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9章神と人
王都の守護者達
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「で、それでオワリの国はどうだったの?グリーン」
「そうですね、あそこは独特の文化の築かれていた土地でした。気候的にも全体的に涼しく、住みやすい場所でしたね。」
「ブシってのがいるんでしょ?どうだった?」
「いやいや、私も一応東の出身なので、似たような技は既にお見せしていますが...そうですね、この国に勝るとも劣らない、素晴らしい精神性を持った戦士が沢山おりました。コレットにもお土産を持ってきていますよ」
「本当?!見せて頂戴」
「そうですね...例えばこれは箸と申しまして、オワリの国では、これを使って食事をするのですよ」
「とても綺麗...金属じゃなくて木を使っているから、こんなに綺麗な模様が描けるのね!」
それは、オワリの国からウォルテシアに向かう前に、少しだけ王都に寄り道をしたグリーンとコレットの、何気ない会話。一部の人たちには、グリーンが神器を探しに行っていた情報は既に掴まれていた。
戦争が上手くいかなくて、今王都は少しばかり荒れている。人が少しずつ王都から抜け始めて、王都は少しだけ寂しい街になってしまった。
兵士達が「化け物が来る」と噂しているし、お父様が私をアルノ領に返そうと相談したけど、そんなことをすれば、お父様を守る兵士達の数が減ってしまう。
この国が平和で、モードレッドおじさんが反乱を起こした後でも、お父様の護衛の数は増えてない。王都の中だからと気を抜いてしまえば、たちまち対抗する貴族にお父様は暗殺でもされてしまうだろう。
その辺のコレットの考えを、アストルフ伯爵はいまいち理解していない節がある。
娘を溺愛している彼だが、娘のそういう優しさにはひどく鈍感なのである。
「コレット、お疲れの中返ってきたグリーン殿に失礼だぞ、それともなんだ?そんなに話が聞きたかったのか?それともグリーン殿と話がしたかったのか」
「お、お父様!」
そんなアストルフ伯爵は、今日も適当に愛娘とその命を助けてくれた若者を茶化す。
もう、お父様ったら!
そんな話をしていた時の、ほんの視界の隅に
身を隠すように隠して、厚い服を着込んだ女性がいたのを、コレットは忘れずに覚えていた。
今、コレットの目の前には、その女性が、今度は目の前に現れている。
金色の髪に、あの暑い気候にあまりにも不釣り合いな、あの分厚い服はもう着ていなかった。
真っ直ぐに、目の前の敵を見据えつつ刃を構える
「全体前へ!少女と連携し、王都を守る!カミーユ、指揮は任せる!」
「ハッ!全体、伯爵様をお守りしながらの掃討戦を開始する」
ここで天使と似た様相をしているエルザを敵と認識せず、味方と信頼して指揮に組み込むところが、いかにもアストルフらしい。瞬時に人を判断できる能力は、貴族社会を見てきて自然に身についてきたものなのか、それは定かではないが。
おう!という掛け声と共に、騎士達各々、天使達とぶつかり始める
「へぇ、貴方達のところの兵士、良い動きね、1対1で天使とまともに渡り合えるだなんて」
「そ、そうなのか...我が家ではこれが普通になっている節があってな、これもグリーン殿がたまに鍛えてくれるおかげなのか...」
「「「絶対にその (せい)おかげです!」」」
「お前達本当に何されたんだ...」
アストルフとエルザの会話に、兵士達がいい声で答える。
クロにぼっこぼこにされたメンバーである。最早その辺の騎士などでは相手にならず。カミーユに至っては天使5
体と相対しても平気で無双していた。
もう、彼らがあの時のように、山賊に襲われて醜態を晒すようなことはない。
「じゃあ...私たちも頑張りましょうか!」
指をパチン、と鳴らすと、王都の道の隙間からスライムのような物体が次々と出現する。
それと同時に、どこから現れたのか戦士達が出現し、天使達を押し上げ、空を見上げればドラゴンが空で弓を放っていた兵士達を撃ち落としていた。
「グリーンの...特設部隊か?!」
「ええ、名前は...決めてないけど」
そう言いながらエルザはまた1人、天使を斬り割いていった。
「ったく...斬っても斬ってもきりのないこと、いつになったら終わるのかしら...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コツ、コツ
軽快な靴の音が、王都の床に反響して静かに響き渡る。
その男は、少しくたびれたようなスーツのような服を皺1つなく着こなして立っていた。歳は30代後半ぐらいだろうか、小さな帽子が、綺麗に彼の片目を隠している。
目の前には、5体の天使
それはまるで示し合わされたかのように振り下ろされる剣に対しても、男は冷静だった。
「種も仕掛けもありませんよ~っと」
振り下ろされた剣は、豪快にからぶることになった。
それもそのはず、5体の天使から、剣は消えていたのだから。
「探し物は~これかなっ?」
そう言うと男は、手から急に消えた剣を探す天使達に微笑みながらそれを差し出す。
それは天使達が持っていた剣だった。
「どうでしたか~私の魔法、中々でしょう?」
途端、目の前にいた天使達の視界が赤く染まる
「お題は貴方の命で、.........はぁ~あ、張り合いのねぇお客だこと」
そう言いながらボリボリとその男は頭を掻く
天使達の首は、なんの前触れもなく地に落ちた。
まるでそうなることが当たり前かのように。
こんなもんじゃなぁ、大将が来た予感がするから、そっち助けに行くか?でもあの嬢ちゃんに言われちまったしな。王都を守れって
そんなことを考えていた男の隣が突如爆発したかのような男を立てて吹き飛ぶ。
空から男が降ってきたのだ
その男は巨漢...というよりはデブ、どっぷりと出た腹が隠しきれず、服がピッチピチになっている。
その足元と両手には、しかしながら無残にも潰された天使達。ぷっちんと潰されてしまったらしい。
「ん!ジャック氏ですか、首尾はどうですか!私の華麗な身のこなしに、王都にいた騎士氏達も目をまるくしておりました!」
そう言うと、見事なバク転をその太っちょ男は見せる。
ジャック、そう呼ばれたスーツ男は、困ったように頭を掻いた。
これが神獣に挑んだ元世界最高ランク「S」の冒険者のなれの果てとは...
分からんもんだねぇ
「こっちもまずまずだ、エルザの嬢ちゃんから追加で指示はねぇのか?」
「何も!引き続き王都内の天使の掃討をするような指示を頂きました」
「わかった、他の奴らにも良ければ伝えてくれないか?」
「当たり前です!伝令役も私の仕事ですから!」
そう言うと太っちょ男は再び跳躍で飛び出す
元Sランク冒険者、美麗・ファルムス
完全にデブすぎる彼の見た目に対してふざけた2つ名だと思ってはいるが、数百年前、彼がパンドラの箱に入る前の彼は美青年だった。食にうるさかった彼は、パンドラの箱という圧倒的密閉空間でなによりも欲したのは「食事」であった。
パンドラの箱から脱出後、王都に来た彼は思うがままに美食に走った。
そして今、彼の鍛えられた筋力は、体重が増えた今増加の一途を辿っている。
ま、変な経歴という点で言えば、俺も大概だがな
ジャック、元山賊、勇者パーティーの1人、アルケミストと共に山賊をやりながら、先代勇者に会う
少しだけ旅に同行した後、勇者達のある汚名を全て被り、パーティーから離れる
その後義賊として活躍、そしてなんの迷いか魔王城に忍び込み...パンドラの箱へ
そんな男は今、グリーン達の陣営の1人として王都を止めるために参戦していた。
なんの為?面白そうだから
この辺の天使も全部やったみてぇだな
ゴォォォォン
轟音が王都門から響き渡る
こりゃ急いだ方がいいかもねぇ...
王都の中を、ジャックは1人走るのだった
「そうですね、あそこは独特の文化の築かれていた土地でした。気候的にも全体的に涼しく、住みやすい場所でしたね。」
「ブシってのがいるんでしょ?どうだった?」
「いやいや、私も一応東の出身なので、似たような技は既にお見せしていますが...そうですね、この国に勝るとも劣らない、素晴らしい精神性を持った戦士が沢山おりました。コレットにもお土産を持ってきていますよ」
「本当?!見せて頂戴」
「そうですね...例えばこれは箸と申しまして、オワリの国では、これを使って食事をするのですよ」
「とても綺麗...金属じゃなくて木を使っているから、こんなに綺麗な模様が描けるのね!」
それは、オワリの国からウォルテシアに向かう前に、少しだけ王都に寄り道をしたグリーンとコレットの、何気ない会話。一部の人たちには、グリーンが神器を探しに行っていた情報は既に掴まれていた。
戦争が上手くいかなくて、今王都は少しばかり荒れている。人が少しずつ王都から抜け始めて、王都は少しだけ寂しい街になってしまった。
兵士達が「化け物が来る」と噂しているし、お父様が私をアルノ領に返そうと相談したけど、そんなことをすれば、お父様を守る兵士達の数が減ってしまう。
この国が平和で、モードレッドおじさんが反乱を起こした後でも、お父様の護衛の数は増えてない。王都の中だからと気を抜いてしまえば、たちまち対抗する貴族にお父様は暗殺でもされてしまうだろう。
その辺のコレットの考えを、アストルフ伯爵はいまいち理解していない節がある。
娘を溺愛している彼だが、娘のそういう優しさにはひどく鈍感なのである。
「コレット、お疲れの中返ってきたグリーン殿に失礼だぞ、それともなんだ?そんなに話が聞きたかったのか?それともグリーン殿と話がしたかったのか」
「お、お父様!」
そんなアストルフ伯爵は、今日も適当に愛娘とその命を助けてくれた若者を茶化す。
もう、お父様ったら!
そんな話をしていた時の、ほんの視界の隅に
身を隠すように隠して、厚い服を着込んだ女性がいたのを、コレットは忘れずに覚えていた。
今、コレットの目の前には、その女性が、今度は目の前に現れている。
金色の髪に、あの暑い気候にあまりにも不釣り合いな、あの分厚い服はもう着ていなかった。
真っ直ぐに、目の前の敵を見据えつつ刃を構える
「全体前へ!少女と連携し、王都を守る!カミーユ、指揮は任せる!」
「ハッ!全体、伯爵様をお守りしながらの掃討戦を開始する」
ここで天使と似た様相をしているエルザを敵と認識せず、味方と信頼して指揮に組み込むところが、いかにもアストルフらしい。瞬時に人を判断できる能力は、貴族社会を見てきて自然に身についてきたものなのか、それは定かではないが。
おう!という掛け声と共に、騎士達各々、天使達とぶつかり始める
「へぇ、貴方達のところの兵士、良い動きね、1対1で天使とまともに渡り合えるだなんて」
「そ、そうなのか...我が家ではこれが普通になっている節があってな、これもグリーン殿がたまに鍛えてくれるおかげなのか...」
「「「絶対にその (せい)おかげです!」」」
「お前達本当に何されたんだ...」
アストルフとエルザの会話に、兵士達がいい声で答える。
クロにぼっこぼこにされたメンバーである。最早その辺の騎士などでは相手にならず。カミーユに至っては天使5
体と相対しても平気で無双していた。
もう、彼らがあの時のように、山賊に襲われて醜態を晒すようなことはない。
「じゃあ...私たちも頑張りましょうか!」
指をパチン、と鳴らすと、王都の道の隙間からスライムのような物体が次々と出現する。
それと同時に、どこから現れたのか戦士達が出現し、天使達を押し上げ、空を見上げればドラゴンが空で弓を放っていた兵士達を撃ち落としていた。
「グリーンの...特設部隊か?!」
「ええ、名前は...決めてないけど」
そう言いながらエルザはまた1人、天使を斬り割いていった。
「ったく...斬っても斬ってもきりのないこと、いつになったら終わるのかしら...」
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コツ、コツ
軽快な靴の音が、王都の床に反響して静かに響き渡る。
その男は、少しくたびれたようなスーツのような服を皺1つなく着こなして立っていた。歳は30代後半ぐらいだろうか、小さな帽子が、綺麗に彼の片目を隠している。
目の前には、5体の天使
それはまるで示し合わされたかのように振り下ろされる剣に対しても、男は冷静だった。
「種も仕掛けもありませんよ~っと」
振り下ろされた剣は、豪快にからぶることになった。
それもそのはず、5体の天使から、剣は消えていたのだから。
「探し物は~これかなっ?」
そう言うと男は、手から急に消えた剣を探す天使達に微笑みながらそれを差し出す。
それは天使達が持っていた剣だった。
「どうでしたか~私の魔法、中々でしょう?」
途端、目の前にいた天使達の視界が赤く染まる
「お題は貴方の命で、.........はぁ~あ、張り合いのねぇお客だこと」
そう言いながらボリボリとその男は頭を掻く
天使達の首は、なんの前触れもなく地に落ちた。
まるでそうなることが当たり前かのように。
こんなもんじゃなぁ、大将が来た予感がするから、そっち助けに行くか?でもあの嬢ちゃんに言われちまったしな。王都を守れって
そんなことを考えていた男の隣が突如爆発したかのような男を立てて吹き飛ぶ。
空から男が降ってきたのだ
その男は巨漢...というよりはデブ、どっぷりと出た腹が隠しきれず、服がピッチピチになっている。
その足元と両手には、しかしながら無残にも潰された天使達。ぷっちんと潰されてしまったらしい。
「ん!ジャック氏ですか、首尾はどうですか!私の華麗な身のこなしに、王都にいた騎士氏達も目をまるくしておりました!」
そう言うと、見事なバク転をその太っちょ男は見せる。
ジャック、そう呼ばれたスーツ男は、困ったように頭を掻いた。
これが神獣に挑んだ元世界最高ランク「S」の冒険者のなれの果てとは...
分からんもんだねぇ
「こっちもまずまずだ、エルザの嬢ちゃんから追加で指示はねぇのか?」
「何も!引き続き王都内の天使の掃討をするような指示を頂きました」
「わかった、他の奴らにも良ければ伝えてくれないか?」
「当たり前です!伝令役も私の仕事ですから!」
そう言うと太っちょ男は再び跳躍で飛び出す
元Sランク冒険者、美麗・ファルムス
完全にデブすぎる彼の見た目に対してふざけた2つ名だと思ってはいるが、数百年前、彼がパンドラの箱に入る前の彼は美青年だった。食にうるさかった彼は、パンドラの箱という圧倒的密閉空間でなによりも欲したのは「食事」であった。
パンドラの箱から脱出後、王都に来た彼は思うがままに美食に走った。
そして今、彼の鍛えられた筋力は、体重が増えた今増加の一途を辿っている。
ま、変な経歴という点で言えば、俺も大概だがな
ジャック、元山賊、勇者パーティーの1人、アルケミストと共に山賊をやりながら、先代勇者に会う
少しだけ旅に同行した後、勇者達のある汚名を全て被り、パーティーから離れる
その後義賊として活躍、そしてなんの迷いか魔王城に忍び込み...パンドラの箱へ
そんな男は今、グリーン達の陣営の1人として王都を止めるために参戦していた。
なんの為?面白そうだから
この辺の天使も全部やったみてぇだな
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