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週末デート いちゃいちゃ成分 かなり多め 13
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ん?でもアリスは、ぼろい小屋に見えてるの?って言ってたなあ、もしかしてだけど、
「ぼろい小屋とは違うの?」
「まあ、目くらましの呪文がかかってるんだけど、ちなみに、私は洋風のお洒落な先生の家に見えているよ」
えっ・・・マジか。
目の前で埃がコロコロ転がってるのに???
「お前に誘導されたんだよ」
先生が笑いながら言った。
そういえば、ここに来る前に、アリスが最初に占い小屋と言ったからだ。
「そっか、ごめん、一応、防犯のため、先生の家って言えないから、入るときには占い小屋って言ってたわ」
先生と言えば、ブツブツと、
「預言は得意だけれど、占いは自信がないなあ・・・でも、占いはタイムリーなんだよね」
いやいや、預言が得意の方が怖いし、絶対に当たると言われると、聞きたいことも躊躇してしまう。
あと、出来れば私も不気味な部屋から、せめて普通の部屋に見せて欲しいなあ。
それにしても、
「アリス達の先生って変わってるね」
「うん、私は教わってないけど、変人だよ」
えっ?否定しないんかい、それに、教わってないって先生じゃないの???・・・思わず、つっこみそうになるのを抑えた。
説明が足りなかったと思ったのか、アリスが、
「ああ、一応、王立学園の教師だったのは確かだけど、教えるのが下手でさ、私も生徒だったけれど、私の場合は、先生に何も教わってないよ、リンもレオンも教わるというより、見て覚えろっていう職人気質ぽくってさ。なにせ、先生って天才すぎて、まともな人に教えることはできないから、むしろ私が色々常識を教えたよ」
へえ・・・そうなんだ・・・それって、リンとレオンも、まともじゃなかったということですね。
「ちなみに、今からでも占いする?勿論そのあと預言してもいいけど・・・」
先生は、ウキウキした様子で聞いてきた。
アリスが、ちょっと不審そうに聞く。
「先生ったら、占う気、満々ですね」
「実は、街で面白いものを買ったから試したくて・・・」
何を買ったんだろう?
「また無駄遣いですか、協会から湯水のごとくお金が入るからって、後でリンとレオンにチクっておくから」
「アリス勘弁してよ、これは珍しいもので、歴史的価値もありそうだし、何より半額だったし・・・」
「歴史的価値があるものが、街の市場で半額な訳ないでしょう、先生もしかして・・・」
アリスが、もっともの意見を言ってるが、だんだん収拾がつかなくなってきたので、慌てて言う。
「ええと、とりあえずは、預言は怖いから、やっぱり占いしてもらおうかな」
得意といってる預言を聞くと、うっかり、その通りになったら怖いし、占いならまあ、当たるも八卦みたいなところもあるからね。
でも、正直、占ってもらいたいことなんてないんだけどなあ・・・と思いつつも、とりあえず気になってることを聞いてみようかな。
「ぼろい小屋とは違うの?」
「まあ、目くらましの呪文がかかってるんだけど、ちなみに、私は洋風のお洒落な先生の家に見えているよ」
えっ・・・マジか。
目の前で埃がコロコロ転がってるのに???
「お前に誘導されたんだよ」
先生が笑いながら言った。
そういえば、ここに来る前に、アリスが最初に占い小屋と言ったからだ。
「そっか、ごめん、一応、防犯のため、先生の家って言えないから、入るときには占い小屋って言ってたわ」
先生と言えば、ブツブツと、
「預言は得意だけれど、占いは自信がないなあ・・・でも、占いはタイムリーなんだよね」
いやいや、預言が得意の方が怖いし、絶対に当たると言われると、聞きたいことも躊躇してしまう。
あと、出来れば私も不気味な部屋から、せめて普通の部屋に見せて欲しいなあ。
それにしても、
「アリス達の先生って変わってるね」
「うん、私は教わってないけど、変人だよ」
えっ?否定しないんかい、それに、教わってないって先生じゃないの???・・・思わず、つっこみそうになるのを抑えた。
説明が足りなかったと思ったのか、アリスが、
「ああ、一応、王立学園の教師だったのは確かだけど、教えるのが下手でさ、私も生徒だったけれど、私の場合は、先生に何も教わってないよ、リンもレオンも教わるというより、見て覚えろっていう職人気質ぽくってさ。なにせ、先生って天才すぎて、まともな人に教えることはできないから、むしろ私が色々常識を教えたよ」
へえ・・・そうなんだ・・・それって、リンとレオンも、まともじゃなかったということですね。
「ちなみに、今からでも占いする?勿論そのあと預言してもいいけど・・・」
先生は、ウキウキした様子で聞いてきた。
アリスが、ちょっと不審そうに聞く。
「先生ったら、占う気、満々ですね」
「実は、街で面白いものを買ったから試したくて・・・」
何を買ったんだろう?
「また無駄遣いですか、協会から湯水のごとくお金が入るからって、後でリンとレオンにチクっておくから」
「アリス勘弁してよ、これは珍しいもので、歴史的価値もありそうだし、何より半額だったし・・・」
「歴史的価値があるものが、街の市場で半額な訳ないでしょう、先生もしかして・・・」
アリスが、もっともの意見を言ってるが、だんだん収拾がつかなくなってきたので、慌てて言う。
「ええと、とりあえずは、預言は怖いから、やっぱり占いしてもらおうかな」
得意といってる預言を聞くと、うっかり、その通りになったら怖いし、占いならまあ、当たるも八卦みたいなところもあるからね。
でも、正直、占ってもらいたいことなんてないんだけどなあ・・・と思いつつも、とりあえず気になってることを聞いてみようかな。
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