アナザー・リバース ~未来への逆襲~

峪房四季

文字の大きさ
上 下
78 / 136
SceneN 七緒の懺悔

sceneN-5 あったかもしれない過去

しおりを挟む

「なんだよ、そんな汚ぇ所に座って……うわぁ服汚れてんじゃん。ったく……空いてる部屋にでも忍び込んでればよかったのに……」

 少しかつての自分に立ち返ってみる気持ちにでもなったのだろうか?
 歩み寄って来た司の雰囲気はごくごく普通の大学生だった。

「あぁ……あ、ぁ……」

 ボロボロの泣き顔で司を見上げる七緒。
 しかし、司はそんな彼女には目もくれず、かつて自分が住んでいた部屋の前に立つ。
 少し感覚を尖らせて中が空き部屋だと見抜くと、司はそのドアノブを握り少し引っ張りながら回す。


 ――ガキィンッ!!


 防犯だなんだと騒がれるこのご時世に有り得ないボロ扉はあっさりと開いてしまった。
 無論、司は〝D・E〟による強化された筋力など使ってはいない。

「くふッ、コツなんだこれ……笑えんだろ? ほら、入るぞ」

「え? あ、ぁ……は、はい」

 あまりに普通な司の態度。
 いや、寧ろ上機嫌と言っていいくらいの様子に、七緖は拍子抜けしながらも言われるがままに立ち上がり後に続く。

 そして、入ると同時に感じる鼻に付くカビ臭さ。
 埃も酷いが、たとえしっかり掃除をしたとしてもおおよそ一般の生活水準に慣れた人には耐え難いであろう劣悪な空間。
 恐らく、罪を犯して刑務所に入った方がまだ幾分かまともな生活が出来るんじゃないとさえ思えてしまった七緒だが、その目の前で司は慣れ親しんだ様子で窓を開けて空気を入れ替えながら、窓枠に座りビニール袋の中を漁り取り出したおにぎりを頬張る。

「あむッ、むぐむぐ……おまへお前あへふぁらなひひへはあれから何してた? んぐッ! やけにパトカー走り回ってたけど……あむッ」

 窓から外を眺めながら、部屋の真ん中に立つ七緖には目を向けず司は尋ねた。
 もしかしたらかつてもこうしていたのかなと、七緖は部屋の真ん中に立ち尽くしながら司の背中を見る。

 景色などロクに見るモノもない。
 目の前には大きなマンションの壁面があり、窓を開けているのに開放感などまるでなく、一日洗濯物を干していてもきっと生乾きになってしまいそうな澱みを感じる。
 ここは……まさに人間のゴミ箱だった。

「い、一時前くらいには……ここに。あとは、ずっと……」

「はぁ? つまんねぇ時間過ごしたな……俺は色々行って来たぜ? 大学も、バイト先だったコンビニも、街もブラブラして昔関わった所には全部行って……満足した」

 スッと司が身体を回し、七緖に正対する。
 その目は……血色の渦を描き輝いていた。


「俺にはまともな人生を生きる資格もあったんだ。それが分かってよかった……もう、


「――ッッ!?」

 〝ルーラーズ・ビル〟での戦闘の時とは違い、司は〝D・E〟の第二階層を使ってはおらず、ただ七緒が自ら弛緩して、床が抜けた様にその場にへたり込む。
 そして、再びその目に涙が溢れ始めた。

「あッ……あぁ……ああああぁぁ……あ、あああぁぁぁ……」

「……フッ」

 司は立ち上がって七緖の前に歩み寄り、しゃがんで七緒の頬に手を当てる。

「おかげで色々吹っ切れたよ。今なら人だって簡単に殺せそうだ。まぁ、別にそんな趣味は無いから好き好んでやろうとは思わないけどさ。でも、これで俺はもっと〝Answers,Twelve〟として生きて行ける。ありがとな……

 司は七緖の頬を撫でてから指先で目尻に滲む涙を拭ってやる。
 それは、これ以上に無いほど渾身の当てつけ。
 あの優しげで暖かな笑みの司と今目の前にいる残虐で凍える様な笑みの司。
 その対比が、そのまま自分達がして来た愚かな行為に証明。
 もはや七緒にこの事実を受け止め切る余力はなかった。

「うぁあ……あッ、あああああああああぁぁッッ!! ごめん……な……さいッ! ご、ごめッ……ごめんなさいぃぃッッ!!」

 それはまるで子どもの様な泣き方だった。
 目を閉じ口を開け、両手も下がった本当にただただ泣くことしか出来ない姿。

「ごめんなさいぃッッ! ひ、酷いこと……してッ! あぁッ! あああぁぁッ!! ご、ごめんなさいぃぃッッ!!」

 号泣しながら泣き詫びる七緖。
 当然謝って済む話ではないのだが、七緒には謝ることしか出来ない。
 何度も何度も謝る。声が枯れるまで何度も謝り続けた。

 しかし、司は何も言って来ない。
 七緒は目を開き、その涙で歪んだ視界の中に司を見る。
 冷めた無表情をしていていた司は、七緖が目を開いたのを見計らい手を伸ばして来た。

(殴られる!)

 思わず目を閉じて身を強張らせてしまう七緒。
 しかし、それは彼の当然の権利。
 自分はただ一方的に恨みをぶつけられなければならないと覚悟した。
 だが……。


 ――トン!


「……え?」

 固い拳が飛んで来ることを想像していた七緒が唖然とするほど、優しくその頭に置かれる司の手。
 そして、優しく撫でられるその感触に再び目を開いた七緒が見たのは〝温かい〟とは言い難いが、少なくとも〝優しい笑み〟に分類される表情をした司の顔だった。

「え? な、なん……なんで……?」

 殴られると思った。
 罵詈雑言を叩き付けられると思った。
 しかし、添えられた手は緩やかに泣きじゃくる七緒を落ち着かせる様に静かで、七緖は司の心境がまるで読み取れず震えながら尋ねた。

「なんで? あぁ、怒られると思った? ははッ……あんまり安く見るなって」

 司はニッコリと笑う。
 それはもう優しい笑みと言ってもいいくらいに穏やかだ。

 外はまだ西日が明るい。
 だが、ゴミ箱に日を当ててやる意味も無いとばかりに日照権を奪われたボロアパートは、すでに薄暗くなり、照明も付いてないその部屋で、司はゆっくりとまるでキスをするかの様に七緒へ顔を近付けた。


「俺の標的はあくまで〝ロータス〟だ。それにただ従うだけだったお前みたいな末端に当たり散らしたところで意味なんてないし、そんなみっともない真似……恥ずかしくて出来るかよ」


「…………」

 みっともない真似。
 それはそのまま七緒達を差した言葉だ。
 〝Answers, Twelve〟に勝てないから起源体という絶対的に優位に立てる過去人を狙う卑劣な手段。

 元一般人である司の感覚ではその行為はもはや恥。
 人間になりたかった奴隷上がりの自分達がやって来たことは、そんな一般人が忌避するほどに無様で恥知らずな行い。

「……あ、ぁ」

 これまでして来た普通の人間を目指して来た努力を全否定されて七緖の瞳から光が消える。
 だが、それを憤ることなど出来ない。こうして今目の前にいる司が自分に対して怒りに身を任せて責め立てて来ない以上、もう彼女の中で司は自分よりも遥かに高貴な存在になってしまった。

「あぁ……あぁ……ご、ごめ……ん……なさい。私が……間違って、ました」

 虚ろに謝罪を繰り返す七緒。
 すると、司はまた七緒の頭を撫でた。

「もういいよ……お前、昔俺のこと蹴らなかったし、本当は〝ロータス〟に従うことが嫌だったんだろ? 自分の信じる正義に従えば、本当は俺を地獄に突き落として嬲りたくはなかったんじゃないか?」

 優しく理解を示して来る司。
 その言葉に七緒の目尻がトロンと下がる。
 このままその認識でいて貰えれば自分の中の罪悪感も薄まるかもしれない。
 だが……。


「ち、違う……違います。私……本当は、私……あなたを痛め付けて、ざまあみろって……楽しんで……ました」


 今なら分かる……自分はこの大義もない生殺しを楽しんでいた悍ましい外道だ。
 状況の理解もままならない者を勝手に悪党へ仕立て上げて、一方的に見下して悦に入っていた。
 自分はその圧倒的優位に自惚れていた。この事実を認めない訳にはいかない。
 司をゴミだカスだと言っていたが、実際は自分の方が遥かに穢れたゴミだったのだ。

「私は最低のゴミです。みっともない自己肯定で、あなたを笑って踏み躙っていた生きる価値の無い醜悪です……ご、ごめん……なさ、い」

 司の手で頭を撫でられていることにさえ後ろめたさを感じ、七緒は埃で汚れた畳に手を付き額も押し当てて心から謝罪する。

「ごめんなさい……ごめん、なさい……全部……全部私達が間違っていました。あ、あなたは……何も悪くないのに、私達の、せいでぇ……ごめん、な……さいぃ……」

 再び溢れ出す涙……もう自分はどうしたらいいか分からない。
 いっそ、今ここで殺されてしまう方がどれだけ楽か。
 でも、自分が救われたいからと目の前の彼に手を汚させるのも烏滸がましい。
 だからもう、七緒にはひたすら謝ることしか出来なかった。


「許してやるよ……ちゃんと謝ったからな。とりあえず、お前と俺との間ではこれで手打ちだ」

「え? ――あッ!?」


 あまりにも呆気無い許し。
 それに戸惑い頭が浮いた瞬間、司は七緒の身体を引き起こして顔を合わさせて来た。

「それで? これからどうするんだ? お前が〝ロータス〟に戻りたいってんならそれでも構わないぞ?」

「――ッ!?」

 七緖は顔を見つめる司。
 その口元には、

(ひ、酷い……分かってて言ってる。わ、私が……次に、なんて言うか……この人、分かってる)

 思わずゾクリと身が震えた。
 自分の胸中を完全に見透かされている。
 しかし、七緒にはそれが自分の全てを包み込まれている様な感覚がして、脳の奥がビリビリと痺れていくのを感じ、気付けば頬が緩んでいた。


「い、いやぁ……です。私……もう、偽善者に……戻りたく、ありません。お、お傍に置いて……下さい。私を……あ、あなたの召使デーヴァにして……下さい」


 後戻り出来ないことを言おうとしている。
 だが、堪えられず七緒は前のめりに司に身体を委ねてしまう。
 不味い……このまま曉燕の時の様に優しく抱き締められでもしたらもう自分は戻れない。
 強くて逞しくて、その上こんなにも慈悲深い大きな器を持つ胸に抱き止められてしまったら、もう自分は……。


「あッ!」


 司の両腕に包まれ、その胸に顔を埋めてしまった七緒。
 全身から一瞬にして全ての力を奪われてしまった様に身体が弛緩してしまう。

「フッ……いいのか? 俺の傍にいたいなら、もう二度と逆らうことは許さねぇぜ?」

 顔を見なくても分かる。
 きっと今、司は邪悪に笑っている。
 自分を首尾よく手中に取り込めた愉悦の笑みを浮かべているはずだ。
 しかし……。

「あぁ……あぁ……い、いいですぅ。好きに……私を好きにして、下さいぃ……」

 自分の矮小さを感じつつそれ以上に司の大きさを感じて七緒はもう抗えない。
 愚かなくせに並の人間より遥かに強い力を持ってしまっている自分は、このお方に管理されている方が世のためだ。

「俺に命じられたら何でもするのか? 言っとくが俺の手駒として〝ロータス〟とも戦わせるぞ?」

「は、はい……何でも、し……ますぅ。だって……私より、あなたの方が正しい。だから、あなたの言うことに、従う方が……正解だからぁ……」

「よし……いい子だ」

 司はさらに七緒を抱き寄せてまた頭を撫でる。
 その感触にいよいよ七緒の身体はドロドロにトロけていった。

「ふぁあぁぁ……あぁ、ら……らめぇ……あ、あぁぁぁ……」

 七緒はまるで夢見心地だった。
 司の何気ない一言が安易に七緒のを叶えてしまった。

(〝いい子〟って言われた……言って貰った! そうなの、私……〝いい子〟になりたかったの! いい子になって、普通の女の子として生きたかったの!!)

 奴隷なんて言われず、普通の一般人となって自由に生きたかった七緒。
 普通に社会の一員として生きていていい〝いい子真人間
 だが、自分の行いはあまりにも下劣で醜悪なモノだった。

 もうダメだ。
 自分は一生〝いい子〟にはなれない。
 そう思っていたのに、一番の被害者である司がそれを許してくれた。
 彼の下でなら自分は〝いい子〟でいられる。

「あぁぁ…………ぁ、あああぁぁぁ…………」

(ダメだわ……私、もう逆らえない。この人の物になるの、止まんない……♡)

 七緒の手が司の腰に回る。
 その胸に顔を埋めていると、全身がトロけてしまうほど安心してしまう。
 彼はこれまで自分を物として扱って来た者達とは明らかに違う。
 以前そう思えていた男は化けの皮が剥がれてしまったが、この男は表も裏も無く圧倒的な強者。

「あぁぁ……あぁぁ……何でも、命じてくらひゃい♡ わ、わらひぃ……何でも、従い……ますぅ♡」

 厚かましいとは思う。
 彼に味合わせてしまった苦しみを償わないとも分かっている。
 だが、そのために彼の所有物となる未来に、七緒の心は悦んでしまいもう自分では止められなかった。

「あのぉ……もう、私……あなたの物ですぅ。だ、だから……これからは、つ、司様って……呼ばせて頂いても、いいですか?」

 前の男に強いられたことをさっさと上書きしてしまいたく、司の胸から上目遣いにおねだりする七緒。
 その慎ましいのか欲深いの分からぬ頬を赤らめた物欲しげな眼差しに、司はたっぷりと嘲笑を含ませて見下ろしてやる。

「ククッ! 本当に安い女だな。もう俺に陶酔してんのかよ? あぁ、いいぞ。お前のそのも俺で最後にしてやる。俺にだけ仕えろ……七緒」

 まるで犬か猫でもあやす様に顎下をくすぐってやる司。
 自分を殺そうとしていた者の無様な堕ちザマに歯を剥いて悪辣に笑い見下ろしてやるが、七緒には〝自分だけを見ていろ〟とも言えるその逞しい言葉にすっかりメロメロだった。

「んぁあ……♡ ふ、ふぁいぃ♡ わ、私……もう、一生……司様だけに、従いますぅ♡」

 壊れた心を強引に埋められてしまった七緒。
 歪んだその心は、もはや愚かな自分の善悪基準ではなくもう全てにおいて司を基準とした価値観に従うと開き直り、彼に〝いい子だ〟と言って貰えることだけを生き甲斐とする従僕としての人生を受け入れてしまった…………。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【なろう430万pv!】船が沈没して大海原に取り残されたオッサンと女子高生の漂流サバイバル&スローライフ

海凪ととかる
SF
離島に向かうフェリーでたまたま一緒になった一人旅のオッサン、岳人《がくと》と帰省途中の女子高生、美岬《みさき》。 二人は船を降りればそれっきりになるはずだった。しかし、運命はそれを許さなかった。  衝突事故により沈没するフェリー。乗員乗客が救命ボートで船から逃げ出す中、衝突の衝撃で海に転落した美岬と、そんな美岬を助けようと海に飛び込んでいた岳人は救命ボートに気づいてもらえず、サメの徘徊する大海原に取り残されてしまう。  絶体絶命のピンチ! しかし岳人はアウトドア業界ではサバイバルマスターの通り名で有名なサバイバルの専門家だった。  ありあわせの材料で筏を作り、漂流物で筏を補強し、雨水を集め、太陽熱で真水を蒸留し、プランクトンでビタミンを補給し、捕まえた魚を保存食に加工し……なんとか生き延びようと創意工夫する岳人と美岬。  大海原の筏というある意味密室空間で共に過ごし、語り合い、力を合わせて極限状態に立ち向かううちに二人の間に特別な感情が芽生え始め……。 はたして二人は絶体絶命のピンチを生き延びて社会復帰することができるのか?  小説家になろうSF(パニック)部門にて400万pv達成、日間/週間/月間1位、四半期2位、年間/累計3位の実績あり。 カクヨムのSF部門においても高評価いただき80万pv達成、最高週間2位、月間3位の実績あり。  

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜 

八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。 第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。 大和型三隻は沈没した……、と思われた。 だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。 大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。 祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。 ※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています! 面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※ ※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー

黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた! あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。 さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。 この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。 さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

処理中です...