8 / 25
驚きの
しおりを挟む
「いや~、あせったあせった。このまま店に入れないかと思った。」
その人は全く焦ったようには見えなかった。
「そんな格好でくるからだ。」
利彦さんはそう言って銀髪の人に視線を向けた。
「しょうがないじゃん、思った以上に仕事が長引いた上に道が混んでたんだから。一回家に戻ったら間に合わないと思ってさ。」
「だからと言ってその格好はないだろう。」
「むしろそれで来れるお前のメンタルが凄いわ。」
慶之さんと隼人さんはそう言って笑っていた。
「これくらいできないとあのお仕事はできないからね。」
そういやさっきから言ってるお仕事ってなんだろう?身長が小さくて歳は俺より下に見えるけど・・・。というかあの顔どっかでみたことあるんだけどな・・・。
「あぁ、自己紹介がまだでしたね。俺の名前は神楽 緑鳥です。歳は15で、今年高校に進学します。これから、よろしくお願いしますね。」
歳は俺と一つしか変わらないけど、そのことにびっくりした。だって身長が160あるかないかくらいしかないから。
それに、男ということにも驚いた。肩にかかるか、かからないかくらいに伸びているサラサラな髪、ヘアピンで止めている同じく少し長い前髪、さらにその中性的な顔立ちで女の子と言われても違和感がない。
「ごめんね、海渡君。こんなやつだけど悪いやつではないから。」
慶之さんがそうフォローを入れてきた。
いや、悪い人とは思わないけど・・・。
「ふーん、海渡さんっていうんだ。これからよろしくね。それと、さっき俺の顔じっと見てたけどどうしたの?」
緑鳥くんにそう聞かれて俺が緑鳥くんの顔をじっと見ていたことに気がついた。
「いや、どこかで見たことがあると思って。」
ほんとどこで見たんだろう?こんな子一度見たらなかなか忘れないと思うけど・・・。
「あれ、海渡さんってあんましテレビとか見ない?」
「いや見ないことはないけどそんながっつりは見ないな。」
「あー、じゃあ知らないか。俺ね一応アイドルやってるんだよね。七瀬 秋って芸名でね。」
あっ、思い出した。どっかで見たことがあると思ったらニュースのライブ映像で見たんだ。
というか七瀬秋って俺でも知ってる人気アイドルじゃないか!!三人組の珍しい男女混合グループで3年前から急激に人気の出てきた!!
「まぁ、もうすぐ解散するんだけどね。」
なんとまだニュースにすらなっていない情報が本人から漏れたぞ!というか解散!?あんなに人気があるのに!?
「なんで!?」
やべっ、思わず声に出ちゃった。
「んー、三人とも高校に進学するし、それにもともとあんましやりたくなかったんだよね。」
やりたくなかったんだ。あんなに人気があるのに意外だな。
「俺はもともと歌うのが好きだっただけだからね。知り合いに頼まれてやってだけだし。まぁ、やるからには本気でやってたけどね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分はアイドルや芸能界のことはさっぱりなのでこんなことがあるのかわかりません
(笑)
その人は全く焦ったようには見えなかった。
「そんな格好でくるからだ。」
利彦さんはそう言って銀髪の人に視線を向けた。
「しょうがないじゃん、思った以上に仕事が長引いた上に道が混んでたんだから。一回家に戻ったら間に合わないと思ってさ。」
「だからと言ってその格好はないだろう。」
「むしろそれで来れるお前のメンタルが凄いわ。」
慶之さんと隼人さんはそう言って笑っていた。
「これくらいできないとあのお仕事はできないからね。」
そういやさっきから言ってるお仕事ってなんだろう?身長が小さくて歳は俺より下に見えるけど・・・。というかあの顔どっかでみたことあるんだけどな・・・。
「あぁ、自己紹介がまだでしたね。俺の名前は神楽 緑鳥です。歳は15で、今年高校に進学します。これから、よろしくお願いしますね。」
歳は俺と一つしか変わらないけど、そのことにびっくりした。だって身長が160あるかないかくらいしかないから。
それに、男ということにも驚いた。肩にかかるか、かからないかくらいに伸びているサラサラな髪、ヘアピンで止めている同じく少し長い前髪、さらにその中性的な顔立ちで女の子と言われても違和感がない。
「ごめんね、海渡君。こんなやつだけど悪いやつではないから。」
慶之さんがそうフォローを入れてきた。
いや、悪い人とは思わないけど・・・。
「ふーん、海渡さんっていうんだ。これからよろしくね。それと、さっき俺の顔じっと見てたけどどうしたの?」
緑鳥くんにそう聞かれて俺が緑鳥くんの顔をじっと見ていたことに気がついた。
「いや、どこかで見たことがあると思って。」
ほんとどこで見たんだろう?こんな子一度見たらなかなか忘れないと思うけど・・・。
「あれ、海渡さんってあんましテレビとか見ない?」
「いや見ないことはないけどそんながっつりは見ないな。」
「あー、じゃあ知らないか。俺ね一応アイドルやってるんだよね。七瀬 秋って芸名でね。」
あっ、思い出した。どっかで見たことがあると思ったらニュースのライブ映像で見たんだ。
というか七瀬秋って俺でも知ってる人気アイドルじゃないか!!三人組の珍しい男女混合グループで3年前から急激に人気の出てきた!!
「まぁ、もうすぐ解散するんだけどね。」
なんとまだニュースにすらなっていない情報が本人から漏れたぞ!というか解散!?あんなに人気があるのに!?
「なんで!?」
やべっ、思わず声に出ちゃった。
「んー、三人とも高校に進学するし、それにもともとあんましやりたくなかったんだよね。」
やりたくなかったんだ。あんなに人気があるのに意外だな。
「俺はもともと歌うのが好きだっただけだからね。知り合いに頼まれてやってだけだし。まぁ、やるからには本気でやってたけどね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分はアイドルや芸能界のことはさっぱりなのでこんなことがあるのかわかりません
(笑)
102
お気に入りに追加
1,275
あなたにおすすめの小説

モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?

【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談?本気?二人の結末は?
美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

風紀“副”委員長はギリギリモブです
柚実
BL
名家の子息ばかりが集まる全寮制の男子校、鳳凰学園。
俺、佐倉伊織はその学園で風紀“副”委員長をしている。
そう、“副”だ。あくまでも“副”。
だから、ここが王道学園だろうがなんだろうが俺はモブでしかない────はずなのに!
BL王道学園に入ってしまった男子高校生がモブであろうとしているのに、主要キャラ達から逃げられない話。

眺めるほうが好きなんだ
チョコキラー
BL
何事も見るからこそおもしろい。がモットーの主人公は、常におもしろいことの傍観者でありたいと願う。でも、彼からは周りを虜にする謎の色気がムンムンです!w
顔はクマがあり、前髪が長くて顔は見えにくいが、中々美形…!
そんな彼は王道をみて楽しむ側だったのに、気づけば自分が中心に!?
てな感じの巻き込まれくんでーす♪

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。

転生したら乙女ゲームのモブキャラだったのでモブハーレム作ろうとしたら…BLな方向になるのだが
松林 松茸
BL
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。
ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。
あの日までは。
気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。
(無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!)
その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。
元日本人女性の異世界生活は如何に?
※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。
5月23日から毎日、昼12時更新します。

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる