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ストーリーの行方 その2
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怪しい・・・
「やっぱり留学したのって赤の王子のストーリーに陰りが出たから、ブルーノのストーリーに乗っかろうと思ったんじゃないの?」
「いや、俺はサファイヤ王国がメインの話になるのは考えてなかったよ、留学を考えた理由は王妃が日本人だったからだ」
「はあ???日本人???」
「来た時期は俺達よりも全然早くて王妃も気がついたら中身が入れ替わってたらしい、まっ、俺たちと同じように気がついたらこちらに来ていたらしい」
やっぱりそんなことってあるんだ・・・ だから、サファイア王国ってやたらと日本っぽい屋台とかがあったんだ。
「ちなみに王妃様って人物は選べたの?」
「それが二択だったらしいが王妃の場合はシチュエーションだったらしい」
「シチュエーション?」
「王子が迎えに来るか、魔法使いが迎えに来るかの二択」
「そんなのもあったんだ・・・」
「俺もびっくりした」
「彼女はもうおばあちゃんに近い年だったらしいけど、ずっと独身だったらしくおまけに仕事人間の社畜だったらしくて、バリバリと仕事しかしてなかったらしいよ。勤めていた時に意識を失ったらしいから、多分過労死だと思うと言ってたよ」
「過労死って・・・自分の死因がわかってるなんて・・・」
「独身だったし一回ぐらい夢見ようと思って、うっかり王子に迎えに来てもらいたいなんて乙女チックな選択をしちゃったって笑って言ってさ、面白い人だよ。しかも、タダの王子じゃなく番っていう溺愛系だろ、すごく戸惑ったって言ってた」
「そっか・・・確かに番は強烈だもんね」
「ああ、なんでも王妃はマーケティングとか経理とか秘書みたいなことも経験していたらしいから、サファイア王国がトルマリン王国より発展したのは王妃のおかげなんだと思うよ」
「あっそっか、サファイア王国が政治的なことが変わったって理由ってそういうこと?」
それにしても何か引っかかると思ったら・・・ ん?まてよ・・・あの二択、もし魔法使いが迎えにいったらトルマリン王国に来ていたってこと?
「ねえ、もしかしたら魔法使いが迎えに言ってたらトルマリン王国に来ていたんじゃない」
「俺もそう思っている」
「そっか、じゃあ、選択してこの世界の住民になっている人たちがいるってことだよね?」
「うん、だからサファイア王国では王妃に言われてそういう国民を積極的に国内問わず極秘裏に受け入れてたそうだ」
「へえ、そうだったんだ・・・私達みたいな人たちが集まってるなんて、だから留学を考えたの?」
急に留学に行ったのはそのせいもあるのか。
「やっぱり留学したのって赤の王子のストーリーに陰りが出たから、ブルーノのストーリーに乗っかろうと思ったんじゃないの?」
「いや、俺はサファイヤ王国がメインの話になるのは考えてなかったよ、留学を考えた理由は王妃が日本人だったからだ」
「はあ???日本人???」
「来た時期は俺達よりも全然早くて王妃も気がついたら中身が入れ替わってたらしい、まっ、俺たちと同じように気がついたらこちらに来ていたらしい」
やっぱりそんなことってあるんだ・・・ だから、サファイア王国ってやたらと日本っぽい屋台とかがあったんだ。
「ちなみに王妃様って人物は選べたの?」
「それが二択だったらしいが王妃の場合はシチュエーションだったらしい」
「シチュエーション?」
「王子が迎えに来るか、魔法使いが迎えに来るかの二択」
「そんなのもあったんだ・・・」
「俺もびっくりした」
「彼女はもうおばあちゃんに近い年だったらしいけど、ずっと独身だったらしくおまけに仕事人間の社畜だったらしくて、バリバリと仕事しかしてなかったらしいよ。勤めていた時に意識を失ったらしいから、多分過労死だと思うと言ってたよ」
「過労死って・・・自分の死因がわかってるなんて・・・」
「独身だったし一回ぐらい夢見ようと思って、うっかり王子に迎えに来てもらいたいなんて乙女チックな選択をしちゃったって笑って言ってさ、面白い人だよ。しかも、タダの王子じゃなく番っていう溺愛系だろ、すごく戸惑ったって言ってた」
「そっか・・・確かに番は強烈だもんね」
「ああ、なんでも王妃はマーケティングとか経理とか秘書みたいなことも経験していたらしいから、サファイア王国がトルマリン王国より発展したのは王妃のおかげなんだと思うよ」
「あっそっか、サファイア王国が政治的なことが変わったって理由ってそういうこと?」
それにしても何か引っかかると思ったら・・・ ん?まてよ・・・あの二択、もし魔法使いが迎えにいったらトルマリン王国に来ていたってこと?
「ねえ、もしかしたら魔法使いが迎えに言ってたらトルマリン王国に来ていたんじゃない」
「俺もそう思っている」
「そっか、じゃあ、選択してこの世界の住民になっている人たちがいるってことだよね?」
「うん、だからサファイア王国では王妃に言われてそういう国民を積極的に国内問わず極秘裏に受け入れてたそうだ」
「へえ、そうだったんだ・・・私達みたいな人たちが集まってるなんて、だから留学を考えたの?」
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