大阪のつむじ風

献残屋藤吉郎

文字の大きさ
上 下
6 / 15
登校拒否

登校拒否

しおりを挟む
  短編小説「登校拒否」 献残屋藤吉郎


1)「登校拒否」

引きこもりも「登校拒否」も原因は同じようなものだ、、、全てが己から始まった心の拒絶だ。
暖かい温室の様な中で咲いた花は、、野辺で咲いた花よりは弱い。。。
動物園の様ないつでも餌をもらえるような檻の中の動物は、、野生ではなかなか生きてはいけないように、、
人間は環境に溶け込んでいけるものと、、己のうちの殻に閉じこもってしまうものがいるような、、、
そんな違った性格の人間が溶け込む会うのは時間がかかる。
その溶剤の役目が学校であり幼稚園や保育所であるのだ、、、そして、、人と人、が笑ったり、泣いたり、怒ったりしながら成長していくのであった。
そんな環境に馴染めない、、溶け込めない人間が弾けて、いつの間にか隅っこに逃げてしまうのだ、、、それをみ逃さずに、よくよく人を観察して、、特に心の叫びを聞き届けないとな、、
先生とは,、教師とは言えないような、、、
学問に優れていることはいいことだが、、、子供の心を読まないとな、、、
そして、引っ張って行かなければ、、子供を教えることは出来ないような、、、
先生も教師も大変な仕事だな、、天職なのかも知れない。


2)福沢諭吉の言葉「人の上に人をつくらず、、人の下に人をつくらず、、、」

人は面白い、、不思議ないきもの
何故に同じ人間に生まれて、同じに平等に生きられないのだろう、、、
人間にはもって生まれた性格や才能が有って、全ての人間がひとりひとりが異なって生まれて来て、、違った生活空間で来ている、、、育てられているのであった。
それだけでも同じにはならない。
生まれて、育ててくれる親も違い、、人間の容姿はまったく違っている。大きい小さい、、太い細いと、、そして、「男と女」はまるっきり違う。
更に生まれた家の貧富の差にもより、、昔でいえば「身分の違い」が、、、人を同じにはしていないのだ。。
人間をこの世に創り、送り出した神は、、「情けも仏もない」のだ、、、
しかし、、右を向いても左を見ても、まるっきり同じ姿では味も素っ気もない、、、
この世は上手く出来てる。。。
才能の良しあしは「人を競わせるような、、、」、、時には争わせて「人の向上」をはかり、、
「人間の進歩発展」をするような。。。
全てが同じではだめなのかも知れない、、、しかし、、人の生きる道で何かが同じでなければ「平等」はない、、、それが人に課せられた永遠の「課題、、宿題」なのかも知れない。。。
そして、、神は残虐である、、「なぜ、、人の世界に身体障害者を、精神障害者を送り出すのか、、」
「なぜだ、、どうしと、、」と言いたい。。
その立場に置かれたひとは「人よりも数倍の心労」がある筈だ。。せめて、同じであって欲しい。
福沢諭吉の言葉「人の上に人をつくらず、、人の下に人を人をつくらず」は、、いろいろな解釈ができる、、むずかしい、、、
今、、学校や職場に行きたがらない「拒否心」は日々の人間関係で生まれてしまうもの、、、
まずは家庭環境での空間で、、親が、近親者が、、幼少時代に子供を授かっら、、「可愛い、、愛おしい、、」というだけで、頬釣りして抱きしめて育ててはいけないような。
子供を人任せにして、、悪くなれば「学校が」「職場が」」とか「人が、、友達が」という風な考えは捨てないと、、、「己の育て方を、、」よくよく反省して考えないと。。。


3)行きたくないと学校へ、、職場
子供が朝起きて来ない、、起こしに行くと、、「頭が痛い、、、」とか「腹が痛いとか」と言って、
學校を休みたがる。。子供なら、、友達と会って遊ぶことが楽しい筈だ、、
それが嫌がる、、親はその事情を早く知るべきである、、、普通は子供の我儘と思い、、
「だめでしょう、、行かないと、、」簡単な諭しで行くと思い、、そん場を斬りぬけてしまう、、、
そして、、一日ぐらいは休んでもいいかと、、しかし、そんな日は続くのであった。
親はなんとかして行かせる、、行きたくない本当の理由を知ろうともせずに、無理矢理に行かせる。
そして、、登校拒否の本当の訳、、それは「苛め」があったのだ。
子供が「登校拒否」をするには必ず原因があるのだった、、、それを知ろうとしない親も馬鹿である。
何故に早く原因究明をしないのか、傷口は小さい方が縫い合わせし易いのだ。
大きくなった傷口は縫えないかも知れないのだ、、、そして、縫える傷口ならばいい、、親も世間も縫えなくなってから、、事件になって、、初めて騒ぐのだった。
「どうしてくれる、、、責任はだれが取るのだ、、」と、、遅いのだよ。。。
全く馬鹿げている、、、どうして、もっと早く気づいてやれない、、対処が出来ないものかと、、
「登校拒否」から始まり、、「家庭内暴力」が起きて、、「苛め」に発展して最悪な「自殺」が起きる、、、初めて事の重大さに気づき、、大騒ぎをする。。
そして、、、これからどうすると、、対策を練る、、、
まったく馬鹿な、知恵の無い大人たちが考える、、繰り返す「登校拒否」「家庭内暴力」「苛め」「自殺」と、、、その対策の愚劣な事か、、、考えろよ、、
「ましな答え」を、、、天国か地獄へ行った子供たちが笑っているよ、、、
懲りずに繰り返す愚行な大人たちよと、、、
そんな日は来るのだろうか、、、考えろ、、、地球規模の危機を、、、













しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

【ショートショート】おやすみ

樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
◆こちらは声劇用台本になりますが普通に読んで頂いても癒される作品になっています。 声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。 ⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠ ・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します) ・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。 その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...