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望亜くんの家
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怒り心頭の麗香さんがスマホを片手に、私たちに詰め寄ってきた。
「説明してもらおうかしら?」
「えーと、その……」
チラリと盛良くんの方を見るが、「任せた」と口パクされる。
ええー、ズルい。
「あんたたち、今、世間から注目されてるって、わかってるでしょ?」
「だ、だからです!」
「え?」
「あの記事のせいで、ケモメンのメンバーの裏の顔は酷いって思われました」
「……それで?」
「その意識がひっくり返った今、アイドルの裏の顔は、等身大の大学生だって、普通の男の子の一面もあるんだって見せるのが有効だと思ったんです」
「……」
麗香さんがジッと、私の目を見てくる。
ううー。勢いで適当なことを言っちゃったのがバレたのかな。
怒られる……。
だが、麗香さんはニコリと笑みを浮かべた。
「へー。意外とちゃんと考えてるのね」
「……え?」
「いい手だと思うわ。現に、SNSでも好意的な意見が多いしね」
「そうなんですか?」
「……見てないの?」
麗香さんに言われて、急いで自分のスマホを出して、SNSを開く。
そして、盛良くんのキーワードで絞って見てみる。
すると、麗香さんの言うように、オフのときも可愛いや格好いい、一緒に遊びたいなんてことも書かれていた。
「5人っていう、人数もよかったわ。これで女性と2人とかだったら、大炎上になってたけどね」
「……よかったぁ」
「あと、あなたもいたのが大きいわね」
「へ?」
「マネージャー公認で遊んでたってことだからね。陰で付き合ってるとかの疑惑が逆に出ないってわけよ。マネージャーがいながら、特定の女の子と付き合う現場を許すわけないからね」
「……」
えっと、今、まさに盛良くんが付き合うのを手伝ってます……。
マネージャー失格ですね、すみません。
「でも、今度からはちゃんと私に相談して。今回はいい方に転がったけど、実際危なかったわよ?」
「す、すみませんでした」
「本当は2時間くらい説教するつもりだったけど、ちゃんと考えてるってわかったから見逃してあげる」
私と盛良くんは顔を見合わせてニコリと笑い合った。
「じゃあ、今日は帰ってもいいわ」
「失礼します」
ぺこりと頭を下げて、盛良くんとドアの方へ歩き出す。
「やるじゃん」
盛良くんがぐしゃぐしゃと私の頭を撫でてくる。
もう、相変わらず乱暴なんだから。
そう思いつつも、ちょっぴり嬉しかった。
そして、ドアに手をかけた時だった。
「あ、赤井ちゃん、ちょっと待って」
「……なんですか?」
麗香さんに呼び止められ、振り向く。
「こうなってくると、望亜が浮くわね」
「……浮く、ですか?」
「圭吾と盛良との写真は出てるのに、望亜と一緒に写ってるのは無いわ」
「あ、確かに」
「別にいいんじゃねーの? 望亜って、よくわからないのが魅力だろ」
「ファンに対してはそれでいいかもしれないけど、マネージャーとしてはどうかと思うのよね」
「……はい、それは私も思ってました。望亜くんだけ、番号知らないですし」
「というわけで、行ってきなさい」
「……どこにですか?」
「望亜の家よ」
電車を乗り継いで30分。
駅から、地図アプリを頼りに、麗香さんから教えてもらった住所へと向かう。
そこは郊外にあった。
大きい、日本家屋だがかなり古い。
恒星寮。
30人の子供を養育している孤児院だ。
……知らなかった。
望亜くんが孤児だったなんて。
望亜くん自身が不思議な感じで、なんていうか夢の住人みたいな感覚だった。
でも、考えてみれば望亜くんも人間なのだ(当たり前だけど)。
住む場所があるはずなのだ。
とりあえず、入り口の方へ向かう。
寮には中庭のような場所があり、10人くらいの子供たちが遊んでいる。
パッと見て、10歳以下が多い。
中には3歳くらいの子供もいた。
「望亜兄ちゃん、こっちこっち」
「……引っ張らないで」
寮の入り口から、望亜くんが出てくる。
4歳くらいの女の子を肩車し、背中には同じくらいの年の男の子がへばりついていた。
そして、そんな望亜くんの手を、6歳くらいの男の子が引っ張っている。
意外に力あるんだなぁ……。
望亜くんって、華奢だからマイクより重い物は持てないのかと思った。
そんなことをぼんやりと考えていると、望亜くんが私の方に気づいた。
「……? 赤井さん?」
「ど、どうも。急に来て、ごめんなさい」
「ねえねえ、このお姉ちゃんだーれ? お兄ちゃんの彼女?」
「……」
肩車している女の子から質問される望亜くん。
しばらく、考えたかと思うと、無表情でサラッと言う。
「そんな感じ」
「違います!」
説明するの面倒くさいから、適当に答えたよね、今?
「私は、望亜くんのマネー……あっ」
「大丈夫。みんなには活動のこと、言ってある」
「そうなんだ?」
なんとなく意外だった。
圭吾くんと盛良くんは周りに隠していた。
だけど、望亜くんはオープンのようだ。
まあ、らしいっちゃらしいけど。
「で、何しに来たの?」
「え? えーっと……仲良くなりに……?」
「……?」
望亜くんがまるでリスのように首を傾げる。
ですよね。
私も、自分で何言ってるかよくわからないもん。
「遊びに来たっていうか……」
「……みんな。このお姉ちゃんが遊んでくれるって」
「ホント!?」
「へ? いや、ちが……」
望亜くんの言葉で、中庭で遊んでいた子供たちが一気に私を取り囲む。
「遊んでくれるの?」
「何して遊ぶ?」
「ねえねえ、何して遊ぶの?」
「遊ぶ、遊ぶ!」
物凄いテンションの高い子供たちに囲まれ、逃げることは不可能だと諦めたのだった。
「説明してもらおうかしら?」
「えーと、その……」
チラリと盛良くんの方を見るが、「任せた」と口パクされる。
ええー、ズルい。
「あんたたち、今、世間から注目されてるって、わかってるでしょ?」
「だ、だからです!」
「え?」
「あの記事のせいで、ケモメンのメンバーの裏の顔は酷いって思われました」
「……それで?」
「その意識がひっくり返った今、アイドルの裏の顔は、等身大の大学生だって、普通の男の子の一面もあるんだって見せるのが有効だと思ったんです」
「……」
麗香さんがジッと、私の目を見てくる。
ううー。勢いで適当なことを言っちゃったのがバレたのかな。
怒られる……。
だが、麗香さんはニコリと笑みを浮かべた。
「へー。意外とちゃんと考えてるのね」
「……え?」
「いい手だと思うわ。現に、SNSでも好意的な意見が多いしね」
「そうなんですか?」
「……見てないの?」
麗香さんに言われて、急いで自分のスマホを出して、SNSを開く。
そして、盛良くんのキーワードで絞って見てみる。
すると、麗香さんの言うように、オフのときも可愛いや格好いい、一緒に遊びたいなんてことも書かれていた。
「5人っていう、人数もよかったわ。これで女性と2人とかだったら、大炎上になってたけどね」
「……よかったぁ」
「あと、あなたもいたのが大きいわね」
「へ?」
「マネージャー公認で遊んでたってことだからね。陰で付き合ってるとかの疑惑が逆に出ないってわけよ。マネージャーがいながら、特定の女の子と付き合う現場を許すわけないからね」
「……」
えっと、今、まさに盛良くんが付き合うのを手伝ってます……。
マネージャー失格ですね、すみません。
「でも、今度からはちゃんと私に相談して。今回はいい方に転がったけど、実際危なかったわよ?」
「す、すみませんでした」
「本当は2時間くらい説教するつもりだったけど、ちゃんと考えてるってわかったから見逃してあげる」
私と盛良くんは顔を見合わせてニコリと笑い合った。
「じゃあ、今日は帰ってもいいわ」
「失礼します」
ぺこりと頭を下げて、盛良くんとドアの方へ歩き出す。
「やるじゃん」
盛良くんがぐしゃぐしゃと私の頭を撫でてくる。
もう、相変わらず乱暴なんだから。
そう思いつつも、ちょっぴり嬉しかった。
そして、ドアに手をかけた時だった。
「あ、赤井ちゃん、ちょっと待って」
「……なんですか?」
麗香さんに呼び止められ、振り向く。
「こうなってくると、望亜が浮くわね」
「……浮く、ですか?」
「圭吾と盛良との写真は出てるのに、望亜と一緒に写ってるのは無いわ」
「あ、確かに」
「別にいいんじゃねーの? 望亜って、よくわからないのが魅力だろ」
「ファンに対してはそれでいいかもしれないけど、マネージャーとしてはどうかと思うのよね」
「……はい、それは私も思ってました。望亜くんだけ、番号知らないですし」
「というわけで、行ってきなさい」
「……どこにですか?」
「望亜の家よ」
電車を乗り継いで30分。
駅から、地図アプリを頼りに、麗香さんから教えてもらった住所へと向かう。
そこは郊外にあった。
大きい、日本家屋だがかなり古い。
恒星寮。
30人の子供を養育している孤児院だ。
……知らなかった。
望亜くんが孤児だったなんて。
望亜くん自身が不思議な感じで、なんていうか夢の住人みたいな感覚だった。
でも、考えてみれば望亜くんも人間なのだ(当たり前だけど)。
住む場所があるはずなのだ。
とりあえず、入り口の方へ向かう。
寮には中庭のような場所があり、10人くらいの子供たちが遊んでいる。
パッと見て、10歳以下が多い。
中には3歳くらいの子供もいた。
「望亜兄ちゃん、こっちこっち」
「……引っ張らないで」
寮の入り口から、望亜くんが出てくる。
4歳くらいの女の子を肩車し、背中には同じくらいの年の男の子がへばりついていた。
そして、そんな望亜くんの手を、6歳くらいの男の子が引っ張っている。
意外に力あるんだなぁ……。
望亜くんって、華奢だからマイクより重い物は持てないのかと思った。
そんなことをぼんやりと考えていると、望亜くんが私の方に気づいた。
「……? 赤井さん?」
「ど、どうも。急に来て、ごめんなさい」
「ねえねえ、このお姉ちゃんだーれ? お兄ちゃんの彼女?」
「……」
肩車している女の子から質問される望亜くん。
しばらく、考えたかと思うと、無表情でサラッと言う。
「そんな感じ」
「違います!」
説明するの面倒くさいから、適当に答えたよね、今?
「私は、望亜くんのマネー……あっ」
「大丈夫。みんなには活動のこと、言ってある」
「そうなんだ?」
なんとなく意外だった。
圭吾くんと盛良くんは周りに隠していた。
だけど、望亜くんはオープンのようだ。
まあ、らしいっちゃらしいけど。
「で、何しに来たの?」
「え? えーっと……仲良くなりに……?」
「……?」
望亜くんがまるでリスのように首を傾げる。
ですよね。
私も、自分で何言ってるかよくわからないもん。
「遊びに来たっていうか……」
「……みんな。このお姉ちゃんが遊んでくれるって」
「ホント!?」
「へ? いや、ちが……」
望亜くんの言葉で、中庭で遊んでいた子供たちが一気に私を取り囲む。
「遊んでくれるの?」
「何して遊ぶ?」
「ねえねえ、何して遊ぶの?」
「遊ぶ、遊ぶ!」
物凄いテンションの高い子供たちに囲まれ、逃げることは不可能だと諦めたのだった。
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