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帰ってきた悪役令嬢その3
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サファイヤ王国はイザベラが亡命考えるぐらいの国だから、他国からくる留学生にも手厚い支援があるなんて、本当にすごい国なんだなあと思っていたら、
「うん、オレがサファイヤ王国が気に入ったらぜひ住んでくれって言われたよ、もし希望があればとびっきりの結婚相手を紹介するって言われたから、それならいかないって言ったら、恋愛や結婚に関してはサファイア王国は自由を尊重するから、恋愛や結婚に興味ない人には、自由に楽しく暮らせる家を用意するってさ、でもオレ冒険家になりたいから断ったら、もちろんそういう関係で働きたかったら仕事も紹介してくれるって、でもとりあえず断った」
えっ?それって・・・ものすごくいい条件なんだけど、結局、断ったって亮らしい。
「へえ・・・」
ふむ、手段はともかくとして、さっきも似たようなことを、そこにいるエルフに言われたんだけどな・・・でも、これってきっと、留学生というよりも、亮個人にアプローチしてるんだろうな。まあ、サファイア王国の方が自由と人権を尊重しているから、エメラルド王国よりかはやっぱりサファイヤ王国の方に魅力を感じるなあ。
でも、あっさり断ってるってことは、イザベラったら亮にサファイア王国に亡命先に考えてるってことを言っていないってこと?
すると、それまで静かだったエルフの留学生が、亮に向かって、
「わがエメラルド王国も、もちろん貴方の自由を尊重します」
はあ???と思ったけれど、ここはおとなしくしとこう。
「そして、サファイヤ王国に負けないぐらい、屋台にも力を入れます」
ん???屋台・・・?
「屋台?珍しい屋台なら、エメラルド王国にも行ってみたいなあ」
亮がいうと、極楽鳥が、
「私がついていくから安心して旅をしよう、また一緒に旅。エメラルド王国ぐらいなら一日あれば充分だ」
エルフの留学生はすかさず、
「道案内でしたら、私が責任を持つのでいりませんよ、わが国土は広く、美しく、それに見どころがたくさんあるので、一日ではとても足りない思います」
「見どころって?」
亮ったら、目を輝かせてる。
「秘宝の山もあり、そこは王族でしか入れないとても珍しいお宝がたくさんある山で、冒険にはちょうどいいと思います」
極楽鳥も、
「大丈夫だ。私なら入れない場所などないから、私が連れていく」
「絶対に入れないと思いますがね、それから泊るところはぜひ王宮に招待したいと思います。森のとても澄んだ空気の中に建てられているので、きっと気に入ると思いますが、お連れの方は失礼ですが、エルフの王宮は泊まるものを選ぶので、ご一緒とはいかないかもしれません」
ねえ、さっきそんなこと言ってたっけ???それにしても、泊まるものを選ぶってどんなところか気になる。
極楽鳥はすかさず、
「亮は王宮なんてかたぐるしいところにはには、絶対に泊まらないから大丈夫だ」
という具合にバチバチとやりやっている中、亮は全然空気を読んでないし、私もこの争いに下手に突っ込んでしまうとやっかいなことになると思って何も考えずにひたすら食べることに集中する。
「うん、オレがサファイヤ王国が気に入ったらぜひ住んでくれって言われたよ、もし希望があればとびっきりの結婚相手を紹介するって言われたから、それならいかないって言ったら、恋愛や結婚に関してはサファイア王国は自由を尊重するから、恋愛や結婚に興味ない人には、自由に楽しく暮らせる家を用意するってさ、でもオレ冒険家になりたいから断ったら、もちろんそういう関係で働きたかったら仕事も紹介してくれるって、でもとりあえず断った」
えっ?それって・・・ものすごくいい条件なんだけど、結局、断ったって亮らしい。
「へえ・・・」
ふむ、手段はともかくとして、さっきも似たようなことを、そこにいるエルフに言われたんだけどな・・・でも、これってきっと、留学生というよりも、亮個人にアプローチしてるんだろうな。まあ、サファイア王国の方が自由と人権を尊重しているから、エメラルド王国よりかはやっぱりサファイヤ王国の方に魅力を感じるなあ。
でも、あっさり断ってるってことは、イザベラったら亮にサファイア王国に亡命先に考えてるってことを言っていないってこと?
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ん???屋台・・・?
「屋台?珍しい屋台なら、エメラルド王国にも行ってみたいなあ」
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