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35歳嫌われ軍人のケース
フィストファックと尿道バイブ、新しいパートナーとの出会い①
しおりを挟むしかも俺を見る視線は非常に冷たい。
男に抱かれてひいひい言いながら、俺は奴に見つめられて絶頂する。どうせ、俺を笑っているのだ、散々他の連中を馬鹿にしてきた罰を今受けているのだから、と俺はこの時ばかりは素直にそう思っていたが、奴はもっと、もっと俺に恨みを抱いていたのを思い知ることになるのだ。
その日、ヤマモトは一人じゃなかった。恐ろしく背が高い東洋人と白人のハーフと、髪がピンク色のロングの【女性化】済みの男を連れてきた。ハーフ男は顔は非常に整っていて髪の毛が長いがちっとも女性化した感じは受けないし、まともな人間じゃない事もすぐに解った。それもヤバい部類の人種だろう。マフィアとか、ギャングの……。
女性化男はまだ年は20そこそこの、背は150㎝ほどの、本当の女のような女性化男だった。ゴスロリパンクのような格好をして、ピアスが至る所にあいている。黒と赤のワンピースがやけに毒々しかった。おそらくハーフ男の女だ。しかし、それはいい。
問題なのは、なぜこいつらがここにいるんだ、ということだ。
ここは国の基地の中なのだ。部外者が、しかもその筋の男がうろうろして言い訳がない。
しかし奴らはヤマモトの客らしく、俺を抱いていた男もまるで気にしないで俺の中で射精してからそそくさと部屋を出て行った。元々そういう予定だったのか、他の連中が来る様子はなかった。怪訝そうに奴を見つめていると、ヤマモトは俺にこう言った。
「足を抱えて仰向けになるんだ」
俺は黙って従う。それを見てハーフ男がヤマモトに何か言っている。英語じゃない、妙な言葉だが「アリガト」とか「ハイ」と言っているので恐らく日本語なのだと思う。その間に大きなかばんを持ってこちらにやってくるのは女性化男だった。小さなベッドで男に抱かれる態勢でじっと待っている俺の傍に来て、ベッドに腰かけながら鞄から手錠を取り出し、俺の右手と右足、左手と左足にそれぞれ手錠をして、男は綺麗な顔をこちらにむけて自己紹介をした。
「ハイ、俺はベルベットローズ。あんたがドワイト?話は聞いてるよ」
「……あんたは?」
「だから言ってるだろう?ベルベットローズだってば。ローズって呼んでくれたらいいよ。だけど助かった、あんたがいて。俺にはあの人の相手は無理でさ……。ほんと、危ない所だった」
「?なにを言ってる?」
「あれ、聞いてないの?【トレード】って制度、知らないかい」
それを聞いて俺はハッとした。【トレード】というのは女性化した男と一緒になったものの、身体や性格の関係が合わなくなった場合、別のパートナーと相手を交換できる制度だ。これは女性化する男が極めて少ないと言うのと、俺達の世界では子供を産むのが一番優先されるので、主に女性化した男からの要望が多いが、俺みたいな処罰で女性化した男には、その権限がない。ということは。
俺が目を見開いてあ然としていると俺の臍の、もう少し先のところに手を置きながらローズは続ける。
「あの人のチンポさ……、アンタのここまで届いちゃうよ、きっと。俺は最後までハメられなかったし、あいつにもう一人……パートナーがいてさ。すっごいんだよ。俺は怖くて泣いちゃってさあ……。なんでかっていうとあの人、他の女性化した男も何人か壊しちゃったみたいで。で……」
あんたみたいな、何をしても壊れなさそうな男、探してたんだって。
ローズが悪魔のような言葉を囁いた。まさか。
俺が二人を見ると、あるまじきことだが、ヤマモトは金を数えていた。恐らく100ドル札が何枚か。俺が見つめていることに気づくとヤマモトはにや、と笑った。
俺は激怒した。ありえねえ、人を金で売りやがった!
「てめえ、俺を売りやがったな!」
「なにを言っている、君は軍の所属の【共有ワイフ】だぞ。私が勝手に売ることなどできない。これは紹介料だよ。それに、最近……君は不評でね。やはり可愛い女性のような【共有ワイフ】がいいとみんなが言うものでな……ふふふ、せいぜい可愛がってもらいたまえ。……しかし、彼が言うにはちょっとしたテストが必要らしくてね。君にはそれを受けてもらおうと思っている」
「テストだと?」
「なに、簡単なテストさ、ドワイト・ラウアー・イーグルバーガー。身体的テストだよ……お前は私によく言ってくれたな……「はやく女性化しないんですか、そうしたら俺達が毎晩可愛がってあげますよ」とくだらないジョークを毎回毎回……反吐が出そうなほどに言ってくれたな……。ふ、ふふふ……だがまあ、私は落第だよ。彼のモノは私には到底入らないのでね」
そう言って笑う山本の横で、ハーフ男は苦笑しながら俺に見せつけるようにジッパーを下ろしてズボンを下げる。その時点で俺はぎょっ、としていた。下着の上からでも、そいつの異様さは解ったが、さらにそいつは下着を脱いだ。
ぼろん、と出たちんぽはグレッグのちんぽとは比べようもない……勃起していない今でも20㎝はオーバーしているそれに俺は「ひい」と悲鳴を上げた。すると俺より若そうなその男は「心配ないさ、バナナムーン」と言った。バナナムーン?するとお茶目のつもりか、そいつはこう言いやがった。
「俺は愛する女の名前は自分でつけることにしてるんでね。お前の名前は今日からバナナムーンだよ、そしてお前の夫になる俺はビル・ヤマモトだ。こいつとはいとこ同士でね。まあ、稼業は違うが結構仲が良いんだ。おかげで俺達のいいパートナーも見つかったし。あいつも喜ぶよ、ありがとうマモル」
「いいってことさ、シルバーにもよろしく伝えておいてくれ」
「もちろんだよ、きっと喜ぶさ。さて……ローズ。用意をしてもらっていいかな?」
「はい、ご主人様」
ローズは頷いて俺に近づいた。よせ、という間もなく鞄から取り出したローションを、やつは。
自分の右腕に振りかけやがった!右手ではない。右腕だ。手の先から、肘まで。丹念にまぶす作業をはじめた。
俺は頭が悪い方じゃない。ビルのビッグ・マグナム。ローズの行動。
まさか、まさか。
「悪いね、バナナムーン。だけどこれが【テスト】なんだよ。最初からあの人のチンポを受け入れられるやつなんかそうそういないからね……。俺は小さいし、腕だってそんなに太くないから……な?」
「まて、まて、まて!入らない、そんな、フィストしようっていうのか!」
「大丈夫だよ、さっきまで散々男のチンポをうまそうに食べていたじゃないか。安心して……俺、上手いからさ。実は俺も処罰で女性化されちまったクチで、本当はケチな美人局だったんだ。だけど捕まっちまってこのザマだけど、女性化も悪くないよ。ちやほやされるしさ。それに、女の体って最高だし、もと男だから、前立腺もある……美味しいとこどりだろ……?ほら、あんたのまんこ……すごいな……ぽってりしていて……前まで男だったって信じられないくらい……それにぽっかり開いたここの中からトロトロ……って白いのがゆーっくり出て来てる……すごくエッチだね。あ、俺の言葉でヒクヒクってオマンコが痙攣して、返事してくれてるじゃん。ねえ、三本くらいならすぐにもぐもぐできちゃうんじゃない?」
「よせ」
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