初恋♡リベンジャーズ

遊馬友仁

文字の大きさ
上 下
129 / 331

キャラクター紹介その②

しおりを挟む
・紅野アザミ

年齢:16歳
性別:女性
誕生日:6月19日・ふたご座
血液型:A型
身長:158cm
体重:ノーコメント(微苦笑で)

~人物紹介~

 一年生の春休み直前に主人公・竜児の告白を断った二年A組の委員長。
 吹奏楽部では、サックスのソロ・パートを任される部内の期待の星。

「ねぇ、黒田クンだっけ? ご近所さんだね! 一年間ヨロシクお願いします」
 
 彼女が、高校入学直後の黒田竜児に、こんな風に声を掛けたことが、小学生の時いらい封印されていた彼の恋愛感情を刺激してしまったようで、それが、約一年後の悲劇につながるのですが……。

~作者から一言~

 作中の登場人物のうち、主要な女性キャラクターは、それぞれの性格に合わせた花言葉から連想した名前を付けています。
 紅野アザミの名前は、野薊(ノアザミ)から名付けました。
 花言葉から連想するキーワードは、『自立』『気品』『素直になれない恋』『私をもっと知って下さい』。
 ありがたいことに、彼女については、読書の方から第一部の感想で、「性格がカワイイ」というコメントをいただきました。
 棘のあるアザミの花のイメージと違い、作中で最も性格の良いキャラクターという設定にしているので、その部分を読み取っていただいて本当に嬉しく感じました。
 ただし、花言葉から連想されるように、彼女が内に秘めた本心をうかがい知ることは容易ではなく、無分別に告白を実行すると、春休み直前の竜児の二の舞、三の舞を演じることに……。
 彼女が心から望むことを理解し、心を通じ合わせることができる存在はあらわれるのでしょうか?
 なお、紅色のアザミの花には、やはり『復讐』『報復』という花言葉があるそうです。


・天竹葵

年齢:16歳
性別:女性
誕生日:6月28日・かに座
血液型:A型
身長:145cm
体重:回答拒否(無言)

~人物紹介~

 紅野アザミの親友で、二年生にして文芸部の部長を務める読書家。

「黄瀬君、お願いです。くれぐれも、白草さんの言動には注意してください。彼女は、きっと何か重要なことを隠している――――――そんな気がするんです」
 
 親友のアザミの身を案じて、いち早く白草四葉を警戒していた彼女は、本の世界だけでなく、他人の心理の機微にも、とても敏感。
 
~作者から一言~

 作中の登場人物のうち、主要な女性キャラクターは、それぞれの性格に合わせた花言葉から連想した名前を付けています。
 天竹葵の名前は、天竺葵(テンジクアオイ = 洋名:ゼラニウム)から名付けました。
 花言葉から連想するキーワードは、『尊敬』『信頼』『真の友情』。
 読書家というだけなく、文筆もこなす彼女は、第一部の核心部分である四葉の内面にも鋭く迫り、二時間サスペンスの探偵役並みの推理力を持ち合わせる知性(というよりはオカルト的能力でしょうか?)の持ち主でもあります。
 個性の強い登場人物の多い本作の中で、地味で目立たない雰囲気の彼女ですが、第二部以降の作品では、ストーリーの重要なキーパーソンになる予定なので、その活躍を楽しみにしていただければと思います。
 なお、赤色のゼラニウムの花には『君ありて幸福』、白色のゼラニウムには、『わたしはあなたの愛を信じない』という花言葉があるそうです。


・佐倉桃華

年齢:15歳
性別:女性
誕生日:3月3日・うお座
血液型:B型
身長:150cm
体重:公開拒否

~人物紹介~

 入学直前に罹患した感染症の影響で、登校時期が遅れた一年生の女子。

「くろセンパイの裏切り者……」

 このセリフが表すように、彼女は、中学時代に同じ部活で活動をしていた尊敬する先輩の花金鳳花と、恋心を抱いた竜児を追って芦宮高校に入学してきた。
 
 ~作者から一言~

 作中の登場人物のうち、主要な女性キャラクターは、それぞれの性格に合わせた花言葉から連想した名前を付けています。
 佐倉桃華の名前は、日本の春を彩る桜と桃から名付けました。
 花言葉から連想するキーワードは、『高貴』『清純』(ソメイヨシノ)『気立ての良さ』『あなたの虜』(モモ)。
 中学生時代は、竜児たちの後輩として放送部で活躍し、《放送部のカナリア》と呼ばれたほど愛らしい声を持つ下級生。
 三連覇を目指した宝塚記念におけるゴールドシップのように、ヒロインレースでは大きく出遅れてしまったため、第一部では、ほとんど出番がありませんでしたが、第二部では、冒頭から白草四葉をおびやかすほどの存在感を示す予定です。
 年下・後輩キャラを愛する諸兄は、ぜひ彼女の活躍にご期待ください。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

小学生をもう一度

廣瀬純一
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

処理中です...