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越後動乱編
行くしか無いよな
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少しずつ...
少しずつで良いんだ、慶次や左近のところに行かなければ。
いやいや、千代が先か?千代の近くには本多正信殿がいる、凄腕だ。私もついでに守ってくれるだろう。
輝宗の目の前には地獄が広がっている、正確に言うならば戦闘に立ち敵を蹴散らす左近と慶次。千代を守る正信、半端な位置で戦う幸村と光秀、それを見守るお藤といったようにだ。
ちなみに、千代に従った兵士の殆どは百姓を中心とした者である為、ガトリング砲が敵の手に渡らないよう守ってもらっていた。
彼らはガトリング砲の砲兵では無い為、ガトリング砲を使用することができない。だがあれが使えないというだけで一揆勢には大きなマイナスになる筈だ。
そそくさと、木々の合間を縫うように輝宗は皆に近づいて行く。
そんな彼に一番最初に気づいたのは、お藤である。
「ご隠居様!ご無事でしたか。」
「あぁ、なんとかな。状況は?」
輝宗の言葉に、お藤は前を向いたまま応える。
それに輝宗は何も言わない、こんなところで礼儀など気にしてる余裕は無いのだ。
矢の飛び交う戦場でそんなことやらせる奴は居ないだろう。
「慶次殿と左近殿が前に出ております、策通りの展開ですね。」
「うむ、良い良い。」
良かった、幸村の策は上手くいっているみたいだ。
作戦の全てをちゃんと聞いてた訳じゃ無いから良く分からないけど、流石は日の本一の古兵 (候補)だな。
「幸村、あっぱれだ。良い策だったぞ!」
「ありがとうございます!」
幸村が嬉しそうに顔を歪め、戦場ということを気にしてかすぐに顔を戻す。
頭を撫でてやりたい所だ、また今度だな。
「これで、後はご隠居様が突っ込み敵将の首を獲れば勝ちですね!」
は?
何その策、えげつな。
「幸村、確認なのだが...最後の仕上げとは?」
「はい、後方にてガトリング砲を破壊、もしくは無力化させた後に私とお藤殿、光秀殿がご隠居様と合流。慶次殿や左近殿と合力して敵の杉浦玄任を討ち取るというものです!」
爆弾発言やんけ。
「ご隠居様に正直に申し上げるなら、このような策は家臣としてとても承認できるものではありません。ですが私も見たいのです、ご隠居様が武士として戦う姿を!御伽噺に出てくる武勇の数々を!」
御伽噺に出てくるような武勇?
目の前でお藤が言うが、そんなものした事無いぞ?
昔から小競り合いを片付けて来たのはもっぱら光秀と左近だ、私では無い。
私は後方で震えてただけだしな、本当キツイよ。
とは言え、そんな言い訳は通用しないか。
「千代を守りつつ前に出る、流れ弾に注意するぞ。」
行くしか無いよな...行きたく無いよ、本当。
◇◇◇◇
「クソ!クソクソクソオオオオオ!」
煩わしいように地面を何度も踏みつける、杉浦玄任の予想とはまるで違う光景が眼前には広がっていた。
「何故我らは苦戦している!?たった2人では無いか。」
「しかし...1人は輝宗旗下の『鬼左近』です、もう1人の大男も素性はわかりませぬが凄腕。今は体力を減らすのが肝要かと。」
「そんなことはわかっている!」
あまりにも強い2人の鬼の存在、それが玄任の計算を狂わせている。
彼の目線の先には、千代がいる。ガトリング砲のものたちと上杉の軍に制圧されたそれは少しずつ戦いの場から離れていた。
しかも、後方には先程まで居なかった今川輝宗がいる。あと一歩なのだ、敵は自分の遥か上にいる強者だが敵は今目の前にいるのだ。男として勝負を挑みたい気持ちが大きいのもまた事実だった。
そこに、今川輝宗を打ち取れば今川が本気で攻めてくるなどという思考は抜け落ちている。
そこまで思考がいっていなかった、阿呆の極みと言えるだろう。
故に、玄任は前へ出る。感情の赴くままに刀を抜いて千代に近づいて行く。
彼がここで成功したことと言えば、慶次や左近の意識の外から千代に近づいたという所であろう。
「千代おおおおおおおお!」
「何、私逃げるのに忙しいからとっととあそこのゴリラ二体と戯れていてくれる?」
「輝宗の前に...まずは貴様だ!」
玄任の激昂に対し、千代が対象とするように平静に応える。彼が抜いたのはM200だ。
玄任は彼女に対して、なんの躊躇いも無く引き金を引く。ガチャリという音の後、その銃は何も発することは無かった。
「な、何故貴様は死なない?」
「はぁ、貴方馬鹿なの?弾切れよ?これだから兵器の原理を理解しないで兵器を使おうとする輩は嫌いなのよね。」
「弾切れだと!!何故だ、何故だ何故だ何故だ!」
玄任はM200の原理を理解していなかった、さながら武器初心者のように引き金を引けばスコープの向こうにいる敵が死ぬ。
それだけなように思っていたのだ、今までもそう思っていた。
残弾など気にしたことすら無かったのだろう、実戦投入が初めてだったと言われればその通りなのだが。
故に、これを使うのにも躊躇いは無い。
「それは...紛失したんじゃ!?」
「そうだ、私が預かった。紛失したと偽ってな。」
それは、千代が上杉との戦の際作り出した試作品の1つ。
しかし、これを作るなら先の戦で使ったような遅延式の地雷の方が強いと結論付けられ破棄された代物。
手榴弾ーーーー
それを、玄任はガトリング砲に向けて投げた。
「なんだぁ、この松ぼくりみてぇなもんは?」
「敵が苦し紛れに投げたもんだろ、ほっとけ。」
これが兵器として特筆している点を1つ挙げるとするならば、誰もこれを知らないところにあると言えるだろう。
現代において手榴弾が投げられればどうなるか、当然誰もが逃げ惑うに違いない。
しかしこの戦国の世において当然手榴弾などという代物は普及しておらず、戦の中で投石なども手段としてあったこの時代で手榴弾は木のみ程度の認識にしか感じられ無かったのだ。
「駄目っ!皆逃げて!」
そんな中、それに気づいて走る女性が1人。千代であった、彼女は頭の中で起爆までの計算を既に整え終わっている。
(駄目、どうやってもあれをどうにかするのには時間が足りない!)
彼女の脚力では届かない、彼女が到着してもそれに触れた瞬間猛威を振るうのは確定している。
玄任は、むしろそれを狙っていた。千代が死に、民衆もついでに死んでくれれば御の字とすら思っている。
故に、彼が動いていた。
彼は、千代が作った兵器を全て覚えていた。
彼は、千代の兵器がどのような性能を持つかを知っていた。
そして彼は、千代よりも足が速い。
「正信!」
正信が、手榴弾を拾うと上空へと投げる。
上空へと投げられたそれは、半端な高さで起爆し周囲に風圧をもたらした。
「やれやれ、間一髪でしたな。」
「ありがとう、貴方たち!早く行きなさい!」
千代がガトリング砲を運ぶ者たちに指示を出す、足はそのまま正信の元へと歩き出していた。
風が吹いた。
ほんの少しの風、知覚できるかできないか程度の微風は確かに千代の体を通り過ぎる。
それが、銃弾の通り抜けた風だと知るのはそれから直ぐのことだった。
「正信!!」
「ぐっ...玄任、貴様ぁ!!」
「前から気に入らなかったんだよなぁ...一揆勢一の刀の腕とか呼ばれて。」
後ろを振り向くと、下卑た顔をしながら銃を構える玄任がいた。自分が作った銃、それが今自分の最も信頼する家臣を命を奪おうとしている。
「民を巻き添えに千代様を殺そうとし...不意打ちのような真似で私を害するとは...貴様誠に武士か?」
「正信、もう喋らないで!」
蹲る正信に、勝ち誇ったように玄任が返す。
「そんな鎌倉時代のような価値観で戦うから貴様はここで死ぬんだよ!勝負は勝たねば意味が無かろうて!ハッハハハハ!!」
千代は、そこで玄任を視界から完全に外した。
理由は2つ、1つは正信の治療。胸に当たった弾丸を鎧を貫いている、止血しなければ命が危ない。
肝心の2つ目だが...輝宗が、いた。
久しく見せたことの無い憤怒の表情、それは彼の本気を示していた。
故に千代は正信の治療に専念する、この世界で最も怒らせてはいけない男の怒りを肌で感じ取って。
「この中に応急処置ができるものはいないの!?とにかくできる限りの処置をするわよ!」
少しずつで良いんだ、慶次や左近のところに行かなければ。
いやいや、千代が先か?千代の近くには本多正信殿がいる、凄腕だ。私もついでに守ってくれるだろう。
輝宗の目の前には地獄が広がっている、正確に言うならば戦闘に立ち敵を蹴散らす左近と慶次。千代を守る正信、半端な位置で戦う幸村と光秀、それを見守るお藤といったようにだ。
ちなみに、千代に従った兵士の殆どは百姓を中心とした者である為、ガトリング砲が敵の手に渡らないよう守ってもらっていた。
彼らはガトリング砲の砲兵では無い為、ガトリング砲を使用することができない。だがあれが使えないというだけで一揆勢には大きなマイナスになる筈だ。
そそくさと、木々の合間を縫うように輝宗は皆に近づいて行く。
そんな彼に一番最初に気づいたのは、お藤である。
「ご隠居様!ご無事でしたか。」
「あぁ、なんとかな。状況は?」
輝宗の言葉に、お藤は前を向いたまま応える。
それに輝宗は何も言わない、こんなところで礼儀など気にしてる余裕は無いのだ。
矢の飛び交う戦場でそんなことやらせる奴は居ないだろう。
「慶次殿と左近殿が前に出ております、策通りの展開ですね。」
「うむ、良い良い。」
良かった、幸村の策は上手くいっているみたいだ。
作戦の全てをちゃんと聞いてた訳じゃ無いから良く分からないけど、流石は日の本一の古兵 (候補)だな。
「幸村、あっぱれだ。良い策だったぞ!」
「ありがとうございます!」
幸村が嬉しそうに顔を歪め、戦場ということを気にしてかすぐに顔を戻す。
頭を撫でてやりたい所だ、また今度だな。
「これで、後はご隠居様が突っ込み敵将の首を獲れば勝ちですね!」
は?
何その策、えげつな。
「幸村、確認なのだが...最後の仕上げとは?」
「はい、後方にてガトリング砲を破壊、もしくは無力化させた後に私とお藤殿、光秀殿がご隠居様と合流。慶次殿や左近殿と合力して敵の杉浦玄任を討ち取るというものです!」
爆弾発言やんけ。
「ご隠居様に正直に申し上げるなら、このような策は家臣としてとても承認できるものではありません。ですが私も見たいのです、ご隠居様が武士として戦う姿を!御伽噺に出てくる武勇の数々を!」
御伽噺に出てくるような武勇?
目の前でお藤が言うが、そんなものした事無いぞ?
昔から小競り合いを片付けて来たのはもっぱら光秀と左近だ、私では無い。
私は後方で震えてただけだしな、本当キツイよ。
とは言え、そんな言い訳は通用しないか。
「千代を守りつつ前に出る、流れ弾に注意するぞ。」
行くしか無いよな...行きたく無いよ、本当。
◇◇◇◇
「クソ!クソクソクソオオオオオ!」
煩わしいように地面を何度も踏みつける、杉浦玄任の予想とはまるで違う光景が眼前には広がっていた。
「何故我らは苦戦している!?たった2人では無いか。」
「しかし...1人は輝宗旗下の『鬼左近』です、もう1人の大男も素性はわかりませぬが凄腕。今は体力を減らすのが肝要かと。」
「そんなことはわかっている!」
あまりにも強い2人の鬼の存在、それが玄任の計算を狂わせている。
彼の目線の先には、千代がいる。ガトリング砲のものたちと上杉の軍に制圧されたそれは少しずつ戦いの場から離れていた。
しかも、後方には先程まで居なかった今川輝宗がいる。あと一歩なのだ、敵は自分の遥か上にいる強者だが敵は今目の前にいるのだ。男として勝負を挑みたい気持ちが大きいのもまた事実だった。
そこに、今川輝宗を打ち取れば今川が本気で攻めてくるなどという思考は抜け落ちている。
そこまで思考がいっていなかった、阿呆の極みと言えるだろう。
故に、玄任は前へ出る。感情の赴くままに刀を抜いて千代に近づいて行く。
彼がここで成功したことと言えば、慶次や左近の意識の外から千代に近づいたという所であろう。
「千代おおおおおおおお!」
「何、私逃げるのに忙しいからとっととあそこのゴリラ二体と戯れていてくれる?」
「輝宗の前に...まずは貴様だ!」
玄任の激昂に対し、千代が対象とするように平静に応える。彼が抜いたのはM200だ。
玄任は彼女に対して、なんの躊躇いも無く引き金を引く。ガチャリという音の後、その銃は何も発することは無かった。
「な、何故貴様は死なない?」
「はぁ、貴方馬鹿なの?弾切れよ?これだから兵器の原理を理解しないで兵器を使おうとする輩は嫌いなのよね。」
「弾切れだと!!何故だ、何故だ何故だ何故だ!」
玄任はM200の原理を理解していなかった、さながら武器初心者のように引き金を引けばスコープの向こうにいる敵が死ぬ。
それだけなように思っていたのだ、今までもそう思っていた。
残弾など気にしたことすら無かったのだろう、実戦投入が初めてだったと言われればその通りなのだが。
故に、これを使うのにも躊躇いは無い。
「それは...紛失したんじゃ!?」
「そうだ、私が預かった。紛失したと偽ってな。」
それは、千代が上杉との戦の際作り出した試作品の1つ。
しかし、これを作るなら先の戦で使ったような遅延式の地雷の方が強いと結論付けられ破棄された代物。
手榴弾ーーーー
それを、玄任はガトリング砲に向けて投げた。
「なんだぁ、この松ぼくりみてぇなもんは?」
「敵が苦し紛れに投げたもんだろ、ほっとけ。」
これが兵器として特筆している点を1つ挙げるとするならば、誰もこれを知らないところにあると言えるだろう。
現代において手榴弾が投げられればどうなるか、当然誰もが逃げ惑うに違いない。
しかしこの戦国の世において当然手榴弾などという代物は普及しておらず、戦の中で投石なども手段としてあったこの時代で手榴弾は木のみ程度の認識にしか感じられ無かったのだ。
「駄目っ!皆逃げて!」
そんな中、それに気づいて走る女性が1人。千代であった、彼女は頭の中で起爆までの計算を既に整え終わっている。
(駄目、どうやってもあれをどうにかするのには時間が足りない!)
彼女の脚力では届かない、彼女が到着してもそれに触れた瞬間猛威を振るうのは確定している。
玄任は、むしろそれを狙っていた。千代が死に、民衆もついでに死んでくれれば御の字とすら思っている。
故に、彼が動いていた。
彼は、千代が作った兵器を全て覚えていた。
彼は、千代の兵器がどのような性能を持つかを知っていた。
そして彼は、千代よりも足が速い。
「正信!」
正信が、手榴弾を拾うと上空へと投げる。
上空へと投げられたそれは、半端な高さで起爆し周囲に風圧をもたらした。
「やれやれ、間一髪でしたな。」
「ありがとう、貴方たち!早く行きなさい!」
千代がガトリング砲を運ぶ者たちに指示を出す、足はそのまま正信の元へと歩き出していた。
風が吹いた。
ほんの少しの風、知覚できるかできないか程度の微風は確かに千代の体を通り過ぎる。
それが、銃弾の通り抜けた風だと知るのはそれから直ぐのことだった。
「正信!!」
「ぐっ...玄任、貴様ぁ!!」
「前から気に入らなかったんだよなぁ...一揆勢一の刀の腕とか呼ばれて。」
後ろを振り向くと、下卑た顔をしながら銃を構える玄任がいた。自分が作った銃、それが今自分の最も信頼する家臣を命を奪おうとしている。
「民を巻き添えに千代様を殺そうとし...不意打ちのような真似で私を害するとは...貴様誠に武士か?」
「正信、もう喋らないで!」
蹲る正信に、勝ち誇ったように玄任が返す。
「そんな鎌倉時代のような価値観で戦うから貴様はここで死ぬんだよ!勝負は勝たねば意味が無かろうて!ハッハハハハ!!」
千代は、そこで玄任を視界から完全に外した。
理由は2つ、1つは正信の治療。胸に当たった弾丸を鎧を貫いている、止血しなければ命が危ない。
肝心の2つ目だが...輝宗が、いた。
久しく見せたことの無い憤怒の表情、それは彼の本気を示していた。
故に千代は正信の治療に専念する、この世界で最も怒らせてはいけない男の怒りを肌で感じ取って。
「この中に応急処置ができるものはいないの!?とにかくできる限りの処置をするわよ!」
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