41 / 62
第7話『大魔王襲来(前)』
(6)
しおりを挟む
何が目的で、この悪魔は亜矢に契約を求めるのだろうか?
「もちろん、契約すればあんたの願いは叶えてやるぜ。悪くねえだろ?」
誘うかのようにオランは言うが、そんな言葉では亜矢の心は動かせない。
亜矢は思い出した。
『オレ以外の悪魔と契約しちゃダメだぜ!』
と言った、コランの言葉を。そして、その意味を。
亜矢が他の悪魔と契約すれば、コランとの契約は自然と解除されてしまう。
そうなったら、コランは魔界に連れ戻されてしまう。
「………いや!あなたとは契約出来ないわっ!!」
亜矢は首を振るが、オランの大きな手が亜矢の顎を掴み、固定された。
どうやら、亜矢の意志は関係ないらしい。有無を言わせず、契約を結ぶ気なのだ。
亜矢は泣き出しそうな瞳に力をこめて、オランを睨む。
本当に、死神といい、この悪魔といい……人の唇を何だと思ってるの!?
亜矢の脳裏に浮かんだのは、何故かそんな事に対しての不満と怒り。
口移しの手段だとか、契約の証だとか。
キスっていうのは、もっとこう………大切なもので。
大切な人にだけしてもらいたくて。そういうものでしょう!?
(嫌…………!!)
亜矢はギュっと目を閉じる。目の前に迫るものから逃げようとして。
(助けて!)
誰に助けを叫んでいるのか、自分自身でも分からないが。
その後に、亜矢の心に浮かんで来た人の顔と、名前。
亜矢は薄く目を開ける。
自分に近付くオランの顔が、あの人の顔と重なって見える。
いつも『口移し』と称して、唇を重ねてくるアイツの顔に。
(死神………!!)
亜矢がそう、心の中で強く叫んだのと同時に。
パァアアン!!
何かが砕けるような、大きな音が響いた。
亜矢がその衝撃に驚いて目を完全に開ける。
その一瞬、亜矢の視界に――鎌を持った死神グリアの姿が映った。
「…死神……」
亜矢の口から、小さく漏れたその名前。
砕けたのは、この空間そのものだった。
気が付けば、元の校舎。元の町並み。元の景色に戻っていた。
死神の鎌が、オランの作り出した空間を切り裂いて2人を元の世界へと戻したのである。
「ちっ……」
オランが小さく舌打ちをした。
亜矢とオランの前に立つグリア。その手にはすでに鎌はない。
「教師が生徒に手ぇ出してんじゃねえよ」
そうグリアが睨み付けたのと同時に、亜矢はグリアの方へと駆け寄った。
すでに、亜矢にはオランの事が見えてないようだった。
「死神、大変なのっ…!コランくんがっ!!」
亜矢は死神にすがるようにして訴える。
いつも強気で反発的な亜矢からは考えられないその姿。
グリアもさすがに少し驚いたようだが、あくまで冷静だ。
「そういうワケでな。今日はサボるぜ、センセイ」
オランに向かって言うと、亜矢と共に校門の外へと出て行った。
「……けっ、死神ごときが……」
オランは2人を追う事も見送る事もなく、吐き捨てるように言う。
だが、何かの気配を感じ、オランが校舎の方に視線を向けると。
目の前に、1人の少年が立っていた。
水色の髪を風になびかせ、いつからそこに立っていたのか。
その少年からは一切の感情というものが感じられない。
「なんだ、てめえは」
オランが不機嫌そうに言う。
「……ボクの名はリョウ」
リョウの口から出される言葉も、淡々として感情というものがない。
「名前を聞いてんじゃねえよ」
だが、オランはリョウを見て何かに気付き、笑いを含んだ口調になる。
「天使ってのは、羽根が白いモンだと思っていたがよ、片方が黒いヤツなんて初めて見たぜ。面白えなぁ?」
「!!」
感情を表さなかったリョウの瞳が僅かに揺れる。
オランは、リョウの正体が天使だという事を見抜いた。
それだけじゃない。リョウの羽根が見えるのだ。
リョウは普段、自分の羽根を自らの意志で隠している。
亜矢にも、その羽根を見せた事はない。
リョウの羽根は、何かの原因によって右側の片方の羽根が黒く染まっているのだ。
だが、リョウもオランの正体に気付いていた。
「魔界の王が、なぜ人間界に?」
オランは、そのリョウの問いに答える訳でもなく、言葉を続ける。
「大変だよなぁ、天界に仕える天使も」
「……どういう意味?」
「知ってんだよ、お前が仕える天界の王を。1つの世界を統べる王としてな、ちょっとした顔見知りだ」
リョウの言葉が詰まる。
何も返せない所からすると、オランの言う事に偽りはないのだろう。
「お前ら天界のする事など、オレには関係ねえ。興味もねえよ」
オランは校舎に向かって歩き出した。
「オレがお前らの邪魔をするとでも思ったか?クク……」
リョウは顔を俯かせた。だんだんと小さく遠ざかっていくオランの笑い声を背中に受けながら。
(魔王オラン…彼までも…)
リョウは心の中で呟いた。
亜矢の『命』、それに引き寄せられるようにして。
ついに、魔王までもが現れた。
きっと、理由は違っても皆、目的は同じなのだろう。
亜矢を手に入れる為に。そして、亜矢の魂を手に入れる為に。
(そして、ボクも―………)
未だ、隠されたままの真実と悲しみを胸に秘め、リョウは空を見上げた。
「もちろん、契約すればあんたの願いは叶えてやるぜ。悪くねえだろ?」
誘うかのようにオランは言うが、そんな言葉では亜矢の心は動かせない。
亜矢は思い出した。
『オレ以外の悪魔と契約しちゃダメだぜ!』
と言った、コランの言葉を。そして、その意味を。
亜矢が他の悪魔と契約すれば、コランとの契約は自然と解除されてしまう。
そうなったら、コランは魔界に連れ戻されてしまう。
「………いや!あなたとは契約出来ないわっ!!」
亜矢は首を振るが、オランの大きな手が亜矢の顎を掴み、固定された。
どうやら、亜矢の意志は関係ないらしい。有無を言わせず、契約を結ぶ気なのだ。
亜矢は泣き出しそうな瞳に力をこめて、オランを睨む。
本当に、死神といい、この悪魔といい……人の唇を何だと思ってるの!?
亜矢の脳裏に浮かんだのは、何故かそんな事に対しての不満と怒り。
口移しの手段だとか、契約の証だとか。
キスっていうのは、もっとこう………大切なもので。
大切な人にだけしてもらいたくて。そういうものでしょう!?
(嫌…………!!)
亜矢はギュっと目を閉じる。目の前に迫るものから逃げようとして。
(助けて!)
誰に助けを叫んでいるのか、自分自身でも分からないが。
その後に、亜矢の心に浮かんで来た人の顔と、名前。
亜矢は薄く目を開ける。
自分に近付くオランの顔が、あの人の顔と重なって見える。
いつも『口移し』と称して、唇を重ねてくるアイツの顔に。
(死神………!!)
亜矢がそう、心の中で強く叫んだのと同時に。
パァアアン!!
何かが砕けるような、大きな音が響いた。
亜矢がその衝撃に驚いて目を完全に開ける。
その一瞬、亜矢の視界に――鎌を持った死神グリアの姿が映った。
「…死神……」
亜矢の口から、小さく漏れたその名前。
砕けたのは、この空間そのものだった。
気が付けば、元の校舎。元の町並み。元の景色に戻っていた。
死神の鎌が、オランの作り出した空間を切り裂いて2人を元の世界へと戻したのである。
「ちっ……」
オランが小さく舌打ちをした。
亜矢とオランの前に立つグリア。その手にはすでに鎌はない。
「教師が生徒に手ぇ出してんじゃねえよ」
そうグリアが睨み付けたのと同時に、亜矢はグリアの方へと駆け寄った。
すでに、亜矢にはオランの事が見えてないようだった。
「死神、大変なのっ…!コランくんがっ!!」
亜矢は死神にすがるようにして訴える。
いつも強気で反発的な亜矢からは考えられないその姿。
グリアもさすがに少し驚いたようだが、あくまで冷静だ。
「そういうワケでな。今日はサボるぜ、センセイ」
オランに向かって言うと、亜矢と共に校門の外へと出て行った。
「……けっ、死神ごときが……」
オランは2人を追う事も見送る事もなく、吐き捨てるように言う。
だが、何かの気配を感じ、オランが校舎の方に視線を向けると。
目の前に、1人の少年が立っていた。
水色の髪を風になびかせ、いつからそこに立っていたのか。
その少年からは一切の感情というものが感じられない。
「なんだ、てめえは」
オランが不機嫌そうに言う。
「……ボクの名はリョウ」
リョウの口から出される言葉も、淡々として感情というものがない。
「名前を聞いてんじゃねえよ」
だが、オランはリョウを見て何かに気付き、笑いを含んだ口調になる。
「天使ってのは、羽根が白いモンだと思っていたがよ、片方が黒いヤツなんて初めて見たぜ。面白えなぁ?」
「!!」
感情を表さなかったリョウの瞳が僅かに揺れる。
オランは、リョウの正体が天使だという事を見抜いた。
それだけじゃない。リョウの羽根が見えるのだ。
リョウは普段、自分の羽根を自らの意志で隠している。
亜矢にも、その羽根を見せた事はない。
リョウの羽根は、何かの原因によって右側の片方の羽根が黒く染まっているのだ。
だが、リョウもオランの正体に気付いていた。
「魔界の王が、なぜ人間界に?」
オランは、そのリョウの問いに答える訳でもなく、言葉を続ける。
「大変だよなぁ、天界に仕える天使も」
「……どういう意味?」
「知ってんだよ、お前が仕える天界の王を。1つの世界を統べる王としてな、ちょっとした顔見知りだ」
リョウの言葉が詰まる。
何も返せない所からすると、オランの言う事に偽りはないのだろう。
「お前ら天界のする事など、オレには関係ねえ。興味もねえよ」
オランは校舎に向かって歩き出した。
「オレがお前らの邪魔をするとでも思ったか?クク……」
リョウは顔を俯かせた。だんだんと小さく遠ざかっていくオランの笑い声を背中に受けながら。
(魔王オラン…彼までも…)
リョウは心の中で呟いた。
亜矢の『命』、それに引き寄せられるようにして。
ついに、魔王までもが現れた。
きっと、理由は違っても皆、目的は同じなのだろう。
亜矢を手に入れる為に。そして、亜矢の魂を手に入れる為に。
(そして、ボクも―………)
未だ、隠されたままの真実と悲しみを胸に秘め、リョウは空を見上げた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
わたしたちの恋、NGですっ! ~魔力ゼロの魔法少女~
立花鏡河
児童書・童話
【第1回きずな児童書大賞】奨励賞を受賞しました!
応援して下さった方々に、心より感謝申し上げます!
「ひさしぶりだね、魔法少女アイカ」
再会は突然だった。
わたし、愛葉一千花は、何の取り柄もない、フツーの中学二年生。
なじめないバスケ部をやめようかと悩みながら、掛けもちで園芸部の活動もしている。
そんなわたしには、とある秘密があって……。
新入生のイケメン、乙黒咲也くん。
わたし、この子を知ってる。
ていうか、因縁の相手なんですけどっ!?
★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★
わたしはかつて、魔法少女だったんだ。
町をねらう魔物と戦う日々――。
魔物のリーダーで、宿敵だった男の子が、今やイケメンに成長していて……。
「意外とドジですね、愛葉センパイは」
「愛葉センパイは、おれの大切な人だ」
「生まれ変わったおれを見てほしい」
★*゚*☆*゚*★*゚*☆*゚*★
改心した彼が、わたしを溺愛して、心をまどわせてくる!
光と闇がまじりあうのはキケンです!
わたしたちの恋愛、NGだよね!?
◆◆◆第1回きずな児童書大賞エントリー作品です◆◆◆
表紙絵は「イラストAC」様からお借りしました。
下出部町内漫遊記
月芝
児童書・童話
小学校の卒業式の前日に交通事故にあった鈴山海夕。
ケガはなかったものの、念のために検査入院をすることになるも、まさかのマシントラブルにて延長が確定してしまう。
「せめて卒業式には行かせて」と懇願するも、ダメだった。
そのせいで卒業式とお別れの会に参加できなかった。
あんなに練習したのに……。
意気消沈にて三日遅れで、学校に卒業証書を貰いに行ったら、そこでトンデモナイ事態に見舞われてしまう。
迷宮と化した校内に閉じ込められちゃった!
あらわれた座敷童みたいな女の子から、いきなり勝負を挑まれ困惑する海夕。
じつは地元にある咲耶神社の神座を巡り、祭神と七葉と名乗る七体の妖たちとの争いが勃発。
それに海夕は巻き込まれてしまったのだ。
ただのとばっちりかとおもいきや、さにあらず。
ばっちり因果関係があったもので、海夕は七番勝負に臨むことになっちゃったもので、さぁたいへん!
七変化する町を駆け回っては、摩訶不思議な大冒険を繰り広げる。
奇妙奇天烈なご町内漫遊記、ここに開幕です。
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
sweet!!
仔犬
BL
バイトに趣味と毎日を楽しく過ごしすぎてる3人が超絶美形不良に溺愛されるお話です。
「バイトが楽しすぎる……」
「唯のせいで羞恥心がなくなっちゃって」
「……いや、俺が媚び売れるとでも思ってんの?」
ハート オール デスゲーム/宇宙から来たロボットに拠る地球侵略
桃月熊
児童書・童話
謎の競技(頭脳戦)に強制参加させられる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
jokerを当てろ。
水平思考推理ゲーム。(うみがめのすーぷ)
マシュマロ大食いバトル。
携帯ゲーム機。
サイコロ振り。
ルール不明。
偶数 奇数 ルーレット。
苗字を探せ。
ジャンケン最強の手。
大喜利 回答に投票 能力と道具の設定あり。
利き水 百種類から選択。
赤を集めよう。
算数ドリル。
チェス。
人狼ゲームに参加?
使用後に四割の確率で状態異常になるペン。
使用後に八割の確率で状態異常になるペン。
御褒美を選ぼう。
体育館に集合・説明なし。
神経衰弱 カード百枚 ペアは一組。
passwordを推測しろ。
毒薬を当てろ。
他者と被らずに10迄で最も大きい数字。
白線を進む。
現象の名付け親。
討論 超能力の有無の証明vs論破。
Dr.salt登場。
ドミノ。
正反対の意味を内包する同一単語。
選択式野球。
多数派又は少数派。
トランプ七枚選択数字合わせ。
数字のスタンプ押し。
コインの表が出る確率。
鬼不明の鬼ごっこ。
枯葉に書かれた文字。
早押し・完全なる偽者への対処法。
室温調整。
改良・トランプ七枚選択数字合わせ。
言い換え。
二枚のカード 保持と放出。
連携 追跡者から逃亡せよ。
誰にも解けない問題作成。
参加人数を数えて報告。
勝ち抜け四 脱落一 白紙九十五。
肉食え。
トランプで連番五枚。
辞書に載っている単語を作れ。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。
kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。
前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。
やばい!やばい!やばい!
確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。
だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。
前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね!
うんうん!
要らない!要らない!
さっさと婚約解消して2人を応援するよ!
だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。
※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。
【完結】宝石★王子(ジュエル・プリンス) ~イケメン水晶と事件解決!?~
みなづきよつば
児童書・童話
キラキラきらめく、美しい宝石たちが……
ニンゲンの姿になって登場!?
しかも、宝石たちはいろんな能力をもってるみたいで……?
宝石好き&異能力好きの方、必見です!!
※※※
本日(2024/08/24)完結しました!
よかったら、あとがきは近況ボードをご覧ください。
***
第2回きずな児童書大賞へのエントリー作品です。
投票よろしくお願いします!
***
<あらすじ>
小学五年生の少女、ヒカリはワケあってひとり暮らし中。
ある日、ヒカリのもっていたペンダントの水晶が、
ニンゲンの姿になっちゃった!
水晶の精霊、クリスと名乗る少年いわく、
宝石王子(ジュエル・プリンス)という宝石たちが目覚め、悪さをしだすらしい。
それをとめるために、ヒカリはクリスと協力することになって……?
***
ご意見・ご感想お待ちしてます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる