幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
文字の大きさ
大中小
535 / 574
ドラゴンの薬草煮込み肉
しおりを挟む
俺は木で作った皿にドラゴンの肉を置いていく。
薬草は一種の野菜代わりにもなるので非常に相性が良いと言えるだろう。
特筆すべきはやはり香りだろう。
今までこの領域で食べたどの料理よりも香りが良い。
皆んにナイフとフォークを渡すと早速食べてみることにした。
カチャカチャと言う食器を動かす音が聞こえてくるなか、誰かが最初に肉を切り裂いた時だった。
ふわっとした程よい薬草の匂いが肉の中からじんわりと広がって周囲を掌握したのである。
「うわっ、いい匂い」
優樹の驚く声に俺も賛同した。
「確かにな。でも問題は...」
そう、味である。
結局料理は見た目がアレでも最終的に美味しければ良いのだ。
どんなに見た目が良くても美味しくない料理の方が無価値なのである。
早速一口めを口に入れてみると...。
クチュ...じゅわぁぁ♡
ドラゴンの臭みは全くなく、香辛料と薬草の香りが口に広がって行く。
これは...当たりだな。
「美味い!」
この領域に来てから初めて美味いと言ったかもしれない。
それほどまでに酷い食事ばかりだったので、これからは薬草と香辛料の煮込み系の料理が増えるかもしれないな。
久しぶりに美味しそうに食事を行う皆の姿を見れて俺は満足だ...。
「んっ?」
その時になって気がついた事がある。
(なんか料理の上手いやつがいたような気がするんだが...。気のせいか?)
少しモヤモヤ感が残りながらも、俺は食事を続けるのだった。
薬草は一種の野菜代わりにもなるので非常に相性が良いと言えるだろう。
特筆すべきはやはり香りだろう。
今までこの領域で食べたどの料理よりも香りが良い。
皆んにナイフとフォークを渡すと早速食べてみることにした。
カチャカチャと言う食器を動かす音が聞こえてくるなか、誰かが最初に肉を切り裂いた時だった。
ふわっとした程よい薬草の匂いが肉の中からじんわりと広がって周囲を掌握したのである。
「うわっ、いい匂い」
優樹の驚く声に俺も賛同した。
「確かにな。でも問題は...」
そう、味である。
結局料理は見た目がアレでも最終的に美味しければ良いのだ。
どんなに見た目が良くても美味しくない料理の方が無価値なのである。
早速一口めを口に入れてみると...。
クチュ...じゅわぁぁ♡
ドラゴンの臭みは全くなく、香辛料と薬草の香りが口に広がって行く。
これは...当たりだな。
「美味い!」
この領域に来てから初めて美味いと言ったかもしれない。
それほどまでに酷い食事ばかりだったので、これからは薬草と香辛料の煮込み系の料理が増えるかもしれないな。
久しぶりに美味しそうに食事を行う皆の姿を見れて俺は満足だ...。
「んっ?」
その時になって気がついた事がある。
(なんか料理の上手いやつがいたような気がするんだが...。気のせいか?)
少しモヤモヤ感が残りながらも、俺は食事を続けるのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
515
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる