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サファイア王国 3
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とりあえず、豚汁の件は、解決したが、俺は、いろいろヤバイことに巻き込まれているのに気づいた。
「どうして、こうなるんだろう?]
おおっと、つい独り言を言ってしまった。
いかん、冷静になろう。
何から解決していけばいいか、わからないが、ちょっと整理してみようと思う。
まずは、極楽鳥の件だ。
最近は、こっちが忙しすぎて、ほったらかしているが、亮と一緒に、また何か企んでいるような動きをしているので油断できない。
亮は、極楽鳥を全面的に信頼しているようだが、俺は違う。
次は、例の迎えに来るって暗号の件だな。
迎えに来ると言っている人物は、おそらく、漆黒の王子だと思う。
多分、幼い時にイザベラと、約束したのだろう。
実は、俺の中に、ものすごく小さい本物のイザベラがいる。
心の中では、ちゃんと会話ができるし、はじめのうちは、人格も交代できた。
このイザベラがいたおかげで、苦手なマナーや、運動音痴な俺が、ダンスができたので、とっても助かっていた。
はじめ、心の中にいるイザベラは、俺がここに来た時と、同じ年齢の子供の姿で、ここぞというときに、主張してきた。
でも、迎えに来る件については、約束した覚えもないし、全く記憶がないらしい。
漆黒の王子のことも、知らないという。
それに、子供のイザベラは、レオンに対して、不信感がものすごく強くて、レオンの間に何かがあったようなんだけど、それについては、全く教えてくれない。
俺が、レオンに時々冷たい態度をしてしまうのも、この子供のイザベラの感情のせいだ。
だが、最近、心の中のイザベラは、ずいぶんと小さくなってしまい、今では、小人サイズになってしまった。
それに、小さくなっただけではなく、薄くもなってきている。
最近は、主張が少なくなってきたが、小さなイザベラは、ぶれずに、あくまでも、王子推しなのだ。
王子が大好きらしい。
俺には、王子がポンコツにしか見えないのだが・・・
あと、サファイア王国の留学の件だ。
表向きは、留学と言っているけれど、たぶん、留学したら、俺はトルマリン王国には帰ってこられないだろう。
勿論、悪い意味ではない。
サファイヤ王国の秘密には触れることになるが、これはどうやら、俺にサファイヤ王国に永住してもらいたいという挨拶代わりみたいなものらしい。
秘密の見返りには、サファイヤ王国に新たに建設するという、図書館の管理をお願いしたいのだと打診されている。
その際には、俺の好きな蔵書を集めていいことになっていて、おまけに、王立学園並みの規模にしてくれるそうだ。
はっきり言って、魅力的である。
むしろ、本当にサファイヤ王国に永住しちゃおうかなって思うぐらいだ。
「どうして、こうなるんだろう?]
おおっと、つい独り言を言ってしまった。
いかん、冷静になろう。
何から解決していけばいいか、わからないが、ちょっと整理してみようと思う。
まずは、極楽鳥の件だ。
最近は、こっちが忙しすぎて、ほったらかしているが、亮と一緒に、また何か企んでいるような動きをしているので油断できない。
亮は、極楽鳥を全面的に信頼しているようだが、俺は違う。
次は、例の迎えに来るって暗号の件だな。
迎えに来ると言っている人物は、おそらく、漆黒の王子だと思う。
多分、幼い時にイザベラと、約束したのだろう。
実は、俺の中に、ものすごく小さい本物のイザベラがいる。
心の中では、ちゃんと会話ができるし、はじめのうちは、人格も交代できた。
このイザベラがいたおかげで、苦手なマナーや、運動音痴な俺が、ダンスができたので、とっても助かっていた。
はじめ、心の中にいるイザベラは、俺がここに来た時と、同じ年齢の子供の姿で、ここぞというときに、主張してきた。
でも、迎えに来る件については、約束した覚えもないし、全く記憶がないらしい。
漆黒の王子のことも、知らないという。
それに、子供のイザベラは、レオンに対して、不信感がものすごく強くて、レオンの間に何かがあったようなんだけど、それについては、全く教えてくれない。
俺が、レオンに時々冷たい態度をしてしまうのも、この子供のイザベラの感情のせいだ。
だが、最近、心の中のイザベラは、ずいぶんと小さくなってしまい、今では、小人サイズになってしまった。
それに、小さくなっただけではなく、薄くもなってきている。
最近は、主張が少なくなってきたが、小さなイザベラは、ぶれずに、あくまでも、王子推しなのだ。
王子が大好きらしい。
俺には、王子がポンコツにしか見えないのだが・・・
あと、サファイア王国の留学の件だ。
表向きは、留学と言っているけれど、たぶん、留学したら、俺はトルマリン王国には帰ってこられないだろう。
勿論、悪い意味ではない。
サファイヤ王国の秘密には触れることになるが、これはどうやら、俺にサファイヤ王国に永住してもらいたいという挨拶代わりみたいなものらしい。
秘密の見返りには、サファイヤ王国に新たに建設するという、図書館の管理をお願いしたいのだと打診されている。
その際には、俺の好きな蔵書を集めていいことになっていて、おまけに、王立学園並みの規模にしてくれるそうだ。
はっきり言って、魅力的である。
むしろ、本当にサファイヤ王国に永住しちゃおうかなって思うぐらいだ。
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