1 / 136
Scene1 埋もれた弱者
scene1-0 流浪の汚染者
しおりを挟むXXXX年。
資源に乏しい島国ながら、応用技術で高い世界地位を確立する先進国。
そんな国の首都は、ある日一夜にして無残な火の海となっていた。
「誰か……誰、か……助け……――」
崩れたビルの瓦礫に爪先から胸元まで埋もれた男が悲痛な呻き声を上げ、虚空に彷徨わせていた手を地面へ落としてこと切れる。
あまりにも哀れで残酷な死。
だが、それも仕方ない。
何故なら周囲には、この男と同じ様に来る当ても無い救いをただひたすら懇願し続けた末に、哀れな骸を晒す者達で溢れ返っていた。
状況は皆同じ。
誰一人、他人を助ける余裕など無かった。
「ママぁッ! ママぁぁ――ッ!! ……あ」
ぬいぐるみを引きずり泣きじゃくる幼子の上に崩れたビルの残骸が無慈悲に降り注ぐ。
風の速さで駆け付け、強靭な腕でそれを受け止めて幼子の危機を救う正義のヒーローなどいない。
どこまでも残酷な破滅の現実、老若男女を問わない死屍累々の惨状。
まともに形を残した建物は殆ど無く、皮肉にはいつもより広く見える空は無数の黒煙で焦がされる。
ひっくり返り炎上する車などまだ生優しい。乱立する傾いたビルの四~五階辺りに突き刺さった大型トラックや自衛軍の装甲車等がこの惨劇の異常な暴虐さをより表現している。
「くそ……よく、も……」
捲れ上がったアスファルトの舗装路。
その裂け目に血の滝を彩る一人の男が倒れていた。
赤いボディスーツにフルフェイスのヘルメットを被り、割れたブラックスモークの星形バイザーから覗く顔面は鮮血に染まっていて、この男の命ももはや風前の灯火なのが容易に伺える。
「み、みんな……」
男は流血に涙を混ぜる。
赤いスーツの男の周りには、同じデザインをした青と緑のスーツを纏った男性達が倒れていた。
さらに黄色と桃色のスーツを纏う女性達が二人折り重なる様に倒れていて、四人ともすでに息は無かった。
彼ら五人は、地球を爆発させて自分達を称える新たな星座を作ろうと目論む悪逆非道な宇宙生命体〝アザトス〟から、地球を守るためにやって来た天体戦士〝流星戦隊・コスモレンジャー〟
アザトスの野望を防ぐため、彼らは流れ星に乗りこの星へ降り立った。
そして五人は、天文学者を目指す心優しい少女――〝月見夜空〟との数奇な出会いから彼女の協力を得て、地球に惑星爆弾を仕掛けようとするアザトス達と日夜地球の存亡を掛けた戦いを続けていた。
しかし、そんな夜空に瞬く星の様な可憐な笑みで自分達に協力してくれていた少女も、コスモイエローとコスモピンクの挺身も虚しく二人の腕の中で静かに息を引き取っていた。
「く、くそ……夜空、すまない……」
長い戦いの末に形勢は優位だった。
困難な強敵に一時は全滅の危機に瀕したが、夜空の清き心が五人のスターソウルを覚醒させて、あとはアザトスの女首領・ジャネシスを倒せば地球に平和が蘇るはずだった。
しかし、そんな最後の戦い。
ジャネシスとの直接対決の最中に突如一人の男性が割り込み、彼らの前でジャネシスは一瞬でバラバラに切り裂かれ惨殺されてしまった。
そして、その謎の男はそのまま今度はコスモレンジャー達を薙ぎ払い、さらには無差別に街を破壊してしまったのだ。
「ぐはっ!? ゲホッ、ゴホッ! く、くそ……なんなんだ? あの男は……」
赤黒く塗り潰されてゆく視界に仲間達を捉えながら口惜しさに呻き泣くコスモレッド。
徐々に全身の痛みを感じなくなり始めていて、死がすぐ間際に迫っていると分かる。
するとそこで耳に届く微かな足音。
コスモレッドは鉛がのしかかっているかのような首を上げて、仲間達が倒れているさらにその先へ目を向けた。
「おや、まだ生きていたのかい? あぁ……これは悪いことをしたね。余計な苦痛を与えるつもりはなかったんだ。今楽にしてあげるよ……この世界の正義因子君」
コスモレッドの視線の先には、街と命が焦げた臭いを含んだ風に黒いコートと白のストールをなびかせ、コートに合わせた黒い中折れ帽子を片手で抑えるこの惨状を生み出した張本人の男が立っていた。
背は高い方だが、コートの上からでもあまり筋肉質的な身体をしている様には見えない。
さらに、帽子を押さえるその手は少々インドアが過ぎると思わざるを得ないほどに色白でひ弱さすら感じさせる。
「君達はよくやっていた……人々が想像する〝正義〟を簡潔明瞭に体現していたね。本当にご苦労だったよ」
低く落ち着いた声色と丁寧な言葉遣いが一見紳士さを感じさせるものの、その実途方も無い高みから自分以外の全てを見下している様なニュアンスも感じる。
コスモレッドには、もう指一本動かす力も残っていない。
だが、せめて……この男の正体だけでもと喉奥から溢れる血混じりに問い質す。
「ごはッ!? う、ぐぅ……お、お前は……何だ? い、一体……何が、目的なんだ?」
「ん? いや、君達が気にする必要は無い。だが、こうして死に際に立ち会ったのも何かの縁。少しだけ教えてあげよう。君達がアザトスを倒して地球に平和が訪れたら、そこの少女に連れて行ってあげると約束していた〝正義惑星・ジャスティピア〟なんて星は存在しない。全て自然生成された勝手な設定だ」
「なッ!? なんでお前が俺達の母星の名を知っ――ぶぇあぁッ!?」
コートの男がかざした手を握ると、コスモレッドのヘルメットが内側から〝パァン〟という音を立てて一瞬首から上が跳ね上がりすぐにガクリと下を向く。
そして、割れたバイザーから悍ましいほどの血肉が滴り落ち、そのヘルメットの中がどうなってしまったのか恐ろしい想像をさせる。
「ふぅ……無理矢理造られた世界に踊らされる命というのは何度見ても気の毒なモノだ」
こと切れた戦士達の亡骸を眺めながら男は深い溜息をつき、肩を竦めながら片手を胸元に添える。
哀悼の意を示しているような仕草だが、帽子の鍔から覗く口元には明らかにあざ笑いの弧が描かれていた。
すると、そんな彼の背後に瓦礫の欠片が落ちる音がした。
「汚染完了ですね、良善さん。こっちも片付けて来ましたよ」
鈴を転がした様な華奢な声が背後から響き〝良善〟と呼ばれたコートの男は、今度はうんざりとしたニュアンスの溜息を吐きながら振り返る。
「紗々羅嬢……いい加減にしてくれ。いつも言っているじゃないか? 私のことは〝博士〟と、呼んでくれと……」
良善が帽子を脱ぐ。
少し白髪が混じった短髪。
彫りの深い顔立ちは良い歳の取り方をしたダンディズムを感じさせ、中折れ帽にコートとストールを合わせたマフィアコーデともマッチして実に着こなせている。
ただ、どうやら自分の名前は気に入っていないらしく、眉をハの字にして苦い表情をしていた。
「うふふ……だって、その名前呼びにくいんですもん。それに――〝良善正志〟とても素敵なお名前じゃないですか♪」
鈴の声の主は和服を纏う幼い少女――〝宇奈月紗々羅〟
背丈だけを見れば十代前半、黄色い陽差し帽に赤いランドセルを背負っていても、さほど違和感は無いであろう可愛らしい童顔。
しかし、茜色をベースに舞い散る紅葉をあしらった着物を纏い、艶やかな光沢のある薄茶色の髪をアップスタイルにして赤い珠の付いた簪を刺したその出で立ちには不思議な成熟さも感じさせる。
そして、その背丈よりも遙かに長い鍔無し白木仕立ての太刀を背中に携えることで、得体の知れない不気味さが表現され、総じて見る者に彼女を〝危険〟と結論付けさせる。
「それにしても、あぁ……良い眺め♡ 久し振りの滅亡の香りが心地良いわ♪ 正義感に溢れた素敵な世界が滅茶苦茶に壊れた光景は、やっぱり風情がありますよね。あ、そうだ! 忘れない内にこれ渡しておきますね」
黒煙が上がり崩壊した街並みをうっとりと目を細めて眺めていた紗々羅は、懐からカラフルなピンポン玉大のガラス玉を四つ取り出して投げ渡すと、良善は器用にそれを片手で受け止めて掌でコロコロと回し遊ぶ。
「うむ、ご苦労様だ。相変わらずスマートな仕事で……ん?」
良善は掌で回していたその玉を指の間へと挟み、まだ燃え盛る街の炎に透かしかざす。
その玉の中には全身ズタズタに痛め付けられて気を失い、両手を縛られて吊された四人の少女らしき姿があった。
「これはまた……随分と手荒く叩きのめしたね?」
「くふふ♪ だって結構ご無沙汰だったんですもん。たまには抜いてあげないと私の白鞘が錆付いてしまうわ」
口元に指を当て小首を傾げて可愛らしく笑う紗々羅。
対する良善も「まぁ、別に構わないがね」と苦笑を浮かべ、その四つの玉をコートのポケットに仕舞う。
すると紗々羅はピョンピョンと瓦礫を飛び渡って良善の隣に並んで来た。
「それにしても……なんですか? このカラフルな全身タイツのヘルメット達は?」
「おや? 紗々羅嬢は知らないのかい? こういう色分けされたグループが〝何々戦隊〟やら〝何々ジャー〟と名乗り、何故か無償で命を懸けて人々の平和を守るのが、老若男女を問わず非常にポピュラーな〝正義の味方〟のイメージなのだよ?」
穏やかに語る良善だが、その顔は酷く見下した皮肉たっぷりの冷笑を浮かべている。
ただ、紗々羅の方はより露骨に肩を竦めて背負った太刀を鞘ごと手に取り、コスモレッドの亡骸をまるで虫の死骸でも見るように突き鼻で笑う。
「へぇ~、これがねぇ……残念ながら私には響きませんね。手垢に塗れた勧善懲悪を地で行く輩には辟易します。そもそも私はそういうのを斬り倒す側だし♪ で? そんな〝正義の味方様〟が幅を利かせる〝この世界〟がこうして滅亡したことで〝あっちの世界〟に影響が出るんですか?」
「あぁ、因子が死んだこの〝正義の側流世界〟は直に腐り果てる。その穢れが流れ込むことで〝本流世界の正義〟がより脆弱になっていく。まぁ、あまり我々に意味がある話ではないが、こいつらの自己満足を否定してやる意味ではなかなか愉快だろう?」
コートのポケットに入れた先ほどの玉をカチカチと鳴らす良善。
その笑みに紗々羅もクスクスと笑って同意し、二人は並んで歩き出す。
「あ、そういえば雅人君から連絡がありましたよ。そろそろXデーだから例の彼を確保しに行くだそうです。私達が帰る頃には準備を済ましておいてくれてるんじゃないかしら?」
そんな紗々羅の言葉に、自分が招いた地獄の様な周囲の惨状をまるで景勝地の様に眺めながら歩く良善の顔が含み無く明るい表情に変わった。
「おぉ、そうだそうだ! じゃあすぐに戻るとしよう。雅人一人に任せておくのもまだいささか不安だし、それに彼は早く保護してあげなくてはね。もし【修正者】が初志貫徹出来ず先走って襲い掛かれば、今の彼ではひとたまりもない。彼の身に万が一の事があっては…………ん? なんだね?」
紗々羅が何とも言えぬ生温い視線を向けて来ていることに気付き、良善は憮然とした顔になる。
「やっぱり面倒見の良いお方♪ 名前負けしてない善行者さんですね?」
「……よしてくれ」
良善は帽子を深めに被り直し、紗々羅と並んでその場を歩き去る。
コートと和服の裾が風になびき、その二つの背中が一瞬舞い上がる砂埃に覆われると、次の瞬間にはその姿は影も形も無く消えてしまっていた…………。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
【なろう430万pv!】船が沈没して大海原に取り残されたオッサンと女子高生の漂流サバイバル&スローライフ
海凪ととかる
SF
離島に向かうフェリーでたまたま一緒になった一人旅のオッサン、岳人《がくと》と帰省途中の女子高生、美岬《みさき》。 二人は船を降りればそれっきりになるはずだった。しかし、運命はそれを許さなかった。
衝突事故により沈没するフェリー。乗員乗客が救命ボートで船から逃げ出す中、衝突の衝撃で海に転落した美岬と、そんな美岬を助けようと海に飛び込んでいた岳人は救命ボートに気づいてもらえず、サメの徘徊する大海原に取り残されてしまう。
絶体絶命のピンチ! しかし岳人はアウトドア業界ではサバイバルマスターの通り名で有名なサバイバルの専門家だった。
ありあわせの材料で筏を作り、漂流物で筏を補強し、雨水を集め、太陽熱で真水を蒸留し、プランクトンでビタミンを補給し、捕まえた魚を保存食に加工し……なんとか生き延びようと創意工夫する岳人と美岬。
大海原の筏というある意味密室空間で共に過ごし、語り合い、力を合わせて極限状態に立ち向かううちに二人の間に特別な感情が芽生え始め……。
はたして二人は絶体絶命のピンチを生き延びて社会復帰することができるのか?
小説家になろうSF(パニック)部門にて400万pv達成、日間/週間/月間1位、四半期2位、年間/累計3位の実績あり。
カクヨムのSF部門においても高評価いただき80万pv達成、最高週間2位、月間3位の実績あり。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる