アナザー・リバース ~未来への逆襲~

峪房四季

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Scene8 反転攻勢の狼煙

scene8-3 不鮮明な大義 前編

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 〝ロータス〟所属・アルテミス級時元航行艦・六番艦【アクエケス】

 流線形の艦体と左右に伸びる主翼から魚の様なシルエットを連想させるその艦は〝狩猟と貞潔の女神アルテミス〟という名を冠に〝Answers,Twelve〟から取り戻した自分達の尊厳を守護する力の象徴として悪しき敵を撃つ先槍として、各時代に散らばっていた【修正者】を招集し、急ピッチで体制を整えつつあった。

 艦内を慌ただしく駆け回る者達。
 時折怒号も響くことはあるものの、誰もが自分達の信じる〝正義〟のために奔走している。
 だが、そんな熱意とは裏腹に、人払いがされた艦の一角にある〝本流世界〟へ行くための転移装置室には三人と一人が向かい合う形で冷やかな空気が満ちていた。

「はい、お帰り~~。いやにしても、三万の使い捨て兵を与えられて惨敗とは、ある意味大物だね……ご子息?」

 白衣のポケットに両手を突っ込み咥えたペンをパタパタと振る悠佳は、目の前の円形台座で両手を床に付きゼイゼイと息を吐く和成を見て皮肉たっぷりに出迎えの言葉を投げかける。
 相変わらずの不健康顔は言葉の割には笑み寄りな表情をしていたが、息も絶え絶えな和成を見下し続けるその眼差しは紛れも無く失望の色が浮かんでいる。

「ハァ……ハァ……ち、違ッ! ――うぇッ!? ぼ、僕のせいじゃ……」

 〝ルーラーズ・ビル〟から自分以外の全てを見捨てて逃走した和成。
 せっかく支給された純白の軍服風コートは、恐らく転移装置で回収されるまでの時間稼ぎで街に紛れて逃げ隠れるのに目立ち過ぎると思ったのか脱ぎ捨てられていて、今の和成は黒いインナーシャツに白いズボン姿になっていた。

 ちなみに元々撤収用の座標としては最初にいた別のビルの屋上が指定されていた。
 しかし〝錠〟で〝D・E〟の反応を隠すことを優先して能力が使えない状態ではそこへ戻れるはずも無く、その結果彼が選んだのは「街中なら人がいっぱいいて見つけられにくいだろう」という一般人を巻き込む恐れもまるで気にしない唾棄すべき下策。

 ついでに言えば、そのせいで【アクエケス】側からの回収にも時間が掛かってしまったというどこまでも無様で無能な結果になっていた。

「……和成。お母さん、あなたを少々買い被り過ぎていたかしら? 強力な能力に圧倒的な物量……ここまでお膳立てしてあげたのに、何の戦果も得られなかったというのはどうかと思うわ」

 跪く息子の正面に立ち腕組みをする菖蒲。
 その表情は静かなものだが、薄皮一枚挟んだ内側には明確な怒気がグツグツと今にも噴火しそうに控えていた。

「ち、違うッ!! 僕のせいじゃない!! 全部! 全部七緒が悪いんだ! 僕は上手く連携して戦おうとしていたのに、七緒の奴がデークゥを集結もさせずに自分が一番手柄を取ろうと欲張って一人で突っ込んだんだよッ!!」

 捉えようによっては嘘ではない。
 だが、それもこれも全て自分の愚かさが招いた結果だと言うのに、和成は平然と自分に落ち度はなかったと弁明する。
 そしてその訴えは本気で〝自分は悪くなかった〟と思えているからなのか、毛ほども後ろめたさを感じさせない本気の訴えに見えた。
 しかし……。

「おい……和成? あんた、ふざけるのもいい加減にしなさいよ? あの七緒がそんな馬鹿みたいな真似する訳ないでしょ?」

 菖蒲を挟んで悠佳の反対側に立つ真弥が拳を握り締めこめかみに青筋を立てて和成を睨み付ける。
 司の血液から採取した〝D・E〟の情報を元に強化された四人。
 その中で七緒以外の三人は激しい拒絶反応でとても戦闘に参加出来る状態になかったが、その後悠佳が再度調整を加えたことで、とりあえずはまず真弥が戦闘可能レベルにまで回復したが、奏と千紗は依然として艦内の救護区画で治療カプセルから出られない状態であった。

「どういうつもりよ和成ッ!? あんた……七緒を見捨てて来たの? どうして!? 七緒は……あんたのこと……奏や千紗にどう説明するつもりよッッ!?」

 叫び散らしているのに声は震えてしまっている真弥。
 それもそのはず。自分達四人と和成は相思相愛であり、互いが互いを心から大切にしていると信じていた。

 もし自分が和成と共に出撃して、絶体絶命の状態に陥ったとしたら死ぬ気で和成を守ったはずだ。
 ひょっとしたら七緒もそうしたのかもしれない。しかし、和成は開口一番今回の敗走の原因は全て七緒にあるかの様な言い草。
 心から愛した男のあまりに下劣な姿に、真弥は激怒と絶望で感情がグチャグチャになっていた。

「ねぇッ!? 答えなさいよ和成ッ!! あんた一体どうしちゃ――」

「うるさいなッ!! 肝心な時に動けなくなってたくせに偉そうなこと言うなよッ!! よくもそんな口が利けるよね? 僕の前でお前らが何の役にも立たなかったのはこれで三回目だ! 少しは責任を感じて反省してるならまだしも、今回初めて戦闘に出た僕を罵倒するとかどういう了見だよッ!?」

「なッ!?」

 じゃあ何で戦闘部隊長なんて大任を引き受けた?
 出撃前のあの自信に満ち溢れた顔はなんだったんだ?
 怒りが湧き上がる……だが、あまりにも身勝手な和成の言葉で逆に気勢が削がれてしまう。

 なんだこの男は? 彼は本当に自分が愛した男なのか?
 失望の一言で終わらせれる落差ではなく、真弥は怒哀のどちらにも心の針が降り切れない困惑状態になってしまう。
 だが、そこで……。

「なるほど、そういうことだったのね。初陣であるあなたをサポートするためにいるはずの七緒が独断行動に出てしまっては、あなたもどうしていいか分からず本来の力が出せないわよね」

「……え?」

「――ッ!? そ、そうなんだよ母さん! ぼ、僕も必死に状況を立て直そうとしたんだ!」

 パンと両手を合わせて笑みを浮かべた菖蒲に、和成は飛び付く様に自己弁護の声を高め始めた。
 しかし、そんな一変する菖蒲の態度は、和成の度を越した自己肯定以上に隣にいる真弥を唖然とさせる。

(何言ってんのこの人? こんなの、もう自分の息子だから庇うとかってレベルの話じゃないわよ?)

 明らかにおかしい。
 引退して久しいとはいえ、菖蒲は最初期の【修正者】大隊長を務めていた現場人だ。
 戦場の感覚だってまだ身に染み残ってはいるはずであり、あの七緒が和成の言う様な愚かな行為に及ぶはずがないことくらい分かるはずだ。

(でも、それを言えばそもそも能力に目覚めたとはいえ、いきなり和成を前線に出しているだけでどうかしてる。この人……一体何を考えているの?)

 不審の目を菖蒲に向ける真弥。
 しかし、そんな視線を知ってか知らずか、菖蒲は和成に歩み寄り手を伸ばして彼を起き上がらせる。

「まぁ、あなたの場合今回はあくまで慣らしだったものね。七緒が死んだのは痛手だけど、戦場での冷静な判断力が売りだった彼女がそれを失ったのならば遅かれ早かれ結果は見えていたわ。でも大丈夫、まだまだ優秀な【修正者】はいるから挽回の余地は十分にあるわ。気持ちを切り替えましょう、和成。とりあえず一旦休みましょうか」

 菖蒲は和成の肩に手を置き和成を歩かせる。
 だが、その聞き捨てならない言葉に当然真弥は菖蒲と和成の進路を遮る。

「待って下さい……どういうことですか? まるで七緒の代わりなんていくらでもいるみたいな……七緒は現【修正者】でも絵里義姉様に次ぐトップクラスよッ! 代わりなんていないわ! それに〝死んだ〟って何よッ!? 何でそう決め付けるのよ!? まさか、救出作戦も行わないつもりですかッ!?」

 彷徨っていた心の針が完全に怒り側に振れた。
 目を見開き肩を怒らせて菖蒲に食って掛かる真弥。
 しかし、菖蒲は全く動じることなくサラリと言い返す。

「真弥……あなたは状況を認識していないの? あなたが言うそのトップクラスの七緒はもうここにはいなくて、副隊長である奏はまだ治療カプセルからも出れない状況。つまり、今後はあなたが戦闘部隊の要になるのよ? もう少し広い視野を持って貰わないと困るわ」

「なッ!? あ、え? い、いや……それは……」

 単純な序列の話。
 真弥自身が口にした現【修正者】の最上位格にいる七緒が率いた小隊の三席である真弥に求められる今後の責任は確かに重要だ。
 これまで七緒と奏が上に居てくれたからこそ、真弥は難しいことを考えず自分の戦闘力を発揮することだけ考えていればよかったが、これからはそうも言っていられなくなる。

「その通りね。冷静に考えてごらんなさい真弥。今回はあくまで奇襲だったけど、もう二度は通じないと見た方がいいわ。敵もきっと相当警戒を強めている。そんな敵陣内部で倒された生存の見込みがほぼ無い七緒に救出部隊を向かわせるなんてそれこそ部隊は無駄死にだわ」

 悠佳の言葉に声を詰まらせる真弥。
 一体何を考えている?
 そもそも素人隊長の奇襲の時点で正気を疑うレベルなのに、なんで今更そんな慎重論を持ち出す?

(訳分かんない……この二人、一体何を考えているのよ?)

 支離滅裂な上官二人の思考が全く読めない。
 ただでさえ頭脳労働が苦手な真弥にとっては、こんな状況こそまさに頼りにする七緒と奏が隣にいなくてどうしていいか分からなくなってしまった。

「真弥……あなたとは後ほど話をする必要があるわ。一時間後に私の執務室へ来なさい。以上よ、下がっていいわ。悠佳、私は和成を部屋に連れて行くわ。あとはお願いね?」

「はいはい~~了解しましたよ、艦長」

「…………り、了解……しました」

 咥えたペンを横振りする悠佳と、言葉が続かず渋々道を開ける真弥。
 そんな二人の間を抜けて装置室を出て行く菖蒲と和成。
 そのすれ違いざまに見た和成は、さっきまであれほど大声で自己弁護をしていたくせに、急に憔悴した様な雰囲気で周囲の同情を誘う様な俯き顔になっていた。

(なんなの……私、どうすればいいのよ……?)

 両手を握り締めて床を見ながら立ち尽くす真弥。
 そんな彼女を横目に悠佳は軽く肩を竦めて苦笑を漏らし、いそいそと自分の研究室へと去って行き、真弥は一人取り残されてしまった…………。

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