花となれ

Jekyll

文字の大きさ
上 下
41 / 55

41

しおりを挟む
「あー、面倒やわ。ほんま、オマエ、最悪」
「言われ慣れとる」
どこから調達してきたのか、黒のセドリック。その車内での道中、延々と続く互いの罵詈雑言。
旋毛曲がりの似た者同士、終わる事のない攻防戦は正直、内容がチープ。言わせてもらえば、小学生レベル。
黙々とハンドルを握る雨宮だって、内心そう思っているに違いない。
そんな事を思いながら、何だか何もかもが嘘みたいな現実だなと静は一人思った。
心に必要ないと言われ、いきなり出来た自由に戸惑う自分が居て、彪鷹が現れて。
しかも、ただのバイト仲間だと思っていた”松岡”が松岡ではなく”雨宮”で、更に鬼塚組の関係者だというおまけつき。
正直、これは一番の衝撃だったかもしれない。一人、物思いに耽っていると、トンッと肩に重みがかかる。見てみれば、心が静の肩に頭を載せていた。
いつの間にかあのチープな攻防戦は終わっていて、車内は静寂に包まれていた。
「どないした?疲れたか?どっか痛むんか?」
頭を乗せながら、徐に聞いてくる心に静はただ首を振った。
「いや…何もない」
「ふーん」
静の答えに納得していない様な顔を見せながら、心は目を閉じた。
ふわり、心の香りが漂う。特段、香水などを付けている訳でもないのに、心は何だか不思議な匂いがする。
甘い様な、不思議な香り。静はそれをスンッと吸い込むと、心と同じ様に目を閉じた。

それから暫くして着いたビル。そこはまさに騒然としていた。
何十人もの組員らしき人間がビルの入り口で右往左往していて、何十台もの車が停まっていた。
そこが何のビルで、一体、誰が所有しているのか。いつもならば謎だらけのビル。
それくらいに静かで人の居ないビルが、見た事もないくらいに騒々しい状態。
実際にそうならざるを得ないほどに、そこは事態が急迫しているということだ。それを見た心は、車を運転する雨宮にこのまま通り過ぎろと言ったが、静がそれを許さなかった。
この状況を見て逃げたくなる気持ちは分からなくはない。静だって内心は逃げたいと思った。
だがその騒然とした状況が、それを許す訳がなかった。とはいえ、この異常事態とも言える状況に、お前、何をしてきたの?という疑問も沸いてくる。
ふと、その状況に心と同じ表情を見せる助手席の彪鷹を盗み見る。
本当は一緒に来たくなかったんだから、心以上に逃げたいんだろう。
あの後、龍大も威乃もこれを予測したのか、ちゃっちゃと車を呼んで関西に帰った。彪鷹もちゃっかりそれに同乗しようとして、勿論、心に捕まったので、今、一緒に居る訳だが。
道中の車内でもそうであったように、一緒に行くまでも大変だった。
行く行かないで大モメにモメて、雨宮と静はそれをただ眺めていた。
結局、心の言い出したら聞かない性格に、”親”である彪鷹が折れた形になり車に同乗したのだが…。
「ほらー、めっちゃ大変やんー」
彪鷹が身体を座席に深く沈めて、唸る様に言う。それを心は静の肩に頭を載せたまま、何も言わずに聞いた。
「どうします?」
雨宮がルームミラーで心を見て尋ねるが、心は一向に何も言わない。
「お前…どう逃げようか、考えてるだろ」
静が心の頭の載っている肩を揺さぶる。心はそれをさも鬱陶しいそうにして、顔を上げた。
「だって、アイツ、ひつこいやん」
だってってなんだ、だってって!!何、そこだけガキみたいになってんの?と言いたい口をグッと抑える。
「だからって、ここにずっと居る訳にはいかないだろ?」
ビルの方へ視線を移すと、先ほどよりも車の数が増え人の数も倍になったように見える。
もう、あの一帯だけ別世界だ。これ以上に収集が付かなくなる前にとっとと姿を見せてどうにかしないと、本当にどうにもならなくなる。
とはいえ、これからどうするのか決める張本人。所謂、リーダー的存在の心はのんべんだらりんと構えている状態。
どうなの、これ?と思って助手席の彪鷹を見てみるが、我関せずと言わんばかりの顔で動く気配はない。
もう本当にどうにもならないなと、静は嘆息した。
「どうしますか?あんまりここでぼんやりしてると、カチコミかと思われて襲撃されますよ。俺とか組に顔知られてねぇし。アンタもでしょ?」
雨宮はそう言って、彪鷹をチラッと見た。
どうやら静が昏倒している間にあった一悶着を、かなり根に持っているようだ。
それは言い方の刺々しさに加え、敵対心丸出しの顔が物語っていた。
「カチコミ、おおいに結構やあらへんの。ここで大暴れしたらサツが来て、オマエ捕まるんやろ?世知辛い世の中やねぇ。極道も肩身の狭い」
彪鷹はそう言って笑いながら煙草を銜えた、と、雨宮が”あっ”と声を出した。
すると次の瞬間、ドンッ!と車に衝撃が加わり車体がグラグラ揺れた。
何事かと前を見れば、フロントガラスの向こう側。ボンネットに乗る長い脚が見えた。
「あ…」
静が声を出した。それは相馬だった。
その状況に不自然なほど悠然と微笑を浮かべる相馬。その相馬の顔を見て、青息吐息の心と彪鷹は諦めた様に目を閉じた。

「では彪鷹さんのダミーの呼び出しに、あなたは意気揚々と出掛けたと?」
静かな部屋に響く、相馬の柔らかな声。表情はとても優しく、微笑みまで浮かべている。
だがこの笑顔が曲者とはよく言ったもので、一見すれば、頗るご機嫌だねなんて言ってしまいそうなほどの満面の笑み。
しかし、その表情とは裏腹に、相馬の言葉には刺々しさが見て取れるほどありありと出ているのも事実。
綺麗な顔ほどその迫力は凄まじく、静は思わず息を飲んだ。
ボンネットの上に屈み、中を覗き込んだ相馬。相馬の異様な行動に気が付いた組員が、一斉に心達の乗った車を取り囲む。
それに観念したのか、心がゆっくり車から降りると、”あああ!組長!!!”と驚愕した声が次々上がった。
かくれんぼうの”みーつけた”のような状態。
言えば可愛いが、鬼、多過ぎ。そして、鬼、怖過ぎ。
言うなれば、その鬼の大将の相馬は、ボンネットの上にいつものように姿勢良く立つと”おかえり、クソガキ”と、やはり満面の笑みを浮かべ静が聞いたこともないような口調で出迎えた。
「彪鷹が悪い」
心はベッドに寝転がり、煙草を燻らしながら悪びれもせず言い放った。
心が何故ベッド居るかというと、心の定位置を彪鷹に取られたからだ。
心がいつもするようにソファに寝転がり煙草を燻らす様は心そのもので、血縁関係がないだなんて絶対嘘だと静はやはり思った。
「でも出掛けたのは自らの意思なんですよね?護衛も付けず行き先も告げず、セキュリティルームを中から開かないようにして、こちらに来たばかりの組員に新人ですと宣い、足がつかないようにタクシーで?いやに楽しそうじゃないですか」
何が可笑しいのか、いや、怒りも頂点までいくと思わず笑ってしまうのか、相馬は言いながらクスクス笑う。
そして相馬の説明を聞いて、オマエ、そんな事したのかと彪鷹と静と二人して、心を冷めた目で見た。
そんな視線におかまいなしに、心は煙草の煙で輪っかを作って遊んだりしている。
反省の色、皆無。
「彪鷹が一人で来い言うた」
「いやいや、俺はそこまでせぇなんて言うてへんし」
急に責任転換しだした心に、彪鷹が慌てて起き上がった。
「元はと言えば、彪鷹が静を拉致るからやろ」
「お前が訳分からんことせんかったら、俺が駆り出されることなかってん!!」
「はあ?そんなん彪鷹が…」
「黙れ!!」
相馬の怒声に、静が身体を震わす。
もう、誰が見ても誰が聞いても悪いのはこの二人だ。
恣意的判断の心と、奸知にたけた彪鷹。だが、その渦中に自分は居る。
心の所業のために静を攫った彪鷹。その静を助けようと無軌道に走った心。
結局、今、この状況を作り上げているのは100%とまではいかなくとも、静が原因でもある。
そう考えた静は、迷う事なくバッと頭を下げた。
「相馬さん、ごめんなさい!!」
「は?いや、静さんは…」
静に頭を下げられ、相馬が反対に驚く。
あまりに唐突なことで、怒り心頭だった気分までもがポキリと折られた感じがした。
「何で静が謝んねん。静やのうて、彪鷹が謝ったらええねん」
人が頭を下げているのに、ベッドの上で暢気な声を上げる男。それを聞いた静の中でプツリ、何かが切れる音がした。
気が付けばベッドに寝転がる心の胸ぐらを掴み、馬乗りになっていた。
「てめーの根性は変わらずか、どあほうめ!!素直にごめんなさいって言えば済むんだろ!?なんだ、お前の辞書には謝罪するって言葉はねぇのか!!悪いことしたら何て言うのかも知らねーのか!!」
「……ごめんなさい」
「俺に謝ってどうすんだよ!!相馬さんに謝って……あ」
自分の状況にハッとなり顔をあげる。後ろを振り返れば唖然とする相馬と彪鷹。
心に馬乗りになり胸ぐらを掴みあげ、説教垂れるって何様!?静は慌てて心から飛び退いた。
「心とおって、ごめんなさいなんか言われたことあらへん。血反吐吐きながらも、死ねって悪態ついとったで」
「私もですよ」
「グタグタやかましいわ」
彪鷹と相馬、二人してのヒソヒソ話のが気に障ったのか、心は乱暴に灰皿に煙草を押し付けた。
相馬はそれで少し満足したのか、フフッと笑ってみせた。
「とりあえず、今日はこのくらいにしましょう。静さんもお疲れでしょうから」
相馬にそう言われて、静は部屋に唯一ある時計に目をやる。
小振りなくせに、地震が起こりでもして頭に落ちてきたら即死しそうな立派な時計は、思ったよりも進んだ時を示していて驚く。
そして人間の性なのか、それを見た途端に眠気が襲ってくるのも変なものだと、静はほくそ笑んだ。
「では…」
「あの、松岡…雨宮さんは?」
”また明日”と続きそうな言葉に、静は慌てて声を上げた。
雨宮は心達を降ろすと、車を片付けてくると言った。そして、それから姿が見えないのだ。
「ああ、雨宮は崎山のとこですよ」
「やっぱり崎山が雨宮を動かしとったんか」
相馬の言葉を聞いて、心が不貞腐れたような言い方をした。
崎山さんが動かしていたのか?静は何だか不思議な感じがして、首を傾げた。
「さあ?静さんの事を一任して欲しいと言ったのは崎山なんで、私は知りません」
そう言って、ふふっ…と相馬が笑った。
「このタヌキが。彪鷹はどないすんねん」
「ああ?もう帰るわ。俺の役目は終いやからな」
彪鷹はやれやれとばかりに、ソファから立ち上がる。
うーんと伸びをしながら見せるどこか晴れやかな顔は、ようやく開放される!という喜びからか。
「終いではありませんよ?長らく休養を差し上げていたんですから、いい加減、組に戻っていただかないと」
「はあ!?俺は足洗ってんで」
その晴れやかな顔が一瞬にして青く変わり、伸ばしていた腰がゴキッと折れた。
何を言ってるの?聞いてないよ?ちょっと待ってよ。まさに大混乱のそれ。
「それは、この男を引き取るため一時期のこと。終われば、お戻りいただかないと」
大混乱の彪鷹と違い、まさに何を言ってるのアンタと呆れ顔の相馬。
それはもう、これが正論!こっちが正解!間違っているのはあなた!と言わんばかりで、その顔を見た彪鷹が癇癪を起こした子供のように地団駄を踏んだ。
「オヤジにもええ言われたし、山瀬の兄貴にも好きにせえ言われた!」
「私は聞いておりません」
「北斗!」
「それとも、きちんとした証書がおありですか?彪鷹さん」
「…っ!」
ぐうの音も出ないとはまさにそれで、彪鷹は一般人ならショック死しそうなほどに鋭い眼光で相馬を睨み付けた。
だが誰もが恐れるであろうその猛禽類を想像させるような双眸も、相馬には何ら効果はない。それどころか、勝ち誇ったような顔で彪鷹を見返す余裕さえ見せた。
「彪鷹、諦めろ。相馬は昔よりパワーアップしてんで」
「諦めれるか!」
「ま、飲みながら話しましょうか?良いモルトを置いてある店を知ってるんですよ」
「…ほんま?」
”モルト”と聞いて、彪鷹の表情が一変する。それは静も良く知る表情で、静でさえもこれは彪鷹の負けだなと確信したほどだ。
相馬は誰が見ても”悪い奴”と言いたくなるほどに、胡散臭い顔を見せて微笑んだ。
「ハイランドパーク 40年、置いてあるんですって。何なら、ボトルキープしても構いませんよ?」
「ハイランドパーク 40年…」
彪鷹の目がキラキラと輝いた。ハイランドパーク 40年って、cachetteになかったモルトだ。
やっぱり、あらへんか。なんて言いながらも21年ものはあったので、それを飲んでいたのだが。
その40年を餌に振られれば、罠だろうが何だろうが飛びつく。本能の赴くままっていうところもそっくりだなと、静は笑った。
「では、行きましょうか?」
「え?相馬さん」
二人して部屋を出ようとするものだから、今度は静が慌てて後を追った。
「吉良、お前らも話し合え」
そんな静に彪鷹がピシャリと言い放った。
「アヤさん…」
「極道のことなら、お前もよお知ってるやろ。関わったら終いや。うちのバカ息子がアホしよって、吉良に関わってもうたけどな、大多喜に関わってるよりは天国や。それは事実やろ?でも、こないにデカイ組背負っとるアイツに関わってもうた吉良は、アイツに付いていくしかあらへんねん。どうしても嫌、生理的に受付へん言うなら、俺が吉良を引き取ったる。どっちにしても、平穏やないけどな。心とおっても、俺とおっても地獄。まぁ、実を言うと、吉良を嗅ぎ付けた野郎がろくでもないからなぁ。ま、そないに俺の息子、嫌うたらんといて」
彪鷹はそう言って静の頭を撫でた。
「では、また明日」
相馬と彪鷹はそう言うと、部屋を出ていった。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

愛され末っ子

西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。 リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。 (お知らせは本編で行います。) ******** 上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます! 上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、 上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。 上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的 上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン 上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。 てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。 (特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。 琉架の従者 遼(はる)琉架の10歳上 理斗の従者 蘭(らん)理斗の10歳上 その他の従者は後々出します。 虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。 前半、BL要素少なめです。 この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。 できないな、と悟ったらこの文は消します。 ※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。 皆様にとって最高の作品になりますように。 ※作者の近況状況欄は要チェックです! 西条ネア

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

気になるあの人は無愛想

山猫
BL
___初恋なんだ、絶対振り向かせるぞ! 家柄がちょっと特殊な少年が気になるあの人にアタックするだけのお話。しかし気になるあの人はやはり普通ではない模様。 CP 無愛想な彫師兼……×ちょっとおバカな高校生 _______✂︎ *地雷避けは各自でお願い致します。私の好みがあなたの地雷になっている可能性大。雑食な方に推奨。中傷誹謗があり次第作品を下げます、ご了承ください。更新はあまり期待しない方がいいです。クオリティも以下略。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

処理中です...