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行き倒れの魔王
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「腹……へったな……」
空腹に耐えながら紅い瞳の少年は道端に、今にも倒れそうな様子で木の棒に掴りながら、ふらふらとやっとの思いで立っていた。
もはやそれも限界のようで足はぴくぴくと痙攣を起こしはじめる。
最悪なことに衣服はボロボロ、髪もボサボサ、体は泥だらけなのだが、そんなことを気にする余裕などないほどに少年は疲弊していた。
そんな少年に声をかけてくれる人は誰もおらずただただ、少年はその場で立ち尽くすことしかできなかった。
少しでも前へ進もうと支えにしている木の棒を前へと伸ばす。
「魔王軍最強の司令官だった俺が……こんなところで……」
ぶつぶつと怪しげに呟く少年は明らかに不気味そのもので、心配して声をかけようと近づいてきた人はその不気味さに負けて声をかけずに通り過ぎていった。
「くっそ、下等な人間風情が……俺を見下しやがって……魔力が戻ったら滅ぼしてやる……」
物騒な言葉を口走りながらも、もはや限界と言わんばかりに少年の手から木の棒が離れ、少年自身が地面に転がる。
転がったところで周りの人間は見て見ぬふりで、こちらに見向きもせずに早足で過ぎ去っていく。
少年の黒い髪が風になびく。人間の街の街道のそれもど真ん中で倒れた少年を、誰もが気に留めることなく通り過ぎて行くのを横目に少年は仰向けになって空を見る。
「……あー、限界だ……もう、一歩だって歩けない……」
人間界に来てからと言うもの良い事がなかったことを心の中で嘆きつつ、少年は腹を押さえるだけでこの後自分がどうなるかの想像する。
ここで命つきて、その辺に転がったまま蛆にでも食われて、骨だけになるのかと考えると身ぶるいを起こす。
「魔力も封印されて……歴代の魔王に顔向けできんな……」
人間界で使えるような金もなければ、魔王として君臨していたときの魔力もない。姿だって人間と同じ。巨大な爪も、黄金の二本の角も、美しいと評された光も吸い込んでしまいそうな黒い一対の翼も、今はもはや維持できる魔力もない。
人間を脅して金を取ろうとしたこともあったが、空腹でなにより魔力のほとんどを封印された身では人間の男にも叶わなかった。
「ふざけやがって……」
悪態をつくことで何とか、空腹を紛らわせようとしたが、もはやそれも限界らしい。
「あの……大丈夫……ですか?」
不意に頭上から声がかけられた。ほんわかとした優しそうな声。少年は目線だけを動かして声がする方へと顔を向ける。
そこにいたのは白い髪に自分と同じ赤い瞳のを持つ人間の少女だった。女性らしい豊満な体つきに、慈愛に満ちた優しそうな瞳。誰にも声をかけられなかった少年にはまるで自分を助けるために現れた女神に見えた。
「大丈夫……じゃ、ない……見たらわかるだろ……」
それでも生まれついてしまった性分なのか、悪態をつくことは辞められない。
「そうですよね。とりあえず、こちらをお飲みになってください」
そう言って少女が鞄から取り出してきた水筒を少年に渡すが、少年は手は動かせずに手をぴくぴくと痙攣させるだけに終わってしまった。
元魔王ともなるものが情けない、そう思いつつも少女にそのことを告げるべく口を動かす。
「……手も動かないんだ」
「わかりました。待っていてください」
そう言いながら少女は少年の頭の横に腰をおろし、少年の上体を起こして左手だけで抱える。
「これで、飲めますか?」
少女は水筒を少年の口元に近づける。すぐに水が流れ出してきて、少年の口の中が潤されていく。水を飲み込みながら、少しずつ体に力が戻ってくるのを感じた少年は少女が持っていた水筒に自分の手を近づけて自分で水筒を支える。
「大丈夫そうですね」
少女は少年に向けて笑顔で言うと、少年が自分一人で体を支えることができることを確認してから立ち上がる。白い髪と同じ色のスカートが風に揺られる。
「立てますか?」
風で揺れるスカートを左手で抑えながら少年に向けて手を差し出す少女。その姿に見とれつつも少年はその手に掴るようにして何とか立ち上がった。
――人間の癖に……可愛いじゃないか。
さすがに恥ずかしくて思っても口に出すことはしなかった。
「ああ……」
少年は初めて人間と言うものに感謝をする。今まで人間と言うものを知らずに育った少年ははじめてふれたその指が、その手が、とても尊いもののように感じる。
「なんであんなところで倒れてたんですか?」
人差し指を唇にあてながら首を傾けて聞く少女に少年は苦い顔をしながら言い訳を考える。本当のことを言ってしまうわけにもいかず、ただただその場を濁すためだけに考え付いた言葉を並べた。
こんな人間の街の街道で、実は魔王で魔界を追い出されたんです。などといえば、街の住人に街中引きずりまわされた挙句に殺されるだろう。
いくら魔王だからといってさすがに恐怖を覚える。この状態ではなおのこと自分を守るための魔法もほとんど使えない。
「あぁ……家を追い出されて……」
結局口からでた言葉はそれだった。魔王城を追い出されたのだ、あながち間違ってはいないだろうと思いつつ少女の言葉を待つ。
「そうでしたか。私も先日仕事をクビになったばかりで」
そういう少女は寂しさどころかどこか楽しそうな印象を与えてくれる。職を失ったというのに明るい表情だ。
不思議だな。
「私に協力してくれませんか? 衣食住は保証しますよ?」
そう言って笑いかけながら手を差し伸べてくる少女の手と顔を目で行ったり来たりさせながら、とりあえず手を取ればいいのかと納得して少女の手を握る。
「よろしいのですねっ! それでは、よろしくお願いします」
手を離しながら綺麗にお辞儀をする少女を見なて少年は首をかしげる。人間はここまで簡単に人を信用するものなのかと。
ただ、今後も行き倒れることを考えると少年は少女の提案に乗った方がいいと感じて少女の言葉を快諾する。
さすがに二度と同じような惨めな思いはしたくない。
「よろしく頼む……」
「私はユノ・アルトリーゼ。ユノと呼んでください」
少女の言葉に人間の名前など持ち合わせていないことを思い出しつつ。他にない自分の名前を告げることにした。
「ルシア・ヴァイスライン……ルシアでいい」
「ではルシア行きましょうか」
「お、おい……」
突然手を引かれたことに戸惑いつつ、まだうまく動かない足を何とか動かしてルシアはユノに続く。
「……強引な女だ」
未だに手を引かれながらよろよろと歩く自分の足を見ながら、ふと自分の顔に笑みが浮かんでいることに気がつき慌てて顔を引き締めなおす。
ふと、ユノの腰からぶら下げられているものを見て驚いた。
「ユノ、剣なんて使うんだ?」
意外だなと思いつつもまじまじとユノの剣を見つめる。飾り物などではなく実用性に優れたそこそこの大きさの直剣だ。わずかだが、魔力も感じる。
それに血の匂いが染み付いて取れない。相当使い込まれていることがわかった。
「ええ、私勇者でしたから」
「はっ? えっ?」
ユノの答えにルシアはぞっとした。もしかしたらこのまま見知らぬ地へ連れて行かれ殺されるのではないかと。
「勇者ですよ。これでも、最強といわれていたんですから」
手を握ったままこちらに振り向きながら、空いている手でえっへんと胸を張って笑顔を浮かべるユノに殺されることはなさそうだと安堵を覚えるのと同時に、絶対に魔王だということをばれないようにしようとルシアは誓った。
ユノにばれてしまえばおそらく、殺されるか。無一文で放り出されるだろう。
そんな未来は想像したくない。
手を引くユノの楽しそうな足取りにつられて、ルシアの足取りも軽くなった。
空腹に耐えながら紅い瞳の少年は道端に、今にも倒れそうな様子で木の棒に掴りながら、ふらふらとやっとの思いで立っていた。
もはやそれも限界のようで足はぴくぴくと痙攣を起こしはじめる。
最悪なことに衣服はボロボロ、髪もボサボサ、体は泥だらけなのだが、そんなことを気にする余裕などないほどに少年は疲弊していた。
そんな少年に声をかけてくれる人は誰もおらずただただ、少年はその場で立ち尽くすことしかできなかった。
少しでも前へ進もうと支えにしている木の棒を前へと伸ばす。
「魔王軍最強の司令官だった俺が……こんなところで……」
ぶつぶつと怪しげに呟く少年は明らかに不気味そのもので、心配して声をかけようと近づいてきた人はその不気味さに負けて声をかけずに通り過ぎていった。
「くっそ、下等な人間風情が……俺を見下しやがって……魔力が戻ったら滅ぼしてやる……」
物騒な言葉を口走りながらも、もはや限界と言わんばかりに少年の手から木の棒が離れ、少年自身が地面に転がる。
転がったところで周りの人間は見て見ぬふりで、こちらに見向きもせずに早足で過ぎ去っていく。
少年の黒い髪が風になびく。人間の街の街道のそれもど真ん中で倒れた少年を、誰もが気に留めることなく通り過ぎて行くのを横目に少年は仰向けになって空を見る。
「……あー、限界だ……もう、一歩だって歩けない……」
人間界に来てからと言うもの良い事がなかったことを心の中で嘆きつつ、少年は腹を押さえるだけでこの後自分がどうなるかの想像する。
ここで命つきて、その辺に転がったまま蛆にでも食われて、骨だけになるのかと考えると身ぶるいを起こす。
「魔力も封印されて……歴代の魔王に顔向けできんな……」
人間界で使えるような金もなければ、魔王として君臨していたときの魔力もない。姿だって人間と同じ。巨大な爪も、黄金の二本の角も、美しいと評された光も吸い込んでしまいそうな黒い一対の翼も、今はもはや維持できる魔力もない。
人間を脅して金を取ろうとしたこともあったが、空腹でなにより魔力のほとんどを封印された身では人間の男にも叶わなかった。
「ふざけやがって……」
悪態をつくことで何とか、空腹を紛らわせようとしたが、もはやそれも限界らしい。
「あの……大丈夫……ですか?」
不意に頭上から声がかけられた。ほんわかとした優しそうな声。少年は目線だけを動かして声がする方へと顔を向ける。
そこにいたのは白い髪に自分と同じ赤い瞳のを持つ人間の少女だった。女性らしい豊満な体つきに、慈愛に満ちた優しそうな瞳。誰にも声をかけられなかった少年にはまるで自分を助けるために現れた女神に見えた。
「大丈夫……じゃ、ない……見たらわかるだろ……」
それでも生まれついてしまった性分なのか、悪態をつくことは辞められない。
「そうですよね。とりあえず、こちらをお飲みになってください」
そう言って少女が鞄から取り出してきた水筒を少年に渡すが、少年は手は動かせずに手をぴくぴくと痙攣させるだけに終わってしまった。
元魔王ともなるものが情けない、そう思いつつも少女にそのことを告げるべく口を動かす。
「……手も動かないんだ」
「わかりました。待っていてください」
そう言いながら少女は少年の頭の横に腰をおろし、少年の上体を起こして左手だけで抱える。
「これで、飲めますか?」
少女は水筒を少年の口元に近づける。すぐに水が流れ出してきて、少年の口の中が潤されていく。水を飲み込みながら、少しずつ体に力が戻ってくるのを感じた少年は少女が持っていた水筒に自分の手を近づけて自分で水筒を支える。
「大丈夫そうですね」
少女は少年に向けて笑顔で言うと、少年が自分一人で体を支えることができることを確認してから立ち上がる。白い髪と同じ色のスカートが風に揺られる。
「立てますか?」
風で揺れるスカートを左手で抑えながら少年に向けて手を差し出す少女。その姿に見とれつつも少年はその手に掴るようにして何とか立ち上がった。
――人間の癖に……可愛いじゃないか。
さすがに恥ずかしくて思っても口に出すことはしなかった。
「ああ……」
少年は初めて人間と言うものに感謝をする。今まで人間と言うものを知らずに育った少年ははじめてふれたその指が、その手が、とても尊いもののように感じる。
「なんであんなところで倒れてたんですか?」
人差し指を唇にあてながら首を傾けて聞く少女に少年は苦い顔をしながら言い訳を考える。本当のことを言ってしまうわけにもいかず、ただただその場を濁すためだけに考え付いた言葉を並べた。
こんな人間の街の街道で、実は魔王で魔界を追い出されたんです。などといえば、街の住人に街中引きずりまわされた挙句に殺されるだろう。
いくら魔王だからといってさすがに恐怖を覚える。この状態ではなおのこと自分を守るための魔法もほとんど使えない。
「あぁ……家を追い出されて……」
結局口からでた言葉はそれだった。魔王城を追い出されたのだ、あながち間違ってはいないだろうと思いつつ少女の言葉を待つ。
「そうでしたか。私も先日仕事をクビになったばかりで」
そういう少女は寂しさどころかどこか楽しそうな印象を与えてくれる。職を失ったというのに明るい表情だ。
不思議だな。
「私に協力してくれませんか? 衣食住は保証しますよ?」
そう言って笑いかけながら手を差し伸べてくる少女の手と顔を目で行ったり来たりさせながら、とりあえず手を取ればいいのかと納得して少女の手を握る。
「よろしいのですねっ! それでは、よろしくお願いします」
手を離しながら綺麗にお辞儀をする少女を見なて少年は首をかしげる。人間はここまで簡単に人を信用するものなのかと。
ただ、今後も行き倒れることを考えると少年は少女の提案に乗った方がいいと感じて少女の言葉を快諾する。
さすがに二度と同じような惨めな思いはしたくない。
「よろしく頼む……」
「私はユノ・アルトリーゼ。ユノと呼んでください」
少女の言葉に人間の名前など持ち合わせていないことを思い出しつつ。他にない自分の名前を告げることにした。
「ルシア・ヴァイスライン……ルシアでいい」
「ではルシア行きましょうか」
「お、おい……」
突然手を引かれたことに戸惑いつつ、まだうまく動かない足を何とか動かしてルシアはユノに続く。
「……強引な女だ」
未だに手を引かれながらよろよろと歩く自分の足を見ながら、ふと自分の顔に笑みが浮かんでいることに気がつき慌てて顔を引き締めなおす。
ふと、ユノの腰からぶら下げられているものを見て驚いた。
「ユノ、剣なんて使うんだ?」
意外だなと思いつつもまじまじとユノの剣を見つめる。飾り物などではなく実用性に優れたそこそこの大きさの直剣だ。わずかだが、魔力も感じる。
それに血の匂いが染み付いて取れない。相当使い込まれていることがわかった。
「ええ、私勇者でしたから」
「はっ? えっ?」
ユノの答えにルシアはぞっとした。もしかしたらこのまま見知らぬ地へ連れて行かれ殺されるのではないかと。
「勇者ですよ。これでも、最強といわれていたんですから」
手を握ったままこちらに振り向きながら、空いている手でえっへんと胸を張って笑顔を浮かべるユノに殺されることはなさそうだと安堵を覚えるのと同時に、絶対に魔王だということをばれないようにしようとルシアは誓った。
ユノにばれてしまえばおそらく、殺されるか。無一文で放り出されるだろう。
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