俺の義兄弟が凄いんだが

kogyoku

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来訪

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その時コンコンとドアをノックする音が聴こえてきた。

慶之さんが返事をすると、「失礼します。」と春樹さんが入って来た。

「紅茶をお持ち致しました。」

「ありがとう。そこのテーブルに置いといてくれ。」

「分かりました。」

そう言い春樹さんはお茶を置いた後、「何かありましたらまたお呼びください。」と言って部屋から出た。

すごい・・・まさに執事って感じだった。

感動していると慶之さんが「それじゃあ、これから色々説明するね。」と話し始めた。

「まず、最初に言っておくけどこれから話すことはたぶん一般的なこととは言えないけど、そう言うものだと思って聞いてね。」

えっ・・・そう言う言われ方するとすごく怖いんだけど・・・

「じゃあ、まずは・・・」と慶之さんが話し始めた時。部屋のドアが開いて、

「入るよ。ごめんね、うー兄。あの後いろいろ連絡が入ってさ。片付け手伝おうと思ってたけどもう終わっちゃった?」

と、緑鳥くんが入って来た。

部屋着らしい少し大きめのグレーのパーカーと、ゆったりとしたスウェットを着ていたので恐らくシャワーを浴びて来たみたいだ。白い髪が少し湿り気を帯びていた。

「あぁ、さっきちょうど終わったぞ。」

「今からは海渡君のこれからと学園について説明するところだよ。」

慶之さんと隼人さんがそう伝えると、

「あ、じゃあ俺も聞いてく。」と、そのまま俺の近くに座った。
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