4 / 14
〈娘side・2〉
しおりを挟む
「お父さん、こっち!こっち!」
愛奈ははしゃいでいた。
久しぶりの父とのおでかけ。
こうしてゆっくりとどこかへ行ったのは三ヶ月前だろうか。
「ちょっと待ってくれよ。お父さんだって、もう若くないんだから。」
両手に荷物を抱えながら父が弱音を吐く。
「なぁに言ってるの。若くて有名なんだから。あと、カッコいいってさー。」
「…最後のは嘘だろ?」
「さぁ、どうでしょう?あ!アイス食べたい!」
父と来ているショッピングモールはお年頃の女の子には最高の遊び場だ。
来月、フリースクールの卒業式が控えている。
愛奈は中学でも引き続き今のスクールに通う予定だ。
それでも、一つの大きな区切り。
別れてしまう友達もいる。
今日はその準備の為の買い物だったが、愛奈は先程から目移りして仕方がない。
「やっぱりさ、フリフリのワンピースにしようかな?」
アイスを頬張りながら父に問いかける。
「やめとけ、やめとけ。お前はズボンだな。半ズボン。あと蝶ネクタイ。」
「…そんなの男の子じゃん!卒業式だよ?可愛くしたいのが乙女心だよ。」
「何が乙女だ。大いびきかいて大の字になって寝てるやつが。」
同じくアイスを頬張りながら父が悪態をつく。
愛奈が睨むと、おぉ怖い。と笑う。
ふと、頭の中を美咲の笑顔がよぎる。
「…美咲も、出たかったよね。」
父の手が止まる。
「…そうだな。」
美咲の話をすると、父の顔は決まって悲しげになる。
それをわかっていても、愛奈は話せずにはいられなかった。
月日はどんなにたっても、親友を失った悲しみは癒えない。
わずか12歳の少女に抱えきれる喪失感ではなかった。
親が子を殺す。
父が…自分を?
想像なんてつかない。
だって、こんなにも愛されている。
母がいなくて、父は一人で自分を育ててくれている。
休みなんかほとんどない。
それでも、貴重な休みをこうして愛奈に使ってくれる。
もちろん怒られる事だってある。
でも、父なら。
きっと何があっても自分を全力で守ってくれるだろう。
そんな安心感が常にある。
美咲は。
美咲はどうだったのだろう。
その答えは、もう永遠にわからない。
父が前を見つめたまま話し出す。
「美咲ちゃんの分まで、おめかししないとな。」
「…じゃあ、やっぱりフリフリだ。美咲はお人形さんみたいに可愛かったもん。」
そう言って笑うと、残りのアイスを食べきった。
父は、どんな話もこうやって聞いてくれる。
そして最後には愛奈を笑わせてくれる。
ショッピングを一通り楽しんだ後、父がたまには美味しいものを。と連れてきてくれたのは、少し古めのオシャレなレストランだった。
「えー。お家帰ってからで良いよー。私お父さんのご飯が食べたい。」
愛奈は何となく、自分の家が常にギリギリな生活であることに気付いている。
それでも、愛奈が我慢しなくて良いようにと父が働いていることも知っていた。
だからこれまで食べ物や着る物に困ったことはなかったし、こうして必要な物は惜しみなく買ってくれるのだ。
それが父の忙しさに比例しているのもわかっている。
「子どもが変な気使うなよ。お父さんだってたまには美味いもんが食べたいってこと。自分で言うのも悲しいけど、あんま料理は得意じゃないしな。」
「それは…、うん。確かにね。もう。私が早く作れるようにならないとなぁ。」
「愛奈はきっと料理上手になるよ。こないだ作ってくれた習ったばかりの味噌汁だって凄い美味かったからな。」
「もっと色々な物も作れるようになるからさ。」
「そりゃ楽しみだ。ってことで今日はリッチにいきますか!」
レストランで食べたオムライスはとても綺麗だった。
父は確かに料理が下手だ。
見た目はいつも、何これ?と言いたくなる。
でも。
今日食べたオムライスよりも。
自分で作った味噌汁よりも。
父の料理は美味しかった。
毎日必ず朝食があり、弁当があり、夕食がある。
全て済ませてから仕事に行くのだ。
一体いくつの仕事をしているのか。
だから、愛奈は早く料理を覚えたかった。
父のご飯は何よりも美味しい。
それでも何か助けたくて焦れる気持ちもある。
本当はいつまでも、父のご飯を食べていたいけれど。
甘えてばかりいられない。
せめて、少しでも休めるように。
不意にレストランの外から鐘の音が響く。
窓から覗くと、隣の建物からドレス姿の女の人が出てきた。
愛奈は思わず声をあげる。
「わぁ。きれい…。」
声につられて父も窓の外を見やる。
「おぉ。チャペルか。結婚式だったんだな。」
「結婚式?お嫁さんってこと?」
「そうそう。あっちにお婿さんが待ってるだろ?」
「え?じゃあ隣の人は?」
「お父さんじゃないか?花嫁が歩く道をバージンロードっていってな。大切な人と歩くんだよ。」
「バージンロード…。」
「幸せのリレーみたいなもんかな。今まで大切に育ててきた娘を、今度はあなたがよろしくね。って儀式みたいなさ。お父さんはそうだと思ってる。」
幸せのリレー。
凄く素敵な話だと思った。
大事に、大切にされてきた証拠。
沢山の人に祝われ、その笑顔があまりに美しくて。
愛奈は自分の心まで暖かくなるのを感じた。
ちらっと父の顔を覗く。
眩しく目を細めるその表情はとても優しい。
「お父さんも、お母さんを頼まれたの?」
そう聞くと、少し目を伏せて笑った。
その答えはわからないまま。
フリースクールでは卒業式ムード加速していた。
中学からは出ていく友達もいる。
愛奈は6歳からここに通っている。
今までに新しく来た子もいれば、小学校へと戻っていく子もいた。
その度に寂しい気持ちになったが、美咲との別れに比べたら悲しくはなかった。
先生は言う。
生きているだけで良い。と。
ここに来る子は、学校で、社会で、大きな何かを抱えている子が多い。
6年もいれば色々な子と話すし、父からも小学校との違いを聞いていたからだ。
だから。
卒業式を迎えられることは特別なんだ。と。
ここから去ってしまうとしても、それは嬉しいことなんだ。と。
そう、大人たちは言う。
それでも卒業式が近付くにつれ、愛奈は何だか感傷的になってしまう。
卒業式に流すから考えておくように、と言われた『将来の夢』。
愛奈はすぐに決まった。
みんなも思い思いに決めだす。
そうやって、先を考える。
いつも一緒にいた子が別の道に進むこと。
夢に向かって自分たちが少しずつ大人へと近付くということ。
『生きているだけで良い。』
ふと、先生がポツリと呟いたあの言葉が頭をよぎる。
(そうか。生きていれば、いくらでも前に進めるんだ。)
例え辛くても、苦しくても、道がある。
そんなふうに思えるのは、自分が恵まれている証拠だ。
そう育ててくれた父に。
愛奈は改めて、感謝の気持ちが湧き上がる。
卒業式は、ありがとう。頑張るね。を伝える日。
そして、これからもよろしくね。と。
迎えた卒業式。
おめかしした愛奈を見て涙ぐむ父。
「大きくなったな。」
そう言って、愛奈を抱きかかえる。
式では、誰よりも泣きじゃくる父の姿があった。
その涙はとても悲しくて。
つられて愛奈も泣けてきた。
その意味を、まだ知らないままに。
愛奈ははしゃいでいた。
久しぶりの父とのおでかけ。
こうしてゆっくりとどこかへ行ったのは三ヶ月前だろうか。
「ちょっと待ってくれよ。お父さんだって、もう若くないんだから。」
両手に荷物を抱えながら父が弱音を吐く。
「なぁに言ってるの。若くて有名なんだから。あと、カッコいいってさー。」
「…最後のは嘘だろ?」
「さぁ、どうでしょう?あ!アイス食べたい!」
父と来ているショッピングモールはお年頃の女の子には最高の遊び場だ。
来月、フリースクールの卒業式が控えている。
愛奈は中学でも引き続き今のスクールに通う予定だ。
それでも、一つの大きな区切り。
別れてしまう友達もいる。
今日はその準備の為の買い物だったが、愛奈は先程から目移りして仕方がない。
「やっぱりさ、フリフリのワンピースにしようかな?」
アイスを頬張りながら父に問いかける。
「やめとけ、やめとけ。お前はズボンだな。半ズボン。あと蝶ネクタイ。」
「…そんなの男の子じゃん!卒業式だよ?可愛くしたいのが乙女心だよ。」
「何が乙女だ。大いびきかいて大の字になって寝てるやつが。」
同じくアイスを頬張りながら父が悪態をつく。
愛奈が睨むと、おぉ怖い。と笑う。
ふと、頭の中を美咲の笑顔がよぎる。
「…美咲も、出たかったよね。」
父の手が止まる。
「…そうだな。」
美咲の話をすると、父の顔は決まって悲しげになる。
それをわかっていても、愛奈は話せずにはいられなかった。
月日はどんなにたっても、親友を失った悲しみは癒えない。
わずか12歳の少女に抱えきれる喪失感ではなかった。
親が子を殺す。
父が…自分を?
想像なんてつかない。
だって、こんなにも愛されている。
母がいなくて、父は一人で自分を育ててくれている。
休みなんかほとんどない。
それでも、貴重な休みをこうして愛奈に使ってくれる。
もちろん怒られる事だってある。
でも、父なら。
きっと何があっても自分を全力で守ってくれるだろう。
そんな安心感が常にある。
美咲は。
美咲はどうだったのだろう。
その答えは、もう永遠にわからない。
父が前を見つめたまま話し出す。
「美咲ちゃんの分まで、おめかししないとな。」
「…じゃあ、やっぱりフリフリだ。美咲はお人形さんみたいに可愛かったもん。」
そう言って笑うと、残りのアイスを食べきった。
父は、どんな話もこうやって聞いてくれる。
そして最後には愛奈を笑わせてくれる。
ショッピングを一通り楽しんだ後、父がたまには美味しいものを。と連れてきてくれたのは、少し古めのオシャレなレストランだった。
「えー。お家帰ってからで良いよー。私お父さんのご飯が食べたい。」
愛奈は何となく、自分の家が常にギリギリな生活であることに気付いている。
それでも、愛奈が我慢しなくて良いようにと父が働いていることも知っていた。
だからこれまで食べ物や着る物に困ったことはなかったし、こうして必要な物は惜しみなく買ってくれるのだ。
それが父の忙しさに比例しているのもわかっている。
「子どもが変な気使うなよ。お父さんだってたまには美味いもんが食べたいってこと。自分で言うのも悲しいけど、あんま料理は得意じゃないしな。」
「それは…、うん。確かにね。もう。私が早く作れるようにならないとなぁ。」
「愛奈はきっと料理上手になるよ。こないだ作ってくれた習ったばかりの味噌汁だって凄い美味かったからな。」
「もっと色々な物も作れるようになるからさ。」
「そりゃ楽しみだ。ってことで今日はリッチにいきますか!」
レストランで食べたオムライスはとても綺麗だった。
父は確かに料理が下手だ。
見た目はいつも、何これ?と言いたくなる。
でも。
今日食べたオムライスよりも。
自分で作った味噌汁よりも。
父の料理は美味しかった。
毎日必ず朝食があり、弁当があり、夕食がある。
全て済ませてから仕事に行くのだ。
一体いくつの仕事をしているのか。
だから、愛奈は早く料理を覚えたかった。
父のご飯は何よりも美味しい。
それでも何か助けたくて焦れる気持ちもある。
本当はいつまでも、父のご飯を食べていたいけれど。
甘えてばかりいられない。
せめて、少しでも休めるように。
不意にレストランの外から鐘の音が響く。
窓から覗くと、隣の建物からドレス姿の女の人が出てきた。
愛奈は思わず声をあげる。
「わぁ。きれい…。」
声につられて父も窓の外を見やる。
「おぉ。チャペルか。結婚式だったんだな。」
「結婚式?お嫁さんってこと?」
「そうそう。あっちにお婿さんが待ってるだろ?」
「え?じゃあ隣の人は?」
「お父さんじゃないか?花嫁が歩く道をバージンロードっていってな。大切な人と歩くんだよ。」
「バージンロード…。」
「幸せのリレーみたいなもんかな。今まで大切に育ててきた娘を、今度はあなたがよろしくね。って儀式みたいなさ。お父さんはそうだと思ってる。」
幸せのリレー。
凄く素敵な話だと思った。
大事に、大切にされてきた証拠。
沢山の人に祝われ、その笑顔があまりに美しくて。
愛奈は自分の心まで暖かくなるのを感じた。
ちらっと父の顔を覗く。
眩しく目を細めるその表情はとても優しい。
「お父さんも、お母さんを頼まれたの?」
そう聞くと、少し目を伏せて笑った。
その答えはわからないまま。
フリースクールでは卒業式ムード加速していた。
中学からは出ていく友達もいる。
愛奈は6歳からここに通っている。
今までに新しく来た子もいれば、小学校へと戻っていく子もいた。
その度に寂しい気持ちになったが、美咲との別れに比べたら悲しくはなかった。
先生は言う。
生きているだけで良い。と。
ここに来る子は、学校で、社会で、大きな何かを抱えている子が多い。
6年もいれば色々な子と話すし、父からも小学校との違いを聞いていたからだ。
だから。
卒業式を迎えられることは特別なんだ。と。
ここから去ってしまうとしても、それは嬉しいことなんだ。と。
そう、大人たちは言う。
それでも卒業式が近付くにつれ、愛奈は何だか感傷的になってしまう。
卒業式に流すから考えておくように、と言われた『将来の夢』。
愛奈はすぐに決まった。
みんなも思い思いに決めだす。
そうやって、先を考える。
いつも一緒にいた子が別の道に進むこと。
夢に向かって自分たちが少しずつ大人へと近付くということ。
『生きているだけで良い。』
ふと、先生がポツリと呟いたあの言葉が頭をよぎる。
(そうか。生きていれば、いくらでも前に進めるんだ。)
例え辛くても、苦しくても、道がある。
そんなふうに思えるのは、自分が恵まれている証拠だ。
そう育ててくれた父に。
愛奈は改めて、感謝の気持ちが湧き上がる。
卒業式は、ありがとう。頑張るね。を伝える日。
そして、これからもよろしくね。と。
迎えた卒業式。
おめかしした愛奈を見て涙ぐむ父。
「大きくなったな。」
そう言って、愛奈を抱きかかえる。
式では、誰よりも泣きじゃくる父の姿があった。
その涙はとても悲しくて。
つられて愛奈も泣けてきた。
その意味を、まだ知らないままに。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
「桜の樹の下で、笑えたら」✨奨励賞受賞✨
悠里
ライト文芸
高校生になる前の春休み。自分の16歳の誕生日に、幼馴染の悠斗に告白しようと決めていた心春。
会う約束の前に、悠斗が事故で亡くなって、叶わなかった告白。
(霊など、ファンタジー要素を含みます)
安達 心春 悠斗の事が出会った時から好き
相沢 悠斗 心春の幼馴染
上宮 伊織 神社の息子
テーマは、「切ない別れ」からの「未来」です。
最後までお読み頂けたら、嬉しいです(*'ω'*)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

僕たちはその歪みに気付くべきだった。
AT限定
ライト文芸
日々繰り返される、クラスメイトからの嫌がらせに辟易しながらも、天ケ瀬 燈輝(あまがせ とうき)は今日も溜息交じりに登校する。
だが、その日友人から受け取った一枚のプリントが、彼の日常を一変させる。
吸い寄せられるように立ち入った教室で、彼が見たものとは……。
私と継母の極めて平凡な日常
当麻月菜
ライト文芸
ある日突然、父が再婚した。そして再婚後、たった三ヶ月で失踪した。
残されたのは私、橋坂由依(高校二年生)と、継母の琴子さん(32歳のキャリアウーマン)の二人。
「ああ、この人も出て行くんだろうな。私にどれだけ自分が不幸かをぶちまけて」
そう思って覚悟もしたけれど、彼女は出て行かなかった。
そうして始まった継母と私の二人だけの日々は、とても淡々としていながら酷く穏やかで、極めて平凡なものでした。
※他のサイトにも重複投稿しています。

愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。
15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
深冬 芽以
恋愛
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
地上の楽園 ~この道のつづく先に~
奥野森路
ライト文芸
実はすごく充実した人生だったんだ…最期の最期にそう思えるよ、きっと。
主人公ワクは、十七歳のある日、大好きな父親と別れ、生まれ育った家から、期待に胸をふくらませて旅立ちます。その目的地は、遥かかなたにかすかに頭を覗かせている「山」の、その向こうにあると言われている楽園です。
山を目指して旅をするという生涯を通して、様々な人との出会いや交流、別れを経験する主人公。彼は果たして、山の向こうの楽園に無事たどり着くことができるのでしょうか。
旅は出会いと別れの繰り返し。それは人生そのものです。
ノスタルジックな世界観、童話風のほのぼのとしたストーリー展開の中に、人の温かさ、寂しさ、切なさを散りばめ、生きる意味とは何かを考えてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる