大阪のつむじ風

献残屋藤吉郎

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この世の悪を切る撃つ

刑事サスペンス小説

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百円本舗、、、、「この世の悪を切る(切る、、、撃つ)」
ハードボイルド小説
〇この世の悪を切りまくる、、、この世の妖怪と魔界転生の亡霊たち
(1)死に損ねた怨霊たち
警視庁特捜班特任課が設けられた、責任者に近藤勇警視正が着任してきた。特任課の構成捜査員は8名だった。
副捜査主任は土方歳三で残りの7名はそれぞれ、、沖田総氏、斉藤一、永倉新八、藤堂平助、山崎勤、南道子、倉田里美の捜査員だった。それぞれ、部署の違った警察官だった。
共通点は武芸に秀でていることであった。
射撃、剣道、柔道、空手そして合気道などである。
「私が近藤です。。。凶悪犯人逮捕のために,構成されたあくまでも犯人撲滅の捜査班です。。。。
ビシビシ、悪人を取りしまるのでよろしくな。。。」
「直接の指示は土方主任が担当するので、、、指示に従って欲しい。。」
「私たちの特別捜査班特任課は常に、拳銃を所持することが決められている。。。悪人に対しての拳銃使用は特別に許可されているから、、、遠慮するなよ。。。」
「私たちの特別捜査班特任課は、どこの担当とも独立して、捜査にあたってよいから。。。悪人逮捕、撲滅には捜査権限が特別だから、、、遠慮するなよ。。。」

(2)特別捜査班特任課、動く
今回、創設された特別捜査班特任課全国警察官のはみ出し者ばかりの集まりだった。規則を守らず、上司の言うことを聞かず、、、そして、武芸のつあものぞろいだった。しかし、犯人逮捕には容赦なく立ちむかう警察官だった。
そのはみだし警察官が警視庁に集結されたのであった。
班長には警視庁きっての剛腕警視の近藤勇が任命された。
上司に対して犯行罪で罰をうけている。
副主任の土方歳三は正当防衛ではあるが犯人を銃殺している、、、5人の殺人犯と強盗犯人を射殺している。
沖田総氏は土方歳三の腹心で、常に歳三を守っていた。
斉藤一は剣の達人で、居合切りが得意であった。
それぞれが各捜査員ともに武芸の達人であり、、、全国警察署管内で問題を起こしている、、、しかし、班員検挙率は抜群であった。
容赦なく、手段を択ばずに逮捕している、、、生きているかは言えないが、、、、
その警察官ならず者が集結されたのであった。
警視庁での管理は大川戸警視正刑事局長だった。
赴任して初めての事件が起きた。
警視庁特別捜査班特任課に招集された。
特任課の捜査室は地下の記録保管室だった。
捜査には関係ないので、誰一人苦情を言うやつはいなかった。
最初の指令は、大川戸警視正刑事局長からあった。
「これからの指示は、全て近藤班長からと言うことになりますから、、、、よろしくお願いします」
今回の捜査は誘拐事件だった。
大物政治家の竹林剛三の孫娘が誘拐されたのであった。
犯人の要求は身代金5億円だった。
マスコミには触れないように、隠密裏に捜査して欲しいので、特任課に命が下った。

(3)誘拐犯との攻防
警視庁特別捜査班特任課の一回目の捜査会議が開かれた。
近藤警視班長からはいつもの訓示が有った。
そして、土方副主任からは、、、
「今回の誘拐事件は早急に解決したいので、みんなで力を合わせて頑張るように、、、今回は個人プレーは認めないから。。」
誰をあげても個人捜査が得意な連中ばかりであった。
「いいか、、、全員で事に当たるように、、、的を間違えるなよ。。。」
土方副指令の指示で、命令で動いた。
今回の誘拐は恨み事で起きている、、、、行ってみれば単純な事件だ、、、だから、竹林剛三に恨みを持っている奴を徹底して探せ、、、、その号令の下に動いて、誘拐犯はすぐに探し当てた。
竹林剛三に潰された身内の会社経営者である、竹林与一の犯行と分かり、孫娘は救助された。
今回の特別捜査班特任課の動きは目覚ましかった。
事件解決後、特別捜査班特任課での会議で、大川戸警視正刑事局長から特別な訓示があった。
「近藤警視正を出頭に9名全員に特別指示が出された。
全国警察の悪行と言われる「うみ」を絞り出して、健全な警察組織を作り上げることを目的とする」
ための特別組織である。
そのために、因果関係や、血縁関係でのつながりを一切無視した組織を作り上げることに意味があった。
過去から、目には見えない影の力あるような、、、恐ろしい力が作用する国家に対抗するための新しい力を生み出すための組織力を作り出したようんな、、、、

(4)新しい力、、、権力に負けない力
警視庁特別捜査班特任課に課された任務は警察の組織の中に渦巻く黒い噂を一掃することであった。全国規模の警察組織を浄化することは不可能に近いけれど、少しでも消し去ることが目的であった。
そんために全国の警察官の中で、因縁、ゆがみのないものを抜擢したのであった。行ってみれば組織に馴染まない変わり者だ。
そして、警察に何らかの恨みと言いうか、犠牲を強いられた連中の集まりでもあった。
班長の近藤警視は北海道きっての警察官であり、その出世を望まれていたエリートであったが、家族の事で事件を起こして、今に至っている。
副主任の土方警部は大阪府警のやり手刑事だった。その手法が強引しすぎて、今回の人事になった。
他の選ばれた刑事もそれぞれに問題があった。しかし、事件解決に対しての取り組み方、犯人逮捕に関しては群を抜いていた。
それらの猛者を束ねるのが、大川警視正刑事局長であった、エリート官僚であったが、どこか官僚崩れのところがあった。そして、警察官を貫くために、独身でいた。彼には警察官としての覚悟があったのであった。
そんな特別捜査班特任課には大川警視正刑事局長から、一度だけ訓示があった。以後は近藤班長からの指示だけだった。
近藤班長からの指示は、、、警察関係の黒い噂の情報を出来るだけ集めろ、、、と言う指示であった。
そして、集めた情報から土方副主任の指示で動き出した。
集めた情報の中から、最近起きた贈収賄事件の捜査だった。

(5)切り込み捜査
最近起きた贈収賄事件で、大手建設会社の入札問題が絡み、営業係長の杉田紘一係長が自殺した、世間的には責任を取っての自殺とされていた。
特別捜査班特任課の土方副主任は他殺とみていた。部下の沖田と斎藤に捜査をさせ直した。
徹底して調べるようにと。。。そして、永倉と藤堂にも自殺した家族の事を調べるように指示をした。
また、調査で器量を発揮する山崎にも会社そのものを調べさせた。
まず、沖田と斎藤は本人関係を調べた、、、自殺するような人間なのか、、、責任を取るような人間なのか、、、徹底して同僚関係、友達関係を調べた。
どうも、責任を取るような性格ではないような、、、調子のよい人ような性格であった。
どうも、付き合いかあみて、やくざ絡みがあったようだった、、、借金もあり、無理やり殺されたようだったので、、、やくざを探した。
そして、斉藤と沖田の二人はやくざを締め上げたようであった。
永倉と藤堂の二人は自殺した杉田紘一係長の奥さんにもあたったが、意外にケロッとしていたような。。。おかしいなと思い金銭面での調査をした。お金にルーズで、金遣いが荒かった。杉田紘一係長の奥さんを徹底して追跡した。
案の定、やくざ関係から資金が回っていた。
会社の調べをしていた山崎は、会社そのものが談合専門で、下請けを使って、裏金を作っていた。
第一工業株式会社は大林社長自らが裏金工作をしていた。
下請け会社を数社絡ませて脱税の工作をしていた。
報告を受けた土方副主任んは証拠をそろえた、一挙に検挙した。
警視長特別班特任課の仕事は速かった。

(黒い力との戦い)
土方副主任が指示した捜査の結果から、土方は想像はしていたが上層部と副総裁からクレームが入った。
今回の贈収賄絡みの第一工業株式会社からの圧力だった。
沖田たちが強引に捜査した件で、捜査資料を副総裁に提出するように指示が出た。揉み消すつもりらしい。
また、自殺した杉田係長の件を疑った藤堂たちの調査でのやくざ絡みの証拠が出てきたので,関東睦会を閉めげていた、
その結果、手を下したやくざが分かったので逮捕したのであった。
その件は仕方がないということになったが、贈収賄事件の裏金造りは揉み消されたのであった。
事件内容が杉田係長と下請けの横領と言う事件にすり替えられた。
土方副主任は憤慨した。。。絶対に許せないと、、、
近藤班長にも憤りをぶっつけて、反発した。
そして、警視庁副総監に、、、更に証拠を見つけて当たった。絶対の納得いかないと。。。
そして、警視庁副総監の面子を潰した。
警視庁内部で問題になった。
強気の土方副主任と近藤班長の正統派に押し切られた。
警視庁副総裁と総裁側に派閥があったので、副総裁は降格された。
罰は無く、、、影の力で揉み消されてしまった。
警察と言うところは恐ろしいところだ。

(警視庁特別捜査班特任課)
今回の贈収賄事件で、警視庁特別捜査班特任課は圧力に屈しない警察権力と言うか、あくまでも正統派警察の威厳を示した。警察や検察の中で、、、日本の法曹界で国家権力を守る目には見えない権力が渦巻いている中で、一つの新しい勢力を作り上げた組織のような気がする。
しかし、国家権力の組織の中でつまはじきにされることは間違いと言える。
それでもくじけずに、立ち向かっていく連中に違いなかった。
出世を考えずに、法制化でもなにごとにも左右されずに、生きていける連中だった。
近藤班長は特任課全員に言い聞かせた。完全な独立機関と同じだから、他からの協力はあてにするなよ。。。
この特任課は我々一代限りこもしれない。腹を据えて取り掛かるようにと、、、、
早速、沖田から連絡が入った。。。捜査中に妨害があったと、、、暴力団からの嫌がらせだった。
そんなことで、へこたれる捜査員は一人もいないから、、、
くよくよするような奴は一人もいなかった。
近藤班長は告げた、、、、常に拳銃を所持するようにと。
強引な捜査を認めていた。
今回の事件で土方副主任を始め。みんな気を引き締めていた。悪に対する姿勢を更に強固にした。

(特別捜査班特任課、山崎勤拘束される)
関東睦会本部での幹部会の通達が出された。
関東睦会会長黒田東一郎が直々に、幹部会を招集して密かに秘密命令を出した。民政党の大物政治家と結託して、警視庁特別捜査班特任課の動きを封じるようにと。
警察内部にも連絡は入り、特任課は日本の黒い悪業組織から睨らまれていた。
特任課を潰そうという動きがおもてだってきた。特任課の総指揮を執る大川警視正刑事局長から、近藤班長に情報が入った。
「近藤班長、、、注意するようにと、、、行動は慎重にと。
連絡は私一人にするように、、、全て、任せるから、結果報告だけでいいから」と、、、
警察内部にもスパイはいるから、気を付けてな、、、と
特任課は自分たちで身を守るように、、、、くれぐれも気を付けて欲しいと伝達があった。
その矢先に山崎勤が拘束されたようであった。
関東睦会に監禁されたと、沖田たちから連絡が入つた。

(6)山崎勤の救出
土方副主任は山崎勤救出のために、沖田と斎藤の二人を連れて、関東睦会の本部に向かった。
関東睦会の本部の正門にたち、、、
「警視庁特別捜査班特任課の土方だ、、、山崎を受け取りにきたので、会長黒田東一郎に面会を申し込む、、、取り次いでくれ」
中から声が聞こえた。。。
「会長は留守だけど、、、今、門を開けるから、入ってきてくれ」
門が開いたら、なかの事務所のドアも開いていた。
土方が先頭で事務所に入っていった。中には屈強なやくざたちが待ち構えていた。
「沖田、斉藤気をつけろよ、、」と、言うより早く、
やくざたちが切りかかってきた。初めから、警察だろうが殺すつもりで襲ってきた。
沖田が早かった、、、背中に仕込んでおいた仕込み刀で、最初のやくざを切りおろしていた。
次に斉藤も沖田に負けずぐらい早く、敵陣に飛び込んでいった。
土方は監禁されていた斎藤のもとに走り、助けた。
特任課の沖田、斉藤そして土方たちに刃が立つものは一人もいなかった。
あっという間に関東睦会の幹部やくざたちは切り崩されていた。
「お前ら、全員、銃刀法違反、殺人未遂で逮捕するからな。。。動くなよ、、、動いたら死ぬよ。。。いいか」
「じっとしていろよ、、もう、反殺しだから、半分は死んでるな」
土方副主任んが連絡を入れて、外で待機していた警察官がなだれ込んできた」
土方副主任が、、、「黒田会長をよんでくれ、、、、今、留守なら後で来てもらうから、、、、今日の責任者は出て来いよ、、、」
争いが終わってから、幹部の太田紘一が出てきた。
関東睦会の副会長の太田がいるなら、、、一緒に来てくれ」
と言って、土方副主任たちは引きあげた。

(特任課と関東睦会の争い)
土方副主任から今朝は訓示があった。
関東睦会とは今回の山崎勤の件で争いが起きた、先方も躍起になって、俺たちを狙ってくるだろう。
だから、これから一人歩きはしないように、、、間違いなく奴らにも面子があるから、攻撃してくると思う。
特に南道子と倉田里美は一人では捜査するなよ、、、、必ず、沖田たちの誰かと捜査するように。
これからは、ふざけた話だが、関東睦会と特任課近藤隊の争いが続くと思う、、、そして、誰も助けてはくれないから気を付けるように。。。。念いは念を入れて、南と倉田は今回の件が落ち着くまで、警視庁官舎に移るように、、、そして、必ず誰かが一人護衛するように気を配ってくれ、、、
他のものも気を付けてくれよ、、、
みんな独身だからいいけど、、、危険を感じたら警察官舎に
一時的に移るようにしてくれと。。。
土方は仲間に注意した。
それからしばらくして、南道子が斉藤と捜査にあたっているときに襲われた。斉藤が捜査で一人にした瞬間の出来事だった。
関東睦会は常に狙っていたのであった。斉藤が機転が利いたので助かったが、、、奴らは本気で付け狙っていた。
土方副主任は外へ出るときは3人一組で出かけることを指示した。
いよいよ、本腰を入れて戦って、関東睦会を潰さないと。。。
土方副長は本気で考えた。この戦い勝たなくては、、、
命を賭けてつぶさにと、、、巨大組織でも最後までやらないと、、、本当に潰されてしまう。。。

(7)倉田里美田舎へ里帰り
近藤隊の捜査署員の倉田里美が初盆なので福島県東会津街への里帰りが予定されていた。
警察としては秘密裏に行動したいたが、心配なので沖田総士をガードにつけた。
土方としては休みもなく働き詰めであったので、沖田を休養をかねて行かせたのであった。東会津は山間の田舎町で、温泉地でもあるので、、、
二人が出発した日は夏の暑い日であった。
「土方さん、ありがとうございます、、、少し、ゆっくりして、美味いもんを食べてきます」と元気に出かけた。
東京を出るときはあつかったが、、、郡山を過ぎて、、東会津に着くころには少し、涼しくなってきた。
「里美さん、、、素敵な田舎で育ったんですね。。」
「総士さん、、仕事が一段落したら、、一度ゆっくり、温泉にみんなで期待ですね、、、、いいところを案内しますよ」
そんな会話をしながら、東会津駅に着いた。
駅を出て、里美の実家の田舎道を歩いていたら、、数人の男たちが襲ってきた。
総士は素早く、里美の前に立ちはだかり、背中から持ち前の刃を抜いた。そして、あっという間に二人を切り倒した。
そして、得意の菊一文字で残りの二人も袈裟懸けに倒した。
5人で襲ってきたが一人は逃げた。
さすが沖田総士であった。
里美は沖田の素早さにびっくりした。
「また襲ってくるけど、心配しないで」と沖田は里美に手を差し伸べた。
そして、沖田は言った。
「里美さん、、、家族の方には話さない方がいい」
襲ってきたのはやくざで、おそらく関東睦会の連中なので、黙って引き上げて、また、襲ってくるはずだから、気を付けお墓参りをしましょう」
と、里美の実家に急いだ。

(里美の実家は田舎祭りだった)
里見の実家に着いた沖田総士は歓迎された。里美の実家は旧家らしく今は農業を営んでいるが、一昔前までは武家だったと言う。幕末維新の時には会津松平藩の武士であり、鶴ヶ城に立ち籠り、官軍と戦ったとの事であった。
里見の祖父は今でも先祖の武勇を自慢していた。
里見はその末裔であるから、決して弱い女ではなく、武芸も心得ていると沖田に自慢げに話していた。
だから、里美を女とは思わずに、捜査にビシビシ使ってくれとの事だった。
東会津は丁度、街の祭事だったので、里美の家でもにぎやかだった。
人の出入りも多いので、関東睦会の襲撃も無いように思えた。
沖田総士は明日の朝が危ないとみていた。
注意して里美を守らないと、、、また、その家族も危険には晒せないと考えていた。
そこで、「里美、、、お前の家族には迷惑をかけられない。
だから、支度をして、今夜遅くには家を出よう」と。。。
沖田は準備をしていた。
相手もがむしゃらに向かってくるぞ。。。。
特に俺を狙ってるので、、、「里美、自分の身は自分で守れよ、、、いいな」
俺がいるのが分かったから、相当人数をそろえてくるはずだから、、
兎に角、関東睦会は俺をどうしても取りたいらしい。。。
「里美。。。悪いけど、覚悟してくれな、、、」
「里美、俺も死に物狂いでやるからな、、、命あったら、、な、、」
「俺から離れるなよ、、、いいか、、、付いて来いよ」
「里美、、、じゃあ、、行くぜ、、、」
二人は明け方の暗闇に向かって走った。

(沖田大いに切りまくる、、里美捜査員奮戦)
沖田総士が見た限りでは、関東睦会のやくざ突入隊は10人はいるようだった。
沖田は既に菊一文字を抜刀していた、そして、片手に拳銃を構えて切り込んでいった。里美も沖田に引き続き拳銃を撃ちながら付いていった。
沖田の勢いに、関東睦会の連中は少し,動きが止まった。
その間を沖田は切り込み、3人が倒れた。そして、更に沖田は切り込んでいったので、相手は怯んだ。
里見も沖田に必死につきながら、関東睦会のやくざめがけて、銃を放っていた。
残り4人ぐらいを倒せばと睨みつけて、菊一文字を構えていた。
その時、二人の男たちが関東睦会のやくざ者のところへ、切り込んでいった。
「総士、、、遅くなったな」と言いながら、やくざたちを切り倒した。
斉藤一と藤堂平助だった。
そして、二人は里美のもとに走り寄って、彼女を助けた。
沖田総士だけでも強いのに、斉藤、藤堂が加勢してきたので、関東睦会のやくざたちは、仲間を抱えながら逃げていった。
「斉藤さん、藤堂さん、、ありがとう、助かったよ」
「里美、怪我は大丈夫かな、、、手当てしないとな」
「実家が近いから、戻って傷を見よう、、」
と、沖田は里美を気遣った。
里見の実家が近かったので、戻って手当てをすることにした。
里見の祖父が心配して、知り合いの病院へ連れて行ってくれた。
その間、沖田や斎藤、藤堂は休ませてもらった。
沖田は里美の家族に,謝った。心配をかけてしまい、怪我までさせて、危ない仕事をさせたことに。。。。
里見の父親は、、、「警察官をしているんだから、仕方がないですよ、、、それにしても、皆さん、お強いんですね、
安心しましたよ」と、、、
沖田は本部に連絡した。無事だったことを。。。

(8)警視庁特別捜査班特任課、近藤班長怒る)
今回の関東睦会による沖田、里美襲撃に対して、近藤班長は大いに怒りを露わにした。
近藤班長は捜査員を前にして、、、関東関東睦会の行動は社会に対しての冒涜であり、警視庁特別捜査班特任課の無視的な行動である。従って、社会悪の犯行であり、許すことは出来なと話して、今回は強硬な捜査をすることを指示した。
関東睦会は、警視庁特任課の捜査に対して、強硬に抵抗してきている。
そのために本部事務所を引き上げて、組員を散らしている。そのために、特任課も的を絞って逮捕が出来なかった。
近藤たちの特任課に追い詰められて、関東睦会はゲリラ戦に持ち込んで、特任課の近藤、土方たちを襲撃しているのであった。
まるで、関東睦会と警視庁特任課はやくざ同士の闘争をしているようだった。
近藤も土方も、ここまで来た関東睦会を許す気はなく、徹底的に潰そうとしていた。
近藤隊は人数は少ないけど、精鋭ぞろいであった。
そして、徹底的に戦う準備をしていた。
ゲリラ戦で特任課を狙ってきている体勢に対して、近藤、土方は守りも固めて、攻めの体制に入った。
特に土方副主任は燃えていた。
毎日、探索に出かけては、関東睦会のアジトを襲っていた。

(山崎勤が見つける本拠地を)
近藤や土方たちも躍起になって、関東睦会の異動した本拠地を探した。そして、密偵の山崎勤がとうとう見つけ出した。関東睦会の残党も30人に減少した。
彼らは警視庁特別捜査班特任課に追い詰められて、群馬県榛名湖にある、別荘地の一つににげこんでいた。
近藤班は土方副主任を始め、捜査員全員でせん滅する覚悟で検挙に向かった。
近藤も土方も今回が最後だと準備をしていた。
近藤班総勢8名で銃装備で関東睦会の山荘を取り囲んだ。
警視庁警察の他の部署の応援を頼まず,近藤班8名で,決着をつける覚悟であった。
近藤と土方は警察官として責任を取る覚悟を事にあたった。
世の中の悪業と言われる暴力団せん滅に命を賭けていたのであった。
戦いは始まった。
近藤と土方の二手に分かれて、山荘に飛び込ん入った。
暫く、銃撃戦やら、切り合いが続き、銃弾が鳴りやんだ。
近藤も土方も無事だった。
闘争は激しかった。近藤隊は銃装備していたので、怪我はしたが死者は出なかった。
約時間の戦いであった。
山荘での構想が終わるころには警視庁警察隊が周りを取り囲み、生存者を逮捕していた。
関東睦会と警視庁特別捜査班特任課との戦いはおわった。
関東睦会をせん滅したのであった。
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