頭はぐしゃぐしゃで、化粧だって落ちているはず。そんな姿を柳に見られて、平気でいられる麻百合ではない。柳が言うように目を閉じている方が気分的にも楽だ。
悶々と考えているうちに、扉の開閉の音に続いて、廊下らしき場所を歩く靴音がした。そういえば、柳は麻百合の靴を持ってきてくれているだろうか。
声をかけるべきだと思ったが、麻百合はそうしなかった。柳と初めて会ったときのことを思い出していたから。
(あんた、金田麻百合だろ?)
深夜、柳に叩き起こされ、荷物みたいに担がれて、浅田家に連れて行かれた。強引で乱暴で口が悪いのに、ふとしたときに見せる表情が可愛らしくてドキリとさせられた。
(あんた、笑えるじゃん。そうしてる方がよっぽどいいぜ)
思えば、あのときから惹かれていたのかもしれない。花梨の大切な人だと知りながら。
感傷に浸っているうちに、ひんやりとした空気が頬に触れた。外に出たのだと感じ取ってすぐ、車の扉が開かれ、シートに寝かされた。
「着いたら起こすから、もう少し休んどけよ」
柳の声と共に、ブランケットのようなものを頭からかけられる。扉が閉まると、すぐに前方の扉が立て続けに開き、ふたりの人間が乗り込んできた。
「起きてんのか?」
「ああ」
素っ気ないやり取りであるが、レイと柳から強い決意のようなものが感じ取れた。
「麻百合さん、目は開けないでそのままで聞いてください。先程連絡が入り、お嬢様が危篤だそうです」
レイが声をかけてきた。決定的な画像を見せられても、麻百合は花梨が死んだとは思えなかった。やはりあのときの言葉は嘘だったのだ。
「騙していて申し訳ありません。まだ行かせるわけにはいかなかったもので。少々乱暴な運転になりますが、しばらくご辛抱ください」
言い終わるや否や、車は急発進する。麻百合は咄嗟にシートを掴み、その場に踏みとどまることが出来た。
「おい、なんて運転しやがる!? 麻百合が落ちるじゃねえか」
「後部座席のシートベルト着用義務を忘れたのか、柳」
「今の麻百合の状態なら免除されるから問題ねえ。それより、スピード違反で警察に捕まる方が先だろ」
「細工はしてあるから、警察に追いかけられることはねえ。柳、玄関開けとけって言っとけ」
「これ、おまえのスマホだろ。つーか、誰の番号だよ」
「いいからかけろ!」
こんなときではあるが、柳とレイのやり取りはどこか微笑ましい。
「あー、もしもし。その声、高橋だな? そう、俺、柳だよ。心配かけて悪かった、ああ、麻百合も一緒。今、車でそっちに向かってるところで……え? あ、でも今運転中でさ」
電話の相手は高橋のようだが、柳は徐々に歯切れが悪くなっていった。
「あー、わかった、わかった、今代わるから。高橋がおまえに話があるって。すげえ怒ってんぞ」
すかさずレイは舌打ちをした。少し間があった後、こんな言葉を吐き出した。
「面倒くせえ奴だな。てめえが無能だから手助けしてやったんだ、感謝しろ」
レイと高橋は知り合いのようだ。何を話しているのかはわからないが、レイの口調が砕け、横暴になっていることだけは確かだった。
「無能な人間にかしこまる必要などない。それよか、ネズミがうろうろしてることを忘れるな、しっかり張りついとけ」
電話はそこで強制終了になったようだ。柳が小さく息をつき、笑った。
「あんたのそういう顔、初めてみた」
「どういう顔だよ、変なこと言うんじゃねえ」
レイは機嫌を害したのか、アクセルをよりいっそう踏み込むと、車は更にスピードを上げた。
ふわりと抱き上げられ、麻百合はまた寝てしまっていたことに気づいた。柳とレイの軽妙なやり取りは途切れることはなかったし、決して心地良い運転ではなかったのだが、横になると睡魔が襲ってくるのだ。
「あんなにうるさくしてたのに、寝るなんてな」
「薬がまだ効いてんだろ。向こうで相次郎にみてもらえ」
「わかった。じゃ、行ってくるから」
車の扉が閉まり、ひんやりとした空気がまとわりつく。外気の冷たさに触れ、思わず寒さに震えた。
「寒いよな、少しだけ我慢しろよ」
優しい柳の声を聞いて、麻百合はゆっくりと目を開け放つ。辺りの静けさと闇の深さが、深夜に近い時間帯であることを示していた。
「ごめん、また寝ちゃってて」
「気にすんな。麻百合の靴持ってくるの忘れたから、中に入るまでは、このままな」
「うん。でも、中に入っちゃって大丈夫なの?」
自分達は浅田の家には入れないと柳は言っていた。車中のレイとのやり取りで、高橋がなんとかしてくれたようだったが。
「麻百合は問題ないよ。俺は無理だけど」
暗い中でも柳の顔が寂しそうなことだけはわかる。
「花梨の最期、俺の分まで見届けてやってくれよな」
「でも!?」
花梨が柳に会いたくないはずはない。短い期間であったが、ふたりの姿を見てきた麻百合にはわかる。
そうこうするうちに、浅田家の玄関が開き、高橋が辺りを窺いながら顔を覗かせた。柳と目が合ったらしく、高橋は玄関を開け放った。
「麻百合様、大丈夫ですか? 顔色がよくありませんよ」
事情を聞いているらしく、高橋は心配そうだった。
「こんな恰好ですみません。ひとりじゃ歩けないので、このまま花梨のところに行ってもいいですか?」
麻百合の申し出に一番驚いたのは柳だった。
「けど、俺は……」
「それなら仕方ありませんね。さあどうぞ」
高橋は察したようで、用意したスリッパを片づけると、麻百合を抱えた柳を室内へと招き入れる。
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