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週末デート いちゃいちゃ成分 かなり多め 11
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お寿司だと期待した分、ガッカリも半端なかった。
確かに見た目はお寿司だったんだけど、例によってなんちゃってお寿司だった。
まあ、残念なことに、お寿司じゃない。
お寿司の形を忠実に再現した食べ物だった、けれど、味は決して悪くなかった。
むしろ、おいしい部類だ。
米だと思ってた部分が、マッシュポテトみたいな味で、その上にネタ代わりに肉っぽいものや、お魚っぽいのが刺身のように乗っけられている。
創作寿司って言われれば、そうなんだよなぁと思ってしまう。
ただ見た目が、意外にも、ちゃんとしてたので期待しちゃった。
アリスとリンは、お互いに、
「あーん」
と、べたな、イチャイチャを私たちの前で繰り広げてくれた。
ご飯も食べ終わって一息ついたころ、とりあえずは、男女に別れて行動することになった。
後ほど、カフェで合流することにしたのだ。
「どうしても、女の子と買い物に行きたかったの」
どうやら、アリスの所属している第一騎士団には、女の子がいないらしい。
「そういえば、第一騎士団と言えば、エリート集団って聞いたよ」
普通クラスで授業を受けてた時、結婚相手なら、エリート集団の第一騎士団の人って豪語しているご令嬢がいたなあ。
「そうね、でも、ちょっと…いや、なかなかハードな集団だよ。だからか、女の子は志望してくれなくって・・・」
アリスはため息ついた。
「だってさ、今は、記憶が失って、丸くなり過ぎた騎士団長だけど、記憶のある時の団長は、何事にも容赦ない、ただの鬼だったしね」
そうなんだ・・・本物の騎士団長は鬼だったんだ。
「でも、鬼っていうけれど、レオンの父親だよね?」
「それが、とても家庭があるような働き方じゃなかったし、女っけ一切なくて、堅物で通ってたから、まさか結婚してて、レオンみたいに大きい子供がいるなんて思わなかったよ」
「そうなんだ・・・」
「今の騎士団長には、本人だけれど、似ても似つかないけれどさ、本音を言えば、私は今の方がいいと思うよ、よく笑うしさ、ただレオンには悪いけれどね」
うーん、何と答えたらいいか・・・と悩んでいると、
アリスがはしゃいだ声を出す。
「エリザベス、占い小屋があるよ。入ってみようよ」
「うん、いいけどさ・・・」
私は占いってあんまり信じてない、でも・・・
「異世界の占らないって興味あるけれど、まさか、壺買わされたり、印鑑買わされたり、ブレスレット買わされたりしないよね?」
「買わされるって・・・なんの話?何にも買わされないよ、占ってくれるだけだから」
「そうなの?」
「それに、安心していいよ。お金かからないから、一回占ってもらったことがあるけど当たるよ」
「そうなの?でも、タダより高い物はないっていうし・・・」
「エリザベスって時々面白いことを言うよね、まあ、騙されたと思って、やってみようよと言っても私は前にもやってもらったけどね」
まあ、確かに気になるから占ってもらおうかな・・・
確かに見た目はお寿司だったんだけど、例によってなんちゃってお寿司だった。
まあ、残念なことに、お寿司じゃない。
お寿司の形を忠実に再現した食べ物だった、けれど、味は決して悪くなかった。
むしろ、おいしい部類だ。
米だと思ってた部分が、マッシュポテトみたいな味で、その上にネタ代わりに肉っぽいものや、お魚っぽいのが刺身のように乗っけられている。
創作寿司って言われれば、そうなんだよなぁと思ってしまう。
ただ見た目が、意外にも、ちゃんとしてたので期待しちゃった。
アリスとリンは、お互いに、
「あーん」
と、べたな、イチャイチャを私たちの前で繰り広げてくれた。
ご飯も食べ終わって一息ついたころ、とりあえずは、男女に別れて行動することになった。
後ほど、カフェで合流することにしたのだ。
「どうしても、女の子と買い物に行きたかったの」
どうやら、アリスの所属している第一騎士団には、女の子がいないらしい。
「そういえば、第一騎士団と言えば、エリート集団って聞いたよ」
普通クラスで授業を受けてた時、結婚相手なら、エリート集団の第一騎士団の人って豪語しているご令嬢がいたなあ。
「そうね、でも、ちょっと…いや、なかなかハードな集団だよ。だからか、女の子は志望してくれなくって・・・」
アリスはため息ついた。
「だってさ、今は、記憶が失って、丸くなり過ぎた騎士団長だけど、記憶のある時の団長は、何事にも容赦ない、ただの鬼だったしね」
そうなんだ・・・本物の騎士団長は鬼だったんだ。
「でも、鬼っていうけれど、レオンの父親だよね?」
「それが、とても家庭があるような働き方じゃなかったし、女っけ一切なくて、堅物で通ってたから、まさか結婚してて、レオンみたいに大きい子供がいるなんて思わなかったよ」
「そうなんだ・・・」
「今の騎士団長には、本人だけれど、似ても似つかないけれどさ、本音を言えば、私は今の方がいいと思うよ、よく笑うしさ、ただレオンには悪いけれどね」
うーん、何と答えたらいいか・・・と悩んでいると、
アリスがはしゃいだ声を出す。
「エリザベス、占い小屋があるよ。入ってみようよ」
「うん、いいけどさ・・・」
私は占いってあんまり信じてない、でも・・・
「異世界の占らないって興味あるけれど、まさか、壺買わされたり、印鑑買わされたり、ブレスレット買わされたりしないよね?」
「買わされるって・・・なんの話?何にも買わされないよ、占ってくれるだけだから」
「そうなの?」
「それに、安心していいよ。お金かからないから、一回占ってもらったことがあるけど当たるよ」
「そうなの?でも、タダより高い物はないっていうし・・・」
「エリザベスって時々面白いことを言うよね、まあ、騙されたと思って、やってみようよと言っても私は前にもやってもらったけどね」
まあ、確かに気になるから占ってもらおうかな・・・
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