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女やくざ紅と女警部花
女やくざ紅と女執行人花
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娯楽痛快物語 、、「女くざ紅と女社執行人花」
原作金花、、、、献残屋書房
女やくざ紅の家は親代々のやくざ稼業である。
そして、「花川戸一家」の家業看板を出している、、、江戸時代からのもとは火消しで「め組」の流れを組む、江戸川の貸元であった。
現在は一人娘の「紅」が跡目を継いで、、、オートバイ宅配をしている。
花川戸一家には3人の子分が住み込みでいた。
3人の子分たちの名前は「政、、、政次郎27歳」「秀、、、秀夫21歳」「敏、、19歳」がいる。そして、部屋の掃除、食事の支度をしている。
お嬢は二階に住んで、、、今朝も降りてくるなりに
「おはよう、敏、、、今朝のおかずはなんだ」
「おはようございます、、鮭のやきものです」
「おい、、、肉って言ってたよな」
「はい、、親父さんが魚にしろと、納豆もたべてください」
「うるさいな、、、糞親父
そんなにぎやかな花川戸の食事だった。
「お嬢が食事をしているとこへ、親の花川戸一平が入ってきて、、、「紅、、、納豆は食べろよ、体にいいからな」、、と、、
先に起きて、食事をすませていた政と秀が、、、宅配便の準備をしていた。、、、
「おはよう、今日の宅配、、、行く先決まった。」
「はい、は都内が2件と、宇都宮が1件ですので、宜しくお願いします、長距離がありますので、気を付けてください」と、、、
「宇都宮か、、、、久しぶりの遠出だな、、、今頃は桜が、、きれいだな、、桜を見ながらドライブとしゃれこむか、用意が出来たら出発するよ」
と、、、お嬢はでかけた,,,オートバイの音も軽やかに。
2)お嬢「紅」東北へ走る
お嬢「紅」は事務所からオートバイで、宅配の仕事で出かけた。
東京都内の宅配を済ませて、宇都宮に向かった、、、東北自動車道を北へ走った。
東北自動車道にも桜は見られた、、、、高速道路を降りてからはいくつかの街道道にも桜のトンネルル道があった。
お嬢紅の空には桜がきれいに咲いていた。
宇都宮の宅配の届け先はしないといっても、日光に近かった、、、そのために予定より時間がかかった。
配達が終わったのが6時ごろになってしまった、、、お嬢紅が東京都内に戻ったのが8時を過ぎていた。
東北自動車道で夕食をとったりしていたので。
新宿に入った時だった、、、甲州街道の入り口あたりに差し掛かった、その時に街道筋に面した建物から一人の黒い影が飛び出してきた。
そして、お嬢紅の前に倒れこんできたのである、、、
「あ、、」、、危ない、、、馬鹿野郎」と、、、
叫んだお嬢紅ではあったが、、、その黒い影がよろよろしていたので、おかしいと思った瞬間、、、
その黒い影の後ろから数人の黒背広の男たちが追いかけてきた、、、
「まてーーこの野郎、まちやがれ、、、」と叫びながら、拳銃を撃っていた。
jyぷ「やばいぞ、、、」と思いながら、、、
その黒い影を拾った、、、そして、オートバイの後ろに載せて、その場を走り去った、、、
3お嬢紅、、、花川戸一家の家に戻る、、、
ブルーン、、ブルブルと、、、オートバイの音を響かせて、戻った、「紅」を帰りが遅かったので玄関まで出迎えて、政、秀、敏が待っていた、、、
そして、驚いた、、、「紅」のオートバイには人が乗っていた。
それが、どうも怪我をしているようだとわかるので、、さらに心配した。
「おい、、政、、、運んでくれ」というなりに、
お嬢紅は家の中に飛び込んでいった。
そして、、「親父、、、手伝ってくれ、、、怪我をしている、、、銃で撃たれたようだ」
と、、、お嬢紅は手当の準備にかかった。
二人の親子は手馴れていた、、、
「紅、、昔を思い出すな、、、」と言いながら花川戸一平は手伝った。
子分たちも政と秀が手伝っていた。
「お嬢、このけが人は女ですよ、、、驚いたな」
「政、、、驚かないで、手当が済んだら、私の部屋に運んでくれ」
そして、部屋に運ばれた黒い影の女は初めて声をだした。
「ありがとう、、、本当にありがとう、、もう、これ以上は迷惑を掛けれないので、、
でていきます、、、本当にありがとう」
と言いながら、女は立ちあがろうとした。
しかし、腕に力が入らず立てなかった、、、
お嬢紅が、、、「無理すんなよ、、、今夜はやすんでいけよ」
「話は明日、、、しよう、、、今夜はゆっくりな、、、おやすみ」
と言って、、、部屋をでていってしまった。
お嬢紅と花の出会いであった。
4)お嬢「紅」と警部{花」
、、
朝になって、お嬢紅が花の寝ている部屋に入って行った。
「おはよう、、、傷の痛みはどうかな、、、貫通していたので手当しておいたよ。後で病院へいくといい」
「おはようございます、、、夕べは本当にありがとうございました。命びろいしまいた」
そして、起きて支度を始めた、、、、、、、
「ところで、、、よかったら、話をしてくれるかな」
お嬢の紅が問いかけた。
「助けてもらって、、、お礼も言えず、、、その理由も言わずにごめんなさい、、、
怪我も手当てしてもらい、ありがとうございます、、、私は警視庁刑事です、、、名前は「金花」と言います」
「変な名前でしょう、、、私は中国上海生まれの中国人ですが、母が日本人なので中国名を言っています。
それで名前が「金」というのです」
「変でしょう、、、その上「花」だものね、、、」
「いや、変ではないよ、、、私も「紅(あかね)」だものな、、、と
通常は「紅(こう)」と呼ばれているよと、、、
「アはあは、、、名前が似てるな、、、宜しくな」
「理由を言いたくなければいいよ、、、そうか、警視庁の刑事か、、、不思議だな」
「刑事とやくざか、、、おもしろいな、、、でも、これも何かの縁だ、、、宜しくな」
と、、、二人は何となく気が合うような気がした。
5)お嬢「紅」テレビニュースで知る
刑事「花」は今日は休みだったのでゆっくりしていた、、、
「花、、、朝ご飯、食べていきなよ、ご馳走は無いけどな」
と、言って刑事花を誘った
母親と暴力団抗争に巻き込まれた、、自民党幹事長畑中長治が拳銃で撃たれて死亡したと、
そのニュースを見た時に、お嬢の紅は感じた。
しかし、お嬢紅は何もきかなかった。。。このニュースを見た時に刑事花の目が動いたのをお嬢紅は見逃さなかった。
そのまま、朝食を済ませて、、支度をして、刑事花は丁寧にお礼を述べて帰っていった
帰った後、、、花川戸一平は娘の紅に言ったというより訪ねた。
「大丈夫か、紅、、、助けた相手は警視庁の刑事だ、、、少々心配だな」
そして、、子分の政も、、「心配ですね、、、
更に秀までが、、、「あの女刑事のことを、、知ってるデカに聞いたんですが、、、警視庁では
やり手刑事で、捜査中の犯人を過剰防衛で撃ち殺しているそうですよ、、、やばい刑事らしい」
みんなでお嬢紅を心配していた。
「ありがとうよ、、、心配してくれて、、、まあー、、そん時はそん時だ」
お嬢紅はあっけかんとしていた。
6)お嬢「紅」と女刑事「花」の生きる定め、、、
人は生まれながらの定めがある。やくざ稼業「花川戸一家」に生まれた、お嬢「紅」と中国生まれの女刑事「花」の定めとは不思議な運命の巡り合わせがあった。
中国生まれの「花」の父親は行方不明であり、今は日本で母親と二人で暮らしている。
「花」は子供の頃より、少林寺拳法を習い、免許皆伝の猛者であった。今も警視庁での空手の教官をしている。
やくざ稼業の「紅」と刑事で武道家の「花」が新宿のやくざの出入りで知り合い、なんとなく気の合う仲となっていった。
花川戸一家のお嬢「紅」が武道家刑事「花」を助けてからの出会いであり、二人の付き合いは日ごとに気が合って深まっていった。
先日の夜の新宿での抗争で、自由党幹事長畑中長治が銃で撃たれて、死んだ事件んで、、お嬢「紅」は何となく、武道家刑事「花」の素性が分かったような気がした。
あの新宿でのやくざ同士の抗争は、自由党幹事長畑中長治を狙撃して、、抹殺するための抗争であったと、お嬢「紅」は見抜いていた。
そのあと、、怪我が治った武道家刑事「花」が花川戸一家を尋ねてきた。
「先日は本当にありがとうございました、、、命拾い、、、したよ、、、」と、、、
来るなりに、挨拶代わりに声をかけてきた。
「お花さん、、私と付き合うなら、、、改まった儀式バッタ話し方はやめよう、、、」
と、、、お嬢紅から申し出があった。
武道家デカの「花」も相槌を打って、、、話し方が変わった。
そして、、、お嬢紅が、、,
「ところで、この前の新宿での事件はどうなんだろう、、、話してくれもいいかな」
「私は秘密は守るから、、、話してくれよ」
となり、、、二人には秘密が出来るようになった。
武道家刑事「花」も、、、
「わかった、、、これからはそうするよ、、、遠慮なしで行くからな、、、宜しくだよ」
お嬢紅も了解した、、、
そして、武道家刑事「花」が新宿での事件を話した、、、
その結果、二人でこの世の悪人退治というか執行人をすることにした」
ここにやくざと警察官の仕置き人コンビが出来たのであった。
7)執行人お嬢「紅」と武道家刑事「花」の仕置き始まる
この世の中、弱者が痛い目にあってがいい思いをするといった時代は今も昔も変わらなかった。
金持ちがいつも勝者になるような、、、確かに貧乏よりは金があった方がいい、、
この日本では法律も「金」によって、、、金持ちが「権力者」だからだ、
法律が左右されるような、
どういう訳か、、、勤勉に働く人間がどうも馬鹿をみるような、、、損をするような、、、私生活をまっとうに生きている人間は一生懸命に生きている。
そして、金持ちはどういう訳か、あればあるほど欲ばる。
金持ちに聖人君子はいないような、、、なかにはいるかもしれないが、、、
世の中は「金」があって、欲が深く、強欲な人間が多い。
この世の中、なぜか金持ちに「権力者」が多く、、、「政治家」や社会での「地位の高い職」を得るような、、、
権力者になるから「金」が入るのか、、、、
そして、権力者になると「欲」が多くなり、、、霧の無い禁欲に走る。
その「金欲」「欲」と、、、そして、そのために社会経済戦争が始まり、、、弱者は取り残されていく。
世の中は矛盾だらけだ。
金持ち、権力者たちには、、「悪人面」が多い、、、
いつの間にか、、、金に侵されて「悪人面」になるようだ。
人は誰も始めから悪人はいないような、、、、、、時が過ぎて、気が付けば、、、
「金に侵されて」「悪人面」になっていくような、、、
不思議な現象だ、、、イj右派
この世な中で、どんな理由があろうが、弱いもの苛めは許すわけにはゆかないと
、、、武道家刑事「花」は言うのであった。
そして、警視庁の未解決事件の管理係をしながら、、、納得のいかない事件の再調査をしていた。はんあいには
そして、納得のいかない犯人の執行をしていたのとかであった。
日本の犯罪には「執行猶予」という、、、なんとも訳の分からない、、、ふざけた「判決」がある、、、
矛盾した法律判決だ、、、
8)弱者はいつも損をする、、、、
世の中は矛盾だらけだ、、、老人と言われる高齢者は住むところも、働くところも規制されて、
思うようにいかない、、、。
現在、高齢者【65歳以上)は2023年「3623万人」で、高齢者人口は減少いている「約1万人」。ただし、」総人口に占める割合は29.1%増加している。
75歳以上は2000万人、80歳以上は1259万人で、日本の高齢者人口は世界最高である。
このように高齢者が多いので、、、その高齢者を巡って、さまざま手段んで方法で「悪い商法」の人たちに、団体に高齢者がねらわれている..
高齢者には国民保険の給付を受けている、、、元、労働者が多く、、さらに、それらの知識が乏しい者が多い。
仕事から離れ、失業しているものも 多い。
そして、今の日本では高齢者の再就職が厳しいのだ、、、就職するための条件がいろいろと多すぎる。
就職条件の住まいは、、、となる。高齢者になると住まいとなる借家やアパートがなかなか、借りられないことが多く、、ねらわれるのだ、ホームレスが増えて、、、住まいの確保が出来ずに就職が出来ない
その挙句が合法的でない組織などに利用されてしまう。
部屋を借りることのできないホームレスが公園やガード下などにビニールハウスを作って住んでいるのであった。
そのようなホームレスが狙われるのであった。
仕事が欲しいホームレスたちが住む家を餌に誘われ、、、罠にはまり、、地獄に落ちていくのであった。
こんな仕組みを作って、、、組織的な暴力団が「やくざ」が待っているのであった。
今は合理的に、法律的にすれすれで確実に稼ぐことが大事と、、、非勢力的企業、早い話が「やくざ団体」が弱者救済と称して、高齢者に的を絞り、金を稼いでいるのであった。
9)今の時代、、やくざ抗争などして縄張りを広げるとか、殺しなどは割りに合わないとか、、、で。「頭」を使う時代に、「悪」も成った。
ヤクザも頭のいが出てきて、う、、世の中の仕組みを利用して金を稼ぐ、、、それも小さく稼いで、、数多くを稼ぐと。
そして、ヤクザに対する法律が厳しくなり、、「潰す」という取り締まりいいえに向いている、、、そこでやくざも合法的な方法で資金を稼ぐようになった。
ヤクザの世界も暴力的な奴よりも、暴力わるい的な組織よりも、、頭脳的な稼ぎをするようになった、、、始末が悪いといえば「始末が悪い」
現代ヤクザは勉強をしないと、、、社会の仕組みを知っていないと、、、善良な人たちの世界を、、、
特に国民保険や厚生保険などの知識がないと、、、そして、高齢者の人口推移や失業者の現況を知っていないと手が打てない。
そして、ホームレスを住まわせる住居を確保して、、、その配分などを行う気量もないとならない。
そんな「悪魔商法」や初めから仕組まれた罠の中に誘い込まれる商法がまかり通る世の中、、、そんな「社会悪」に立ち向かう、、、
執行人は前途多難であった。
法律的に守られた、すれすれの悪行を潰すのは、、、ヤクザ女お嬢「紅」と武道家刑事「花」の道は簡単な仕置きではなかった。
10)お嬢紅、、、「派遣会社」と「不動産賃貸会社」を設立
高齢者救済をするためには、、、悪商人たちから救った高齢者たちに「仕事の斡旋」と「住居紹介」をしなければ救うことにはならなかった。そこで、お嬢紅は武道家刑事花と相談して、、、その受け皿を準備することにした。
花川戸一家の住まいは広いので、今までの宅配事務所に「人材派遣会社」を置いて、、、車庫部分に「不動産賃貸会社」を構えることにした。
それぞれの会社は「花川戸人材派遣株式会社」で政を社長に据え、、もうひとつは
「紅花不動産株式会社」として、お嬢紅が社長になった。
それぞれの会社の役員には花川戸一家の面々が参加して、、、話が決まったので早速行動を開始した、、、、
政は吉川政次郎の本名を名乗り名刺も作った、、、そして、秀も花田秀夫に、敏も鈴木敏夫として、、、派遣会社と不動産会社の両社の営業を始めた。
派遣会社の営業は高齢者の就職先である「清掃会社」「警備会社」「配送会社」などの営業に、、、不動産会社は賃貸のアパート、借家探しに専念したのだった。
アパート借家は「ワンルームか一部屋でのキッチンつきとか」の低家賃の空き家を探した、、、木造の貸家での空き家はは結構あった、、、そして、持ち主には歓迎されて、、
入居者が見つかれば、、というところだった。
お嬢紅と武道家刑事花は早速、該当者の高齢者を探すことにした。
まずは警視庁管内の各警察の生活安全課に御触れを出して、、、様子を伺った。
高齢者が悪得業者につかまり、監禁状態で狭い部屋に入れられて、、、働かせられていることが多くあり、助けを求めていた。
ホームレス状態であった高齢者が「救いの業者」と言われて、住居を与えられて、、仕事も斡旋してもらっていた、、、しかし、「寝ることと食べること」だけが保証されて、働いた賃金と年金をすべて、差し押さえられての生活であった。
入居者が「話が違う、、」と文句を言うと、、、即日に追い出さてしまい、、職も止められてしまう状態であった。
高齢者は裸同然で放り出されしまう、、、その日から食べることも、寝ることも奪われてしまうので、、いったん、世話になったら抜けられない環境であった。
しかし、高齢者を脅かしているわけでもなく、、、「食べる、寝る。働く」と、、、救済しているという大義名分があるので、、、警察も手が出せない、、、救済が困難な状況であった。
そんな難しい環境の高齢者たちを助け出すことができるのか、、、
お嬢紅と武道家刑事花の二人は、、、、
11)救済作戦開始。。。
お嬢紅と警部花は花川戸一家の紅の部屋で相談をしていた。。。
現在の高齢者救済が難しいということ、、、反社会勢力のやくざ組織が巧妙であり、、
逃げ道を用意しての「高齢者救済事業」なので、、
ヤクザが管理する住まいから、、、高齢者自身が逃げ出して、助けを求めてくるならば、方法手段はある。
しかし、逃げ出して、連れもどされたら、助けることが出来ない、、、最終的には本人次第となる。
それではだめだから、、、何か考えないと。。。
お嬢紅も警部花も考えた。しかし、、なかなかいい方法がないのであった。
そこへ、紅の父親「花川戸一平」が入てきた。
「お前ら、、、いい加減に馬鹿だな、、、何のために頭(かしら)が付いてるんだ、、」と、、笑われた。
「いいか、、、今の監禁状態の高齢者を助けるのは後だ、、、まずは,公園やガードしたのホームレスを拾えよ、、、それとな会社や企業での高齢退職者を集めろ。。」
「まあ、、、高齢退職者を募る方法は考えろ、、、さらに、職業安定所での情報を集めて、、職探しをしている高齢者で、住まいを持たないものを探せ、、、」
花川戸一平が言うのには、、、究極の困窮者「やくざに監禁されている高齢者」は、
死ぬ思いをしていれば、、必ず、自分から逃げ出して、助けを求めてくるから、その時に助けても遅くはない、、、
と、花川戸一平は言うのであった。
お嬢紅と警部花は頷いた。。。。
そして、、政や秀や敏に、、不良や反ぐれ仲間に声をかけた。
「ホームレスや家無し老人」を探すようにと、、、不良や反ぐれの情報は早かった。
これからの世の中、、、いろいろな社会の情報が必要だと、、、末端社会には末端の情報が、、、悪には悪の情報が、、、
そう思う二人であった
12)情報が洩れる、、、悪の社会でも
お嬢紅たちの救済事業は静かに、騒ぐことなく、推し進めていた。
特に住まいは高齢者たちの生活を守るために、地味な活動をしていたのであるが、助けを求めてきた高齢者たちの住まいが、移転先が、
逃げてきた相手にバレてしまい、、、問題が起きた。
逃げてきた高齢者たちも、元の管理者とは「契約書」を交わしていたのであった。
現代ヤクザは悧巧というか、巧妙に住居契約書の中で、契約金の建て替え「保障」という名目で、住居人を縛っておいたのである、、
入居した高齢者を保証金立替ということで、「期間」を定めて、束縛して、、、働いた賃金での「返済」という、、法律的な縛りをしていたのであった。
従って、その契約条項を破って、、、逃亡した時にはさらに「契約違反規約」での定めがされていた。
その為に,逃亡して見つかった場合、身柄を確保された場合には、、「契約違反」という条項で「損害賠償金」が逃亡した高齢者に請求される仕組みになっていた。
何とも面倒な仕組みを考え出したものであった。
今時のやくざは「暴力」を「法律的な暴力」に切り替えて、、、対応してくるといった、、、合法的な作戦をしてくるので始末が悪かった。
その為に、弱者である高齢者を救済するためには、、話し合いで「和解」という手段を選ばらずを得なかった、、、従って、「金」がかかる、、、合法的な契約という厄介な「約定書」があっての賠償金であった。
お嬢紅たちは年金受給者や退職者の高齢者を救済するためには、悪徳商人と言われる人たいとの契約前に助けなくてはならなかった。
その為にお嬢紅と警部花は「法的な違反行為」を見つけなくてはならなかった。
お嬢紅や警部花のしている救済事業の情報が洩れているように、、、相手方に「スパイ」を入れて、「違反摘発」を狙うより仕方がなかった
その情報も,あくまでも「合法的」な方法で、、、、
仕置き人のやり方ではだめだということであった。
悪徳やくざの「高齢者救済事業」の法律違反行為を見つけなくては、、、、ますます「情報」が必要になってきた。
そして、警部花の国家権力を利用して、取り締まり、、、悪への制裁をしなくてはならないと考
これまでの「執行人」とは違った方法手段で、悪への罰をしていかないと、、、、、
ヤクザお嬢紅と警部花の二人は「悪人」の仕置き執行は忘れてはいなかった。
13)悪商人「やくざ救済事業」への侵入
やくざ救済事業の経営している住居に間者(スパイ)を侵入させないと、実際の管理状況が分からない。経営している住居状況が分からないと本当の救済が出来ない。
そこで、お嬢紅の花川戸一家の子分である、政、秀、敏の力というか情報を利用しないと間者(スパイ)を仕立てることは不可能であった。
そこで、隅田公園の中で、ビニールハウスを作って住んでいるグループのリーダーでもある、、
大矢健次郎に白羽の矢を立てて、頼み込んだ。
冬は寒いけど、春には桜が咲乱れ、、春風も気持ちよく、昼寝付きで住むには最高なホームレスハウスであった。そんなこともあって,働くことが嫌いであった。
食事は隅田公園付近のごみ箱を探せば、、、何とか食べれていたんである。
早い話が「物臭」に慣れてしまっていた。
そんな環境の中のホームレスであったが、リーダーである大矢健次郎は過去において、大川戸一家の政に借りがあった、、、それも大きな借りで「命」を助けてもらっていたのである、、、
そんな「恩」を言わなくても、、、ホームレスの大矢健次郎は話を聞いてくれた、、、危険な仕事ではあるが、、、
「一度くらいは命がけの仕事をしてもいいか」
と、、、やってくれることになった。
そして、ヤクザ救済企業である「大内救済株式会社」を訪ねた。
大内救済株式会社は大矢健次郎の加入を歓迎してくれたのである、、、ホームエスのリーダー核が参加してくれれば、、、他のホームレスを参入しやすくなるからだった。
ヤクザ企業も高齢者集めには神経を使い、、、警察や関係役所の監視が厳しくなってきたので、、
むやみやたらには募集が出来なかった。
大内救済株式会社の元締めには「関東連合睦会」という関東きっての暴力団が付いていたのである。
14)暴力的な言葉や仕草
お嬢紅や警部花の二人は、ヤクザ商法で高齢者救済事業をしている団体に対して、情報収集ための間者(スパイ)をやくざ商法の管理する住居に送り込んでいた。
現代ヤクザは関東でも「関東連合睦会」などの本部組織が末端の組織に指示を出している。
日本での高齢者65歳以上の人口が3623万人までに膨れ上がり、75歳以上が2000万人、80歳以上が1259万人、、そして、国民保険受給者が7709万人、厚生年金受給者が4618万人もいるのである。
また、日本の労働人口は16,902万人、そして、失業者は179万人である、、、さらに、仕事につけていない人口は440万人もいる。
そのうえに生活保護受給者は215万人もいるのであった。
このような高齢者や弱者がいる現況で、、、その環境に目をつける「悪商人」が多く、、、特にやくざ団体は暗躍している。
現代ヤクザの資金源となり莫大な収益を上げている。そのために、反社会勢力団体がそのために人材を投入しているのであった。
その資金源を断たないと、いつまでも悪徳商人としてのやくざ道を断つことが出来ない。
その悪徳商法でやくざの資金源とされている道を閉ざすためには、、、悪の権現である「暴力行為」を見つけて、
摘発しないと、いつまでたっても「法律」という隠れ衣に隠れている、現代ヤクザをあぶりだすことはできない、、、
その為に、お嬢紅と警部花は切り札として「間者(スパイ)」を送りこんだのであった。
関東連合睦会傘下の「大内救済企業株式会社」のような高齢者管理不動産会社は関東のいくつかの市町村に配置してあった、、、
従って、、、お嬢紅と警部花たちも、間者を何人か仕立てなくてはならなかった。
夏になると、、、ヤクザ管理の住居には「扇風機1台」だけなので、、辛かった。
高齢者はワンルームに二人住まいなので、、、さらに、夏は体調を崩すものも出た。
入居者の中には苦情や文句をいうものも出た、、、
「クーラーが欲しいなら、、もっと働け」と、、、仕事をふやしてくるのであった。
仲間同士で「逃げるか、、、こんな所に居たら殺されてしまうよ、、」
と、、、囁くものも出てきた。
しかし、後の暴力的制裁が怖くて、話だけに終わるのであった。
15)逃げ出した高齢者、逃亡の果てに
夏の暑い夜、、、寝苦しく、狭いアパートの一室から抜け出して、近くの公園を歩いていた。
逃げ出すつもりはなかった、、、余りにも暑く寝苦しかったので、夜風に当たりながら散歩をしていたのであった。
しかし、アパートを管理しているやくざ者が誤解をして、逃亡したと勘違いをして、部屋に強引に連れ戻した。その連れ戻された高齢者が、、、言い訳をしたら、問答無世で殴られた。
その様子を見、お嬢紅たちの間者(スパイ」が偶然に、その場に立ち合い、、携帯カメラを映していたのであった。
その高齢者はほかの者の見せしめとばかりに、、、まだ、管理に慣れていないやくざ者に殴られた、、、顔面が腫れるほどであった。
そして、その高齢者はその行為を訴えようとして,また捕まり、拷問に近い暴力を受けた。
間者として潜り込んでいた大矢健次郎は、その高齢者に危険が得まっているように見えたので、
夜中に逃がした。がその前に花川戸一家の政たちに連絡を取り、、迎えに来させた。
逃亡は旨くいった、、、そして、花川戸一家で一時的に匿った。
そして、、、警視庁警部花がその高齢者の被害届を受理したのであった。
その事実から「大内救済事業株式会社」の捜査に入り、、、暴行をした同社の社員である「塙重一」を暴行罪で逮捕した。
そして、、、大内救済事業株式会社の救済事業の内部捜査に着手した。
その捜査には警部花が先頭を切って捜査をしていった、、、、今回の暴力事件を糸口として、
暴力団の高齢者救済事業を潰す計画を立てて、高齢者の健全な救済をしていこうとしていた。
16)裁判そしてやくざの脅し
今回は警視庁生活安全課担当であるが、、、捜査一課の金花警部が暴力団組員の暴力事件でもあるので、担当警部として指揮を執ることになった。それで、関東連合睦会傘下の「大内救済企業株式会社」の社員である「塙重一」の取り調べも行っていた。
しかし、彼は「黙秘」を行った、、、、ヤクザ団体の上層部からの命令指示が出ていたのであろう、、、逮捕当時から「黙秘」を貫いていた。取り調べの警部花は被害者証言があり、、目撃者「大矢健次郎」の証言もあるので、、起訴に持ち込んだ。
その犯行犯人である被疑者が頑として「黙秘」を貫いているのには、取り調べの警部花も少々参っていた。
被疑者を起訴して、、、拘置所へ移送する前日、「塙重一」が警視庁留置所内で突然に死亡した。
差し入れされた弁当に毒が入れられての他殺であった、、、、
この差し入れ弁当殺し事件で、警視庁捜査一課は慌てた。
被疑者が殺されたのだから、、、被害者や目撃者の安全も危ないと、、、警部花は察した。
警部花はお嬢紅に至急、連絡を取った。
「もしもし、、、紅、、大変だ、、、犯人の塙重一が毒殺されたよ、、、、被害者太田肇と目撃者大矢健次郎は無事かな」
「心配で連絡したよ、、、大丈夫か、、、用心してな」
警部花から連絡を受けた、お嬢紅は確認をした、すぐに、政に連絡をして、、隠れ家に敏を行かせた。、、、
そして、無事を確認して警部花に話した。
「相手はかなり、焦ってきているから、、、何でもありだからな」
「やくざの本領は,最終的には「殺し」だからな、、」と、、警部花が注意してきた。
そして、警部花は言った。
「殺しが出来るから「やくざ」なんだと。。。」
その話を聞いて、お嬢紅も腹を括った。
「わかった、、私の方も覚悟を決めて、関東連合睦会とたたかうよ、、、政たちにも言っておくよ、、、いよいよだな、、、花もしっかりな、、」
二人は電話を切った。
お嬢紅は政を呼んだ、そして、警部花と話した仔細を話した。
「わかりました、、、お嬢が決めたなら、、、俺たちはどこまでも、、いいですすよ、、」
「秀も敏も大丈夫です、、、とことんやりますか、、、久しぶりに燃えてきましたよ」
と、、、意気込みを見せた、、、
「花川戸一家の火消し魂を見せますか。。。」
これで、お嬢紅たちは覚悟を決めて走り出した。
17)大内救済企業株式会社、その統率やくざ団体「関東連合睦会」の報復
高齢者社会で、その仕組みを利用しようとするやくざ企業も、黙ってはいなかった。
関東連合睦会の矢田部栄次郎若頭が号令をかけた。
そして、大内救済企業株式会社の若林三郎社長を呼び寄せたのである。
「若林、、、お前、、何やってんだ、、、ドジふみやがって、、、この始末はつけろよ」、、、と。
「若林、、、ヤクザが素人に嘗められて、どうすんだよ、、、お前,わかっているのか、、、
ヤクザが嘗められたら、、、本当に分かっているのか」
と、、、若頭から「やくざ掟」を、、、言われた。
「嘗められたら、、、やれだよ、、、「殺せだよ」、、、いいか、忘れるなよ」
そのあとで、、、若頭矢田部栄次郎は付け加えた。
「若林、、、お前がもたもたしてたから、、、塙重一は始末しておいたから、、、やばいもの、まずいもの、邪魔なものはいらないんだよ、、、お前だってそうだ、、、余計な人間にはなるなよ、、、」
大内救済企業株式会社の若林三郎社長は江戸川区にある事務所に戻り、、社員に指示を出した。、、
関東連合睦会の矢田部若頭から言われたこと、、、細かい内容の指示は言われなかったが、、、無言のやくざ命令は分かった。
管理していた高齢者をすべて隠した、、、若林の会社で所有する別荘に監禁したのであった。
そして、、、外部との連絡や情報を遮断した。
それから、、逃げ出した高齢者を探すことに専念していった、、、あらゆる情報網を使って、探した。
ヤクザの情報網は素晴らしく、、時には警察のそれよりもすぐれている時がある。
人を探すことが早い場合もある。k
今回の目撃者「大矢健次郎」が先にみつかったが、、、機転の利く彼は逃げた、、、そして、、花川戸一家に匿われた。
しかし、被害者の「太田肇」は大内救済企業株式会社に捕まってしまった。
捕まった後は見せしめのために「殺された」、、、
目撃者「大矢健次郎」が逃げて、花川戸一家に匿われた日に、、、隅田川に水死体で上がった。
警視庁警部花たちは、、、関東連合睦会傘下の大内救済企業株式会社がやったとは分かったが、、、「殺し」とあ始末の悪い殺しであった。
水死体で上がった「太田肇」は酒を飲んでおり。。。酔っぱらって足を滑らせ、川に落ちたと地元警察が確認していた。
見事に目撃者以外は消されてしまったのである。
事件は、、別の方向に進んでしまった、、、今回の裁判の犯人(被疑者)被害者がいなくなってしまったのである。。。
警視庁警部花も花川戸一家のお嬢紅も困ってしまった。
再度、やり直しである、、、、
18)大矢健次郎の記憶を追う
嬢紅と警部花は被害者と被疑者が死亡してしまったので、当時の話は目撃者の大矢健次郎から聞いて、今後の方が花川戸一家に匿っている「大矢健次郎」から死亡した被害者「太田肇」と加害者(やくざ)の「塙重一」のやり取りを思い出してもらうことにした、、、もちろん、暴行の写真を見ながら考えた。
話を聞きながら、犯行現場の写真を見ながら、、、考えた。
何か方法があるはずだと、、、
つけないと、大内救済企業株式会社を追い込むことができなかったのである。
一緒に話を聞いていた「秀」がポロリといった、、、、
「大変だけど、、、奴らに監禁されている高齢者たちを見つけることが一番じゃないかな、、」と、、、
「おぅてそうだけど、、、探すのは大変だよ」お嬢紅がいった。
「いや、、、そうでもないよ」
奴らは監禁場所への連絡や監視を行うはずだ、、、事務所を見張って根気よく尾行をすることだ。
しかし、奴らも用心はしているはずなので、難しいと思う。
今は難しいが、その尾行をするしかない、、、それとホームレスの仲間からの情報を集めて、、、なんとしても監禁されている場所をさがしだすこととした。
花川戸一家の政、秀、敏も仲間を頼って、走り回った。
しかし、、、なかなかうまくいかなかった。
何でもそうであるが、、、警部花の警察もあらゆる手を尽くして、、、大内救済企業の所有する不動産のうちの山荘を探したきゅうし、、、また、警察力で関東連合睦会関係の不動産、特に別荘などを探して、、、該当するような不動産を当たっていた。
そんな時だった、、、花川戸一家の秀から連絡が入った、、、、大内救済企業の管理不動産で、他人所有の別荘が山梨県安曇野山中にあった、、、そして、秀が反ぐれ仲間が見つけて、連絡をしてきた。
お嬢紅と警部花は監視だけしていて、、、踏み込むのを待つように告げた。
警視庁警部花が山梨県警と連絡をとり、、準備を整えてから踏み込むようにと指示をした。
そして、警部花たちも現場に急行した。
19)大内救済企業株式会社の消滅
大内救済企業株式会社の別荘が警視庁に確保される直前に、関東連合睦会によって、行われたことがあった。
関東連合睦会には秘密機構の情報網があり、、、その情報組織によって、大内救済企業株式会社を整理するように本部会長から指示がでたのであったの
その為に、神奈川県安曇野山中の別荘が警視庁に確保されたころには、大内救済企業の事務所は「空っぽ」に整理されていた。
そして、大内救済企業の社員(やくざ)たちも始末されていた、、、安曇野に残った社員は組織の仕組みを知らずに、雇われた営業社員なので、、解雇して終わりであった。
大内救済企業株式会社は会社も事務所も、、、人までが消滅したのであった。
やくざ組織がやれないこと、、、できないことは無いのであった。
今回は大内救済企業がガンとなれば、本部としてはいらなくなるのであった。
関東連合睦会は組織も規模も大きい、、、今回排斥された組員たちは外国の事業所に早い話が「島流し」になっていたのであ
そして、、、加害者のいなくなった事件を捜査することとなるのであるが、、、また難しくなっていった。
被害者は存在しているので、、警部花としては何とか、、、その大本である関東連合睦会まで捜査の手を伸ばしたかった。
その為には被害者たちを保護して、、、目撃者の証言を立証していこうと考えていた。
原作金花、、、、献残屋書房
女やくざ紅の家は親代々のやくざ稼業である。
そして、「花川戸一家」の家業看板を出している、、、江戸時代からのもとは火消しで「め組」の流れを組む、江戸川の貸元であった。
現在は一人娘の「紅」が跡目を継いで、、、オートバイ宅配をしている。
花川戸一家には3人の子分が住み込みでいた。
3人の子分たちの名前は「政、、、政次郎27歳」「秀、、、秀夫21歳」「敏、、19歳」がいる。そして、部屋の掃除、食事の支度をしている。
お嬢は二階に住んで、、、今朝も降りてくるなりに
「おはよう、敏、、、今朝のおかずはなんだ」
「おはようございます、、鮭のやきものです」
「おい、、、肉って言ってたよな」
「はい、、親父さんが魚にしろと、納豆もたべてください」
「うるさいな、、、糞親父
そんなにぎやかな花川戸の食事だった。
「お嬢が食事をしているとこへ、親の花川戸一平が入ってきて、、、「紅、、、納豆は食べろよ、体にいいからな」、、と、、
先に起きて、食事をすませていた政と秀が、、、宅配便の準備をしていた。、、、
「おはよう、今日の宅配、、、行く先決まった。」
「はい、は都内が2件と、宇都宮が1件ですので、宜しくお願いします、長距離がありますので、気を付けてください」と、、、
「宇都宮か、、、、久しぶりの遠出だな、、、今頃は桜が、、きれいだな、、桜を見ながらドライブとしゃれこむか、用意が出来たら出発するよ」
と、、、お嬢はでかけた,,,オートバイの音も軽やかに。
2)お嬢「紅」東北へ走る
お嬢「紅」は事務所からオートバイで、宅配の仕事で出かけた。
東京都内の宅配を済ませて、宇都宮に向かった、、、東北自動車道を北へ走った。
東北自動車道にも桜は見られた、、、、高速道路を降りてからはいくつかの街道道にも桜のトンネルル道があった。
お嬢紅の空には桜がきれいに咲いていた。
宇都宮の宅配の届け先はしないといっても、日光に近かった、、、そのために予定より時間がかかった。
配達が終わったのが6時ごろになってしまった、、、お嬢紅が東京都内に戻ったのが8時を過ぎていた。
東北自動車道で夕食をとったりしていたので。
新宿に入った時だった、、、甲州街道の入り口あたりに差し掛かった、その時に街道筋に面した建物から一人の黒い影が飛び出してきた。
そして、お嬢紅の前に倒れこんできたのである、、、
「あ、、」、、危ない、、、馬鹿野郎」と、、、
叫んだお嬢紅ではあったが、、、その黒い影がよろよろしていたので、おかしいと思った瞬間、、、
その黒い影の後ろから数人の黒背広の男たちが追いかけてきた、、、
「まてーーこの野郎、まちやがれ、、、」と叫びながら、拳銃を撃っていた。
jyぷ「やばいぞ、、、」と思いながら、、、
その黒い影を拾った、、、そして、オートバイの後ろに載せて、その場を走り去った、、、
3お嬢紅、、、花川戸一家の家に戻る、、、
ブルーン、、ブルブルと、、、オートバイの音を響かせて、戻った、「紅」を帰りが遅かったので玄関まで出迎えて、政、秀、敏が待っていた、、、
そして、驚いた、、、「紅」のオートバイには人が乗っていた。
それが、どうも怪我をしているようだとわかるので、、さらに心配した。
「おい、、政、、、運んでくれ」というなりに、
お嬢紅は家の中に飛び込んでいった。
そして、、「親父、、、手伝ってくれ、、、怪我をしている、、、銃で撃たれたようだ」
と、、、お嬢紅は手当の準備にかかった。
二人の親子は手馴れていた、、、
「紅、、昔を思い出すな、、、」と言いながら花川戸一平は手伝った。
子分たちも政と秀が手伝っていた。
「お嬢、このけが人は女ですよ、、、驚いたな」
「政、、、驚かないで、手当が済んだら、私の部屋に運んでくれ」
そして、部屋に運ばれた黒い影の女は初めて声をだした。
「ありがとう、、、本当にありがとう、、もう、これ以上は迷惑を掛けれないので、、
でていきます、、、本当にありがとう」
と言いながら、女は立ちあがろうとした。
しかし、腕に力が入らず立てなかった、、、
お嬢紅が、、、「無理すんなよ、、、今夜はやすんでいけよ」
「話は明日、、、しよう、、、今夜はゆっくりな、、、おやすみ」
と言って、、、部屋をでていってしまった。
お嬢紅と花の出会いであった。
4)お嬢「紅」と警部{花」
、、
朝になって、お嬢紅が花の寝ている部屋に入って行った。
「おはよう、、、傷の痛みはどうかな、、、貫通していたので手当しておいたよ。後で病院へいくといい」
「おはようございます、、、夕べは本当にありがとうございました。命びろいしまいた」
そして、起きて支度を始めた、、、、、、、
「ところで、、、よかったら、話をしてくれるかな」
お嬢の紅が問いかけた。
「助けてもらって、、、お礼も言えず、、、その理由も言わずにごめんなさい、、、
怪我も手当てしてもらい、ありがとうございます、、、私は警視庁刑事です、、、名前は「金花」と言います」
「変な名前でしょう、、、私は中国上海生まれの中国人ですが、母が日本人なので中国名を言っています。
それで名前が「金」というのです」
「変でしょう、、、その上「花」だものね、、、」
「いや、変ではないよ、、、私も「紅(あかね)」だものな、、、と
通常は「紅(こう)」と呼ばれているよと、、、
「アはあは、、、名前が似てるな、、、宜しくな」
「理由を言いたくなければいいよ、、、そうか、警視庁の刑事か、、、不思議だな」
「刑事とやくざか、、、おもしろいな、、、でも、これも何かの縁だ、、、宜しくな」
と、、、二人は何となく気が合うような気がした。
5)お嬢「紅」テレビニュースで知る
刑事「花」は今日は休みだったのでゆっくりしていた、、、
「花、、、朝ご飯、食べていきなよ、ご馳走は無いけどな」
と、言って刑事花を誘った
母親と暴力団抗争に巻き込まれた、、自民党幹事長畑中長治が拳銃で撃たれて死亡したと、
そのニュースを見た時に、お嬢の紅は感じた。
しかし、お嬢紅は何もきかなかった。。。このニュースを見た時に刑事花の目が動いたのをお嬢紅は見逃さなかった。
そのまま、朝食を済ませて、、支度をして、刑事花は丁寧にお礼を述べて帰っていった
帰った後、、、花川戸一平は娘の紅に言ったというより訪ねた。
「大丈夫か、紅、、、助けた相手は警視庁の刑事だ、、、少々心配だな」
そして、、子分の政も、、「心配ですね、、、
更に秀までが、、、「あの女刑事のことを、、知ってるデカに聞いたんですが、、、警視庁では
やり手刑事で、捜査中の犯人を過剰防衛で撃ち殺しているそうですよ、、、やばい刑事らしい」
みんなでお嬢紅を心配していた。
「ありがとうよ、、、心配してくれて、、、まあー、、そん時はそん時だ」
お嬢紅はあっけかんとしていた。
6)お嬢「紅」と女刑事「花」の生きる定め、、、
人は生まれながらの定めがある。やくざ稼業「花川戸一家」に生まれた、お嬢「紅」と中国生まれの女刑事「花」の定めとは不思議な運命の巡り合わせがあった。
中国生まれの「花」の父親は行方不明であり、今は日本で母親と二人で暮らしている。
「花」は子供の頃より、少林寺拳法を習い、免許皆伝の猛者であった。今も警視庁での空手の教官をしている。
やくざ稼業の「紅」と刑事で武道家の「花」が新宿のやくざの出入りで知り合い、なんとなく気の合う仲となっていった。
花川戸一家のお嬢「紅」が武道家刑事「花」を助けてからの出会いであり、二人の付き合いは日ごとに気が合って深まっていった。
先日の夜の新宿での抗争で、自由党幹事長畑中長治が銃で撃たれて、死んだ事件んで、、お嬢「紅」は何となく、武道家刑事「花」の素性が分かったような気がした。
あの新宿でのやくざ同士の抗争は、自由党幹事長畑中長治を狙撃して、、抹殺するための抗争であったと、お嬢「紅」は見抜いていた。
そのあと、、怪我が治った武道家刑事「花」が花川戸一家を尋ねてきた。
「先日は本当にありがとうございました、、、命拾い、、、したよ、、、」と、、、
来るなりに、挨拶代わりに声をかけてきた。
「お花さん、、私と付き合うなら、、、改まった儀式バッタ話し方はやめよう、、、」
と、、、お嬢紅から申し出があった。
武道家デカの「花」も相槌を打って、、、話し方が変わった。
そして、、、お嬢紅が、、,
「ところで、この前の新宿での事件はどうなんだろう、、、話してくれもいいかな」
「私は秘密は守るから、、、話してくれよ」
となり、、、二人には秘密が出来るようになった。
武道家刑事「花」も、、、
「わかった、、、これからはそうするよ、、、遠慮なしで行くからな、、、宜しくだよ」
お嬢紅も了解した、、、
そして、武道家刑事「花」が新宿での事件を話した、、、
その結果、二人でこの世の悪人退治というか執行人をすることにした」
ここにやくざと警察官の仕置き人コンビが出来たのであった。
7)執行人お嬢「紅」と武道家刑事「花」の仕置き始まる
この世の中、弱者が痛い目にあってがいい思いをするといった時代は今も昔も変わらなかった。
金持ちがいつも勝者になるような、、、確かに貧乏よりは金があった方がいい、、
この日本では法律も「金」によって、、、金持ちが「権力者」だからだ、
法律が左右されるような、
どういう訳か、、、勤勉に働く人間がどうも馬鹿をみるような、、、損をするような、、、私生活をまっとうに生きている人間は一生懸命に生きている。
そして、金持ちはどういう訳か、あればあるほど欲ばる。
金持ちに聖人君子はいないような、、、なかにはいるかもしれないが、、、
世の中は「金」があって、欲が深く、強欲な人間が多い。
この世の中、なぜか金持ちに「権力者」が多く、、、「政治家」や社会での「地位の高い職」を得るような、、、
権力者になるから「金」が入るのか、、、、
そして、権力者になると「欲」が多くなり、、、霧の無い禁欲に走る。
その「金欲」「欲」と、、、そして、そのために社会経済戦争が始まり、、、弱者は取り残されていく。
世の中は矛盾だらけだ。
金持ち、権力者たちには、、「悪人面」が多い、、、
いつの間にか、、、金に侵されて「悪人面」になるようだ。
人は誰も始めから悪人はいないような、、、、、、時が過ぎて、気が付けば、、、
「金に侵されて」「悪人面」になっていくような、、、
不思議な現象だ、、、イj右派
この世な中で、どんな理由があろうが、弱いもの苛めは許すわけにはゆかないと
、、、武道家刑事「花」は言うのであった。
そして、警視庁の未解決事件の管理係をしながら、、、納得のいかない事件の再調査をしていた。はんあいには
そして、納得のいかない犯人の執行をしていたのとかであった。
日本の犯罪には「執行猶予」という、、、なんとも訳の分からない、、、ふざけた「判決」がある、、、
矛盾した法律判決だ、、、
8)弱者はいつも損をする、、、、
世の中は矛盾だらけだ、、、老人と言われる高齢者は住むところも、働くところも規制されて、
思うようにいかない、、、。
現在、高齢者【65歳以上)は2023年「3623万人」で、高齢者人口は減少いている「約1万人」。ただし、」総人口に占める割合は29.1%増加している。
75歳以上は2000万人、80歳以上は1259万人で、日本の高齢者人口は世界最高である。
このように高齢者が多いので、、、その高齢者を巡って、さまざま手段んで方法で「悪い商法」の人たちに、団体に高齢者がねらわれている..
高齢者には国民保険の給付を受けている、、、元、労働者が多く、、さらに、それらの知識が乏しい者が多い。
仕事から離れ、失業しているものも 多い。
そして、今の日本では高齢者の再就職が厳しいのだ、、、就職するための条件がいろいろと多すぎる。
就職条件の住まいは、、、となる。高齢者になると住まいとなる借家やアパートがなかなか、借りられないことが多く、、ねらわれるのだ、ホームレスが増えて、、、住まいの確保が出来ずに就職が出来ない
その挙句が合法的でない組織などに利用されてしまう。
部屋を借りることのできないホームレスが公園やガード下などにビニールハウスを作って住んでいるのであった。
そのようなホームレスが狙われるのであった。
仕事が欲しいホームレスたちが住む家を餌に誘われ、、、罠にはまり、、地獄に落ちていくのであった。
こんな仕組みを作って、、、組織的な暴力団が「やくざ」が待っているのであった。
今は合理的に、法律的にすれすれで確実に稼ぐことが大事と、、、非勢力的企業、早い話が「やくざ団体」が弱者救済と称して、高齢者に的を絞り、金を稼いでいるのであった。
9)今の時代、、やくざ抗争などして縄張りを広げるとか、殺しなどは割りに合わないとか、、、で。「頭」を使う時代に、「悪」も成った。
ヤクザも頭のいが出てきて、う、、世の中の仕組みを利用して金を稼ぐ、、、それも小さく稼いで、、数多くを稼ぐと。
そして、ヤクザに対する法律が厳しくなり、、「潰す」という取り締まりいいえに向いている、、、そこでやくざも合法的な方法で資金を稼ぐようになった。
ヤクザの世界も暴力的な奴よりも、暴力わるい的な組織よりも、、頭脳的な稼ぎをするようになった、、、始末が悪いといえば「始末が悪い」
現代ヤクザは勉強をしないと、、、社会の仕組みを知っていないと、、、善良な人たちの世界を、、、
特に国民保険や厚生保険などの知識がないと、、、そして、高齢者の人口推移や失業者の現況を知っていないと手が打てない。
そして、ホームレスを住まわせる住居を確保して、、、その配分などを行う気量もないとならない。
そんな「悪魔商法」や初めから仕組まれた罠の中に誘い込まれる商法がまかり通る世の中、、、そんな「社会悪」に立ち向かう、、、
執行人は前途多難であった。
法律的に守られた、すれすれの悪行を潰すのは、、、ヤクザ女お嬢「紅」と武道家刑事「花」の道は簡単な仕置きではなかった。
10)お嬢紅、、、「派遣会社」と「不動産賃貸会社」を設立
高齢者救済をするためには、、、悪商人たちから救った高齢者たちに「仕事の斡旋」と「住居紹介」をしなければ救うことにはならなかった。そこで、お嬢紅は武道家刑事花と相談して、、、その受け皿を準備することにした。
花川戸一家の住まいは広いので、今までの宅配事務所に「人材派遣会社」を置いて、、、車庫部分に「不動産賃貸会社」を構えることにした。
それぞれの会社は「花川戸人材派遣株式会社」で政を社長に据え、、もうひとつは
「紅花不動産株式会社」として、お嬢紅が社長になった。
それぞれの会社の役員には花川戸一家の面々が参加して、、、話が決まったので早速行動を開始した、、、、
政は吉川政次郎の本名を名乗り名刺も作った、、、そして、秀も花田秀夫に、敏も鈴木敏夫として、、、派遣会社と不動産会社の両社の営業を始めた。
派遣会社の営業は高齢者の就職先である「清掃会社」「警備会社」「配送会社」などの営業に、、、不動産会社は賃貸のアパート、借家探しに専念したのだった。
アパート借家は「ワンルームか一部屋でのキッチンつきとか」の低家賃の空き家を探した、、、木造の貸家での空き家はは結構あった、、、そして、持ち主には歓迎されて、、
入居者が見つかれば、、というところだった。
お嬢紅と武道家刑事花は早速、該当者の高齢者を探すことにした。
まずは警視庁管内の各警察の生活安全課に御触れを出して、、、様子を伺った。
高齢者が悪得業者につかまり、監禁状態で狭い部屋に入れられて、、、働かせられていることが多くあり、助けを求めていた。
ホームレス状態であった高齢者が「救いの業者」と言われて、住居を与えられて、、仕事も斡旋してもらっていた、、、しかし、「寝ることと食べること」だけが保証されて、働いた賃金と年金をすべて、差し押さえられての生活であった。
入居者が「話が違う、、」と文句を言うと、、、即日に追い出さてしまい、、職も止められてしまう状態であった。
高齢者は裸同然で放り出されしまう、、、その日から食べることも、寝ることも奪われてしまうので、、いったん、世話になったら抜けられない環境であった。
しかし、高齢者を脅かしているわけでもなく、、、「食べる、寝る。働く」と、、、救済しているという大義名分があるので、、、警察も手が出せない、、、救済が困難な状況であった。
そんな難しい環境の高齢者たちを助け出すことができるのか、、、
お嬢紅と武道家刑事花の二人は、、、、
11)救済作戦開始。。。
お嬢紅と警部花は花川戸一家の紅の部屋で相談をしていた。。。
現在の高齢者救済が難しいということ、、、反社会勢力のやくざ組織が巧妙であり、、
逃げ道を用意しての「高齢者救済事業」なので、、
ヤクザが管理する住まいから、、、高齢者自身が逃げ出して、助けを求めてくるならば、方法手段はある。
しかし、逃げ出して、連れもどされたら、助けることが出来ない、、、最終的には本人次第となる。
それではだめだから、、、何か考えないと。。。
お嬢紅も警部花も考えた。しかし、、なかなかいい方法がないのであった。
そこへ、紅の父親「花川戸一平」が入てきた。
「お前ら、、、いい加減に馬鹿だな、、、何のために頭(かしら)が付いてるんだ、、」と、、笑われた。
「いいか、、、今の監禁状態の高齢者を助けるのは後だ、、、まずは,公園やガードしたのホームレスを拾えよ、、、それとな会社や企業での高齢退職者を集めろ。。」
「まあ、、、高齢退職者を募る方法は考えろ、、、さらに、職業安定所での情報を集めて、、職探しをしている高齢者で、住まいを持たないものを探せ、、、」
花川戸一平が言うのには、、、究極の困窮者「やくざに監禁されている高齢者」は、
死ぬ思いをしていれば、、必ず、自分から逃げ出して、助けを求めてくるから、その時に助けても遅くはない、、、
と、花川戸一平は言うのであった。
お嬢紅と警部花は頷いた。。。。
そして、、政や秀や敏に、、不良や反ぐれ仲間に声をかけた。
「ホームレスや家無し老人」を探すようにと、、、不良や反ぐれの情報は早かった。
これからの世の中、、、いろいろな社会の情報が必要だと、、、末端社会には末端の情報が、、、悪には悪の情報が、、、
そう思う二人であった
12)情報が洩れる、、、悪の社会でも
お嬢紅たちの救済事業は静かに、騒ぐことなく、推し進めていた。
特に住まいは高齢者たちの生活を守るために、地味な活動をしていたのであるが、助けを求めてきた高齢者たちの住まいが、移転先が、
逃げてきた相手にバレてしまい、、、問題が起きた。
逃げてきた高齢者たちも、元の管理者とは「契約書」を交わしていたのであった。
現代ヤクザは悧巧というか、巧妙に住居契約書の中で、契約金の建て替え「保障」という名目で、住居人を縛っておいたのである、、
入居した高齢者を保証金立替ということで、「期間」を定めて、束縛して、、、働いた賃金での「返済」という、、法律的な縛りをしていたのであった。
従って、その契約条項を破って、、、逃亡した時にはさらに「契約違反規約」での定めがされていた。
その為に,逃亡して見つかった場合、身柄を確保された場合には、、「契約違反」という条項で「損害賠償金」が逃亡した高齢者に請求される仕組みになっていた。
何とも面倒な仕組みを考え出したものであった。
今時のやくざは「暴力」を「法律的な暴力」に切り替えて、、、対応してくるといった、、、合法的な作戦をしてくるので始末が悪かった。
その為に、弱者である高齢者を救済するためには、、話し合いで「和解」という手段を選ばらずを得なかった、、、従って、「金」がかかる、、、合法的な契約という厄介な「約定書」があっての賠償金であった。
お嬢紅たちは年金受給者や退職者の高齢者を救済するためには、悪徳商人と言われる人たいとの契約前に助けなくてはならなかった。
その為にお嬢紅と警部花は「法的な違反行為」を見つけなくてはならなかった。
お嬢紅や警部花のしている救済事業の情報が洩れているように、、、相手方に「スパイ」を入れて、「違反摘発」を狙うより仕方がなかった
その情報も,あくまでも「合法的」な方法で、、、、
仕置き人のやり方ではだめだということであった。
悪徳やくざの「高齢者救済事業」の法律違反行為を見つけなくては、、、、ますます「情報」が必要になってきた。
そして、警部花の国家権力を利用して、取り締まり、、、悪への制裁をしなくてはならないと考
これまでの「執行人」とは違った方法手段で、悪への罰をしていかないと、、、、、
ヤクザお嬢紅と警部花の二人は「悪人」の仕置き執行は忘れてはいなかった。
13)悪商人「やくざ救済事業」への侵入
やくざ救済事業の経営している住居に間者(スパイ)を侵入させないと、実際の管理状況が分からない。経営している住居状況が分からないと本当の救済が出来ない。
そこで、お嬢紅の花川戸一家の子分である、政、秀、敏の力というか情報を利用しないと間者(スパイ)を仕立てることは不可能であった。
そこで、隅田公園の中で、ビニールハウスを作って住んでいるグループのリーダーでもある、、
大矢健次郎に白羽の矢を立てて、頼み込んだ。
冬は寒いけど、春には桜が咲乱れ、、春風も気持ちよく、昼寝付きで住むには最高なホームレスハウスであった。そんなこともあって,働くことが嫌いであった。
食事は隅田公園付近のごみ箱を探せば、、、何とか食べれていたんである。
早い話が「物臭」に慣れてしまっていた。
そんな環境の中のホームレスであったが、リーダーである大矢健次郎は過去において、大川戸一家の政に借りがあった、、、それも大きな借りで「命」を助けてもらっていたのである、、、
そんな「恩」を言わなくても、、、ホームレスの大矢健次郎は話を聞いてくれた、、、危険な仕事ではあるが、、、
「一度くらいは命がけの仕事をしてもいいか」
と、、、やってくれることになった。
そして、ヤクザ救済企業である「大内救済株式会社」を訪ねた。
大内救済株式会社は大矢健次郎の加入を歓迎してくれたのである、、、ホームエスのリーダー核が参加してくれれば、、、他のホームレスを参入しやすくなるからだった。
ヤクザ企業も高齢者集めには神経を使い、、、警察や関係役所の監視が厳しくなってきたので、、
むやみやたらには募集が出来なかった。
大内救済株式会社の元締めには「関東連合睦会」という関東きっての暴力団が付いていたのである。
14)暴力的な言葉や仕草
お嬢紅や警部花の二人は、ヤクザ商法で高齢者救済事業をしている団体に対して、情報収集ための間者(スパイ)をやくざ商法の管理する住居に送り込んでいた。
現代ヤクザは関東でも「関東連合睦会」などの本部組織が末端の組織に指示を出している。
日本での高齢者65歳以上の人口が3623万人までに膨れ上がり、75歳以上が2000万人、80歳以上が1259万人、、そして、国民保険受給者が7709万人、厚生年金受給者が4618万人もいるのである。
また、日本の労働人口は16,902万人、そして、失業者は179万人である、、、さらに、仕事につけていない人口は440万人もいる。
そのうえに生活保護受給者は215万人もいるのであった。
このような高齢者や弱者がいる現況で、、、その環境に目をつける「悪商人」が多く、、、特にやくざ団体は暗躍している。
現代ヤクザの資金源となり莫大な収益を上げている。そのために、反社会勢力団体がそのために人材を投入しているのであった。
その資金源を断たないと、いつまでも悪徳商人としてのやくざ道を断つことが出来ない。
その悪徳商法でやくざの資金源とされている道を閉ざすためには、、、悪の権現である「暴力行為」を見つけて、
摘発しないと、いつまでたっても「法律」という隠れ衣に隠れている、現代ヤクザをあぶりだすことはできない、、、
その為に、お嬢紅と警部花は切り札として「間者(スパイ)」を送りこんだのであった。
関東連合睦会傘下の「大内救済企業株式会社」のような高齢者管理不動産会社は関東のいくつかの市町村に配置してあった、、、
従って、、、お嬢紅と警部花たちも、間者を何人か仕立てなくてはならなかった。
夏になると、、、ヤクザ管理の住居には「扇風機1台」だけなので、、辛かった。
高齢者はワンルームに二人住まいなので、、、さらに、夏は体調を崩すものも出た。
入居者の中には苦情や文句をいうものも出た、、、
「クーラーが欲しいなら、、もっと働け」と、、、仕事をふやしてくるのであった。
仲間同士で「逃げるか、、、こんな所に居たら殺されてしまうよ、、」
と、、、囁くものも出てきた。
しかし、後の暴力的制裁が怖くて、話だけに終わるのであった。
15)逃げ出した高齢者、逃亡の果てに
夏の暑い夜、、、寝苦しく、狭いアパートの一室から抜け出して、近くの公園を歩いていた。
逃げ出すつもりはなかった、、、余りにも暑く寝苦しかったので、夜風に当たりながら散歩をしていたのであった。
しかし、アパートを管理しているやくざ者が誤解をして、逃亡したと勘違いをして、部屋に強引に連れ戻した。その連れ戻された高齢者が、、、言い訳をしたら、問答無世で殴られた。
その様子を見、お嬢紅たちの間者(スパイ」が偶然に、その場に立ち合い、、携帯カメラを映していたのであった。
その高齢者はほかの者の見せしめとばかりに、、、まだ、管理に慣れていないやくざ者に殴られた、、、顔面が腫れるほどであった。
そして、その高齢者はその行為を訴えようとして,また捕まり、拷問に近い暴力を受けた。
間者として潜り込んでいた大矢健次郎は、その高齢者に危険が得まっているように見えたので、
夜中に逃がした。がその前に花川戸一家の政たちに連絡を取り、、迎えに来させた。
逃亡は旨くいった、、、そして、花川戸一家で一時的に匿った。
そして、、、警視庁警部花がその高齢者の被害届を受理したのであった。
その事実から「大内救済事業株式会社」の捜査に入り、、、暴行をした同社の社員である「塙重一」を暴行罪で逮捕した。
そして、、、大内救済事業株式会社の救済事業の内部捜査に着手した。
その捜査には警部花が先頭を切って捜査をしていった、、、、今回の暴力事件を糸口として、
暴力団の高齢者救済事業を潰す計画を立てて、高齢者の健全な救済をしていこうとしていた。
16)裁判そしてやくざの脅し
今回は警視庁生活安全課担当であるが、、、捜査一課の金花警部が暴力団組員の暴力事件でもあるので、担当警部として指揮を執ることになった。それで、関東連合睦会傘下の「大内救済企業株式会社」の社員である「塙重一」の取り調べも行っていた。
しかし、彼は「黙秘」を行った、、、、ヤクザ団体の上層部からの命令指示が出ていたのであろう、、、逮捕当時から「黙秘」を貫いていた。取り調べの警部花は被害者証言があり、、目撃者「大矢健次郎」の証言もあるので、、起訴に持ち込んだ。
その犯行犯人である被疑者が頑として「黙秘」を貫いているのには、取り調べの警部花も少々参っていた。
被疑者を起訴して、、、拘置所へ移送する前日、「塙重一」が警視庁留置所内で突然に死亡した。
差し入れされた弁当に毒が入れられての他殺であった、、、、
この差し入れ弁当殺し事件で、警視庁捜査一課は慌てた。
被疑者が殺されたのだから、、、被害者や目撃者の安全も危ないと、、、警部花は察した。
警部花はお嬢紅に至急、連絡を取った。
「もしもし、、、紅、、大変だ、、、犯人の塙重一が毒殺されたよ、、、、被害者太田肇と目撃者大矢健次郎は無事かな」
「心配で連絡したよ、、、大丈夫か、、、用心してな」
警部花から連絡を受けた、お嬢紅は確認をした、すぐに、政に連絡をして、、隠れ家に敏を行かせた。、、、
そして、無事を確認して警部花に話した。
「相手はかなり、焦ってきているから、、、何でもありだからな」
「やくざの本領は,最終的には「殺し」だからな、、」と、、警部花が注意してきた。
そして、警部花は言った。
「殺しが出来るから「やくざ」なんだと。。。」
その話を聞いて、お嬢紅も腹を括った。
「わかった、、私の方も覚悟を決めて、関東連合睦会とたたかうよ、、、政たちにも言っておくよ、、、いよいよだな、、、花もしっかりな、、」
二人は電話を切った。
お嬢紅は政を呼んだ、そして、警部花と話した仔細を話した。
「わかりました、、、お嬢が決めたなら、、、俺たちはどこまでも、、いいですすよ、、」
「秀も敏も大丈夫です、、、とことんやりますか、、、久しぶりに燃えてきましたよ」
と、、、意気込みを見せた、、、
「花川戸一家の火消し魂を見せますか。。。」
これで、お嬢紅たちは覚悟を決めて走り出した。
17)大内救済企業株式会社、その統率やくざ団体「関東連合睦会」の報復
高齢者社会で、その仕組みを利用しようとするやくざ企業も、黙ってはいなかった。
関東連合睦会の矢田部栄次郎若頭が号令をかけた。
そして、大内救済企業株式会社の若林三郎社長を呼び寄せたのである。
「若林、、、お前、、何やってんだ、、、ドジふみやがって、、、この始末はつけろよ」、、、と。
「若林、、、ヤクザが素人に嘗められて、どうすんだよ、、、お前,わかっているのか、、、
ヤクザが嘗められたら、、、本当に分かっているのか」
と、、、若頭から「やくざ掟」を、、、言われた。
「嘗められたら、、、やれだよ、、、「殺せだよ」、、、いいか、忘れるなよ」
そのあとで、、、若頭矢田部栄次郎は付け加えた。
「若林、、、お前がもたもたしてたから、、、塙重一は始末しておいたから、、、やばいもの、まずいもの、邪魔なものはいらないんだよ、、、お前だってそうだ、、、余計な人間にはなるなよ、、、」
大内救済企業株式会社の若林三郎社長は江戸川区にある事務所に戻り、、社員に指示を出した。、、
関東連合睦会の矢田部若頭から言われたこと、、、細かい内容の指示は言われなかったが、、、無言のやくざ命令は分かった。
管理していた高齢者をすべて隠した、、、若林の会社で所有する別荘に監禁したのであった。
そして、、、外部との連絡や情報を遮断した。
それから、、逃げ出した高齢者を探すことに専念していった、、、あらゆる情報網を使って、探した。
ヤクザの情報網は素晴らしく、、時には警察のそれよりもすぐれている時がある。
人を探すことが早い場合もある。k
今回の目撃者「大矢健次郎」が先にみつかったが、、、機転の利く彼は逃げた、、、そして、、花川戸一家に匿われた。
しかし、被害者の「太田肇」は大内救済企業株式会社に捕まってしまった。
捕まった後は見せしめのために「殺された」、、、
目撃者「大矢健次郎」が逃げて、花川戸一家に匿われた日に、、、隅田川に水死体で上がった。
警視庁警部花たちは、、、関東連合睦会傘下の大内救済企業株式会社がやったとは分かったが、、、「殺し」とあ始末の悪い殺しであった。
水死体で上がった「太田肇」は酒を飲んでおり。。。酔っぱらって足を滑らせ、川に落ちたと地元警察が確認していた。
見事に目撃者以外は消されてしまったのである。
事件は、、別の方向に進んでしまった、、、今回の裁判の犯人(被疑者)被害者がいなくなってしまったのである。。。
警視庁警部花も花川戸一家のお嬢紅も困ってしまった。
再度、やり直しである、、、、
18)大矢健次郎の記憶を追う
嬢紅と警部花は被害者と被疑者が死亡してしまったので、当時の話は目撃者の大矢健次郎から聞いて、今後の方が花川戸一家に匿っている「大矢健次郎」から死亡した被害者「太田肇」と加害者(やくざ)の「塙重一」のやり取りを思い出してもらうことにした、、、もちろん、暴行の写真を見ながら考えた。
話を聞きながら、犯行現場の写真を見ながら、、、考えた。
何か方法があるはずだと、、、
つけないと、大内救済企業株式会社を追い込むことができなかったのである。
一緒に話を聞いていた「秀」がポロリといった、、、、
「大変だけど、、、奴らに監禁されている高齢者たちを見つけることが一番じゃないかな、、」と、、、
「おぅてそうだけど、、、探すのは大変だよ」お嬢紅がいった。
「いや、、、そうでもないよ」
奴らは監禁場所への連絡や監視を行うはずだ、、、事務所を見張って根気よく尾行をすることだ。
しかし、奴らも用心はしているはずなので、難しいと思う。
今は難しいが、その尾行をするしかない、、、それとホームレスの仲間からの情報を集めて、、、なんとしても監禁されている場所をさがしだすこととした。
花川戸一家の政、秀、敏も仲間を頼って、走り回った。
しかし、、、なかなかうまくいかなかった。
何でもそうであるが、、、警部花の警察もあらゆる手を尽くして、、、大内救済企業の所有する不動産のうちの山荘を探したきゅうし、、、また、警察力で関東連合睦会関係の不動産、特に別荘などを探して、、、該当するような不動産を当たっていた。
そんな時だった、、、花川戸一家の秀から連絡が入った、、、、大内救済企業の管理不動産で、他人所有の別荘が山梨県安曇野山中にあった、、、そして、秀が反ぐれ仲間が見つけて、連絡をしてきた。
お嬢紅と警部花は監視だけしていて、、、踏み込むのを待つように告げた。
警視庁警部花が山梨県警と連絡をとり、、準備を整えてから踏み込むようにと指示をした。
そして、警部花たちも現場に急行した。
19)大内救済企業株式会社の消滅
大内救済企業株式会社の別荘が警視庁に確保される直前に、関東連合睦会によって、行われたことがあった。
関東連合睦会には秘密機構の情報網があり、、、その情報組織によって、大内救済企業株式会社を整理するように本部会長から指示がでたのであったの
その為に、神奈川県安曇野山中の別荘が警視庁に確保されたころには、大内救済企業の事務所は「空っぽ」に整理されていた。
そして、大内救済企業の社員(やくざ)たちも始末されていた、、、安曇野に残った社員は組織の仕組みを知らずに、雇われた営業社員なので、、解雇して終わりであった。
大内救済企業株式会社は会社も事務所も、、、人までが消滅したのであった。
やくざ組織がやれないこと、、、できないことは無いのであった。
今回は大内救済企業がガンとなれば、本部としてはいらなくなるのであった。
関東連合睦会は組織も規模も大きい、、、今回排斥された組員たちは外国の事業所に早い話が「島流し」になっていたのであ
そして、、、加害者のいなくなった事件を捜査することとなるのであるが、、、また難しくなっていった。
被害者は存在しているので、、警部花としては何とか、、、その大本である関東連合睦会まで捜査の手を伸ばしたかった。
その為には被害者たちを保護して、、、目撃者の証言を立証していこうと考えていた。
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