湯めぐり事件帳

献残屋藤吉郎

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特務員

警備保障会社の特務事件物語

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痛快娯楽小説「特務社員、、、光一郎」献残屋藤吉郎



(ボンボン特務社員, 光一郎誕生)

国一平のもとで3年間、訓練を受けた光一郎は何とか特務社員としての合格点をもらった。

国一平特務社員は当初はボンボンで、ダメだと思っていたが、時間が経つにつれて、捜査員としての器量を現し始めたのであった。

そして、3年間、国一平の特訓を受けて、知恵も、、、格闘技も一流になり、射撃の腕前も上達した。

そして、ボンボンなりに、親を利用して事務所は構えた。

名称も「ボンボン特務事務所」と。。。。

身辺警護から、探偵業務までとして、結婚したばかりの妻、あのじゃじゃ馬こと美鈴が相棒として始まった。

国一平は二人のコンビはいいと思っていた。

何かあれば手伝うこととしての出発だった。



(七光りな身辺警護、、、初めは仕方がないか、、、)

ボンボン光一の事務所は開いたが、初めから仕事依頼は来なかった。そんな美味い話はないものだ。

ボンボン光一の父親がお情けで、仕事回してくれた。

港湾の事業の貸倉庫の管理だった。

芝浦桟橋の三川商船の倉庫の番人だった。最近、倉庫内に保管してある重機機械の小型が盗難に遭っていたのであった。

警備保障としては一番優しい、倉庫番がいいのではと三川汽船の社長の温情であった。

ボンボン光一が考えたいたほど、簡単ではなかった。何せ、倉庫が広くて、デカいのであった。

そして、エアコンもないので、夏ではなくても暑くてたまらなかった。

ボンボン光一は始めたばかりなので、社員一人と二人での番人だったので、きつい仕事だった。

自分で選んだ仕事だから、辛抱だつた。

初めから身辺警護のような、ガードマン的なスマートな仕事ではなかった。

三川汽船の荷物は重機ばかりではなく、多種多様な荷物が入ってきた。それが同じ倉庫内に積まれるのであった。

三川汽船から言われたことがあった。

入荷する荷物には注意するようにと。。。。時には違反物も入ってくるので、、、と。

(新米特務社員のガードマン情話)

ボンボン特務社員は光一と、新入社員とじゃじゃ馬の美鈴の3にでの出発だった。

親の七光りで委託された倉庫番が最初の仕事だった。

倉庫内は広く、暑くて、やりきれなかった。しかし、新妻のじゃじゃ馬が元気だったので、光一は救われた。

最初の1年は何事も無く、倉庫番をこなした。

2年目に事故が起きた。

倉庫番を軽く見ており、そ番人も、簡単と鷹をくくっていた。

しかし、世の中には悪人はいるものだ。

管理する荷物と中身を確認をしていなかったのであった。

そして、棚卸の時に不祥事が発覚したのであった。

いつの間にか、中身をぬかれていたのだ。

簡単と思っていた倉庫番でミスをしたのであった。

それからは倉庫内に搬入する品物の確認を必ずするようにしていった。初歩の間違い、、、恥ずかしかった。

倉庫番も3年が過ぎて、一人前になった。

そして、身辺警護の仕事が来た。

前職の国一平が紹介をしてくれたのであった。

ボンボン警護の光一は張り切った。


(ボンボン警護の初仕事)



ボンボン警護に紹介された身辺警護の仕事は、有名女優の警護だった。最近脅迫状が届き、身の危険を感じたプロダクション事務所が自宅からの送り向かい、仕事場での警護であった。

我儘な女優だったので、国一平から助言があった。

この我儘な女優の身辺警護が出来たら、大概のガードマンは出きるから、頑張れと。。。

やってみてわかった事は、、、まず。時間がルーズであった、予定通りに行動をしないのであった。

そのくせ、予定通りに仕事の時間が間に合わないと怒る、、、怒鳴ると。。。

とにかく、破天荒な我儘な、半分気ちがいのようだった。

仕事場での時間がずれて、待ち合わせが長くなった時に、自分勝手に買い物に出かけけて、暴漢に襲われたことがあった。

ボンボン光一の機転が利いてたので、先回りして暴漢からも盛ることが出来た。

また、ある時にはじゃじゃ馬が相棒の時だった。

買い物で勝手に動き回り、じゃじゃ馬が女を見失った時があった。

その時、じゃじゃ馬の美鈴は呆れて,探さなかったのであった。

偶然に、戻ってきて、、、じゃじゃ馬に、、、

「どうして、、、私を探してガードしなかったの。。」と言いうので、、、

じゃじゃ馬は「ふざけるなよ、、、たかが女優の分際で、、

ふらふら歩きやがって、、、」

と言い返したやった。

それからその女優は身辺警護を頼んで来なかった。

ボンボンの初仕事、、、身辺警護は失敗だった。





(ボンボン警護と捕り物控え)

国一平から紹介された身辺警護は失敗に終わった、ボンボン光一の相棒でもあり、新妻のじゃじゃ馬美鈴の短気で、ガードマンの仕事がダメになった。

そこで国一平が、自分たちの身辺警護会社の社員一人を執行させることにした。国一平の愛弟子ともいうべき、合図公平をボンボン警護に。。。

「光一社長、、よろしくお願いします」と、出向いてきた。

「公平さん、お願いします、、、助かります。」と、、、

そして、公平が一つの仕事を持ってきてくれた。

仕事は大手企業の社長の身辺警護であった。

双葉企業開発株式会社といって、最近伸びてきた、IT企業であった。

株式会社の株式売買での取引で問題を起こしていた。早い話が「会社乗っ取り」である、、、その取引に広域暴力団「関西聯合睦会」が絡んできたのであった。

合法的な株式売買取引であったが、無理難題を押し付けてきたのであった。

そして、脅迫状が送れて来たのであった。

今回の株式売買取引が合法的であっても、暴力と言う圧力をかけてきたのであった。さらに政治的圧力を、、、

双葉喫行開発は若手企業もあって、経験も浅かったので、先方の悪行に、暴力に、金力に、政治的な圧力にあおられ気味になった。

そして、将来におい商売ができない状態に追い込まれるような気がしたのであった。

更に、双葉企業開発の青木雄三社長が暴漢に襲われたのであった。その時はボンボン警護の光一と公平がガードをして、無事だった。

しかし、度重なる襲撃に対して、青木社長は恐れを覚えてきたのであった。

それでも今回の企業買収をやめなかったらとの脅迫状が届いた。「家族の危険を知らせてきたのであった」

青木社長はボンボン警護だけのガードだけでは心配になり、警察に届けたのであった。

しかし、関西聯合睦会の脅迫は止まらなかった。

警察は動いたが、関西聯合睦会は脅迫をしてきた、末端のやくざ連中が逮捕されただけだった。

青木社長が暴漢に襲われたのは反ぐれ連中とのトラブルでの襲撃とされ、、、元の企業買収の事件とは切り離されてしまった。

そこには捻じ曲げられた警察官僚の圧力もあった。

従って、それからも「いやがらせ」「横やり」はあった。

日本の経済界では政治力、暴力、警察官僚の歪みなどが絡んで、警察に頼んだから、治まるということは無かった。

ボンボン警護の光一は、、、

「青木社長、、、徹底的に戦うか、全面的に折れるかですよ」

「覚悟を決めてくれれば、、、ボンボン警護はやり遂げますから。」

と、ボンボン警護の光一は告げた。



(ボンボン警護の覚悟は、、、)

双葉企業開発の青木社長も若かった。青年の木の一人として、未知の世界との遭遇もしてみようと思った。

人生は一度きりだ、、、異次元世界のやくざに屈することはいやっだった。

ボンボン警護の光一社長の熱意に賛同して、世の悪に対抗してみたくなった。

やくざ世界がどんな悪辣非道かを覗いてきたくもなったのっである。

「わかりました、、、青木社長が覚悟をしてくれたなら、とことんやります、、、そして、青木社長の身辺は警護します」

「どうか、よろしくお願いします、、、私ができることはすべてやりますから、、、」

今回の「関西聯合睦会」も本腰を入れて,株式売買の取り決めの邪魔をしてくるはずであり、やくざとの抗争であるから、命がけであった。

やくざが無理難題を仕掛けてくるときは、やくざを前面に押しててて来るので、関西聯合睦会は人殺しも覚悟で攻めて来る筈だった。

知恵戦争でかなわないときは、「暴力」そのもで襲ってくるのであった。

青木社長は独身だったので、暴漢からは守りやすかった。

手を挙げての戦争だったので、、、

青木社長の身柄を守った、、、二人で交代で泊まり込みでガードをした。

関西聯合睦会は毎日、手を変え品を変え、嫌がらせと、襲撃を切り返した来た。

ボンボン警護の光一は告げた、、、、「同じことの繰り返しで、相手はやってきますから、、、辛抱してください」

そんなある日、関西聯合睦会の若い衆が襲ってきた。ゴルフ場からの帰り路だった。田舎の山道なので銃撃してきた。

光一たちは相手にすることなく、逃げ切った。

しかし、根を上げない青木社長に恐怖を与えた。

深夜、自宅に暴漢が襲ってきた、、、10人程度の銃を持った集団だった。光一と公平も応戦したが苦戦した。

二人は負傷までした、、、その上、青木社長の自宅が炎症してしまったのであった。

そして、関西聯合睦会はその晩に襲撃人数を増やして、青木社長を連れ去ってしまった。

この襲撃には光一も公平も参った。

その話を聞いた、国一平特務社員が乗り出した。

そして、秘密裏のうちに、国一平特務社員が後始末をしてくれた。

翌日の新聞にやくざ同士の仲間割れで、銃撃戦があり、やくざ多数が死亡したと、、、、



(闘争の最後は、、つゆと消えてもらう)

国一平特務社員の考えは一つだけである。世の中の悪者は邪魔なだけだと、、出来ることなら消えてもらう。

怖い恐ろしい思想の持主であった。人を困らしたり、悪事をしたり、人を殺したりする人間はいらないという。

なんで、悪人が世の中を闊歩して歩いているのかと、常に思っていた。

だからと言って、聖人君子ばかりでは面白くない。

悪人がいる、、、その悪人を退治するということが善人である人間の役目なのだ。

この世のなか、悪人がいて,善人がいるのである。

本当に面白い、、、悪人がいるから、その悪人を捕まえる警察がある。初めから、決められているような。。。

悪事が起こらないように、身辺警護をしたり、泥棒が入らないように戸締りをしたり、、、人には守ることが義務のような、、、

今回もやくざから狙われて、最終的にはそれらを撃破して守る、、、、

人はやられっぱなしではない、、、侵略されればやり返す、、、そんな本能的な知恵があり、行動をとるのだ。

本質的には闘争本能が備わっているような。。。

ボンボンガードの光一も、持っていたのである。闘争本能を、、、

この世のなか、やくざがどうのこうの言う前に、人にはそれぞれが持っているのだった。

最終的には守るためには「人殺し」は出来るのであった。

誰にでも殺人行動を起すことが出来る。



(人は誰でも己を守ることが出来る)

ボンボン警護の光一も思っていた。自負していたのであった。その覚悟が、心構えがあったからこそ、どんな困難にも、暴力的な行為にも対応して、身辺警護と言う危険な仕事にも立ち向かっていたのっであった。

しかし、そうではなかった。

大物政治家と言われ、人格的にも人より優れたと言われた、

民友党幹事長の坂上藤十郎が暴漢に襲われた。地方選挙の応援会場でのことだった。

その時、ボンボン警護の光一も、国一平特務社員に頼まれて、応援の警護にあたっていた。

ボンボン警護の光一は民友党幹事長の坂上藤十郎のすぐ後方をガードしていた。

そして、暴漢が襲ってきた、3人がかりであり、拳銃と日本刀での決死の襲撃であった。

ボンボン警護の光一は立ち向かった。光一も以前よりは頑強になり、咄嗟に幹事長坂上藤十郎に多い重なり、身を挺してガードした。

すぐに国一平特務社員たちが、数人駆け寄り、暴漢を取り押さえた、

しかし、ボンボン光一は暴漢の発した拳銃に撃たれた。

幸いに腕だったので、命拾いしたのであったが、、、、

後が悪かった。数日後、ボンボン警護の光一が入院していた病院が襲われたのであった。

逆恨みの仕返しであった、、、光一は病院入院中だったので、瀕死の重傷を負った。

この時ばかりは、気丈夫な妻、じゃじゃ馬も病院で泣いた。

余りにもひどい負傷なので、、、、3人の暴漢で、手足を折られ、左腕を失った。

ボンボン光一は元気になってから、本当に怖いと思った。

やくざは殺すと言ってら、やるんだなと、、、自分の体の痛みを覚えた。

妻のじゃじゃ馬の美鈴は、、、

「命が有ったので、良かったよ、、、本当によかった、、、」

「ボン、、、やめよう、、ガードマンの仕事はやめよう。。

片腕、 片眼の光一でもいいよ。。。」とすがった。

じゃじゃ馬の目に涙が光った。

しかし、光一は腹の中で思っていた.

。。。いや、かんべんならね、、必ず仕返しはしてやると。。。

退院してから、光一はしばらく旅に出た。





(1年後、光一は帰ってきた、じゃじゃ馬の美鈴のもとに)

ボンボン警護の光一は負傷してから、1年たった、ある日にじゃじゃ馬美鈴のもとに帰った来た。

左目には黒の皮の眼帯をして、無くした片腕は義手を付けたいた。

「じゃじゃ、、、やっと、帰って来たよ、、、待っててくれてありあとう、、、」

「おかえり、、、よかった、、、元気そうで.片眼のボンさん」

駆け寄ってきたじゃじゃ馬美鈴を抱きとめた。

「おう、、公平に、、新米ガードマン、心配かけてっすまなかったな」

「今日から俺も、ボンボン警護に復帰するぞ、、、よろしくな」

ボンボン警護の事務所では光一が戻ったので、元気な声が響き渡っていた。

ところで、ボンボン光一を襲った関西連合睦会っでは、、、

幹部連中が集まって、恐ろしい相談をしていた。最後までとどめを刺せなかったのは失敗だった。

青木幹部参与はボンボン警護の光一には何度か邪魔をされて、襲撃を阻止されていたので、、、

「いいか、、、やくざの面子にかけても、ボンボン光一は獲るぞ、、、、奴の行動を見張れよ」

と、、、やくざ幹部会から指令が出ていた。

そんな状況を知らない光一は、単独行動をとった。

ボンボン光一は関西連合睦会への復讐心に燃えていたので。。。

しかし、関西連合睦会の動きを察した、国一平特務社員から注意が入った。

ボンボン光一を一人では行動させるなと、、、

そして、見えず悟られず、じゃじゃ馬美鈴が光一に張り付いていた。



(ボンボン光一は一人で探しまわった)

光一の頭の中には復讐心しかなかった。自分をここまで襲い,片輪にしてくれた恨みは強かった。

国一平特務社員が話しても、、、妻のじゃじゃ馬の美鈴が頼んでも、光一の復讐心は薄れることは無かった。

しかし、相手の関西連合睦会も光一を、今のままでは納得いかなかった。名前の通ったやくざが、、、広域暴力団が素人のガードマン風情に中途半端に許したのでは示しが付かなかったのであった。

いずれは二つのいがみ合いはぶつかると思い、、、国一平特務社員は特別に注意をしていた。

妻のじゃじゃ馬美鈴も四六時中、張り付き気を配っていた。

横浜連合睦会もっ事務所を変えていたので、光一にもなかなか見つからなかったのであった。

関西連合睦会が光一の行動を察して、尾行を始め、機会を狙っていたのである。

そして、ある夕方、ボンボン警護の事務所の入り口で、光一は襲われた。

横浜連合睦会は付け狙い、用意周到に5人のやくざ者で襲撃してきた。光一は普通ならやられている筈だったが、彼もまた準備をしていた。

襲ってきた3人を、義手に仕込まれていた拳銃で撃ち殺し、残りの二人を右手の訓練した拳銃で銃殺した。

あくまでも正当防衛を狙っての狙撃であった。

この状況を知った関西連合睦会は光一を銃撃したことで、暫く体制を引いた。

関西連合睦会はこの銃撃襲撃で捜査がはいり、首謀者の逮捕者が出たのであった。

ボンボン光一の復讐心は少しは治まった。





(ボンボン警護は片目のボンと異名を取り、恐れられた)

関西連合睦会のやくざ連中も今回の光一の襲撃で、警察の逮捕者も出たので、仕方なく一段落した。

ボンボン光一の事務所は妻のじゃじゃ馬美鈴と新米社員源氏守と3人での業務再開であった。

忙しい時に公平が手伝ってくれていた。

今回の関西聯合睦会との抗争で、ボンボン警護は信用がついて、ガードの仕事が増えった。

今回は町工場の「住田工業」と言う会社からの依頼であった。地元の反ぐれ暁からの手形取立の件での相談だった。

業者仲間の振り出した約束手形の裏書き保証の取り立てであった。不渡りになったので、全額支払ってほしいとの申し入れであった。

住田工業の住田社長はが確認したら、事実であった。

取り立てに来た反ぐれ暁の人と話し合いをして、期日を決めて、支払う約束をしたのであったが、、、

その間の担保を出せと言ってきたので困った、、、そこで、ボンボン警護の光一に連絡が入った。

そして、光一の父親と住田社長は仕事での付き合いがあったので、助けを求めてきたのであった。

連絡を受けた光一は住田工業へ向かった。

そして、待たせてあった反ぐれ暁の人間と会った。

片目の光一が入ってきて、挨拶をしたので、驚いて話が控えめになった。

「杉下と申します、、本日は手形保証している、住田工業さんにお支払いの件で伺いましたので、、、」

「わかりました、代理の三川光一郎と言います。。申し訳ありませんが、再度お話を聞かせてください。」

と、ボンボン警護の光一は説明を求めた。

そして、事情を聞いて理解した。

「ところで、不渡りを出した会社は、現在、仕事はしていますか、、、それともしていませんか」

と言う質問に、、、

反ぐれ杉下と言う人間が答えた。

「まだ、営業しています」と、、、

「そうですか、、、それでは、その債権回収の件は、振り出し人と話合いをしてからにしてくれませんか。。。

倒産して、全て、回収不能になってから、当社との話し合いになりますんので、、、」

と言うことで話し合いがついた。

まずは法律的な解決をしたのであった。

裏書き保証した会社が完全に倒産して、支払い不能になってからの話をすればいいのであった。

「住田社長、、、調べて、保証した会社との話合い、準備をしておきましょう。。。」

と、ボンボン警護の光一は話をしたのであった。



(取り立ての話が飛んだ方向に、、、)

東京都墨田区内の反ぐれ暁からの取り立ては、ボンボン警護の仲介で話が付いた。不渡りを出した住田工業が一回目だったので、買戻しをすることで決着がついたのであった。

そのことよりも、反ぐれ暁の上部団体の関東連合紅葉会の因縁があったのである。

関東連合紅葉会の若頭青葉幸太郎が以前起こした殺人事件の裁判の証人をすることになっていたが、、、今回の手形の件で債権は無しにするということの要求がされたいたのであったが、ボンボン警護の仲介で債権は無くなった。

そのために、今度は脅迫が始まった。

暴力団が牙を向いて、嫌がらせ、脅迫を迫ってきたのである。

住田社長は警察に保護を頼んだが、四六時中ガードはしてくれなかった。裁判で証人をするならと言うことで、家族の脅しまで始まった。

住田社長の証人が無いと、殺人罪として立証できなかったので、関東連合紅葉会としても必死であった。

警察がガードしてくれないならと、、、ボンボン警護に再びガードを依頼したのであった。

「三川社長、、、ガードをしていただけますか。。。」

過去のガード実績をしていたので、家族の警護を依頼した。

関東連合紅葉会では、、、

「ガードをボンボン警護に依頼してようだ、、、、厄介だな」

「どうせなら、、、邪魔だから、、、一緒に潰してしまうか。。」と言うことになった。

関東連合紅葉会では再度、確認してからと言うことになった。

反ぐれ暁の杉下幹部が確認してきた。

「住田社長、、、どうしても,裁判には出ますか、、、証人は引き下がりませんか。。」

と言うことで、、、、

住田社長は「裁判には出ます、、、」と言って

覚悟を決めて返事をしたのであった。

ボンボン警護の光一も腹をくくって、ガードすることにした。

当然、警察にも連絡をして上でのことであった。



(住田社長、、、裁判に出頭)

今回の裁判証人問題では、、住田社長は警察と、、、ボンボン警護にガードされて、裁判に出席することにした。

それによって、関東連合紅葉会は最後の手段に出てきた。

裁判で証人されれば、、、間違いなく刑が確定する。

そして、事によれば死刑もありうるのであった。

そのために、関東連合紅葉会は必至であった。

関東連合紅葉会の若頭青葉幸太郎が有罪か無罪かので、命がけであった。

関東連合紅葉会では命知らずのやくざ者が、、、名を上げようとする馬鹿がいるので、、、ボンボン警護は用心していた。裁判が近くなってからはボンボン警護の光一が泊まり込みで警護していた。

警察関係も夜通し警護していた。

しかし、夜中に決死の暴漢が襲ってきた。

黒覆面で5人が住田社長宅を襲った。

ボンボン警護の光一はガードしていたが、一瞬のスキをついて、住田社長は襲われた。

銃撃されたので、住田社長は即死状態であった。

襲った暴漢は逃げて、犯人は分からなかった。

裁判は中止になり、、、事件は起きたが、暴漢がわからず、、、警察も犯人を特定できなかった。

誰が見ても、聞いても。。。関東連合紅葉会には違いないのだが、、、そうだとは断定できなかった。

このことがニュース流れ、、、ますます、やくざに関しては恐ろしくなり、見て見ぬふりをするようになった。



(ボンボン警護の光一は自分のふがいなさに、涙した)

住田社長不覚を取った、、、トイレに行ってる、隙に乗り込まれたのであった。なんとも甘かった、、、

自分では警護に自信があった上に、家の中なので,ちょっと安心したようだ。。。一人の守るべき人間を守れずに失ったことが悔しかった。攻めるよりも守ることの難しさを痛感した。取り返しのつかないことなので、、、

ボンボン警護の光一は家族に、深く陳謝した、、、謝って,すむことではなかった、、、、

住田社長の無念を晴らさずにはおけなかった。なんとしても、襲ってきた暴漢を見つけ、その暴漢が今回の判決の犯人とつながっていることを証明しないと。。。

ボンボン警護の光一は決めた、、、、何が何でも見つけて証明すると。。。

そうしないと、いけないんだと、、、無念を晴らせないと。。いい聞かせた。

そして、ボンボン警護の光一は横浜連合紅葉会に張り付いた。暴漢の一人は声に聞き覚えがあったので、、、その声を頼りに、来る日も来る日も。横浜連合紅葉会の一人一人にあたっていった。

時間はかかったが、、、やくざ同士で自慢する話が聞けた。それを頼りに、襲った暴漢を探していった。

やっと、ひとりを見つけ、締め上げた。

暴行であり、暴力での締め上げで、吐かせた。

5人を締め上げ、証文を取った、、、、そして、警察に証拠固めをしてもらい、、逮捕にこぎつけた。



(ボンボン警護、暴漢5人を逮捕して、関連付ける)

ボンボン警護の光一は無気になっていた。自分が警護していたにも関わらず、警護者を殺されてしまったことに、悔いを残したのであった。

何が何でも、暴漢者を探して、判決を待っている横浜連合紅葉会の若頭青葉幸太郎を有罪にするためには必要なことだった。

ボンボン警護の光一はその暴漢者を一人だけ分かっていたので、あらゆる情報を駆使して、探し出した。

そして、確保して、監禁したのであった。

何が何でも残りの暴漢を吐かせようと考えていた、違法行為は仕方がない、、、拷問に伏して、白状させようと行動を起していた。

光一も自分が、拷問にかけて、手を緩めなかったので、びっくりした。

最終的には残酷な拷問を遣って退け、のこる4人の住所探し出した。

そして、警察の力を借りて、全員を逮捕した。



  

(ボンボン警護も裏社会に名が通った)   

ボンボン警護の光一は今回は徹底して最後の始末まで済ませた。

自分が受けた警護の仕事で、依頼人を死に至らしたことに責任を感じていた。

その結果、命を懸けて仕返しをしようとしたのであった。

依頼人を殺した犯人をみつけ、最終的には裁判の被告人青葉幸太郎を有罪にするまではと踏ん張ったのであった。

ボンボン警護の光一も一流になってきたのであった、

ボンボン警護の光一は警護の仕事を始めて、最初から最後までを締めくくったのであった。

責任を果たしたような気がした。

金持ちの道楽息子に生まれて、初めて、片手、片目を失って、男としての仕事をしたような気がした、

これからは後ろ指刺されずに,警護の仕事ができるような気がした。

やっと、人を警護すること、守ることが分かってきた。
恋女房のじゃじゃ馬と一緒に、これからも命がけの警護をしていこうと思う。





特務員
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